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[二十年前、逗留先で貴族の妻が吸血鬼に襲われた。
召使達に発見された時、彼女の着衣は血と泥に汚れ、ろくに言葉も話せない状態だったという。
彼の夫は彼女を溺愛するが故に離縁する事はなかったが、その後に身籠った子を産む事を拒んだ。
何が遭ったのかは彼女も覚えていないが、怖れたのだろう。
腹の子が不義の証なのではないのか、と。
青年が無事に生を享ける事が出来たのは、神より授かった命を安易に捨ててはいけないと教会の人々に説得されたからだった。
その後も彼女は息子に幾度も尋ねた。
お前は本当に人間か、と。
教会で正式に洗礼も受けた。
銀や日光で肌が焼かれる事もない。
その事実があっても尚。]
……えぇ、母上。
貴女の息子は人間ですとも。
決してダンピールなどではありません。
私の存在が貴女の潔白を証明しましょう。
[青年はその度に応えた。
母親は息子に求める。
吸血鬼の苦手とする銀の装飾品を身に付けるよう。
首筋を見せぬよう。]
…吸血鬼どもの好きにさせるものか。
[黒で覆われた空を見上げ、青年は歯噛みする。
城内は制圧されたらしい。
仲間達がどうなっているかは分からないが、>>7姫君には優秀な近衛騎士隊長が付いている筈だ。
青年の主は吸血鬼の狩りに関して寛容であった。
それについては不満だったが、騎士が物申したところでその方針が変わる筈もない。
故に、魔物狩人を雇い、若い吸血鬼を捕縛したと聞いた時には喜びを隠せなかった。
彼等がいる所為で、母親は病んでしまったのだ。
当然、処刑すべきだと思ったし、それを一目見てやろうと広場の警備をしていた。
──結局、処刑は叶わず。
その身柄も吸血鬼公に奪い返されてしまったわけだが。]
民が集まっている大聖堂の方は大丈夫なのか?
城が落とされていなければ…。
おい、そこの商人。
血の臭いをさせたまま動くのは危険だ。
こちらへ。
[怪我をした民を見咎めると、人が右往左往する大通りを避けて脇道に連れていき、部下に持たせていた布で覆った。
血止めも兼ねてきつく結ばせると大聖堂まで誘導させる。*]
/*
文官とかか弱い方が良かったかな?
あわよくばバトル、とは思ってるけど吸血鬼さん次第だなぁ。ちゅーちゅーしていいのよ。
他の方が動きにくくならない程度に頑張ろう。
(教会を守ったら、聖女様動きにくくなるだろうなぁとは思ってる)
教会だけじゃ足りないですよねぇ。
城はもう駄目として、公共施設みたいなのってどれくらいのものならあるんだろう。
/*
メルヒオルの変顔まじまじと見たの初めてだ。かわいい。
おうちで扉を固く閉ざさせたら入って来られない?
惑わせて開けさせる、とかもいけると思う。
/*
シェットさんが攫われるー。
私以外、皆2IDだったりします?
CO欄が埋まってないのかなぁ。
(正直、タイミング的に自分=メルなのばればれだったので後からキャラ欄記入が増えてほっとしたなど)
/*
現在、こんな感じ?
