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……エリザ?
あ、ああ。あの狼か! それなら、いいんだが。
[>>298何となく覚えている。徴兵の選考時、受け入れるとしてその場合その狼を一体どうするのかで、上がやたらと揉めていた気がする。
結局、馬舎や竜舎の近くに仮設の寝床を用意しようか、等と言う話も出ていた筈だが。狼との同室を希望して担当者が凍りついたとか何とか、その噂の真偽は、確かめられぬままに。]
……変な事?
いや。……特に、変でもないと、思う、が……?
[但し。自分も実の所、礼式こそ一通り身に付けたとはいえ、
/*
ええと。
世間知らずハーフエルフに、病弱貴族子女。後、竜人に傭兵に、コミュ障の騎竜師(部隊長)。
………………。
頑張れコンラート!
うちの軍で真っ当な常識一番持ってそうなのは君っぽいや!!(なげた
― 現在:クラタエグス砦・食堂 ―
断りはしないさ、慢性的な人材不足だからな。
……いや、まあ。私は、竜と接する身だからな。慣れぬ故の警戒はあれども、怖さだけで言うのなら……。
[>>333圧倒的に、愛竜の方が大きい。そう、言外に付け加える。
……結局、あまりの展開に特例として同室がまかり通ったとかなんとか聴いてはいたが。実際に同じ部屋で寝ているのか、までは、把握しておらず。]
……まあ。気にしないのが吉、だろうな。
[ほっとした表情に、そんな言葉を続けて。]
……そう、だな。
[>>317先ほどの件はただ、それだけ。
頭では、父のような人間ばかりではないと、きちんと理解もしている。増して、自分とそう歳の変わらぬ少年ならば。]
ああ……そう、なんだがな。
ただ。それを含めて情報が欲しいのも、ある。
……まあ、何だ。
鉢合ってしまえば、嫌がおうにも、傷付けざるを得ない事もあるだろうが……な。
[>>326……少女の言葉が重なって、一瞬言葉に詰まるが。それでも、頭を振って。]
……いずれにせよ。
無事なら、それに越した事はないのだが。
[ぽつり、言葉を紡ぐ。
……今時点、部隊の受けた最大の被害は【あの時】の戦の物。
剣と剣での語らいも重要と言えども。……犠牲は、少ないに越した事も無く*]
― 回想:戦場 ―
……それはどうも。
[>>319育ちの良さ。その言葉に、僅かに眉を顰める。
が。任せる、の一言に、横をすり抜ける死角に居た兵に気付き。]
! 待、……!!!
[このままでは、隊列が。
向かう先には、誰が居ただろう? そう、視線を向けた一瞬に、意識は目の前から逸れて。]
――――……っ!
[>>321投擲。咄嗟に身を躱せど、左の腕に鋭い痛みが走る。]
しま、っ……!!
[構えたレイピアの切っ先に、ぶつかる盾。剣と鞘の擦れる音。
詰まる間合いに、足を退き。どうにか距離を取り体制を整えようと、片腕は自然と衝撃を逸らす型となる。
……だが。今の自身の目的は決して、真っ当な交戦では無く。最早、自軍の陣型を見る事でも無く。
退路を辿る背後。
もう数瞬だけ凌げば、きっと。
受け流す合間、視線は、雲の切れ間にちらりと覗く緋色を伺う*]
/*
ところで、一個誤解してた。
>開催時期:7/7村建て・7/9 22時前後に手動開始
ごめんなさいwwwwwwwww開始時期ちゃんと確認した筈が、何故か0時スタート認識してて今ちょっと巻き入ってました!\(^o^)/
……て、てへ☆(
― 現在:クラタエグス砦・食堂 ―
ん? あ、いや……
[>>351……気を付けてどうにかなる物だったろうか? 少し、首を傾げたが。]
……そう、だな。
特に、今向かった三人は他の兵たちと比べても優秀だ。心配も杞憂だろうとは、思うが……。
[>>362>>363聴こえた言葉に頷くが。
やはり、瞳には懸念の色が残るまま*]
― 回想:戦場 ―
[>>365金属の擦れる音に、眉を顰める。]
っ……、……!
