
407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦
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[一方、武の技はマーティンから習った──というより、挑んで食らいつき、体で技を盗んで、体格の違いは工夫で埋めようと努めた。
手当たり次第にあるものを使い、小石だろうが木の枝だろうが武器にする。
おかげで我流もいいところだが、相手を倒すよりも上手く逃げられれば上等と割り切っているゆえに我執はない。]
へいへい、
親父と張り合うのは10年早いってわかってるよー
[軽口をたたきつつも向上心は止まず、ディークやエディ、果てはディークの守役たる老将チャールズ・フォスターにも一手ご教授を願うのだった。*]
(79) 2016/02/11(Thu) 12:27:38
伝書屋 カークは、メモを貼った。
2016/02/11(Thu) 12:35:13
[伝書屋としてエディの決意をディーンに届けたカークは、そのまま北へ足を伸ばした。
この時点で、クリーク砦はまだ辺境伯のものだが、伝書屋として繁く行き来しているカークは別段の問題もなく通過できた。
実際、ウエストマールに届ける手紙もいくつかある。
クリーク砦の守備兵力や巡邏のルーチン、内部の動線や備蓄については、1年以上も前から少しずつ捜査したものを、父を通じてディークに奏上してあった。
独立解放軍が砦を占拠するのに、その情報は役立つだろう。>>84
カークは彼らの決起を見届けることはせず、ウエストマールの州都へ向かう。*]
(89) 2016/02/11(Thu) 16:05:35
/*
エディ、レシーブthx
嬉しいねえ。(お茶を戴く
(-17) 2016/02/11(Thu) 16:26:47
― 王都・回想 ―
[ウェストマール王都に到着したカークは、変装の上、絵具と共にテレピン油をたくさん買いつけて、ディークらに届くよう発送した。
自分で持って帰らなかったのは、まだ王都ですることがあったからである。
それは、この地に留学して──実質は人質として──来ている辺境伯の嗣子オクタヴィアス・ノイアーの動向偵察だ。]
次に会う時は戦場──な。
[州都を去る際、信を預けてくれた盟友の言葉をなぞって呟き、風に髪をなぶらせる。>>92]
(95) 2016/02/11(Thu) 16:37:41
[ラモーラルで何が起きようと大人しく勉学に励んでいてくれるなら儲け物だったが、オクタヴィアスは帰国を決めた。
それも、かなり早い段階でだ。
辺境伯が戦死したことをカークが知ったのは、オクタヴィアスより遅かったらしい。
彼には優秀な情報源があるらしい、と見て取る。]
例のアレかな──魂の双子とかいうヤツ。
(96) 2016/02/11(Thu) 16:40:02
[もっとも、心は郷里へと急いたところで、砦から逃げてきた兵を掌握し、傭兵と契約を結ぶなどの準備には相応の時間はかかる。
オクタヴィアスが手にした兵の内情予測がついたところで、カークはキュベルドンの森へ、情報を携えた伝書鳩を飛ばす。
カークがなおも王都に留まったのは、後方撹乱の可能性を摸索するためだけでなく、オクタヴィアスの統率能力を自分の目で確認したかったからであった。
いよいよ出発という日、オクタヴィアスに従って出征する知人を見送る態で、ウェストマール王都・郊外での演説を聞く。>>26]
坊ちゃんは確か、俺と同い年だったな。
[オクタヴィアスが父親の死に言及した時には、わずかに瞑目した。]
(97) 2016/02/11(Thu) 16:45:39
[オクタヴィアスとの出会いは、彼がまだラモーラルにいた頃に遡る。
おおよそ10年前、互いにまだ11歳になるやならずの子供の頃だ。
当時、カークは素早さの鍛錬と度胸試しと称して、疾駆する馬車の前を横断するのを日課としていた。
その日、たまたま挑んだのがオクタヴィアスを乗せた馬車だったというわけだ。
飛び込んだ往来の真ん中で靴ひもが切れてカークは転倒した。
とっさに身を竦めたせいもあって、幸いにも馬車は子供の上を素通りし、御者の罵声を残して去るかに思われたが──凛とした少年の声がして、馬車はその先で停止したのだった。]
…相変わらず、よく響く声をしてるぜ。
[兵らを前にしたオクタヴィアスの演説に抱くのはそんな感慨。*]
(98) 2016/02/11(Thu) 16:50:39
(-18) 2016/02/11(Thu) 16:51:46
伝書屋 カークは、メモを貼った。
2016/02/11(Thu) 17:01:10
/*
>>99「今ではそれほど変わらない」
どっちが背が高いとも、周りと比べてどうとも確定しない巧みな作文!
