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ンなもん、お前にしか頼めないからだろォ?
……そうそ、わかってるじゃねぇか。
[男には、あれだけ殺すと息巻いていた人狼を殺せなかった。
ジムゾンを殺す事が出来なかった。
その癖、彼の最後をシモンに託すなんて虫の良い話にもほどがあるが、シモンは赦してくれるだろうか。
眠る顔を雪で洗われると、血の気の引いた顔が良くわかる。]
……いってぇなこのヤロウ。
[本当は痛くは無いけど、額を叩かれた振りをして、
やり返すかのように頭にチョップを仕掛けるが、すとんと空を切った。]
─ 教会 ─
[思ったとおり、>>11シモンが足跡を辿って教会へ行くのにあわせて男も向かう。
教会にはジムゾンがいた。>>12
祈っていたのか、祭壇の前に佇むジムゾンの姿は、まさに神父と呼んでもおかしくない。
おかしくないのに、昔を知る男からしたら妙にミスマッチに見えて笑ってしまう。]
さっき振り。
お前、本当に神父だったんだな。
[シモンだけではなく、男もいたのだが、見えていないのは承知の上。
先に行ったと思われるリーザは、二人の姿をじっと見ていた>>+8。
男は、挨拶を交わす二人から離れて>>13、祭壇へと向かう。
いつも神父が立っている位置に陣取れば、観戦席から見るように、
2人のやりとりを見ていた。]
[2人の会話は、この時はとても静かなものだ。
教会という場所の所為かも知れない。
内容が内容なのに、どこか神聖なものにすら見える。
その中でもシモンの言葉に男は目を瞠る>>16]
はァ?
おま、知ってたのか!?
[しかも約束ってなんの事だよ、と身を乗り上げて問い詰めるも、
声は届かないから返事も無い。]
くっそ…こいつらいつの間に……。
[ヨアヒム事件の後、男が去った後に交わされたものだとは知らず>>3:22>>3:36、なんとなくしょんぼりしながら、再び黙ってやりとりを見た。]
[2人の悪友に、隠し事をするなと言ったが実は男にも隠していたことがある。
酒の飲みすぎで体を壊して、医者にこれ以上不摂生を続けたら近いうちに死ぬといわれていた。
下手したら30になる前にとも。
最初こそは、主食のように薬を飲んだりもしていたが、
金の工面や耐え難い副作用により投薬を中止した。
それでも痛みはずっと付きまとうから、鎮痛剤だけは打ち続けていた。
最近無事に生誕31周年記念日を迎える事が出来たが、先は長くなかっただろう。]
だから別に俺の事は気にしなくてもいいんだけどなァ。
[>>20>>21殺した人間の罪を背負う、と互いに主張するが
少なくとも、男は彼らの背に自分の死を背負う必要なんかないと思っていた。
寧ろ今のうちに死ねて良かったとも思えてくるくらいだ。]
─ 少し前 ─
[少女に話しかければ、ジムゾンを追う足を止めてこちらを向いた>>+42
暫く迷っていたようだが、リーザは男の名を言った。]
お前さん、死んでも元気だなぁ。
……写真?なんだ、あいつも写真持ってたのか。
[3人で撮った写真は一枚しかない。
きっとそれをリーザにシモンが見せたのだろう。]
そう俺、ディーターさん。
レディに名前を覚えててくれて嬉しいよ。
[などと、恥ずかしげもなく言って見るのも、
もしかしたら少しくらいは内面も若返ってるかも知れない。]
く、くく…。
こんな子供にまで心配されるジムゾンって奴ぁ……。
[>>+46本当にどうしようもなく手が掛かって、放っておけない、あの時のままだ。
いくら神父になって外面を取り繕うとも、人狼だろうとも。
昔から何も変わっていないなと、懐かしさがこみ上げた]
おう、後で行くぜ。
……ジムゾンを頼む。
あいつ、寂しがり屋なんだ。
[先に行くリーザに、シモンにもした頼みごとをする。
悲しげに微笑む表情は、まだ10にも満たない少女にはそぐわない。
昔なじみのジムゾンやシモンの事はわかっても、女心には多少疎い。]
シモンの奴が来なければ、取り憑いてでも連れてってやるよ。
