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高校生 フィオンは、盲目 クレステッド を能力(襲う)の対象に選びました。
高校生 フィオンは、盲目 クレステッド を投票先に選びました。
それはとてもとても苦しい呪いだっただろうに。
なら、その後悔を忘れるために舞台から落ちるべきだ。
あとさ……顔とポーズは一致させよう?
[うん、言おうとした台詞すっ飛ばしてツッコミを入れていた>>74]
後悔して、もがきながら前に行くのはそれは苦しいこと。
一体足掻いた所で何が見つかるか分らない。
それを呪いというならば、俺が喰らってあげよう。
そうしたら、苦しみも悲しみも忘れて楽になれるからさ。
[けれど、この魔女はきっと違う。
後悔をして、前に進める人間なんだ。
ああ、自分もそうだったら――そうなれたら、よかったのに。]
[ここが外だったら、きっと自由に戦えただろう。
立地はこちらにとても不利だとしても――]
あんたの魔法はもう見切ってる!
[上昇した際に、まるで踊るように回る姿を見つければ
魔法を発動させまいと
十字架の先端をクレステッドに合わし――]
光撃魔法「“月”から与えられた光の槍」
[瞬間、標準のように合わせられた切っ先から
光の槍が現れる。
その槍は、まっすぐに踊る魔女――クレステッドの方へ飛んでいった*]
― 少年が堕とされた日 ―
「少年よ――――お前の全てを奪ったものに復讐したくはないか?」
[ヘビが笑いながらそう言った。]
「フィオン!聞いちゃ駄目だよ!!
復讐なんてしちゃ駄目だ!そんなことしたって意味はない!」
[契約者である小鳥は叫ぶ。
自らの契約者を堕落させまいと守るように必死に]
………………。
[けれど、肝心の魔女は口を閉ざしたまま俯く。
小鳥も、ヘビも見たくはないと言わんばかりに]
「なあ――――フィオンと呼ばれた少年よ?
家族になりたかった者に存在を否定された哀れな少年よ。
こんな運命は残酷だと思わんか?」
[――ピクリ、身体が反応する。
そうだ、自分は弟だと思ってた子に家族じゃないと否定された。
ようやくあの痛みを忘れられると思ったのに、否定されたのだ。]
あれは――……気が立っていただけだよ。
本当はとても……優しい子で……
「では何故そんな優しい子がお前を否定する?
生きる希望を奪われたお前を突き放すのだ?」
[ヘビは笑う。
少年の否定の言葉を論破しながら、嘲笑う。]
「本当に優しい者は、痛みを知ることができるものだ。
そいつはお前のために涙を流したか?
そいつはお前のために怒ったことがあるか?
――――否、ないだろう?」
「黙れ!それ以上フィオンに変なことを吹き込むな!」
[ヘビの言葉を遮ろうと小鳥は叫ぶ
心が折れかけている魔女に、この甘言を聞かせてはならないと。]
「ふははははははは!何を言っても無駄なことだろう?
いいか少年。お前を受け入れてくれる存在は!認めてくれる存在は!
もうこの世の何処にもいない!
お前を狂愛し、嫉妬し、憎悪した者に奪われたのだ!」
「違う!!フィオンにはまだフィオンを愛してくれる人が居る!」
[ああ、小鳥が叫んでる――
自分のために叫んでくれるというのに――何故だろう。
あの子の言葉が、自分に響いてこない。]
…………れ、ば……
[沈黙を貫いていた少年が、唇を開く]
どう、すれば……僕は、取り戻せる?
[目からは、ぽろぽろと大粒の涙を零し]
運命を従えるだけの力を手に入れるだけじゃ駄目なの……?
[すっぽりと手が隠れた袖で涙を拭いながら]
どうすれば……僕を、必要としてくれる人が現れるの……?
[縋るような声に、ヘビの口は狐を描いた]
「ならば、我を受け入れろ!
そして奪略者どもを呪うのだ!!
運命を従えるには力?何を言っている!
運命を破壊するには何時だって怨嗟の力なのだ!」
[ああ、そうなんだ――――
心が壊れかけた、折れかけた、沈みかけた少年は――]
「手始めに――そうだな、その契約者を俺に喰わせろ。
そうすればお前が復讐すべき相手を教えてやる。
そして、死ぬよりも辛い罰を与えるのだ!」
[それが、あの世界へ帰るものだと信じてしまったから]
「フィオン、あんな奴の言葉を…………」
[小鳥へ、手を伸ばす。
そしてそのまま、小鳥を握り締め――――]
はい。これで――……僕は僕の世界へ帰れるんでしょ?
