
297 吸血鬼の脱出ゲーム
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― 鏡の間 ―
愛しい仔よ、聞いておくれ。
[手繰り寄せた仔の言葉も聞かず、荒々しく長椅子の上へ引き倒してのしかかる。]
私はどうやら嫉妬したようなのだよ。
あの小鳥に!
あの小鳥を見るおまえの眼に!
[実に嬉しくてたまらない。
そんな顔をしながら、両の手首を押さえる指の力は、今にも骨を砕かんばかり。]
(+22) 2015/02/05(Thu) 00:13:35
私は心の底からおまえを愛している。
認めよう。
私は今や、おまえのものだ。
こんな気持ちは、実に久しぶりだよ。
(+23) 2015/02/05(Thu) 00:13:54
― 地下迷宮 ―
[迷宮の闇を這い進む銀の蛇は、床に転がる襤褸切れを見て鎌首を持ち上げた。
正確にはそれは、精根尽き果てた仔犬だったか。>>5:+122]
佳い姿だな。
まだ生きているか?
[吸血鬼がそう簡単に死なぬのは当然と知りながら、からかうような声を掛ける。]
(+28) 2015/02/05(Thu) 00:33:16
― 鏡の間 ―
[今や、部屋にある鏡が映すのは、部屋の中の光景。
様々に縁どられた銀色の面が、長椅子の上の父と子を様々な角度から映し出す。
二人分の重さを受け止めた長椅子が、ぎしりと鳴いた。]
ああ、私に愛を教えた仔よ。
おまえはいつも、そうやって私に綺麗な言葉を返す。
わかっているよ。わかっているとも。
おまえが私を愛していることは。
けれども、そうして整えた言葉の裏で、おまえはなにを考えている?
[胸を合わせるように体重を掛け、唇を寄せて耳に舌を這わせる。
かつり、と一度牙が音を立てた。]
(+48) 2015/02/05(Thu) 01:35:18
言わなくてもいい。
わかっている。
おまえは私だけのものにはならない。
おまえの心の中に住むものがいるかぎり。
[耳の下に牙を立て、浅く掻き傷を作る。
ほんの薄皮一枚ほどの傷。
脈打つ血道に、牙が触れる程度の。]
本当に、おまえの心を壊して私だけのものにしてしまおうか。
それとも、おまえの心を奪うものを壊してしまおうか。
[声が、酷薄さの色を帯びる。]
(+49) 2015/02/05(Thu) 01:35:44
【見】白絽侯 ソマリは、メモを貼った。
2015/02/05(Thu) 03:15:04
― 鏡の間 ―
宴の熱?
私が浮かされているのだとすれば、おまえにだよ。
私の心をかき乱すおまえに。
[どうしたのかと問う言葉に>>+73、熱孕む声を返す。
押さえこむ手指に力が掛かりすぎ、爪が肌を破って薄く血を滲ませた。
甘さを増した空気に、濡れた息が漏れる。]
おまえを消滅させてしまえば私はいつもの私に戻れるだろう。
あるいはおまえを、もういらないと放り出してしまえば。
[残酷さを装った表情は、すぐに色を変える。]
(+87) 2015/02/05(Thu) 11:10:30
ああ、でもそんなことは耐えられない。
きっと私が壊れてしまう。
[次々と湧き起こる感情が、そのまま言葉として表れる。
激情に翻弄される自分自身を楽しんでいるかのよう。]
(+88) 2015/02/05(Thu) 11:11:04
[仔狐からいつもの饒舌さが消え、飾り気のない愛の告白のみが紡がれる。>>+74
頬を伝う雫に目を留めて、唇を寄せた。
煌めく筋を丹念にたどり、目尻を吸う。瞼に接吻けて、そのまま唇を奪う。]
おまえを真の意味で私だけのものにしたい。
……けれども、そうしてしまえばおまえが色褪せてしまうことを、私は知っている。
褪せてしまえば、私はおまえを捨てるだろう。
[感情に揺らぐ心とは裏腹に、いつもの冷静な声が告げる。]
おまえはやはりそのままでいなさい。
心赴くままに、私ではない誰かを愛するといい。
(+89) 2015/02/05(Thu) 11:11:59
そして、おまえの大切なものを私から守るといい。
私の元より巣立って行く仔よ。
私の心を繋ぎとめ、私の目をおまえに向けさせ、
