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[言葉を聞き入れ、癇癪を起こしかけたウェルシュの動き>>5:+301が止まる。
ファミル>>5:+306を見遣れば、追いかけられなくなったことにホッとした(?)ようだった]
ファミルさん、大丈夫?
ウェルシュ君、だっけ。
仲良くなりたいなら、先ずはお話してみましょう?
[ファミルにその気があるかは分からないが、距離を縮めるなら少しずつ、と。
幼子のようなウェルシュに手順を提示してみた]
[子供は素直>>+7。
純粋であるなら、尚更。
けれど]
………は、破壊……。
[色々とズレ過ぎていてフォローしきれない気がして来た]
[ファミルの趣味>>+15も、どうなのそれ、と言うようなものだったが、破壊よりは可愛いものだろう]
…………………
[何だか手に負えない気がしてきて、
[ファミルとウェルシュのやり取りを見守っていると、ファミルの傍に居たソマリアランから声が上がる>>+20。
しかし見ればそこに居るのは風貌は対照的だが同じ顔をした10歳程の子供達だった]
……アラン様、と……ソマリアード、様?
[そうだと分かったのは互いを呼び合う声から]
はぁ……。
[ソマリアードの言葉>>+21に、ぽかんとしたままに声を返す。
ここに居るとみんな若返るのかな、と若干ずれたことを考えた]
[ふ、と瞳を閉じる。
先程聞こえた幼馴染の声>>5:+288。
傍で語りかけられたような心地さえした。
それが何を意味するかまでは理解し切れていないが、彼がいよいよ”門”へと向かうつもりだと言うのは断片的な言葉からも感じ取れた]
──…信じてるよ、ヤコブ。
[想いや願い、祈りはお守りに沢山込めてきた。
たとえ共に”門”へと行けなくても、彼がお守りを身に付けてくれているなら、ローズマリーは傍に在るのと同等だ]
[このまどろみからも願いは、想いは届くだろうか。
幼馴染を想い、祈り続ける]
[祈りを終えて瞳を開ける]
……ファミルさん?
[ウェルシュとは別件で現実逃避しているらしい様子>>+45に先ず首を傾げた。
周囲を見回せば知らぬ顔>>+43がまた増えている。
見知った顔は傍に居るのだろうか。
どちらにせよ、姿が見えれば何度か瞳を瞬かせた]
え、 え?
[喋ってるから寝ては居ないとか、ファミルと紹介されたしとか、突っ込めるところは多々あったが、その勢い>>+47に指摘までは至らず。
けれど同意に頷かないくらいには流される方ではなかった]
[ちら、と件の人物を見てみる。
見覚えが無い以上、魔軍の一員であることは確か。
ただ、ファミルは大袈裟以上に騒ぐという印象もあるために、魔軍中核に位置する者とまで考えは至らない]
えーと。
何で正体見破られたらダメなんです?
[魔軍の内情を知らないローズマリーにとっては至極尤もな疑問だった]
[他人を装っていたがしっかりボロが出たファミル。
リエヴルに諭されたりガートルードに遊ばれたりと忙しい]
考えすぎ、と言うのはそうかもしれませんね。
[リエヴルの言葉に同意するように頷いた。
ファミルは必要以上に相手を警戒し、逃げ回っているように思う]
ええと…。
[シェットラントへと視線を向ける]
ご苦労様でした?
[語尾が疑問系になるのは、それで良いのか不安になったため。
シェットラントと、彼と共に居る者との因縁は知らない。
故にどうしてここへと至ったかを推測することは出来ないが、彼のことだから大きな役目をやり遂げて来たのだろうと考えたのだ。
そう考えるくらいにはシェットラントのことを信頼している]
??
[何か言いかけたシェットラント>>+92に小首を傾げる。
けれどそれは直ぐに自分のことが伝わって居ない可能性に行き当たって。
問う言葉には繋がらなかった]
[子供は素直だったから止めることも出来たが、今回ばかりは手を貸せそうに無い。
ファミルさん頑張れと心の中で応援して、苦笑しながら成り行きを眺めることにした]
増えちゃった、かぁ…。
[今ヤコブの傍にはどれだけの人が残っているだろう。
シュテルンが居るだろうから、一人ではないことは確か、だけれど。
やはり気にかかるのは幼馴染のこと]
[見届けたくはないかと問う声>>+166。
それに続けるように聞こえた声の主>>+182は歩く毎に景色を広げていく]
ヤコブ、シュテルン君…!
