565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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パン屋 オットー
……僕はね。千年単位で生きる種族なんだ。
僕の一族は自らを“長命の一族”と名乗ってる。
君たちとはかなり、常識が違うよ。
親子の概念もなければ、寿命の概念もない。
君たちに向けられる感情も、それほど多くは向けられない。
[恨み辛みを感じる頃には、矛先を向ける相手がいなくなることもザラだから、短命種相手に怒ることもしない。
機嫌が直らないから話しませんでした、なんてしている内に、相手が死んでいることもある。]
君たちの“しばらく前”は僕の“この間”だ。
“少し”や“ちょっと”の感覚が
一緒の生活は、かなり感覚が狂うと思うよ？
[ジムゾンと違い、しっかり説明が入ったのは、
彼の場合は初対面で既に認識のズレというのを、意図せず思い知らせてしまったからだ>>0:205。
リーザがそれでもいいと言うのなら、もう止めることはしない。]
【秘】 パン屋 オットー > 少女 リーザ
僕の名前は“長命の一族”のソメイユ。
フルネームは
“アミューズ・エ・スウェテ＝ソメイユ”だ。
君がそれを望むなら。
遠い未来へ願いを、記憶を、
楽しみを、音を、運んであげる。
僕が例えどこかで終を迎えても、
一族の兄姉たちが運んであげる。
[まさか、未来への配達依頼の切符を、直近で2枚も発行することになるとは思っていなかったな。と可笑しそうに、幸せそうに笑いながら。*]
【独】 パン屋 オットー
/*
遅くなりまし、た……
確定気味に回してしまったけど蹴っ飛ばしていいんですよリーザどっちつかずのクズ野郎になった気がするけど、もう見ないことにする
【独】 パン屋 オットー
/*
で、リーザにはとても悪いけど、
明日も仕事なのとロル書けないのでこちらは勝手に〆る。
本当に申し訳ない;;
パン屋 オットー
ーーすべてが終わったあとでーー
[ーー鼻孔を擽るのは小麦の焼ける香り。
その芳ばしい香りに焼き頃を悟った彼は、石竈からパンを取り出して味見用として1つを割ってみる。
立ち昇る湯気で焼き立てを知らせるパンは彼の予想通り、丁度よい焼き加減だった。]
…………。
[そのまま口に頬張り、念のため味見をして出来を確認する。]
……うん。
いい出来なんじゃないかな。
[納得の行く出来栄えに、“あの子”と同じように口角を上げる。]
パン屋 オットー
[ただ、1つだけ思うことがあるとすれば。
たった1回焼く為に、この施設を借りるのは少々勿体なかったかな。ということだ。
後先何も考えずに行動した為、その後のことは全く考えていなかった。
まあ、早々に後で考えればいいや。と思考放棄したのだが。
最悪、
実現するかは味見した人の感想を見てからだが。
それよりは、今は急がないといけない。
せっかくあの村に縁のあるものたちを焼いたのだ>>5:206>>5:207。
関係者には食べてもらいたいから、できるだけ急ぐ。
とりあえず、腐れ縁には押し付けに行くとして。
あとはいつぞや大事な荷物を運んだフリーデル>>0:479や、画材運びを手伝った気がするゲルトなんかは見つけることができただろうか。
残りは……もしかしたら誰か経由で連絡はいるかもしれないし。
とりあえず、まずはリーザに味見を頼もうかな。と考えたところで、食べかけのパンをじっと見る。]
パン屋 オットー
[誰かの口に入るものだから、と美味しいものを作ることに懸命になっていた“あの子”。
食べることは生きること。
食事とは。それ即ち、未来へ繋ぐためのもの。
そう、自分を戒めていた“あの子”は、
最期に作ったものを食べてもらうことで、報われるだろうか。などと、らしくもない感傷に浸る。
ーーなんて。所詮はただの自己満足。
死者ではなく、生者を慰めるだけの行動だ。
それでも。だからこそ。
これを行ったことで、旅の終を迎えた“あの子”が、ゆっくりと眠れることを願う。]
【赤】 パン屋 オットー
ーー？？？ーー
[“あの人”が目覚めたとき>>6:+8、僕の人生は正しく“終わり”はずだった。
“あの人”が覚醒したことによる、約300〜500年の記憶の逆流。
26年という、“あの人”からすれば一瞬のような時間は、
仮想で作られた“僕”という人格は、飲まれて消えるはずだった。
それが出来なかったのは、“あの人”が“僕”を別人だと切り分けたから。
ーー次、気が付いたときは“あの人”の中で、
“あの人”が見ている視界を共有している状態だった。
僕が見ていた世界を“あの人”が見ていた状況と、