私がすべてを壊してしまおうと思い立たぬように。
ああ、嫉妬とはなんと甘美な痛みだろうか。
おまえは私にそれを思い出させたのだ。
(+90) 2015/02/05(Thu) 11:12:20
【見】白絽侯 ソマリは、メモを貼った。
2015/02/05(Thu) 11:18:13
― 闇の中 ―
[咳き込みながら目覚めた仔犬を>>+62、小蛇は瞬かぬ目で見つめる。
闇の中に紛れ、時折赤い舌だけをちろちろと動かして、仔犬が水を浴びて戻ってくるのを、そしてあてどなく歩き出すのを、金の眼で追う。
青の姿が見えなくなったころ、彼が倒れていたあたりへ寄って、ちらと官能の痕を舐めた。
銀の鱗を鳴らしながら身体を震わせ、端から霧へとほどけていく。
その霧もやがて流れて消え去った。]*
(+91) 2015/02/05(Thu) 11:30:12
― 湯殿 ―
[とろめく水音が揺蕩う湯霧の中、ひと群れの白が滴り落ちる。
霧より生まれた小蛇は、頭を上げて湿った空気を嗅ぎ、細身をくねらせて朱い湯に滑り入った。
銀の鱗を湯に煌めかせ、湯の底に身を落ち着かせて尾を巻く。
絡み合うふたつの肢体を見上げて、赤い舌をひらめかせた。]
(+92) 2015/02/05(Thu) 11:45:10
【見】白絽侯 ソマリは、メモを貼った。
2015/02/05(Thu) 12:14:40
― 湯殿 ―
なにをしているのだい?
[掛けた声は、仔猫が予想もしていない方向からだったろう。
湯船の縁に膝をついて屈み、仔猫の頭を両手で挟みこんで、
背後から黒い髪に口接ける。]
(+100) 2015/02/05(Thu) 13:10:49
【見】白絽侯 ソマリは、メモを貼った。
2015/02/05(Thu) 13:15:51
/*
うっかり最終日にならなかったら笑うのだけれども。
(-63) 2015/02/05(Thu) 13:16:35
おや。
私に会いたかったとは、嬉しいことを言ってくれる。
他の元老方とあれほど楽しそうに遊んでいるのだから、
私のことなど忘れているのだと思っていたよ。
[嘯きながら、やわやわと髪を梳く。]
それで、私になにか用かい?
(+103) 2015/02/05(Thu) 13:51:58
― 湯殿 ―
構わないよ。
[正直なお願いを聞いて、>>+104 ごくあっさりと首肯した。
彼の血親はおっとりとしているが、自分も相当甘い部類だろうと自覚している。
独立までに、さらに100年掛かった原因の半分は、自分だろう。]
……ああ、でもやめておこう。
あまり簡単にあげてしまっては、私が梟殿に怒られてしまう。
[これもまたあっさりと前言を翻し、暫し思案の態で宙を眺める。]
(+107) 2015/02/05(Thu) 14:50:54
ではこうしようか。
私を、喜ばせておくれ。
私が満足したら、君に血をあげよう。
[口にしたのは、ごくごく抽象的なことだった。
それ以上は説明せず、両手を離して楽しげに待つ。]
(+108) 2015/02/05(Thu) 14:51:11
/*
正直、クロイツ的にはこういうのが一番難しい課題だろうと思ってる。
(-65) 2015/02/05(Thu) 14:54:09
(-66) 2015/02/05(Thu) 14:56:53
(-68) 2015/02/05(Thu) 15:20:00
― 湯殿〜銀蛇 ―
[誘われて、銀の蛇が首をもたげた。>>+111
降りてきた爪先に絡みつき、白い肌に鱗を滑らせながら這い登る。]
『どちらも、魅力的なお誘いだ。』
[空気も、水も揺らさぬ聲が、繋がる身体を通して響いた。]
『梟の翼の中で、鋼を穿つのも、また一興。』
[笑みの気配を纏いながら、銀の蛇は長さを増し、媾合うふたりを縛り合わせるように巻き付いていく。]
(+125) 2015/02/05(Thu) 15:58:35
― 湯殿〜仔猫の戯れ ―
[擦り寄ってくる猫の背を撫で、くすぐるように顎の下を撫でる。
柔らかな毛は、極上の天鵞絨にも勝ろう。>>+121]
おや。
おまえは指示がないと何もできないのかい?
