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[懐かしい名前だ。
彼が公国に来たと知ってすぐ、会いに行ったことがある。
けれど反応は素っ気無いものだった。
交戦派と定めたる彼にとって、穏健派筆頭の一員のようであるディークは、今は遠い立場の存在だ。
だからであろう。それから何度か連絡をしてみても、結局親密にはいたらなかった。
…彼の立場、もあっただろうかと思う]
[怪我を聞いてすぐに見舞いへと向かった。
意識不明のかつてのルームメイトを見舞い、後には職務でも訪れた。
───襲撃犯のことが聞きたい。
同様の質問は、既に太子の護衛らにも成されている。
問いへのこたえはどうだったか。
どちらにせよ、彼の回復後は国境警備への転属を見送ることとなる]
元気で。
[かつてと変わり、見送る立場の言葉を贈る。
手渡される菓子も船の模型も今はなく、]
───またな。
[かつての約束は未だ果たされていない。
やさしい言葉を売り切れにしたまま、遠く行く彼の背を見送った。
もう、3年も前の話である*]
― 公国前進拠点 ―
…ならば竜騎兵連隊は、
川沿いに隊を分けて広く配しようと考えるが、どうか。
我が隊であれば機動を生かしての伝達並びに連携が取れる。
歩兵分隊はポイントを分け、幾つかの拠点を重点として守る。
これを分散する意味はあまりないだろうな。
薄く陣を延ばしても、集合するより早く各個撃破されるだけだ。
[トールの提案に、地図を示し応じた>>385
川にも幾つか、流れの速さや深さによるポイントがある。
それらを示し、騎兵隊としての言を紡ぐが、]
───…。
[続くニコラスの発言>>631
それに続いたトールの呟き>>632には賛同の気配を見せず、
腕を組み口を閉ざした]
― 回想・士官学校狩り勝負>>461 ―
[外には砂塵を散らす乾いた風が吹き渡る。
過去とは似ても似つかぬ風景が、外には広がっている。
けれど目を閉じれば風は変わらず、遠い懐かしい思い出を運んでくる──]
――…そっち行った!
そこの罠に追い込んで……、やばい、あっちから逃げる!!
[やたら賑やかな声を聞きながら、引き金を引いた。
たんっ。と、軽い手応えがして、獲物を仕留めたのが分かる]
ソマリ、回り込め。
[短く指示を告げれば、うへぇという顔が返った。
もう疲れたというところだろう。さっさと行けと急かす。
森でまた、大声と笑い声が上がった]
銃の構えなあ。それだけ弓が扱えれば、そりゃあな…。
[狩りの合間にヒンメルに教えを請われ>>594、銃の構えを見る。
彼の弓の技量は卓越していた。
そのレベルで双方扱うのは難しかろうと感嘆を向けながら、彼の願いに頷いた]
いいぜ。
ああ。肩が少し…そう。それで狙いが安定しやすくなる。
弓の癖だな。銃はもっと、こう、
[幾つかの修正を教えて、飲み込みの速さに目を細めた]
おー。大猟、大猟!!
[結局成果として並んだのは、うさぎと何故だか鳥が数羽。
兎狩り勝負と口にして曖昧に笑う言いだしっぺに、にまりと笑った>>461]
ダーフィト。
[結局、勝負そっちのけで走り回って大いに遊んだ。
用意された昼食は美味しくて、森の緑が綺麗だった。
その晩の夕食は実に豪勢で、兎や鳥やらが大量に並べられた。
東寮にも招待が行ったのだが、結局、兎料理をどれほどの生徒が堪能したのかは定かではない。
うさぎおいしいと、聞いたような気もするけれども]
[その後の「地獄の館」>>593を見ることはなかった。
程なくディークも西寮をあとにして、その後戻ることはしなかったからだ。
あれから彼らにも会っていない。
風変わらぬように、彼らも変わらずそこにあろうか。
知らず、風のみが吹きすぎていく。
遠い、遠くある懐かしく輝かしき日の思い出である**]
― 砦にて・夜 ―
[一日を終えた夜、宛がわれた自室へと引き返す。
首都にある自らの部屋とは違い、物が少ない。当然だ。
ひどく殺風景な風景は、外の風と同じく味気ない。
それでも首都の、自らの部屋の机の上には。
ずっと机の上に飾られ続けていた船の模型。
それを淡く横で照らした、丸まった狼の手燭。
それら大切なものが飾られて、暫くの間、身近にあった]
[フェルトの白猫人形と、ラヴィとスノウの根付は長いこと、
ディークの執務室机の上に、実に堂々と鎮座していた。
一見かわいいもの好きの有様だが、
他にそれ以上のマスコットが増えたことはない。
同僚に見咎められ、笑われたこともあるのだが]
──いいだろう?
