情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[ふと、手に温かいもの>>120が伝わってくる感じがした。
瞳を瞬かせ、自分の手に視線を落とす]
…………?
[何かを手にしたわけじゃない。
けれど伝わる温もり。
首を捻るローズマリーの胸元で、ひかりが一度、きらりと瞬いた]
― 星空の下で ―
[その日はお世話になった人が亡くなった日だった。
部屋で泣いていると他の人達に心配をかけるからと、死を感じ取った時は別の場所で泣くようにしていた。
あまり人の立ち入らない小さな空き地。
夜は尚更人気が無くなるから、泣くにはお誂え向きの場所だった]
……っ、く……ふ、ぇ……
[人があまり立ち入らないとは言え、大声で泣くことは無く。
姿を隠すように暗がりで膝を抱えて蹲る。
声を押し殺して泣いていると、誰も居ないはずの空き地に一人の青年がやってきた>>79。
暗がりに居たローズマリーに気付いて驚いたのか、息を飲む気配を感じる]
…ぁ……ご、ごめん、な さい。
お、驚かせて、しま って…。
[涙はまだ止まらず、声もくぐもったもの。
相手には辛うじて届いていたのか、あちらからも謝罪>>80が返って来た]
…しっ 失礼しま───
[立ち上がり空き地を離れようとしたが、青年が目の前に立ちはだかる。
どうしてそうなったか困惑して俯いたまま動けずに居ると、頭上から声が降って来た>>81]
………ほ、し?
[最初は何のことだろうと思った。
疑問を浮かべたまま続く話を聞いていると、見上げてみろと相手は言ってくる。
顔を少し上げると、青年の指が天を指していた]
────………
[呆けるようにそらを見上げる。
ここに居る時はずっと俯いていたから、こんなにも煌く夜空が見えるなんて知らなかった。
星一つ一つの瞬きが、王より賜る光のように見えて。
一つ一つの瞬きが、王の下へと向かった魂のように見えて。
今まで受け取ってきた想いの主達が、空から見守っているように思えた]
[どれだけそうしていたことだろう。
気付けば涙は止まっていた。
指の背で頬に痕残す雫を拭う]
ぁ……いえ…。
[すまないと言われ>>82、塞がれていた道が開く。
言葉は小さく返すだけに留まり、小さく頭を下げるだけにしてその場を立ち去った。
ありがとうを言えなかったのは、それを紡げるほどには落ち着いていなかったため。
泣いているのを見られた動揺は涙が止まった後も残っていた]
[名前も聞かずに別れたその青年と再会したのは、例の遠足でのこと。
驚いてまじまじと見てしまったのは無理もないことだった*]
― ゆるぐらさが むねのはなし ―
ろずまり「………うらやましい」
やこぶ「なにが?」
ろずまり「Σなっ!な、ななななんでもないっ!!」
/*
表でやる勇気は無かった(
[後で公開されるっつの]
[何か言いかけて引き下がったファミル>>+178の様子には、控えめに微笑を浮かべておく。
このやり取りで彼が納得したようには思えなかったけれど、本当に責める気が無いのだから仕方が無い。
これで彼が必要以上に気にしなくて済むようになるなら、それで良い]
[一段落したかな、と思ったら、またファミルが騒ぎ出した>>+195。
原因に視線を向ければ、ローズマリーは知らぬ姿。
リエヴルやソマリアランは知っているようだったから、声はかけずに様子を見る]
[ガートルード>>+200と鏡合わせのように笑い合う。
彼女に至ってはローズマリーに合わせた外見相応の笑い方に変えている。
傍から見れば同年代の女性が仲良く笑い合っているように見えよう]
そうだ、ガートルード様にも。
──…ありがとうございました。
ガートルード様が励ましてくれたお陰で、その後も頑張ることが出来ました。
[ソマリアランやリエヴルにも向けた感謝を、ガートルードにも向ける]
[礼が返る>>+225と、またにこりと微笑む]
ガートルード様の声と、想いが届きましたから。
……散る者の想いを汲み取って、遺る人へと伝えるのが、私の役目ですし。
[この戦いではあまり役目を果たすことは出来なかったけれど、教会に所属することで見出した、自分の力の在り方]
そ、そうですか?
