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海賊団員 フェリクス が見物人として参加しました。
海賊団員 フェリクスは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
― リベルヴェリタ 拠点 ―
…やれやれ、やーっと落ち着けそうかな。
[周りに人の姿が見えないことを確認すると、こき、と首を鳴らして独りごちる。
男はつい先程まで結構な人数に追い掛け回されていた。
男の稼業を考えればそれ自体は珍しくないことではあるが、今回追いかけてきているのは同じ釜の飯を食った仲間─リベルヴェリタの団員達である。
何で追いかけられていたかと言えば、つい昨日のことがその理由]
ったく。
どいつもこいつも大人気ないったら無いねぇ。
[昨夜、同じく団員である人魚の子からの告白を断り、泣かせた挙句お姫様抱っこで運んできたことは棚に上げていけしゃあしゃあとのたまうも流石に朝からあちこちで追い回されて疲れてきた]
…ま、続いてもせいぜい今日一杯だし付き合いはするけどね。
[連中もいつまでも騒いでいればリーダーから咎めも入ると解っているから、ある程度収まりがつけば静かになるだろうが今回はいつもと勝手が違う。
何せ今までのように周りがやきもきしてるだけではなく人魚の子からの言質があるのだ、そりゃ面白くないだろうし早々収まりもつかなかろう。
リーダーや無関係の連中には申し訳ないが今日は一日職務放棄させてもらうしか無さそうだ]
[とにもかくにも誰も来ない内に小休止しておこうと、日差しの当たらぬ場所を見つけて腰を下ろす。
此処にくるまでにちょっとした罠もしかけておいたから、昼寝くらいはする時間もあるだろう]
しっかし、チビ達とチャンバラする約束明日に回すの間に合ってよかったなぁ。
グレーテちゃんに会う前に連中に捕まってたら流石にやばかったかも。
[目を閉じながら、本来今日の予定だった一つを思い出す。
リーダーの子供達とは波長が合うのか何なのか、遊んでくれと良くせがまれる。
他の団員達に頼むから程々にしてくれと言われたりもするが、子供が元気なのは良いことだし、自分が何をしなくてもあの二人の子供だ元気じゃない訳がない。
明日に伸ばしたその予定に、さてそろそろ短めの木刀あたり使っても良いかななどと思いながら軽くやってきた眠気に身を委ね始めた**]
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