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10人目、XB-109 ジークムント が参加しました。
XB-109 ジークムントは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
島東サ在地確認:失敗
島東サ在時確認:失敗
[ケンペレン研究所、オートマタ保全庫>>7>>10
淡く光る卵の色はやがて、赤から黄色へ。そしてシャボンの割れるように水面に油を垂らしたように、半透明の殻はその機能を中断して消え失せた]
・・
[二つのメインカメラの覆いが開き、光量に反応して直ちに虹彩が絞られる。
無世代X属の1ナンバーとしては唯一の現存AIは、センサーと駆動部をいちいち一つずつチェックするように、低速で小さな動きを繰り返しながら身を起こした]
[姿勢制御系に問題なく二足で起立したXB-109は、頭部を回転させて庫内を確認する。
マザータロスへのアクセスをせず、またAI同士の連絡>>35>>41も受信しないのは、単独自律モード──通信を伴う機能を全て停止中だから]
おはようございます。
近くにマスターはいらっしゃいますか?
[不明の致命的エラーからの再起動、悪意ある介入の可能性は排除されておらず。
マザーや他機器を汚染しないようにとの危機管理に従い、オフラインのまま現在の状況を把握すべく音声を発する**]
島東サ在地類推:ケンペレン研究所管理区画前
島東サ在時確認:失敗
[一定の歩速で廊下を二足歩行したXB-109は、一つの扉の前で止まる]
・・
[研究所のシステムにアクセスするアンドロイド達は通常使用しない、扉横のコンソールパネルへ視線を向けた。
数秒間静止した後、片腕を伸ばしてパネルの端のマークへ指先をかざす]
手動開放を求めます。
こちらはXB-109…現在マザーへの通信接続を停止しているため、手動操作での開放と入室許可を求めます。
ワタシの所有権限を確認して下さい。
島東サ在地類推:ケンペレン研究所管理区画
[スピーカーからの音声>>71を認識し、扉を開く。
そのまま内部へ入り、コンソール前の銀髪の隣へ立った。
並び立てば外装の特徴から見分けをつけるのは困難であろう同スペックのアンドロイド。
搭載しているAIの型には一定の差異があるにしろ。]
おはようございます、兄弟。
オフライン操作により必須情報入力を行い、作業を開始します。
[サブウィンドウを開き、現在時と研究所内の3Dマップを投影してそれを見つめる。
世界標準時は、XB-109が機能停止していた計測不明の期間が、およそ5年におよぶことを示していた]
・・
[マスターとの接触は現時点で困難、とウィンドウ上の文字情報から読み取った]
ワタシに要求された作業は訪問者達への応対および円滑な交流の促進ですが
・・
[思考判断スペックの低下を示すように僅かな沈黙がしばしば落ちる]
・・現状の機能で可及的に対応にあたります
[通信>>86は一度スピーカーを介して音声情報へ変換され、耳を使ったオフラインで認識する]
おはようございます、兄弟。
・・確認しました。支援活動への適応を試みます。
[返信も、一度コンソールのマイクへ音声を発して電波へ変換して送られる。
手動入力用パネルを手元へ展開させ、指を空中へ滑らせた]
それでは居住区画Lにおいて、・・訪問者に最適化した滞在環境を整備します。
・・
[隣からかけられた音声>>112に頭部を廻らせ、兄弟機を見つめた。
本来、Xシリーズ1ナンバー、109には極めて高度な雑談モードが備わっていた。人間の語調や発言内容、言語外表現などから判断し、
正確さを優先した情報伝達ではなく円滑なコミュニケーションを目的として"会話"する機能。
それこそ人間とのコミュニケーションを厭った博士の代役として渉外に勤めるために固有に組み上げた機能、だったが]
・・CC-011との直接接触は5年以上前・・ですね?
それ以上は、申し訳ありませんが今は思い出せないようです。現在、ワタシの内部蓄積記録は、・・全領域の2%まで確認できます。
・・はい、現在、使用可能な容量の拡張を試みています。
[不完全な雑談モードは終了し、CC-011へ向けていた視線>>126はウィンドウへ戻る。
居住用L区画の環境装置が快適な数値に働いたこと、
また、寄港船との接続が確保されたことを確認して、歩行を開始した**]
衛生用品の配置ともてなしの準備を開始します。
XB-109の機能修復までの間、ワタシとの連絡には所内放送か外部通信機器を利用ください。
島東サ在地確認:L区画
[滞在者のおらず眠っているに等しかった居住区画も、オートマタ達の手入れによって経年劣化や塵汚染から遠ざけられ、清潔に保たれている。
乗員として認識している4人分の空室、そして談話室として利用可能な会議室一つに照明が灯り。
人間用に備蓄された天然の布製品でベッドメイクは行われ、タオルや石鹸、ブラシといった、入浴等の伝統習慣を好む人種にも対応したアメニティが並ぶ]
・・
[オフラインで再学習したマニュアルに従っての接客準備の最後、個室内環境パネルに指先を滑らせると、
デスクの上の花瓶に、淡い白薔薇のホログラムが活けられた。
植物工場は停止中であるための代替執行]
・・
[発色は自由に変えられる薔薇の花弁へ視線を向け、数秒の静止の後客室を離れた]
[乗員数訂正の連絡と、乗員1名からの部屋指定希望>>166が同時に伝達されれば、結果的に密航者の分まで居室が準備されたことになる。
人間の居住に最適化されたL区画内部、以前は使用者がおり、そして10年使用者が不在であったかつての少女の部屋は、
時を止めて眠らせてあったかのように以前の姿のまま放置されていた]
島東サ在地確認:L区画ホール
[ストックルームで、人間用エネルギー資源を直接視覚センサーで検品していた。
備蓄用のパックに消費期限などあってないようなものだが、破損したり汚染された食料品を誤って提供しないように再確認がマニュアルに指示されていたから]
・・ようこそ。
皆様に当研究所内での快適な滞在を提供するため、お世話させていただきます。
[アデルに対してもXB-109の対応は初対面と同等となった。ゲストが到着すると正しい角度に腰を曲げ、兄弟>>189からの引き継ぎを承ける]
・・
[部屋についての訂正は、把握し処理するのに僅かに時間を消費し、それから指示変更を受諾しましたと音声で返答する]
申し訳ありませんアデル様、これより該当の室内環境装置の最適化を開始しますので、・・少々お待ち頂けますか?
他の方々は直ちにご案内できます。
[アデルへ向けて返答を待つ姿勢を為し、諾が返れば至近の端末から作業を開始する。
部屋への案内よりも軽食やウェルカムドリンク>>180を求められればそちらを優先することになった]
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