565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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シスター フリーデル
――レジーナの宿/庭 ―――
［ 厨房の手伝いに向かうつもりだったけれど、
ゲルトから聞いた話や、
自分の気持ちを整理する時間がほしくて。
なんとなく、２階にあがってバルコニーから
宿の外へ出れば。
酒場で出すお酒の飾り（飲んだくれ予防）や
酔っ払いの二日酔い用、食堂での風味付けに、
良い薬草や香草がないかねえ、と。
レジーナに頼まれて、
教会の庭から株分けして宿の庭に植えた、
ペパーミントその他料理やお酒に使えそうな
香草たちが見える>>453 ］
シスター フリーデル
［ レジーナの宿を訪れるたびに、
女も手入れをしているので。
教会の庭の草たちほど
もっさもっさのわっさわっさではないが>>580
ふっさふっさのふわんふわん？
くらいには、育っている。
だけど安心して。
葉っぱをちぎったり、根っこを引き抜いても、
伝説の人面草めいた悲鳴をあげたりはしないから。
……た、たぶんね？ ］
シスター フリーデル
あら、摘まれているわね。
呑兵衛ディーターさんあたりの
二日酔い醒ましに使ったのかしら？
［ 摘んだのはレジーナか誰かかもしれないが、
ペパーミントをディーターに用意したのが、
オットーであることまでは知りずに>>452
そう呟く。 ］
シスター フリーデル
そういえば、ディーターさん。
また温泉でのぼせて倒れたりしていないと
良いけれど……
［ 一応、入浴前にはお酒を抜いているらしいが。
それでも何度か、
のぼせて温泉で倒れた男を思い出す。
その度に、気つけだの酒精抜きだので、
村の治療師のようになっている女が
呼ばれることもあったり、なかったりだったろう。
二日酔いには迎え酒が一番、等と宣う赤毛の男に
ペパーミントの方が効きますから！と>>496
いつぞや、対抗したこともあったかしらね？ ］
シスター フリーデル
『 ディーターさんったら、
温泉で倒れるの、何度目ですか？
お酒と煙草は、ほどほどにって、
いつも申し上げているでしょう。
もっと、ご自分のお体を
大事になさってください！ 』
［ それでも、彼のことは、
どこか憎めないというか。
放っておけない気がしてしてしまって。
いつも、そんな小言めいたことを口にしつつも、
つい、手当や世話を焼こうとしてしまったっけ。
彼からしたら、有難迷惑かもしれないけれど。］
シスター フリーデル
［ 水に濡らした布をのぼせた顔に
当ててあげたりした際に、もしも
目の辺りの傷痕が見えるようなことがあったなら。
狼月の村で生まれ育ち>>853
セイラ様のお伽話に憧れたりしたとは知らず。>>855
適当さや、時折嘘っぽかったりする発言と併せて、
この人は、どんな人生を送ってきたのかしらね？
と、どこか興味を覚えて。
彼がのぼせているのを良いことに、
頬をつんつんしてみたくなったりするのは。
おそらく、図書館での彼の様子を
見たからかもしれない。 ］
シスター フリーデル
［ 女は、この村の歴史や文献を調べることに熱心で、
よく休日には図書館に通っていた。
ある時、図書館で見かけたディーターは
珍しく、完全に素面のようで。、
しかも、保管庫の本を探していた女が尋ねれば、
本の位置を覚えているようだった気がするから。］
ねえ、クララ。
ディーターさんったら、
意外と本好きなのかしらね？
［ ゲルトのための医学書の取り寄せ等を、
時おり頼んだりしていたような、クララに>>662。
読書のお供にぴったりの、指先で摘まめる
ローズマリー・クッキーを差し入れつつ、
尋ねてみたことも、あったかしらね。
村の人には慣れていることでも、>>853
村に来たばかりの頃の女には。
ちょっとばかり（ごめんなさいね）
意外な一面であったから。 ］
シスター フリーデル
［ それに多分……煙には噎せてしまうとしても。
葉っぱ由来の、そして”誰か”を思い出す、
彼の煙草の―――…残り香は。
嫌いじゃないからかも、しれない。 ］*
シスター フリーデル
―― レジーナの宿屋/庭 ―――
［ ペパーミントを見ていると>>1018
思い出されることがある。
あれは、自分の怪我が回復して、
教会の庭に薬草や香草たちが、
ちょろちょろのぴょんぴょん！ くらいには、
育った頃だったか。
薬草クッキーを焼いてみたいということで
訪ねて来てくれたオットーに>>922
薬草や香草をたっぷり提供して。
その代わりといっては何だが、
此方も、セイラ様と金狼様のクッキー用の抜型や、
粉を少しだけ分けて貰えないかなど、
相談したような気もする。 ］
シスター フリーデル
［ お店の仕事もあるだろうから、
さすがに、オットーに
クッキーの制作の手伝い>>649までは、
頼むのは申し訳なく、遠慮していたけれど。
”セイラ様と金狼様のいちゃらぶクッキー（一部略）が
毎年、大人気なので。
一人では生産が追い付かなくなった年には、
いつかお願いすることもあるかもしれない。 ］
シスター フリーデル
［そういえば、あのクッキーのネーミングは、
イチャイチャラブラブクッキー!