綺麗に入れ替わった状態だ。
これが所謂“メタ世界”と言われるものらしい知ったのは、
彼の知識の一部を自分のものとしたから。]
【赤】 パン屋 オットー
[……正直、これが良いことなのか、悪いことなのか。
僕には判断がついていない。
“あの人”に対する、複雑な気持ちが渦巻いているから。
「もし、あなたが人狼に焦れなければ。
僕は人狼として生きなくても、
大事な人たちを手に掛けなくても、
幼馴染を傷付けなくて済んだかもしれないのに！」
そんな憎悪がないといえば嘘になる。]
【赤】 パン屋 オットー
[……それでも。
あなたがそれに焦れなければ。
僕はあの村でパンを焼くことも。
ゲルトさんにドライフルーツを差し入れることも>>0:383
ヨアヒムのサボりを指摘することも>>0:429
シモンさんと言葉を交わすことも>>1:633。
エルナと性別誤認のことで談笑することも。
リーザの歌声を聴くことも>>0:492。
カタリナの角笛を聴くことも>>0:1101
ディーターさんの世話を焼くことも>>0:446
ニコラスさんのために飲食スペースを作ることも>>0:1041
クララから本の知恵を教えてもらうことも>>0:849
ペーターを気にかけることも>>1:350。
フリーデルさんからハーブの知識を教わることも>>0:1033。
ジムゾンと一緒に駆け回るようなことも>>5:83。
シルキーへ冬服の相談をすることも>>974。
レトから狩りの成果を譲ってもらうことも>>0:763。
ラートリーの描いた絵を見ることも>>0:614。
ルージュのすまし顔を見ることも>>0:666。
アリスバックの元気な掛け声を聞くことも>>0:777。
エレオノーレへ日用品の修理を依頼することも>>0:1298。
湯治のために滞在するジルを見かけることも>>0:1085。]
【赤】 パン屋 オットー
[「“あの人”のせいで、悲惨な目に遭った。」
でも、
「“あの人”のお陰で、大事な記憶を得ることができた。」
ーーあり得なかった奇跡だと、理解できている。
その正反対の事実が両立している以上、
“あの人”に対する感情の整理が付くことなんて、簡単にできることじゃない。
許すこともできなければ、感謝することもできない。]
【赤】 パン屋 オットー
[……ああ、でも１つだけ。
感謝することがあるとすれば、僕が大事にしたい記憶を、
“あの人”は自分のものだと言わなかったことだろうか。
そのお陰で、僕が守りたかったこの記憶は
間違いなく、僕“だけの”ものだから。
“あの人”にとって些細なものでも、それだけは嘘偽りなく感謝が言える。
だからそれを胸に、僕は眠る……ーー。]
【赤】 パン屋 オットー
[ーー……なんて、本気で思ったのかな？
仮にもジムゾンの幼馴染、彼と騒いで遊んだ悪ガキだ。
大人しく眠りにつく、なんてはずがないじゃないか。]
【赤】 パン屋 オットー
[ああでも、今は終わったばかりでさ。
少し、疲れてしまったから。
ほんの少し、眠らせてもらおうかな。
思い出してくれるなら、必ず起きてくるから。
忘れないでほしいな、なんて願いを込めて。]
【赤】 パン屋 オットー
[ーーそうして僕は。
懐かしい
いつか誰かが、この村を思い出してくれた時に。
空想の中だけでも、戻ってきてくれた時、挨拶するために。]
【独】 パン屋 オットー
/*
完全分離型PLと、分離されたPCの〆にて終了。
最後の最後でどっちつかずのナンパ野郎でほんっと申し訳ない;;
はい、ご挨拶。
あんもびうむ@あくべんすと申します。
久々のSSSシリーズということで、張り切って入らせてもらいました。
とても楽しかったです。美人な人狼で誑かしたら面白そうだよねとか思っていたら危うく収集つかなくなるところでしたが（ついたとは言い難い）とても楽しかったです（2回目）
青鳥さんは@acubens814の方がよくいます（？）
またどこかでお会いしたらよろしくお願いします。
最後に、いっぱい付き合ってくれたジムゾンとリーザに愛を込めて。
ありがとうございました！！おやすみなさい！！！**
【独】 パン屋 オットー
/*
言い忘れた。
〆に登場させてる人がチラチラいますが、ガン無視でいいですからね。（神修楽妙の方をちらり）
あと希望者にはパンが配達されました（確定）**
【秘】 少女 リーザ > パン屋 オットー
私の名はリーザ・トムトソフ。
元は歌手のリザヴェータ。
アミューズ・エ・スウェテ＝ソメイユさん
遠い遠い未来のその先へ
私という人間を連れて行って。
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