[残念な事に、ありゃ将来どえらいイイ女になったぞ、と
生きていたらシモンは大変だっただろうなと想像した。*]
─ 現在・教会 ─
[>>22シモンが人狼として生きるなら俺を食えという。
>>24ジムゾンが食ってでも生きるという。]
結局こうなるのは分かっていたけど、
目の前で見るとやっぱやる瀬ねぇな。
[2人が生き残る方法を考えると、思い浮かぶのはジムゾンがこの村を去ることくらいか。
だが雪に閉ざされた村。
どこにもいけないから、ここに留まって人を食うしかできないのだろう。]
ま、頑張れよ。
[人から獣に変わるジムゾン。獣に対峙するシモン。
明らかな分はジムゾンにあるが、果たして。]
/*
[[1d5] ]で1が出たら弾が出るんじゃないかな!>シモンメモ
どうでもいいけどプロローグで出した写真がここまで伸びるとは思わんかったわ。
”わたしたちは光を望んだが、闇に閉ざされ、
輝きを望んだが、暗黒の中を歩いている。”
なんつーの、まるであいつみてぇ…というか、
今の状況にそのものか。
[不意に呟くのは、聖書の一文。
別に敬虔なクリスチャンではないが、村から出るときに教会から勝手に借りた聖書を暇つぶしによく読んでいた。
光を、希望を探しているのに、何も見えない闇を彷徨うだけ。
何の為に人を殺しているのか、いつまでこんな事をしないといけないのか。
結局男が戦争で得た物は、母親の入院費以外に何も無かった。
その母親も男が入隊して1年も経たずに亡くなったものだから、貰ったところで意味も失ってしまった。]
”正義を望んだが、それはなかった。
救いを望んだが、わたしたちを遠く去った。”
[曖昧ながらも、この場で一節を唱えれば自分こそが神父にでもなったようだ。
実際の神父と言えば、獣になって人を食い殺そうと戦っているのだが。>>26]
[モーリッツから、子供の頃に悪い事をすると人狼に食われるぞとよく脅された。
戦争に身を落とした男にとって、いつしかそれはこの身を裁きに来る
神の使いのようなものだと無意識のうちに考えていた。]
ま、実際はただ食欲旺盛な狼だったわけだけどよ。
[それにしたって、神父が食いにくるなんて出来すぎだろと、男は笑う。
村に戻って、他人に迷惑をかけるだけのロクデナシの生活を懲りずに送っていたのは、きっと誰かに断罪される日を待っていたのかもしれない。]
[>>32不意に、銃を拾うシモンの姿が見えた。]
……シモンその銃、 弾出ねぇ………
[ぱぁん]
……………もしかして弾入れる場所間違ってたかァ?
[>>33銃から響いた音に、男は本当にしくったと顔をしかめた。
普通に考えて、入れた場所を覚えていないなんて軍人として失格だろう。]
[>>34シモンの罵声に思わず口火を切る]
うっせぇ馬鹿!
自分の頭ぶち抜くのに2発も必要ねぇだろうが!!
つーか、てめぇも元軍人なら銃の状態確認しろよクソッタレ!!
[ジムゾンの声が人として聞こえていれば>>39、
知らねぇよ、騙した覚えねぇぞ!と中指を天井に向けていただろう。]
[一人祭壇でわぁわぁ行っていると、隣に気配を感じる>>+58]
笑い事じゃねぇよ。
ああ、嬢ちゃんも今後銃を撃つなら、
ちゃんと自分の銃の状態くらい確かめておけよ?
入ってないと思って撃ったら実は入ってました、なんて。
どう言い訳しようと撃ったヤツの責任だからよ。
[リーザが狩人という事を知らない男は、
もう必要もない銃の最低限の扱いを教えておいた。]
/*
>>+64
鎮まれ……鎮まるんだ………………俺の……右腕…………!!!
という厨二変換が頭に過ぎる残念なアカウント。
[>>+64アドバイスをするが、どこか影のある微笑に男は首を傾げる。]
どうした?
シモンなら大丈夫だろ。
あんな体でも、ようやってる方だぜ。
[リーザが右手の疼きを抑え込もうとしてることには気づけず、
彼女はシモンの事が心配なのだろうと思いつく。
そして、争いも佳境に入った2人のやりとりを
男も見守ることにした。]
そろそろ終わり、か?