(-25) 2016/02/11(Thu) 17:43:58
[10年前のあの日、カークを轢きかけた馬車から飛び降りて安否を問うてくれた少年は上等な服を着た貴族の子だった。
相手の肩越しに馬車の後ろに掲げられている紋章を確認すれば、辺境伯たるノイアー家のものだ。
直に言葉を交わすなんて、普通はありえないこと。]
な、なんだよ、いきなり。
叱られるぞおまえ。
[動転して噛み合わない返事をしたが、大丈夫、このドキドキは恋じゃない。]
(124) 2016/02/11(Thu) 18:48:23
心配すんな、俺は当たり屋じゃない。
ちょっと元気が良すぎただけだ。
こんなのツバつけときゃ治る。
[半分は親父の受け売りの言葉をまくしたてて、パンパンと破れたズボンの膝を叩いた。]
(125) 2016/02/11(Thu) 18:49:38
[後日、オクタヴィアスと知り合いになったことを伯父に話すと、困ったような顔をされた。
辺境伯の周辺に近づきすぎて過去がバレると都合が悪かったのだろう。
心残りはあったが、カークはオクタヴィアスと会うのを止め、馬車の前に飛び出す稽古もおしまいにした。]
(126) 2016/02/11(Thu) 18:54:35
[代わりに、自称”樵”の父と一緒に森へ出かけるようになり、森の民や遊牧民の子らと切磋琢磨する日々を得たのはカークにとっていい思い出だ。
乗馬を教わったことは後に伝書屋で速達をする際に役立ったし、薬草の見分け方も学んだから、医者の家に養子に入ったエディへ手紙を届けるついでの手土産はたいてい季節の生薬の原材料だった。
彼が気を使ってくれているのは承知していたから、託された荷物を装って玄関先で黙って渡すだけだったが、説明不要で済む。>>90
程なく、オクタヴィアスは高等教育を受けるためにラモーラルから出ていったと聞かされた。
それまで見向きもしなかった遠い街に、興味が芽生えたのはその時からである。]
(127) 2016/02/11(Thu) 19:03:44
[長じて伝書屋となり、王都にも配達に赴くようになったカークは伯父に教わった手管を駆使してオクタヴィアスの消息を探った。
もっとも、公に留学している彼の情報はすぐに手に入った。
どうやら真面目に学業に打ち込んでいるらしい。
元ウェストマール正規兵を師に招いて鍛錬にも励んでいるようだ。>>112
が、オクタヴィアスはラモーラルの辺境伯が裏切らないための人質であるという話も公然と囁かれていた。]
あんた、自由になりたいかい?
[独り言は風が散らす。]
(128) 2016/02/11(Thu) 19:05:08
今、その機を得たのか。
[カークの視線の先には、「私に愛すべき地を護らせてくれ」と演説をするオクタヴィアスの姿がある。>>28
懐かしくも遠い人。]
くく、ディークに義があること、認めちゃうんだ。
素直だなあ。
[それでいいのか、と心配はしない。
彼らしさを殺したら、きっと理想は実現できない。
ただの敵討ち人形にはなってほしくない。
それは、オクタヴィアスとは敵対陣営に所属することを選んでも偽らざるカークの気持ちだ。]
(129) 2016/02/11(Thu) 19:06:53
さてと、ディークがお待ちかねだ。
心して来いよ、坊ちゃん。
あの人の炎は──半端なく熱いぜ。
[オクタヴィアスの指揮下、件の武芸の師たるマルコ・クロイツが先鋒に動き始めたところで、カークはその場を離れ、ズワンズ谷へ向う。
荷物を積んだラバは途中に隠してあるから、まあなんとか先回りできるだろう。 →>>59>>60へ**]
(130) 2016/02/11(Thu) 19:08:28
伝書屋 カークは、メモを貼った。
2016/02/11(Thu) 19:15:07
― ズワンズ谷 ―
へくしっ!