[凄いと言われて>>+235、疑問を載せたまま問い返す。
当然の役目と思っているために、改めて言われて照れも*出ていた*]
/*
覗きに来たら何かあったwwwwww
どうやって返そう…w
いやでもこれ返す部分あるか?ww
上半身半裸だなんて、背後へのご褒美ですよ(じゅる
[おっさんスキー]
― 自分ではない自分 ―
[その子が現れたのは突然のことだった。
幼馴染を父と呼び、”門”について、未来についてを伝えに来た子。
まだあどけない少年だと言うのに、数奇な宿命を負ってしまった子。
その時のローズマリーはそんな少年にも他と同じように、否、それ以上に親身に接した]
[ある日、少年と話をしていた時、ローズマリーは思いがけない言葉を彼から向けられた。
ローズマリーとなら父が結婚しても許せる、>>153と。
唐突な言葉にローズマリーはきょとんとした後、真っ赤になって慌てふためいた。
「と、突然何を言ってるの!?」
「私とヤコブは幼馴染で、だから、その」
顔を真っ赤にさせて言い繕う様子は、意識しているだろうことが分かるものだった]
[少年が不安になっているようなら、彼の頭を撫でて言い聞かせる>>154。
その言葉で自信を持ってくれたなら、と願いを込めて]
[そんな出来事が現在のローズマリーをも護っていたなど、ローズマリー自身は知る由も無かった*]
…前はこうじゃなかったってことですか。
[ファミルを追い掛け回す子を眺めつつ、ぽつりと零す。
笑顔で戦場を駆け回っていた者とは知る由も無い]
[とは言え、逃げ回るファミルが段々可哀想になってきたので]
ねぇ君、一旦止まってみよっか。
追いかけないって分かれば、逃げないでくれるかもしれないわ。
[聞くかは分からないが、ファミルを追い掛け回す子にそう声をかけてみた]
え、アラン様が?
[>>+258 ソマリアランの剣の腕は目の当たりにしている。
それ以上なのか、と思ったが、よくよく考えたらソマリアランは余計な争いをしないタイプだと言うのを思い出した]
…好戦的だった、という事ですか。
[どちらにせよ、今のウェルシュからは想像出来ないことだった]
……純粋だったんですねぇ。
[今の様子も純真と言えば純真か。
子供がそのまま大きくなって暴れていたような、そんな印象を受ける。
リエヴルの方が詳しい>>+260と言われると、視線は自然、そちらの方へ]
好戦的で済まないとなると……うーん。
[リエヴルの言葉>>+261を聞いて考えてみたが、良い表現が浮かばなかった。
この辺りは専門外なことも起因しているだろう。
ただ、リエヴルにそう言わしめるのだから、相当なものだったと言うのは理解した]
[リエヴルの説明>>+264は予想と遜色なかった。
その度合いは想像以上のようだったが]
つまり、リエヴル様が相手をした中では一番だったと?
[小首を傾げながら問いかける]
[リエヴルの表情>>+271は晴れ晴れとしていて、後悔の無い戦いをしたのだと感じ取れる]
…リエヴル様は、やはり立派な騎士ですね。
[リエヴルでなければ抑えられなかった相手。
命を投げ出すことは褒められたことではないけれど、そうでもしなければ止められなかったのだろうから。
全身全霊で、全てを捧げた戦いを否定してはいけない。
彼のお陰で助かった者達が居るのも、紛れもない事実なのだ]
それでも、騎士の本分は守ってきたのでしょう?
[冗談めかした言葉>>+280に返すのはそんな言葉。
そうでなくば他の者達もリエヴルにはついて行くまい]
思うようにやって来た上で、そのような結果になったのなら───。
やっぱり、リエヴル様は立派な騎士です。
[行動理念の根底に、騎士道が根付いていると言うことなのだから]
「マリー」
[呼ばれた>>221気がして振り返る]
「行ってくるよ」 「一緒に」
「信じてる」
[手に伝わる温もり。断片的な声>>223]
「連れていくから」
[温もりと共に感じる硬質な感触>>225。
それと同時、笑う幼馴染>>226の顔が見えた]
はい。
[言葉を受けてくれた>>+293ことに、にこりと微笑えんだ。
リエヴルのお陰で護られた命がある。
リエヴルのお陰で拓かれた
賞賛の言葉は、それに対する感謝の意味も含まれていた]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新