アレクシス 血 宴の主催者。吸血鬼公
ウェルシュ 血 捕まった若い吸血鬼
ギィ 血 吸血鬼(ペア)
シェットラント 人 騎士(ペア)
アデル 血 双子の吸血鬼
エディ 血 双子の吸血鬼
シルキー 人? 人間側。ダンピールか人間で迷い中。
ナネッテ 人 教会の聖女
メルヒオル 人 騎士
レト 人 吸血鬼狩人
ミリアム 血 ご近所の吸血鬼
ダルメシアン 人 市民
フリー枠で考えると吸血鬼さんの方がやっぱり足りない感じかな。これから吸血鬼化するとか考えるとそうでもないか。
──朝まで。
朝まで持たせる事が出来れば、奴らは去るだろう。
吸血鬼は陽の光に弱いそうだからな。
[かつて、母親が見つかったのも陽の光の下だった。
とまでは言わないが。*]
……ならば良かった。
[>>104応じるダルメシアンはまだ余裕はありそうだが、若者の表情は強張っているように見えた。
夜の街──それも魔物が来襲している最中なのだからそれも仕方のない事か。]
そうして欲しい
……遅れを取った分、務めは果たす心算だ。
[いとし子を奪い返すどころか、他の吸血鬼らまで招待するとは青年も予想もしていなかった。
尋常ならざる力を持つ吸血鬼達を相手に、聖騎士でもない己達が何処まで出来るかは分からないが
朝まで少しでも多くの民を護ってみせようと。
また無意識に左手の拳に力を入れていたが、ダルメシアンに頭を撫でられて青年は薄花色の目を瞬いた。
──そのように触れられた記憶は滅多になかった故に。]
……長いが、終わりは来る。
[>>105希望、というのには頷きを返し。
まだ陽が昇っている空を眷属によって闇に染め上げられた。
まるで空が侵されていくかのような光景を思い出す。
あの闇は明けて朝が来る。そうすれば──
それは因縁はあるものの、本職程の知識を持っているわけではない男の願望でもあった。]
それも聞く話だな。
愛しい者に化けて扉を開けるように唆すかもしれないが。
それに家では火球は避けられまい。
[閂では侵入は阻めても、火球は拒めない。
頑丈な地下施設でもあればよいのだが、本来、一番頑丈である筈の城が敵の手に落ちてしまった。]
分かった。
[>>109彼の申し出に頷くと、つつかれた若者に視線を向ける。
ぎりぎりで精神が持っているように見える彼を一人で教会には行かせられない。
もう一人の仕立て屋の主人にも、無理はしないように、と告げて。]
……楽しみにしている。
とっておきの葡萄酒を土産に持って行こう。
[夜が明けた後の約束には口の端を上げてみせ、言葉を重ねる。
騎士達の住居も何処まで無事かは分からないが、彼等に明日に希望を持たさなければと思った。
ワインの瓶が割れてしまっていたとしても、朝が来れば次の約束も出来ると信じて。
その後はパン屋の跡取り息子を連れて、教会の方角へと足を進めようか。*]
/*
と、フラグを立てつつ。
おじさま、強く生きて。
教会は辿り着くタイミングを計ってしまう。
ので、足を向けた描写に。
だって、今、いいところになってるから…。
え、突入?聖女様の尊いムーブを見たところに割り込むの??
教会:ミリアム、ナネッテ、シルキー
図書館:ゾフィヤ
ウェルシュ→レト探し?
双子→城?
ペアはこれから何処かに行く感じだよね。
/*
んんん…。
私が代わりになろうパターン。
不意打ちを狙い、切りつけて怒りを誘うパターン。
間に合わなくて聖者様は感謝されるけどメルヒオルは辿り着けなかった事を後悔するパターン。
(ミリアムさんは誓ったけど他の吸血鬼はそんなの知らないっていう事も考えられる?多分、ミリアムさんは誓いを破るタイプじゃない。)
真ん中だときっと、教会が血の海になってしまう地獄。
/*
条件が、命を捧げる、だからなぁ。
邪魔はありなのだろうか。
それとも加減して適度なところでやめるのか。(PCさんだし)
……おい、
[>>161窘めるような響きを伴った短い言葉を紡ぎ。
そういえば、彼の家族を見た事がない事を思い出す。
亡くしてしまったのか、或いは遠い地で暮らしているのかは分からないが、逢いたがっている事は感じられて。]
そうだな。石造りの建物ならば。
図書館、は思い浮かばなかったが、多少の人数なら避難できるだろうか。
[倉庫も住むには厳しいが、一夜を明かすくらいならば問題ないだろうと。]
たまには朝から飲んでも許されるだろう。
[>>162葡萄酒は士気を上げる事が出来たようだ。
念押しには頷いてみせ、明日への約束を胸にダルメシアンと別れる。*]
失礼、レディ。
素敵なドレスが血で汚れては大変です。
そこからは離れた方が良いのでは?
……それとも、それは貴女が?
[淑女への礼節を最低限守りながら、声をかける。
青年に人間と吸血鬼とを見分ける術などない。
間違いであってくれ、と願いつつも、鎧の下の銀のペンダントと腰の長剣に意識を向けた。*]
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