と呼んだリーザと>>689と。
セイラ様と金狼様を結び付けた
ニコラスさんの>>807>>808
合作の傑作だったわね! とも思い出せば。
ゲルトの話で、気持ちが沈んでいたこんな時でも、
ふと、微笑んでしまいそうになる。
あのネーミングのおかげで、
クッキーは毎年大人気で、教会の収益になっている。
ネーミング料というわけでもないが、
二人ともあのクッキーの味も
気に入ってくれているようだったから。
今日みたいな祭りの時や、
ニコラスさんが村を訪れて再び旅立つ時など、
焼いて渡せる時には、お礼代わりに
差し入れたりもしていたっけ。 ］
シスター フリーデル
［ そんなこんなで、クッキー繋がりから始まった
オットーとのご縁も。
お店『ハティ』の美味しいパンに感動し、
今やすっかり、常連化しているような。
だって。
一緒に教会で暮らす、お世話になったジムゾンや、
育ちざかりのペーターには>>651
毎日、美味しい食事を
モリモリ食べてほしいものね。］*
シスター フリーデル
［ ジムゾンが、こちらを
庭の草をもっさもっささせる
変な魔法的な何か持ちの女なのか、とか>>621
何かの内側に触れるような感覚を
覚えていたとは知り得ぬものの>>620
傷を負った自分に、その経緯すら尋ねずに>>867
居場所をくれたことには、
なんだかんだ、感謝はしているから。 ］
シスター フリーデル
［ それに、
女よりも先に教会で暮らしていたペーターは
ご両親が亡くなられていて。
別れ際に涙ぐまれていたお母様も、もういないと
ジムゾンか誰かに聞いたのだったか>>837
ペーターの母が昔教会で働いていた、
いわば、自分の先輩のような
女性だったらしいことと。
それから……この教会に助けられて、
ボロボロだった時期の自分を介抱してくれた
”はんこーき”でも優しい少年だったから。>>651 ］
シスター フリーデル
［ 怪我が治り元気になってからは、
ペーターにも、お礼をしたくて。
お母様の得意だった料理などを、
聞いてみたりしたかしら。
懐かしい母親の味には及ばないだろうけれど、
少しでも”おふくろの味”に近づけたらと。 ］
シスター フリーデル
［ この教会も、私達も。
ペーターにとって、
”自分の家”と”家族”なのだと。
少しでも、そう感じてくれたらいいなと
こっそり、願いながら。
おせっかいな、おさんどんオバサンよろしく、
せっせと、毎日のご飯を作っているのだった。 ］
シスター フリーデル
［ え、なんですって？
清貧はどうした？
……あーあー、聴こえませんわ。
信仰的に尊ばれる、慎ましさとやらは。
この女が教会の厨房の扉から中に入った途端に、
木っ端微塵に窓から吹っ飛ばされる。 ］
シスター フリーデル
「『食費は、私が自分で薬草や香草やクッキーや
治療師としての労働で、
がっつり稼いでいますから、ご心配なく！
美味しそうに、
モリモリ食べる人を眺めるのが、私の趣味なので。
頑張って、死ぬ気で食べてくださいね？ 』
自分でも、理由は定かではないが。
目の前でたくさん食べてくれる人を見ると、
どこか懐かしいような……不思議と、
ちょっぴり幸せな気持ちになるのだ。 ］
シスター フリーデル
［ そんなわけで。
この村の教会の食卓は、
共に暮らすジムゾンやペーターにとっては、
毎食が、試練の場でもある……かもしれない。
とはいえ、料理のお水には健康に良い
この村名物の温泉水を使用し、
食欲増進や消化促進に良い、
美味しい香草や薬草を
ふんだんに使ってあるので、きっと大丈夫ですわ!