[笑ってあっさりといなしてかわした。
結局今も持ち歩くのは、ソマリに貰った手鏡と、
ノトカーとカサンドラに貰った2本のタイピンである]
カーク・フォン・バウムガルテンか…。
[先に聞いた名を思い返す。第5補給部隊隊長の名だ。
そして──…かつての隣人の名前でもある]
…。
[胸元から木製の手鏡を引っ張り出した。
そんなものかな、と思って自らを少し映してみる]
――…でもまァ、偶には御自身も振り返ってください
ってことで。
弟子なりの気遣いです。
お前も、あっちだよなあ。
[言葉と手鏡をくれた遠い面影へと囁いて、手首を返す。
壁にきらりきらりと反射する光が踊った]
……暗号、あったっけ。
[思い出して、小さく笑う。
隣部屋のソマリとカークには、消灯後のやり取りで世話になった。
例えば窓を叩く。2度なら開けろ。早く3度ならやばい。
ゆっくりと2度なら、部屋を通らせて欲しい───ルームメイトが鍵を開けずにウッカリ爆睡してしまうと、締め出し防止のために隣の部屋を通過させて貰うことがあった───など。
それに加えて、習いたての信号を組み合わせた]
−−−・ −・・− −−・
[試しに鏡に光を反射させ、閃かせてみる。
ベリアンにソマリにカーク。彼らは覚えているだろうか。
もう使うことはないかも知れない決めごとだけど。
思い出と共に手鏡を懐へと仕舞い込む。目を、閉ざした**]
― 公国側前進拠点 ―
…。俺は反対だ。
[応じるニコラスの声>>681を黙して聞き、口を開いた。
周囲を眺め渡した視線が、最後トールへと据えられる]
実行に移すのならば、
本隊で陽動の後に別働隊で敵首脳本隊を奇襲、殲滅。
しかるのち、本隊に攻勢をかけつつ後方と連動して本国より終戦の道筋をつける。
これが正道だろう。
司令官を暗殺しようと、帝国の意を強め、
代わりの将が送られるのみ。
一時戦局は動くかも知れんが、それだけのことだ。
暗殺では時代は動かせん。
俺は暗殺という作戦そのものに反対する。
[意見を口にして、また口を真一文字に引き結ぶ。
ポイントの確認>>734が言い渡さればそれには頷き、席を立った]
ベリアン。では配置の確認を。
[同じく騎馬隊を配する男>>666に向け、声をかけた。
簡単な確認が済めば、それで終わりとした]
………。
[ちらと言葉ではなく、視線だけが向けられる>>747
それへ真っ直ぐに視線が返された。
事実がどうであれ現実がどうあろうとも。
譲る気のないものは、確かに存在する]
…いや。
[ただ。続くトールの言葉>>752には、ごく僅か気配が緩む。
音に出してはやはりごく短く、そのまま打ち合わせへと戻った。
ゆえに報告書に触れるのは、彼より少し遅れることになる]
― 公国・某港 ―
[船>>763が港に着けば、そこには既にごく少数ながら、
命を受けた公国の兵らが待ち構えていた。
形式に則って彼らのチェックが済まされたのち、
命令の通りに竜騎兵連隊を通じての部隊編入、
そしてシュヴァルベ進発の命が下される]
───貴兄らにはシュヴァルベ潜入ののち、
ある人物の護衛をして貰いたい。
目標人物を確保したのち、すみやかに離脱。
後方へと下がることを目標とする。交戦は可能な限り回避。
[彼らに託されたのは、
ジャンが彼女に告げたとおりに秘密裏に、もうひとつの作戦は動きはじめた*]
―
[夜闇に水音がさやかに響く。
一見静かなその物音に、騎馬の蹄の音が微かに混じった。
猫の情報>>171
それに幾つかの検討を加えた情報に基づき、兵が配備される]
───ベリアン。
[言葉はない。ただ夜闇の向こうに一瞬、目を向けた。
彼とは過去に連携をとったこともある>>799
通信機の類はない。が、連携は取れるはずだった。
やがて───火の手が上がる>>816]
……っ、伝令!!!
[すぐに報は、全軍へと齎されるだろう。
帝国の放った炎は雄弁に──そしてただ炎が告げたよりも早く、
明らかに準備されていたと知れる速さで公国軍が呼応する]
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