[不意にクシャミが出た。
悪寒はしない。どこかで噂でもされたか。]
(164) 2016/02/11(Thu) 22:36:00
親父かねえ。
[先に送った荷物が美味いものではなかったと拗ねているとか──と想像してしまうくらいにはツーカーの親子である。>>151]
次はワインビネガーでもつけとくか。
(166) 2016/02/11(Thu) 22:37:12
[そんな悪戯を企むうちに、後方から馬蹄の響きが届く。>>154
やがて現われたのは30騎ほどの小隊だった。
両崖を気にしている様子だ。斥候らしい。用心のいいことだ。
カークは商人らしく街道の脇に避けてやり過ごそうとしてみせる。
と、1騎が小隊から離れて声をかけてきた。>>154
こちらから一方的に存じ上げているオクタヴィアスの師範だ。
ある意味、想定どおりではある。]
へい、らっしゃい──って買い物じゃござりませんて?
[商人らしい調子のいい口調を作って応対する。]
(170) 2016/02/11(Thu) 22:39:55
[クロイツが投げたのは他意のなさそうな助言だった。>>155]
こりゃどうも、ご親切に。
しっかし、戦とはねえ… 商売あがったりですわ。
早く元通りになるとよござんすね。
もし隊長さん、
差しつかえなかったら、名前を教えておくんなさい。
この後、本隊が来るんですやろ。
いちいち引き留められるより、隊長さんから聞いてます、と言えば話が早い。
ご親切の御礼と言っちゃなんだが、この菓子をどうぞ。
[なんの細工もない干菓子を差し出す。
昔、親父が口止めに、強奪した金銭で菓子を購ってくれたことを懐かしく思い出しつつ。>>150 *]
(171) 2016/02/11(Thu) 22:40:56
マルコ・クロイツ隊長さんでんな、おおきに。
いやいや、ご面倒はおかけしませんて。
ただ、この先に行かれへんなら、兵隊さん相手に、荷を売り捌けたら上等やなと。
[正規兵らしい実直さで名前と保護を口にするクロイツの申し出を丁重に断り、ラバの首を王都方向へ向ける。]
戦は、長引きますかね?
[商売への影響を心配する口調で尋ねてみる。
短期でケリをつける自信や策はあるのか、反応を伺うために。]
(188) 2016/02/11(Thu) 23:06:46
/*
>>188
正確には「元正規兵」やね。
なんでこっちでも似非関西弁やねん
(-54) 2016/02/11(Thu) 23:10:06
[クロイツの答えは、これまでと変わらない民への優しさに基づくものと感じられた。>>198
だが、「長引かせる気はない」という言葉には具体策の裏付けがあるようにも思えず、彼がオクタヴィアスに抱いている期待をそのまま声にしたのだろうと推察する。]
ありがたいこってす。
隊長さんも、郷里のいいひとのとこに早く帰れますように。
[そろそろ切り上げ時だろう。
カークは後続の本隊へ向って移動すべく、クロイツに挨拶をする。]
(201) 2016/02/11(Thu) 23:51:03
だって、この先が戦場になるならねえ。
[戻るべきは北でしょうと言えば、クロイツは護衛をつけるという。>>204
堅物そうな顔をしつつ、とことん親切な御仁だ。
許嫁はどんな女性だろうかと想像を逞しくする。
本隊への伝令も兼ねての護衛だと説明されれば、]
そいじゃ、お世話になりますわ。
[強いて固辞はせず受け入れておく。
とりあえず、この流れに乗ってオクタヴィアス軍の隅でちんまりと菓子を売りながら、彼らがクリーク砦に仕掛ける前夜までは大人しくしておこうか、とざっくりした計画を練るのだった。**]