これもまた、
神が与え給うた、尊い胃腸的な修練と思えば。
まだまだ、食べられますわよね？ ］
シスター フリーデル
［ などと、普段から、
村人にも教会の食事を振る舞ったり。
ご高齢の方や病人の家に、
治療や食事を作りに行ったりも、
よくしていて。
だから、忙しい祭りの時には、
リーザやラートリーに混じって、
レジーナの宿の厨房の手伝いを、
頼まれたりもするのだった。
……主に、大量のお祭りごはんを、
嬉しそうに笑いながら、
超絶スピードで量産する腕と。
祭りの後に、累々と宿に転がっていることもある
消化不良や二日酔い者への薬係として。 ］
シスター フリーデル
［ そんなこんなで。
人が自分の作ったご飯を
いっぱい食べてくれるのが、趣味の女にとっては。
オットーの素敵なパンと、
秋以降に食卓にあがる>>541
カタリナが育てた羊肉やチーズは。
感謝してやまない、大切な日々のご馳走だった。 ］*
シスター フリーデル
―― 儀式の後/祭壇→宿 ―――
［ ゲルトから”人狼”にまつわる
神からの預言の話を聞かせて貰っていたので>>637
儀式の間も、ゲルトから目を離さないように
していたつもりだったのに。
いつの間にか、意識がぼうっとしてしまっていた。
ゲルトの予言めいた言葉も
それを終えた彼が倒れる様も。
どこか別世界のように、現実感を伴わず。］
シスター フリーデル
―――……ゲルトさん！
［ジムゾンが、
ゲルトの名を呼び駆け寄る姿に>>1233.
やっと、はっとして我に返る。］
待って。
倒れた時に頭を打ったかもしれないわ。
動かしていいか、診させて。
［ ゲルトを運ぶ提案をするジムゾンに>>1234、
そう伝えてから。
ゲルトの首筋で脈拍を測り、
頭部の損傷がないか手早く調べる。］
シスター フリーデル
軽い打撲はありそうだけど
この程度なら動かして問題ないと思います。
ただ……脈が、とても弱いわ。
運ぶ時には、体を冷やさないようにしてあげて。
ええ、私も先に宿に戻って、
受け入れ態勢を作っておきます。
リーザ、私がついていくわ。
［ オットーの言葉>>1249に頷いて。
頼もしく準備組の先導をしてくれる
リーザ>>1261について行くことにした。］
シスター フリーデル
── レジーナの宿、①の部屋 ──
……え、丸薬？
ちょっと、見せてもらえるかしら。
［ リーザについて宿に戻り。
①号室の部屋を暖めたり、
寝かせられる準備を手伝っていると。
一度談話室へ行っていたようだったリーザが、
丸薬のことを聞きにきた>>1262
彼女から見せてもらえるようなら、
丸薬を手に取って観察し、
匂いを嗅いでみてから。 ］
シスター フリーデル
……羊の血の匂いがするような？
たぶん、羊の血の丸薬じゃないかしら。
［ 羊の血で作った丸薬>>632>>786なら、
羊飼いのカタリナあたりが、くれたのかもしれない。
ただ―――……
いつも診させてもらっている、ゲルトの容体は。
医学書にあった、膵臓機能の低下と、さらに
甘いものや栄養が不足した場合などにも起こる症状に
近いもののように思われたから>>662 ］
シスター フリーデル
これは……たしかに、長期間服用すれば
ゲルトさんの体質の改善に
なったかもしれないけれど。
即効性がある類の薬ではないの。
飲んだらすぐ治るとか、意識が戻るとかは、
難しいと思うわ……
［ 残念そうに、首を横に振って。］
シスター フリーデル
それに今のゲルトさんに
丸薬を飲ませようとしても、
意識のない状態で、安全に嚥下できるか……
だけど、栄養になると思うし、
体を温める効果もあるはずよね……
［ せっかく、ゲルトの体を思って、
差し入れてくれたのだろう丸薬なのだ。
何か、今のゲルトに役立てられないかと
数瞬、考えて。 ］
シスター フリーデル
そうだ。
リーザ、この丸薬をお湯に溶かして、
スープみたいに、飲みやすく
してあげてもらえる？
それから、すぐ口に含ませられる
凄く甘いもの……
例えば、蜂蜜とかがあると助かるわ。
［ そんな風に、リーザに頼んでみて。
リーザや、いれば他の人とも手分けしながら
ゲルトの受け入れ準備を、整えておこうとする。］**
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