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というのも私は――
より豊かな人生を送ることができれば。
そして自分の生きた証を残せれば、それでいいと思ってるから。
おそらく私は数年後に社会に出ることになるでしょう。
そうなれば、いずれ本格的に働くことになるでしょう。
でも、私がどんな職に就こうとも。
生きた証を残したいという思いは、変わらない。
『どんな道を往こうとも。
この子は、自分の生きた証を残すことになるでしょうから』
『コンスタンツェ。数年後のあなたはおそらく、仕事に明け暮れながらも、着実に生きる力をつけているはず。
あるいは、いずれ結婚して新たな家庭を気づき、自らの子供を産み育てることになるかもしれないわ。』
って、ちょっとポーシャ!?
『よく聞いて。人生をより豊かにしたければ、確固たる絆で結ばれた家族や友人たちの支えはもちろんのこと――
共に人生を歩む者の存在も必要になってくるわ。
すぐにでなくてもいいから、探してみるのも悪くないかもね』
[しばしの間、ポーシャのアドバイスを黙って聞いていた]
花嫁修業も、大学通いやバイトと並行して、取り組まないと、ですね。
[いずれ新たな家庭を築くことになるかもしれない身である以上、そうする他なかった]*
/* はい、ローレルさん宛に返事完了。
自分が生きた証を残す、という新たな目標を立てたようですが……というところで離席。
ちなみに失うものは決まってます、はい。** */
『……いえ、てるみお姉ちゃんかしら。』
[それは、白枝の妹も使っていた、輝実への呼び名。
輝実は、この少女人形の中身を察しただろうか**]
― 現実世界に帰還した後の話 ―
[娘はまだ土産屋にいた。
両親や友人たちへの土産をある程度吟味したところで]
そうだわ、時羽流と約束を交わしていたんだったわ。
デッキで待ち合わせすればいいかしら。
その前に、荷物も置いてこないと。
[もしかしたら、弟から連絡が来るかもしれない。
一度、土産屋から出ようか]
― 特殊空間・2階廊下>>311 ―
あら、時羽流じゃない。
あなたの方こそ、お疲れ様。
『どうやら、弟さんの方は合格したみたいだけど、大変なのはこれからね。
コンスタンツェ、もとい、輝実。ちゃんと弟さんを支えてあげなさいよ』
分かってるって、ポーシャ。
[それから弟の目をじっと見て]
ねえ、時羽流。
これからさらに大変になるでしょうけれど、魔女活動も頑張ってね――無論、無理しない程度に。
何はともあれ、魔女活動に限らず、やりたいことがあるなら、挑戦していくといいわ。
私も、自分が本気でやりたいこと、探すから。
[はっきりと言い切った]
[それから、彼の隣にいた人形に気づいた。
彼の契約者と思しき人形が、肩に乗ってきた。
その姿は莉紗ちゃんが持っていた人形そのままで]
あら、お久しぶり――って、まさか。
莉紗ちゃんの魂が、その人形に乗り移ってるの!?
[※あくまで推測である]
ん? 私の願い?>>352
いやあ、大それたものでもないんだけど。
ある手段を求めていたの。
既に亡くなった者の想いを知る方法を。
直接言葉を交わせなくても。
その者が生前に抱いていた想いを知り、今を生きる人たちに伝える方法を。
結局、叶わずじまいになっちゃったけれど。
今思えば、件の10年前の事件がなければ、このような願いは抱かなかったかもしれないわ。
[娘は悩んでいたのだ。
生者・死者問わず、言葉によるコミュニケーションを超えたところにある想いや意識を、感じ取る方法があるなら。
それを使えば、より互いを理解し合い、より争い事を減らせるのではないのか、と。
そのような方法があってもいいのではないか、と。
そして、莉紗ちゃんの想いを伝えることもできたのではないか、と。
けれども、ずっと悩んでいた、とまでは言い出せないまま]
『輝実も、輝実なりの考えがあって、この願いを抱くに至ったの。
その分、試練に挑むための契りを交わす決断も、早かったわ。』
[果たして、弟の反応はどんなものだっただろう]**
/* 特殊空間編、投下できるだけ投下。
長いわ!w
ローレルさんの反応を待ちつつ、せめてデッキでの一幕も落とせれば…! */
/* あ、そうか。
素狂の場合も、合格したら能力継承できるのか。
しかしアカン予感しかしなかった>>-1163って……
ゾフィヤさんェ…… */
『あっ、大声出しちゃダメなの。
大体あってるけど……時羽流ちゃんには内緒なのよ?