[その場に立っているのはたったの3人。
地面にはいくつかの緋色。
倒れ伏す骸は見知った者ばかりだった]
[刃を振るいながら言い合うヤコブと魔王──テオドール。
相容れない言葉の応酬。
ヤコブの言葉は彼らしい真っ直ぐなものだったけれど]
……未来は、既に終わった過去…?
[対するテオドールの言葉は不可解な、理解の及ばない内容ばかりが並べ立てられる。
ただ、その言葉から感じられることは]
”門”を、開かせないために……?
[今まで思っていたこととは真逆のこと]
何度も繰り返しているから、その分絶望して、追い詰められて。
一人で抱え込んでしまったから、凝り固まってしまったのではないでしょうか。
[ソマリアランの言葉に同意しつつ、思ったことを口にして]
諦めない道を、歪ませてしまったように思います。
共に思案する相手が居れば、また違った道を探せたでしょうに…。
[可能性は無限に広がるもの。
こうなると決め付けてしまわなければ、別の道を見つけられたのではないだろうか]
…彼が、虚言で物を言っているようには見えないんです。
アラン様の言う通り、全てを喪った経験もしているかもしれません。
閉門出来なかった”未来”ばかりだったようですから。
[>>+213 開門……即ち首魁の再来。
今や伝説となった遥か過去を鑑みれば想像に難くない]
…”未来”が”過去”へと変わり、繰り返して積み重なることで”未来”の選択肢を狭めてしまったのでしょうね。
そうして、極論に至ってしまった。
”未来”を知りすぎたが故に。
[未来予知の危険性がそこに在るような気がした]
[響くヤコブの声>>145。
ハッとまどろみの向こうへ意識を向けた]
───ヤコブっ!!
[大腿からはあかいいろ。
サッと顔が蒼くなる。
膝を突くヤコブを庇うように駆け出すシュテルン>>149。
彼が放った一撃はテオドールの左胸を切り裂いていて>>150、それを忌まわしく思ったか、テオドールの剣の軌道がシュテルンへと変わる]
まだ……まだ一人じゃない。
立って、ヤコブ…!
[両手を胸の位置で組み、祈りを、願いを、彼へと向けた]
はい、それを以て魔軍を運用していたとも。
[ソマリアランの言葉>>+233に頷く]
そう…ですね。
そう言う風に見ることが出来ると思います。
…戦端が開く前に聞けていたら、きっと、違う道を選べましたよ、ね?
[こんな風に戦うことなく、協力する道はあったはずだと。
無限の可能性に想いを馳せる]
[ヤコブから更に緋色が舞う>>151 >>154。
致命傷とも思える傷に身体が震えた。
彼ならやり遂げると信じてはいるものの、零れ落ちるあかは別の不安を掻き立てて]
やっ……!
[ヤコブの傍に行こうと、震える手が伸びた]
あの時は───問う間すら与えてくれませんでしたね…。
[示された三年前の出来事>>+242。
唐突過ぎて、彼を食い止めるので精一杯で、話をする余裕なんてどこにも無かった。
あの時もしこうしていれば、なんて考えてもどうにもならないことだけれど、思わずには居られない時もある]
……ええと。
アラン様は男性なので佳人ではないですよね。
[そわそわしていたのでつっこんでみたけれど、どこをつっこむべきかで悩んで無難なところに落ち着いたらしい]
[伸ばした手はヤコブに届かない。
代わりと言うわけではないが、シュテルンがヤコブの傍へと行き、彼を支えたテオドールにも異変は起こり、彼は最期を悟ったようにヤコブを誘う]
……やっぱり、おじさんじゃなかったんだ。
[そこに関しては少しホッとした。
親子で命のやり取りをしていたなど、想像もしたくないことだった]
……ヤコブ?
やだ、何考えてるの…!
[「俺の命をくれてやる」>>166。
言葉だけ聞けば死ぬ気のように思えて、嫌がるように首を横に振った]
[”鍵”がシュテルンへと託された。
ヤコブの命を吸って再び力を取り戻すそれ。
”門”を閉めるための力]
ヤコブ……。
[彼が死の際にあるのかは知れない。
自分がこちらに在るせいか、持っていた力は欠片も感じられずに居た。
叶うならば、生きて欲しいと願っている]
[シュテルンがヤコブの傍を離れ門へと向かうのを眺める。
ローズマリーは、動けずに居るヤコブの傍に佇んだまま]
[ヤコブのために願いを、祈りを込めたお守り>>195。
目的の成功を願ったそれが、門を潜る男目掛けて飛んで行く]
[目的が一つとなった今、想いはテオドールにも添うだろう。
幼馴染の行動に思わず口許が綻ぶ]
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