情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
― リオレ島拠点内 ―
うん、
[>>24 生きて帰れというウェルシュへの言葉に対し、ゲオルグは是とは答えずに。
「努力する」と、明瞭とは言えない答えで返す。
仕方のないことだ、軍人なのだから。「約束する」とは言えない立場なのだろう。
然し、嘘でもいいから。
そう答えてくれたならば、ウェルシュは安心して発つことが出来たのに。
だからせめて、]
[>>23 リオレ島内は慌ただしく、忙しない。
傷付いた戦艦が次々と、修理や整備に回されて、作業員が怒声を上げながら作業を行っていた。
ウェルシュもそこに混じろうとしたけれども、やがて「休んでいて下さい」と、離れるように促されただろう。]
はぁ……
[溜め息が出たのは、怪我の所為では無い。
ベンチに腰掛け、俯き。長い髪を垂らしたまま目を閉じる。
――――長いようで、短い一日だった。
昨夜はストンプにいたなんて、遠い昔のようだ。
なんだか、色んなことが起こり過ぎていて、目を回しかけていた。]
……ん?
[>>+3 どの位時間が経った頃か。
年若い青年に声を掛けられ、顔を上げる。
聞けば、自分の護衛の特命を預かったとか。]
シュテルン少尉、初めまして。
僕はウェルシュ・ストンプと申します。
[彼の快活な挨拶に答えるべく、ベンチから立ち上がり、胸に手を当ててお辞儀をした。
にぱ、と笑う姿は少年のようで。眩しい。
暗鬱な気持ちになりかけていたが、自然とつられて顔が綻ぶ。
彼が、タクマの義理の息子とは知らない。
タクマにそういう存在が居ることは聞いていたけれども。
まさか、シュテルンが息子だということは、姓名を聞いただけでは悟れなかった。]
[>>+4 怪我と聞けば、少し不安そうに、]
そっか……
無理しないでね。
急ぐ旅でもないのだから。
もし痛ければ、途中どこかで病院に寄ってもいいんだからね。
[そういう自分も怪我人であるのだが。それは伏せたままで。//]
そうか、なら良いんだけれど。
本当、気を遣わなくていいからね。
辛い時は、言ってね。
[>>+15 シュテルンという若い少尉は人懐っこい笑みを浮かべる。
彼のその笑顔が空元気からくるものとまでは、ウェルシュは察する事が出来なかったが。
けれども、好意には甘んじようと頷いた。
>>+16 伺いたいという言葉には、不思議そうに首を傾げつつも。]
? ……うん、良いよ。
遠慮なく聞いて。
[問題ないという風に告げた。
じゃあ行こうか、と足を踏み出したときに、]
あ、………ごめん、ちょっと待って!
[>>49 ヴィクトリアに呼び止められる。
ウェルシュは駆け足で彼女に駆け寄った。*]
[彼女から、分厚い包み紙を手渡された。
それは―――……小さくとも、重かった。]
そっか……
姉さんと遣り取りしていたんだね。
[羨ましいな、とぽつりと小さく呟く。
思わず、視界が潤むけれども、雫を零すことはせずに。
息を飲み込んで、……耐えた。]
ありがとう。
大切なものだろうに……
僕に渡しちゃって良いのかな?
[丁重にそれを受け取り、ウェルシュは胸に抱えた。]
[読んでもいいと言われると困惑したような表情を浮かべ、]
―――……うーん。
やっぱりこれは姉さんとヴィクトリアさんとの、
かけがえのない思い出だろうから……
気になるけれど……
読まずに、姉さんに返そうと思うよ。
[天国にその手紙を届けようと、告げた。*]
っ、ごめんね!おまたせ!
[包みを抱えたまま、シュテルンのもとへと戻る。]
じゃあ…… 行こうか?
シュテルン少尉は、どの船に乗るのかな?
[船を愛する領主は、シュテルンも当然軍艦を操舵するのだと思い込んだまま。//]
へぇ…… じゃあ、パイロットなんだ!
[>>+23 彼の戦場は海ではなく空であるようだ。
意外な言葉には、ウェルシュは目を丸くし、その後目を輝かせて、]
かっこいいなぁ……!!!
[彼の方を眩しそうに見つめた。
そう言えば、時折上空からも烈しい音が聞こえたことがあったか。
きっと、海からでは想像することもできない苛烈な戦いがあったのだろう。
もしかしたら暗雲を切り裂き、空を飛びながらの戦いは、一瞬の瞬きも許されないのかもしれない。]
そっか……
修理中なんだね。
じゃあ、代わりの飛行機で行くのかな。
[彼が普段乗っている機体も修理中であるならば、どうやって行くのだろう。もし彼が軍艦か、軍用機に乗るというならば、それに従っただろうか。//]
うん?そうなのかな。
[>>+27 初めて、というのは流石に嘘だろう、と。
ウェルシュは面食らった。]
僕は飛行機、殆ど乗った事ないんだ。
だからやっぱり憧れちゃうよ。
[一体どんな訓練をしたらその若さで、操縦士を努められるのだろう。
ウェルシュには全く想像がつかない。だから、やはりかっこいいと。]
そっか。
……いっぱい休ませてね。
[相棒と離れるのは寂しいだろうけれども。
ともに戦った仲間ならば、今はそれを労わってやるべきなのだろう。
>>+28 急ごう、とう言葉には頷いて。ともに小型艦へと向かった。*]
苗字変えたって設定あるなら、メモに記載しないと。
別ページにあるからって、それで記載もせずに「違ってるよ」って、仕方ないことだよね。
僕、最初に言ったのに、なんでまたメモから消したんだろ。
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新