なにをすればいいか、などという問いは、
昨日入った召使いでもできるよ。
[声は甘いが、言葉は容赦がない。]
そういう時は、これはいかがですかと問うものだ。
───ああ、でも私に血を吸えというのは駄目だよ。
それはおまえが、されたいことだろう?
[陶酔の牙で蕩かすのは、好むところではあるけれど。]
(+129) 2015/02/05(Thu) 16:19:24
私のことを思って、私が喜ぶようなことを、
おまえが、しなさい。
自分で考え自分で決めることも、独立した吸血鬼として生きていくには必要なことだからね。
[厳格な教育者の顔をして見せる。が、どうしても思い悩むようならもう少し助言もするだろう。この甘い養い親は。]
(+130) 2015/02/05(Thu) 16:19:42
(-91) 2015/02/05(Thu) 16:48:06
― 鏡の間 ―
>>+136>>+137>>+138>>+139
[普段の調子を取り戻した唇に、未だ水の気を宿す目元に、もう一度ずつ唇を付けてから手を離す。
右手は愛し仔の喉元へ、左手は自分へと。]
おいで。
今このときは、私だけのおまえでいてくれるだろう?
[触れたいと、告げられた望みのままに誘い、
睦言を囁きながら指に力を掛ける。
服ごと肌を切り裂き、喉元から鳩尾にかけてまで赤い蜜を溢れさせた。
相似のように、自らの肌にもまた傷を刻む。]
(+149) 2015/02/05(Thu) 18:18:21
溺れるがいい。
私と共に。
[赤を褥に、互いの血を混ぜ合わせ縺れ合う。]
(+150) 2015/02/05(Thu) 18:18:55
― 湯殿〜黒猫の戯れ ―
[背より回された腕を、拒むこともなく受け入れる。>>+140
首筋をくすぐる言葉に、笑みを零した。
失態を恐れ、此方を窺う幼仔の眼差し。
可愛らしいが、これこそ独立をためらわせたもの。]
してごらん。
おまえが思うように。
[背筋を震わせ、衣を引き開ける。
思う様に試せとばかり、湯の縁に腰かけて寛いだ。]
(+151) 2015/02/05(Thu) 18:35:23
― 鏡の間 ―
>>+164>>+165
[空気に混ざる血の香は心を昂ぶらせ蕩かしていく。
頬に触れた指先も、微かに漏れる吐息も、滴り流れる赤も、何もかもが愛おしい。]
無論だ。
私は今おまえに、おまえだけに溺れている。
こんなにも、深く───…
[目の焦点さえ合わぬ距離で、彼我の存在さえ溶け合うような濃密な交わりの中で、肌のすべてに触れていく我が子の指が舌が吐息が魂をも浮き立たせていく。]
私の、かけがえのない、薄明の月。
[素直に甘える髪を抱き、喘ぐ息を唇に閉じ込めて、闇は熱く震えた。*]
(+181) 2015/02/05(Thu) 22:34:51
[闇の褥が開かれたのち、
着乱れた姿のまま我が子が身支度を整えるのを眺めていたが、ふとなにかに気づいたように口を押えた。]
……しまったな。
私だけの特別な名前は、ゲームの褒美だったというのに。
[熱に浮かされて、つい口走ってしまった。
そんな後悔も、我が子の顔を見ていればたいしたことではないかと思い直す。]
エオセレス。
ここから巣立っていくおまえへの餞別だよ。
受け取っていくといい。
[新しい名を改めて授けて、旅立ちを祝した。]
(+183) 2015/02/05(Thu) 22:35:08
― 湯殿〜黒猫の戯れ ―
[仔猫が示した性愛の技に、白い肌が上気していく。>>+175
柔らかな肉球を、滑らかな毛皮を、ざらざらとした舌を、敏感な場所で堪能した。]
いいよ。
とても、いい。
[時折見上げては鳴く仔猫の頭を撫で、満足を示す。]
(+189) 2015/02/05(Thu) 22:54:53
[可愛らしくも心地いい愛撫に、身体は満たされていく。
このまま終わらせても良かったけれども、
行きつくところを見てみたくて、仔猫を湯の中に追いやった。
人の姿を取らせ、頭を押し下げて、奉仕を求める。
心行くまで堪能してから、頭を両手で抱え込み、自らを解き放った。]
ああ……良かったよ。驚いたな。
おまえはいつの間に、こんな技を覚えたんだい?
[問いかけながら、手の甲を上にして差し出す。
口づけを許す貴人のしぐさに則り。]
(+190) 2015/02/05(Thu) 22:55:43
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