[契約者をディアボロスへと差し出した]
「フィオン!?嘘でしょ?冗談だよね!?
そんなことしちゃ駄目だ!帰れなくなっちゃう!
駄目、フィオン、フィオンやめて!!」
[しゅるり、自分の手に巻きついたヘビ
くつくつと楽しげな笑みを浮かべたまま]
「イタダキマス」
[小鳥を、飲み込んだ――]
[自らの契約者を喰わせた魔女はヘビを見つめる。
その目は虚ろで、希望を見出せなくなってしまったような顔]
「少年よ――お前の居場所は、心の安寧の地は訪れない。」
「さあ、全てを呪え!!」
「この世界にお前を受け入れてくれるものなどいないのだから!」
「はははははははははははははは!!!!」
[ヘビの声に従うまま、自分は
自分の全てを――手始めに、母を奪った男を一人――呪い殺した
そこからの記憶はもう曖昧で、きっとそこが自分が堕ちた最初の記憶。
もう元に戻れない――後悔の記憶**]
一生付き合っていく?
そんなの無理に決まってる。
いつか呪いに負けて絶望し、逃げるんだ。
人間なんてそんな生き物なんだよ。
[特に後悔は――忘れたくても忘れられない呪い。
何時までも残り続ける呪い。
耐えられずに逃避するものも多いだろうに]
ただ、一直線に向かわれても意味はないんだよ。
忘れたの?俺は空飛んでたでしょう?
[ふわり、浮いた上体から今度は空を蹴り落下する。
筋肉の魔女はあの調子だとそこまで大きな魔法を打てないはず。
ならば、先に沈めるのはクレステッドで決まり。]
煉獄魔法「“太陽”が導く炎の加護」!
[クレステッドの目の前に降り立ち魔法を妨害せんと
その腹を抉ってやろうと炎属性が付属した十字架を大きく振りかぶった*]
『(なあ、夏南…………
お前、どうしてあのタイミングで呪いの代償が来たのか本当に分らないのか。)』
[契約者は静かに目を閉じる。
人狼で在り続ける事を望む自分の2番目の魔女へその言葉をかけることはなく]
『(お前は、昔のお前に戻りつつあるんだよ。
だから呪いがお前を拒絶したんだ。)』
[なのに、どうしてそれに彼は気づかないのか。]
『(後はお前が――魔女となりやり直したいと願えばいいんだよ。
ただ、それだけなんだ――……)』
[自分から、言ってもこいつは否定してしまう。
だから狼は押し黙り全ての結末まで見届けようとまた、目を開いた]
邪魔……しないでくれるかなぁ!?
[振りぬくのをやめ、飛び掛る魔女からの奇襲を防ぐため
十字架を防具代わりに男を受け止めようか。
それでも防ぎきれないのであればまた宙へ飛び逃げるだけ]
そんなの……そんなの、ないんだよ!
あんたに分るか?家族になれると思ってた人から拒絶される痛みが!
[手を伸ばしたって、振り払われるに決まってる。
だから、伸ばすのが怖いんだ。
失うのが怖いから、その手を引っ込めていたんだ]
どうやって取り返せばいいんだよ!
死んだ人は還って来ない!俺の生きがいだった演劇はもうできない!
俺の世界は……俺の世界が、なんだったかさえもう、思い出せないんだよ!
[地に倒れ付しながらもなお、叫び続ける。
思い出せないんだ、自分の世界の形さえ。世界の色さえも。
十字架を握り締める力は強く――どちらが近づいてきてもいいように――]
気づけ……
[自分を想う声……そんなの、何処にだってない。
世間体を気にする女に、その子ども2人。
それに自分を構成させようとしてくる契約者。
どこにそんな存在がいるんだ。]
バカだよ……お兄さんは……
俺はもうあのときの“かなん”じゃないんだ……
あんたの甥っ子怯えさせて脱落させたのにさ……
[歩み寄ってきた魔女。
そのまま、影に自分が隠れればゆっくりと顔を上げる]
……そんなに、俺をそう諭すのなら。
[十字架を握り締める手
それは、逆十字へと変える。]
俺へ手をさし伸ばしてくれるって言うのなら……
[そのまま、切っ先をクレステッドの先端へ向け]
俺のためにどっちかが舞台から降りればいいだろう!
[これが上手く行くか分らない。
ただ、目を閉じて思いっきり、力の限り――
その左胸を抉り刺そうと十字架を突刺した*]
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