(226) 2016/02/12(Fri) 00:31:19
伝書屋 カークは、メモを貼った。
2016/02/12(Fri) 00:36:48
[クロイツがまとめた報告を兵が復唱するのを聞きながら、内心で「うん、罠は用意してないよ」と同意する。>>230
ウエストマールが正規軍を繰り出すなら邪魔をするつもりだったが、カークが調べた限りにおいて、その動きはなかった。
地方の内紛には介入せず、当事者に任せて傍観を決め込むようだ。
察するに、ウエストマールは各地に手を広げ過ぎて余力がないのだろう。
元ウエストマール正規兵とはいえ、クロイツも上層部がオクタヴィアスに押しつけたお目付役ではない感触である。
増援はないと踏んでいい。なら、兵力は集中させるべきだ。
そう判断したから、ディークに後方撹乱の人手を寄越せと頼みはしなかったという話。]
(307) 2016/02/12(Fri) 18:47:25
[王国正規軍が来ないのは助かる。しかし、]
国土が戦火に焼かれるって時に手ぇ貸さずに、なんの宗主国かってもんだけど。
[15年前に主権をかの国に譲るかを巡って争って死んだ者たちが浮かばれない気がして、やはりウエストマールにいい感情は抱けない。
だが、勝った側はこれで、ウエストマールに対して、より強い発言力を持てるのではないか。
そう前向きに考えることにした。]
(308) 2016/02/12(Fri) 18:50:51
[護衛にも「味見用でっせ」と菓子を提供しつつ、自分ばかりが知る呉越同舟を楽しんだ。
世間話がてら、彼ら傭兵の給金の額を聞き出したりと、仕事もしっかりやっている。
やがて、前方にオクタヴィアスの本隊が姿を現した。>>255]
どうやらティータイムのようでんな。
ワイのことはどうぞおかまいなく。
ひと息ついたら勝手に行きますよってー
[すぐに逃げ出すつもりはないことを示すように、道ばたに腰を下ろした。
木陰を選んだ態で、ちゃっかり軍全体を観察できる場所に陣取っていたりする。]
(309) 2016/02/12(Fri) 18:57:44
[水筒の水を呷りながら、本隊の兵の武装をチェック。
ラモーラルの兵は配給の軍服だが、そうでない連中は傭兵だ。]
あれを寝返らせるだけの金はないのよねん。
[なにしろ、独立解放軍は自給自足がモットーだ。
網でも舟でも器用に自作してしまう。]
(310) 2016/02/12(Fri) 19:01:57
[と、先遣隊の伝令と話していたオクタヴィアスの目がこちらへ向いた。
カークは愛嬌よく笑って会釈を返す。
髪も染めているし、オクタヴィアスにとっては成長期を挟んだ10年越しの再会だ。
気づかれはしないだろうと余裕でいた。
気づかれたところで、今の俺は行商人だし?*]
(311) 2016/02/12(Fri) 19:03:00
伝書屋 カークは、メモを貼った。
2016/02/12(Fri) 19:09:48
[何か気になったのか、オクタヴィアスは自らこちらへ近づいてきた。>>312
クロイツといい、オクタヴィアスといい、どこか似たところのある主従だ。
おまけに膝をついて視線をあわせてくる。
視力が悪い? わけでもなさそうだ。
おい待て坊ちゃん、顔に手が届いちまうぜ。]
おや、
何を商ってるかじゃなくて、何処の出かが気になるんで?
[揶揄う口調で、ウインクをひとつ。
バレてもいいや、という気になったのは不思議だ。
きっと彼の人徳だろう。*]
(324) 2016/02/12(Fri) 21:08:21
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