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10人目、星震の騎竜師 クリフ が参加しました。
星震の騎竜師 クリフは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[ 呟く青年が居るのは、運動場を見下ろす建物の屋根の上だ。屋根の尖塔に巻き付くようにとぐろを巻いている騎竜の上に座っているので安定感は抜群だし、眺めもいい。
ここでのんびり昼寝も悪くはないのだが。 ]
いい匂いもしてるし、ノア、降りて何か食べるか?
[ 問いかければ、騎竜の砂色の中に混じった銀の鱗が波打つように揺れた。 ]
はは、じゃあ、行こう。
[ 青年が、騎竜の頭のすぐ後ろに跨り、ほんの微かに空気を震わせるだけの小さな口笛を鳴らすと、するりと身を解いた砂色の龍が翡翠色のヒレを広げて空へと泳ぎ出す。
ゆっくりと下降していく騎竜が、風に流れる細長い凧のように身をくねらせれば、陽光を弾く銀の砂紋がちらちらときらめいた。** ]
[ 飛ぶと言うよりは滑り降りるように砂色の騎竜が降り立ったのは運動場の片隅。ある程度の大きさがある騎竜は、大体、来場者や生徒の通行を妨げないように、この辺りに固まりがちだ。 ]
やあ、カルモ、子守のバイト?それともオヤツ待ちかな?
[ 若竜にじゃれつかれている見知った教官の騎竜に、軽く声をかけながら、青年は地上へと足を降ろした。
相棒はその場にとぐろを巻いて、もうじゃれるほど幼くないのだと主張するかのように頭をぴんともたげているが、その割にざわざわと落ち着かぬ様子で砂紋が揺れている。 ]
ノアも、子守を手伝いなよ。
[ くすくすと笑いながら、相棒の鱗を撫で、青年はカルモの方へ、遊び相手をお願いするね、という視線を投げた。 ]
さて、食べ物屋台は...
[ やがて、賑やかな方へと歩き出すと、同時、ちらりと視界の端に、虹色の光が過った気がして、振り向いた。 ]
んん?気のせいかな?
[ きょろきょろした視界に、盛り上がるステージ前でなんだかきらきら振り回される光の棒が目に入る。 ]
あの光、とも、違ったような?
ていうか、妙に迫力あるな。
あ、バルタザールが混ざってるのか。
[ 不思議な精霊術を使う上に、なんだか面白い同好会を立ち上げた男は、学科違いでも名を知る、ある意味有名人だった。 ]
[ 熱気溢れるステージから、微妙に距離を取りながら、屋台の方へと歩いていけば、やがてローランドの姿を見つける。>>129 ]
ローランド教官!
[ ぱっと笑顔になって駆け寄りながら、その手にある包みへと視線を向ける。 ]
それ、カルモのおやつですか?どこで買ったんです?
[ 恩師と慕う相手に対して、礼は崩していないながら、あまり遠慮した様子もないのはいつもの事だ。* ]
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