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9人目、紅輝の騎竜師 ディーク が参加しました。
紅輝の騎竜師 ディークは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― 出立前/海岸近く ―
[ 海を見下ろす崖の上、黒い石を積み上げた墓標が風に曝されている。
風雨によって風化していくことを是とするようなその墓の前に、ディーク・カムナは、白い大きな貝殻を置き、そこに辰砂特産の醸造酒を溢れんばかりに注いだ ]
師匠、行って来るぜ。今度は南方の酒、土産に持って帰るからな。
[ この墓標の下に、遺骨は無い。彼の魂も、既にここに留まってはいないのかもしれないが、ディークにとって、これは儀式のようなものだった ]
ヤクモ!
[ 呼び声に応じて、旭光のごとく輝く騎竜が、崖下から舞い上がる。
ディークは、瞬時の躊躇いも無く崖の縁を蹴って、その背に飛び乗った ]
[ そのまま、所属する艦まで、騎竜で「追っていった」のは、ぶっちゃけ、集合に遅刻して船団の出立に間に合わなかったせいだが…出立に立ち会っている父親と顔を合わせないために、わざと遅れたのだということも艦長以下乗員には、しっかりばれていたので、特に追及はされず、呆れ顔で迎えられるに留まった ]
だってなあ、出立前に斬った張ったの大喧嘩とか、縁起わりーどころの騒ぎじゃねーし。
[ つまり、そういう親父なのであった** ]
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