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6人目、司書 フェリクス が参加しました。
司書 フェリクスは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
ふっ…ふっ…っふーーーー、
に、ひゃ、く、っと!
ふう、今日はこんなところかしらね。
[ドゴン、っと重い音を立ててバーベルをおろす。
日課となっているトレーニングを切り上げるようだ。
自分のようなものが、果たして筋力トレーニングなどで
身体に影響が出るのかはわからない。
…いや、おそらく意味などないだろう。
それでも彼は、自身の身体を鍛える行為を続けていた。
出来る男として一度はじめたことは続けるのである。]
心地よい疲労…ああ、気持ちいいわー。
でも汗がべたつくのだけは、気になるわね。
少し水でも浴びてから仕事に戻ろうかしら、ネ。
[そうつぶやくと、湯気が立つ広背筋を見せびらかすかのように、
上半身裸のまま水浴びに向かった。
誰も見ていなくとも、視線を意識する男。さすがである。]
はー、さっぱりしたワー。
さて、バリバリ仕事するわよー!
[まるでバリバリのキャリアウーマンのように颯爽と廊下を歩く。
具体的にはお尻のあたりが歩きながらキュッキュとするのが、
キャリアウーマンっぽい所である。男だけど。]
さて、今日は確か二階だったかしら…。
[そういいながらなぜか階段を1階から下る。
方向音痴どころか上下すら音痴だが、出来る男なので
上に行くために下るくらいは朝飯前である。]
…あら?なんか騒がしいわね…。
ローレルちゃんと…あの男子たちは…まさか異邦人…?
[同僚と、それに相対する見慣れない男たち。
見定めるように、あるいは品定めするように、
男たちをじっくりと見比べている。
そして気づく、その腰にある剣呑な武器。
出来る男は、すぐに異常事態が起きていることを察した。]
ローレルちゃん、この人たちはもしかして…。
[そう、ローレルの横に並びながら続きは目で語りかけた]
あらあら、これはこれは…。
[目ざとく、男たちの立ち居振る舞いをじっとりとみる。
身構えている男たちが、警戒のためとはいえ力をふるうのに
躊躇しなさそうなことを見抜いていた。]
坊やたち、ここは図書館よ?
気持ちはわかるけど、とりあえず少しはそのギラギラした
気持ちを消しなさいな。
出来る男は、常に余裕を持たなければダメよ?
[そういいつつ、ローレルをそっと自身の身体の陰に隠した。
さすがの気遣いである。]
ローレルちゃん、大丈夫よ。
彼らだって少なくとも話は通じるんだから、まずはゆっくり
話を聞きましょう。とりあえず上に連れて行った方がいいかしらね。
よければローレルちゃん、みんなに知らせに行ってくれるかしら?
ワタシは彼らの話を聞いてから、ゆっくりカフェにでも連れて行くワ。
[そう言って、ローレルを先にこの場から離れられるよう誘導する。
出来る男のさりげなさであった]
さて、坊やたち、聞いた通りよ。
良ければ上にゆっくり話を聞ける場所があるワ。
そちらでじっくりねっとり、お話をしましょう?
[男たちにウィンクをしながら提案した]
―地下書庫―
[カフェに案内するため、振り向いたところで
地下に降りてきたシメオンに気付く。]
あら、シメオン、様子を見に来てくれたのネ。
ありがと。
…そう、彼らが「お客様」のようよ。
[道中に説明しようと思っていたことを、
先にシメオンが伝えてくれて少し気を抜く。
出来る男でも、頼れる仲間は頼るのだ。]
[その後歩み寄ってきたシメオンに答える。]
いえいえ、説明をしてくれて助かったワ。
さすがシメオンね、ワタシが話すより
彼らもわかりやすかったんじゃないかしら。
…武器を持っていても、話せばわかると思っていたから、かしらねー。
ラブ&ピース、よ!
[そうウィンクして、シメオンと一緒に異邦人をカフェに案内した。]
―カフェ―
[席に案内すると、異邦人たちは早速好き勝手なものを
頼み始めた。砂漠を歩いてきたと聞いているので、
それもしょうがないだろう。この後
彼らに告げなければいけない事実を考えると
せめて飲み食い位は好きにさせてやりたいと考えていた。]
ここはお代は必要ないわよ。好きなものを好きなだけ、
食べて飲んで頂戴。…お酒もあるわよ?
ワタシたちは仕事中だから、飲めないけどネ。
―回想、廊下―
[シメオンと先頭を歩きながら、異邦人たちを連れていると
前方からローレルが駆けてくる。]
あら、ローレル、ありがとう。
まだ新人なのに、いきなり大変なことになったわねえ。
でも、そんな時でも頑張っていて、偉いわ!
[そう言って、ガシガシと帽子の上から頭をなでる。
ローレルも道中に加えて、カフェへ向かうのであった。]
[入り口付近から、こちらをうかがう同僚達には気づいていた。
出来る男は、そういう視線には敏感だ。
しかし、さすがの出来る男も、その後のアナウンスは
少々予想外であった。]
…そう、バグが、ワタシたちの中に…。
[そう言って、名指しされた同僚たちの顔を順に眺める。
出来る男である彼でも、いや出来る男だからこそ、
仲間たちの中にバグがいることを疑わなければ
いけないのは苦痛であった。]
[アナウンスの後の緊張した空気の中、
近づいてくるマーティンとリュカに気付く。
テンション的には正反対だが、少なくとも
二人ともこの空気を柔らかくする、という意味では
共通していた。出来る男も、見習うべき点は見習うのだ]
マーティンちゃん、リュカちゃん!
ちょっと問題が起きてるけど…貴方たちを見ていると、
なんてことないように感じちゃうわねえ…。
ふふふ、ワタシもウジウジしてちゃダメね!
とりあえずワタシも、珈琲いただくわ!
コナはあるかしら?リュカちゃんは何にするの?
一緒にとってきてあげるわよ!
会議室ね…確かにその方がいいかしらネ…。
[周りからの無遠慮な視線にも、そろそろ飽きてきた。
シメオンの言葉に反応しながら、珈琲コーナーに向かう。]
でも、とりあえず一服はさせて頂戴ネ。
さて、今日のコーヒーは…キリマンねー。
[酸味を求めてコナにしようと思っていたが、
お勧めと聞かれたら出来る男が選ぶのは一つだけだ。]
じゃあ、やっぱりブルマンNo1よネ!
[そう言って注文しようとしたところに、キラリと光る
何かが視線を遮った。光るものがあると評判の出来る男でも、
頭の輝きではさすがに勝てないのだ。]
あら、マーティンちゃんに先を越されちゃったわ。
…重いものが好きなわけじゃないんだけど、
でも少しでも重いものを持てるようになろうとしているんだから
好きだと言っても間違いじゃないかもしれないわネ。
[答えながら、ブルマンNo1を二杯受けとり、
リュカの元に戻るのであった。]
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ちなみにブルマンはほとんど日本人ばかり飲んでいるそうです。
高級コーヒー=ブルマン、というのも昔のオジサンたちの図式で、
そんなわかりづらいネタです。
ついでに表情テスト。
[コーヒーを飲み干し、飲み口を指で拭う。
別に口紅がついているわけでもないが、その仕草が
気に入っているのか、出来る男の癖なのか。]
さて、と。じゃあ会議室に行こうかしらネ。
[努めて明るく、筋トレに行くかのように軽い感じで立ち上がる。
その先に何が待っていようと、出来る男は飄々としているべきなのだ。少しの動揺も、気が抜けた同僚たちのおかげでなくなっていた]
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