[勢いのある袈裟懸けに、跳んで下がる。
数筋切れた髪の毛が、空を舞う。
――……このままでは、向こうのペースのまま、逃げられる。
僅かに生まれた、相手の死角。
乱戦地から遠のいた事で、見えた区域。
数歩退くと同時に、剣を左へと持ち替えて。]
[空を割く、口笛の音。
其れと共に。此方へ向かい上空から飛来する、真紅の気配。
まずは、轟風。
……とは言え、己の竜の得手は炎。コンラートの愛竜・ネージュと比べれば、そよ風のような物ではあったが……それでも、乱戦地帯で戸惑う兵の不意を突くには充分らしく。
当のネージュは、その折どうしていたのか。
ただ、この時はそれを確かめる余裕も無く。]
――――……ウシャス!
[愛竜の名を呼べば。
再び、笛で3度空を切り裂き、合図を出す。]
― 回想:生家 ―
[それはまだ、彼女が何のしがらみも知らぬ頃。]
可愛いエリーザベト。
ええ、必ず。できれば今度は、私の弟も一緒に。
[>>316年に数度中央に戻る折、必ず顔を出した本家。
病弱な弟とは、頻繁に遊べるワケでもなく。その分まで大人しく構われてくれた年下の又従妹はいつも、その姿が点になるまで手を振り見送り続けてくれていた。
父は、本家に来る折余分な事を話そうとはしなかった。
だから。騎竜師の才だとか彼女の境遇だとかは、何も知らぬまま。母の死以降塞ぎがちになった間に、気付いた時には既に、彼女は天に召されていて。
もし、時計の針が戻せたなら。せめて今度は、あの子の見送りを。何度、そう思った事だろう。
――――……よもや敵軍に、など。今はまだ、思いもよらぬ事で*]
― 少し後:クラタエグス砦 ―
[……通信具が鳴り響いたのは、何時頃の事だったろう。
偵察部隊を見送り数刻。>>381戻らぬ部隊からの報は、案の定。]
……あいつら……。
[>>384>>385一方的な通信に、口を挟む暇もなく。
……数秒の後。今度は逆に、こちらから通信具を起動する。]
― 通信 ―
……どんな報告であれ、返答を待たずに切るのは避けろ。
状況は解った。
が……決して無理はしないように。
……始末書はお前が書くんだぞ。じゃあな。
[細やかな意趣返し、にも。些か乱暴な言い付けかもしれなかったが。
>>392今度はそれだけ述べて、こちらも通信を切った。
……胸騒ぎは、少しだけ。
それでも今は未だ、無事の言葉を信じる外無くて*]
― 回想:戦場 ―
この期に置いて尚、生きる途を考える、か。
[口笛を鳴らした右手を下ろせば、左手の傷の痛みが蘇る。
ゆるりと、再び右に剣を構えれば。炎の獄の中、>>401後退を試みる金褐色の兵へとその切っ先を向ける。
……但し。殺気ではなく単に、指し示す程度の力を以て。]
数は我らが優勢。
大人しく、共に来ると言うのなら。……悪いようにはしない。
[とは言え、断られようと残存の兵力には恐らくこの一団を仕留める余力も無い。
が、それでも。こちらにはまだ竜が居る。愛竜は、存在を主張するかの如く、黙って中空に翼を翻し。]
― 現在:クラタエグス砦・食堂 ―
……そう、だな。待つ他無い、か……。
[>>398悪い方へ悪い方へと傾く思考を、再び引き戻される。不思議な事に、この男が部隊に付いて以降、こんな光景がどんどん当たり前になっていて。
あの戦の後、取り残された他の面々共々捕虜となったこの男が此方に付くまでの事も思い返すが。つくづく、奇縁としか言いようが無い。
……尤も。
彼にしてみれば、それもまた戦場の常なのだろうか。]
よき休息を、か。
……ああ、幸い今夜の夜警は他の部隊だ。が、通信機だけは忘れぬようにな。
……そうだな。緊急ならば、ウシャスも居る。
その時には、ウェルシュを伴って向かうとするか。
[>>398休息に向かうらしい姿に、苦笑を浮かべる。
冗談めかしてその場に居たウェルシュの名も出すが。口調が軽いだけで特段面白い冗談にもなっていない事には、女は気付けない。]
では、私は先に。何かあれば、竜舎に居る。
[皿を片付ければ、今度はウシャスの食事の番だ。
手短に次の予定を伝えれば、そのまま。緊急が無ければ、足取りは愛竜の元へ**]
/*
う、うええぇぇん、テンポ悪い上描写が抜けがちしかもあんまうまくなくてごめんなさいです、ロー&ジーク……!