あの子にだけは絶対に教えてやらないんだから。』
[くすくすと笑う声はあくまでただ楽しそうなもの。]
『あたしが、今ここにいるということは。
貴女の願いの一部は、もう叶っているのよ。
……それにね、死者の想いなんて知らない方がいい。
綺麗なものばかりならいいけれど、怨嗟も数多く存在するわ。
死んだばかりのあたしの声がそうだったように。
そんなものが毎日聞こえたりしたら、貴女、夜眠れなくなってしまうわよ?』
[言いながら、少女人形が苦笑を漏らした。
できることなら、彼女にもこの世界に足を踏み入れてしまう事がないようにして欲しい。
死んだばかりの自分の呪詛のようなものを、知って欲しくはない。]
― 特殊空間にて ―
ん? 言えなかったこと?>>369
[その内容は大体察しがついていた。なぜなら]
……ごめん。実は脱落した後、こっそり聞いていたの。
まさか、あんな事情があったなんて……
もし私があの場であなた達と一緒にいたら……
[一緒に誘惑をはねのけることができたかもしれない、と]
言われてみれば、確かに……
『死者たちの想いが純粋なものとは限らない、か……』
[確かに、死者もその例に漏れないのかもしれない。
今を生きる人間にも純粋な者とそうでない者がいるように。
彼らの怨嗟に触れてしまえば、娘は苦しむことになっていたかもしれない]
なるほど、やりたいことはあるけれど、まだ迷っている状態、と。
心配いらないわ、時羽流。
迷うのは仕方ないにしても、焦らず意思を固めていけばいいわ。
[弟に、せめてものアドバイスを。
自らへの戒めも兼ねて]**
『もうそろそろ別れの時間ね、輝実。
現実世界に戻っても、あなたの行く道に幸あらんことを。』
あなたの方もね、ポーシャ。
[ポーシャの姿が次第に消え、ついには霧散する。
それと同時に、娘の意識は現実世界に戻されて――]
― 現実世界の船内 ―
[トゥルルルルル、ピッ。
土産屋から出たところで携帯が鳴ったので、すぐに取り出して]
あら時羽流。私は平気よ。
――ああ、今土産屋から出たところだけど。
ブリッジデッキに?了解。今から行くわ。ちょっと待ってて。
[ブリッジデッキは確か2階だったはずだ。
そこへ向かう経路は――ここからだと西階段を経由したほうがよいか]
― →ブリッジデッキ ―
あら? 白枝さんも一緒だったのね。
これも何かの縁ということで。
[時羽流に促されながらも、写真に納まるように立ち位置を変えて。>>390]
3、2、1――はい、チーズ、でいいかしら?
[二人の姿は、何とか無事に写真に納まった、はず]*
― 喪失と変化 ―
[しばしの間、この息抜きタイムを満喫するつもりでいた。
夏休みが終われば、娘はまた多忙な日々を過ごすことになるだろう。
そして、言い出せないほどの悩みを抱え続けることもないだろう。
何しろ、その悩み事は既に消えているのだから。
娘は気づいてしまったのだ。お互いを100%理解し合う方法など、存在しないことに。
かくして、娘は平和で穏やかな未来を夢想するのをやめた
――わけではなかった。
確固たる絆で結ばれた者たちと過ごす未来。
そんな些細な夢想を抱く娘の姿が、そこにはあった]
― 続・ブリッジデッキにて ―
そうね、姉弟仲良くというのもいいかもしれないわ。>>392
[今度は白枝が姉弟を撮る番になった。
時羽流が白枝に軽く撮り方を教えてから、娘の隣へと>>410]
こんな感じでどうかしら?
[果たして、写真は無事に撮ってもらえたか]*
― 弟との約束を果たした後 ―
いえいえ、弟との約束とあらば、ね。>>435
[どうやら弟の部屋は、自身が止まる部屋の隣らしい]
今日はもう遅いでしょうし……
明日にでも遊びに行くわ。
[一緒に来ていた輝音ともお話しできればと考えながら、明日行くと返事した。
弟との約束も果たしたし、部屋に戻らなければ。
白枝はどうするだろう。
もし客室に戻るなら、彼女の部屋まで同行するつもりで]*
― その後の娘の日記より抜粋 ―
いくら言葉を交わしても、いくら想いを交わそうとしても。
お互いを100%理解し合えるとは限らないし、常にそれができる人間など存在しない。
争い事が無くならない理由も、そこに在るのかもしれない。
けれど、世の中は争い事だらけというわけではない。
平穏な時間を過ごす者たちも、少なからず存在する。
そうした人々は、多かれ少なかれ幸せな未来を夢想している。
もちろん、現代を生き抜くには現実的な思考も必要だ。
が、それと同等に、夢想も大切だ。
全ての人間が様々な未来を夢見ることをやめてしまえば、世界は味気ないものになってしまうだろう。
ささやかな幸せが存在し続ける未来。
確固たる絆で結ばれた人々と過ごす穏やかな日々。
それらを夢想することで、心豊かに生きられる。
それだけでも意味がある。
― ノーマルエンド:夢想することに意味がある ―
/* はいというわけでコンスタンツェ編、ノーマルエンドでフィニッシュです。
ちなみに喪失は、願いの根底にあった悩み事の消失でございます。
お互いを完全に理解できるとは限らないと気づくものの、それでも平和に生きることを望み続ける。
決して幸せな未来を夢想することをやめたわけではない、というオチでございます。 */
/* くそう、眠い。
ついでに、契約者なんですが。
名前の由来がとある戯曲のヒロインだのなんだのとプロで言いましたが。
そのとある戯曲というのは、シェイクスピアの「ヴェニスの商人」でございます。
気づいていた方はいらっしゃるかな? */
/* >>-1250
むしろもふり返しますが、構いませんね!?
と言いたいところですが、眠気に耐えられん; */
/* というわけで皆様、お疲れ様でした。
もっと積極的に動ければよかったのですが、それもできず。
他にも、開催期間通して御無礼をはたらいてしまい、大変申し訳ありませんでした。
反省期間を設けるため、しばらく村入りは控えます。
が、いつかまたどこかで逢えることを願ってやみません。
それでは皆様、おやすみなさい。
皆もちゃんとがっつり寝るんだ!** */
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