[>>47ナイフを取ろうとするシモンの動き。
>>46ジムゾンはシモンの足に食いついたままで、
絶好の攻撃ポジションにいる。
>>51ジムゾンに覆いかぶさるシモンは、笑っている。]
嬢ちゃん、見たく無いなら目ェ閉じとけよ。
[クララを撃ち殺した歳若いリーザでも、
育ての親のようなシモンが友人を殺す所は見たく無いだろうと、
>>52ナイフを取り出した姿にこれから起こることを予想して、
忠告のようなものを放った]
ふぅん、そうか。
最近の女の子っつーのは強ぇなァ。
それとも、シモンの育て方が良かったのか?
なんにせよ良い父ちゃんに恵まれて良かったな。
[>>+71まっすぐに言い放つ言葉は清々しく。
後先考えずに突進するのを見ても、
シモンの影響を受けているのではないだろうか。
シモンにしても、良い娘をもてたように思う。
(嫁さん候補だと思っていたことは秘密だ。)
男は一度リーザの顔を見てから、2人に視線を戻した。]
ばーか。シモンのばーか。
俺の死なんか負わなくてもいいんだよ。
大体、俺はお前を見殺しにしようとした人間だぜ?
自分からその背から降りてやらぁ。
[>>52己の死を背負うと尚ものたまうシモンを面白くなさそうに見る。
あの時自分が何を思っていたのか吐露しても、
きっと同じ事を言うのだろう。
あいつは本当に良いヤツだ。
良いヤツだからこそ、ねたましくて、その心がうらやましい。]
お前が泣いてどうするんだよ。
つかなにお前、生きてる人間の声も、聞こえたのか?
[男がジムゾンに言った言葉を、シモンも言う。
そして、ナイフがジムゾンの首に深く刺さるところを、
取りこぼさないように男は見た。]
ほら、ジムゾンにまで言われてるぞ。
[まああっちはあっちで泣いているけど通常運転だろう。>>57
続いた言葉に、男は口角をゆるくあげて笑う。]
……そうか、もう寂しくないなら、良かった。
[獣の姿をしているのに、ジムゾンが人の顔で
泣きながら笑ってる表情が手に取るように見える。]
”主よ、みもとに召された人々に、永遠の安らぎを与え、
あなたの光の中で憩わせてください。アーメン。 ”
[そしてシモンの腕の中で絶命するジムゾンに、祈りを捧げた。*]
ふぅん、嬢ちゃんもあいつに何かある……って、
[隣で呟くリーザの声に、うん?と男は首を傾げる>>+82]
シモンに庇われたって?
あいつ、そんなにほいほい助けるほど子供好きだったか…?
[しかもリーザの口ぶりではまるで、命を救われたかのような事を言っている。
しかもママと一緒にいた。どこかで見た、聞いたような。
じっと、リーザの顔を見つめ。
よく見るとなんとなくうっすらと見覚えがあるような。
ないような。]
もしかして、あの時のか。
………………神っつーのがいれば、絶対サディストだよなぁ。
さっきの俺の言葉きいていたら忘れてくれ。
[男の醜い感情に巻き込んだ者が、ここにも一人。
いや、ねえよなと思いながらも、こういった勘は外れない。]
/*
>>62>>64
ペーター、ありがとよ(;∀;)
5d時の酒盛りに、ペーター誘えばよかったと実は後悔してる。
酒飲ませてやりたかったぜ…!(ダメな大人
………なんだァ?
子守唄かこりゃ。
[>>+70どこからか少女の声で子守唄が聞こえてきた。
まるで、目を閉じればすべてが終わることを知らせるように優しく響く。
歌の出所は隣にいるリーザではない。]
これ聞いてジムゾンもシモンも眠れりゃいいなァ。
[祭壇の前で抱き合う2人を見ながら、小さく呟いた。*]
[ジムゾンが死んだのなら。
彼の魂も、そのうち見ることが出来るのだろうか。
もしそうなら、最初に自分たちのところに現れて欲しいものだと男はささやかに願う。]
また皆で酒でも飲みてぇなぁ。
[もしかしたらそこにはリーザの姿もあるかもしれない。
シモンにダメだと止められるか、それともジムゾンにまたもったいない>>2:425といわれるか。
シモンが来るのはいつになるかわからないが>>52
それまでは地獄に行くのは待っててやろう。]
──ああ、夜が明けるな。
[いつになるかわからない未来を想像していると、
夜が終わって朝が来たことを知る。>>65
陽光を受けた美しいステンドグラスが、
光に赤や青、緑と様々な色をつけて内部を優しく照らしていた**]
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