でも、炎で分断はやっときたかったんだー……!
あ、ええと。
ウシャスは一応「人間を傷付ける事は嫌がる」とする予定。炎竜を選んだのはほぼ自分の趣味だけども、火計とかにも繋がり易いからその辺は制約掛けるつもりです。
むしろ、対竜戦以外でウシャスが頑張ると
[勿論、竜相手なら遠慮はしないよ!]
― 回想:戦場 ―
……どんな状況であれ。
自ら命を絶つほどの愚か者ならば。今はこの場で、剣の錆にすれば良いまでだ。
[>>468握る剣と同様剣呑な光を帯びたままの瞳に、緩く頭を振る。]
……正規の兵や将ならともかく。傭兵では、人質としても弱い。
何より。これより先激戦区に割かれるであろう人員を思えば、人手は大いに越した事がない。
……恐らく……いや。間違いなく、そういう話も出るだろう。
誇りは、人を縛る物ではないが。権威もまた、人を縛る物ではあるまい。続きは、砦で。
[とはいえ、己に権限があるワケでも無かったが。捕縛した後の処遇は、そうそう非人道的な物でもない。
>>469盾を下ろす青年に、一つ頷いて。]
ロー・シェン、か。
……砦までは、捕縛の格好を取らせて貰おう。
[合図と共に、残る兵は散会し。
同様に武器を下ろす傭兵達を囲み、連行の様相に。]
今は胸を張っておけ。
あの方を仕留める程だ。少なくとも、お前の腕は、高く買われるだろう。
[そう述べれば背を向けて。
戦場の宿営地に向け、部隊を進めた。
……砦の要人との交渉の結果。
どんな経緯があってか、部隊長を引き継いだ己の元に青年が配属されるのは。もう少し、後の話*]
― 竜舎 ―
……ウシャス。
待たせて済まない、ほら……
[>>476ローとウェルシュに別れを告げ竜舎に入れば、隣のネージュは既に出払った後で。
赤い愛竜は、自分の姿を見付け低く空気を震わせた。
……あたかも、自らの身を縮め、隠れようとする仕草で。]
……ウシャス? なにかあったのか?
[その仕草に。食事を差し出す手を止め、鱗を撫でて。]
― 竜舎:ウシャス ―
りる・らてぃ りる・らーてぃ
[その聲は、何時になく不安そうな物。]
こわいひと いっぱい きてたの
わたしたち を みて
これならいっぱい ひとをころせる って
[大きく育った見た目と裏腹。
酷く臆病な竜は、その言葉回しすらも他の竜より心なしか幼くて。]
めぇ、よ りる・らてぃ
ますたー・らーてぃ も ままも いってた
ひととともにいるりゅうは ひとをあやめてはいけない
ひとをあいするりゅうは ひとをしんじねばならない
[低く震える聲。瞳に宿る色は、悲しみ。]
ここは とても こわいの
ねぇ りる・らてぃ もう かえろうよ
ますたー・らーてぃと ままと ますたーのつがいがいる おうち
[訴える声は、家を恋しがり啼くか細い物。]
ねぇ もう かえろうよ
りる・らてぃ
このごろ ちっとも わらわないよ
おうち かえろうよ
おそら いっぱい とぼうよ
ねぇ ねぇ
[……そして何より。自身の身を、案ずる物。]
――――…………。
[低く震える空気に、愛竜の聲を察し。]
……済まないな、ウシャス。
それは、もう少し後になりそうだ。
[なるべく柔らかに。なるべく、笑みを濃く浮かべて。彼女は、竜を撫でた。
……竜はただ、黒い大きな瞳で、じっとラートリーを見つめるだけ。]
大丈夫。お前に、人は殺させない。……前は済まなかったな。
[一般的に気性が荒いと称される炎竜の中で、この竜は酷く臆病で。……人が、好きすぎた。
以前、ローを捕える折に放たせた炎も。あの後「何故人に向かって炎を放たねばならないのか」と、随分と困惑されてしまい。兵士の軽口一つにも、怯える様相だった。]
……大丈夫。大丈夫、だから。
[その首に腕を回し、竜を抱きしめた。
……竜がそれを望むのか、己がそうしたいのか。
それは、考えるまでも無かった*]
……ちがうよ
おうち こいしいのは わたしじゃないよ
りる あなただよ?
[……澄んだ竜の声音が。今は、心に痛い**]
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