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次期領主 ディーターは語り手 に投票を委任しています。
次期領主 ディーター は 領主補佐 ギィ に投票した
投票を委任します。
次期領主 ディーターは、語り手 に投票を委任しました。
……お。
[その日もまた、屋敷に帰ると手紙を受け取る。
仕事用の手紙は朝に執務室で見るから、ここで渡されるのは私信のみ。
その中の1通、アプサラスからの内容に、驚きの声を上げる。]
……干物はにおいがそんなにないはずなんだが。
むしろにおったということは生だったのか。
食べてはいけない…と手紙を書こうにも、相手は成婚した、と聞いたな。
[返事も書けないし、書いたとしても届くのは1週間後。
少し首をひねってから]
ま、これだけ拒否反応を示していれば、きっと厳重に砂にでも埋めたんだろう、大丈夫だいじょうぶ
[と捨てたのだろうと考えておくことにした。]
アデル・ヴェステンフルス様
先だっては手紙をありがとう。
いろいろと忙しい折であることは承知しているので、返事は手の空いたときにでも書いてくれれば充分です。
ラートリーさんとのご婚約、おめでとうございます。
先日ラートリーさんからも聞いたよ。
少年だと思っていたのに…というような内容があったので、これからは、大人の男としての魅力を、見せつけて行ってくれ。
私も、二人の晴れ姿を見ることを楽しみにしているよ。
登山靴!
それはいい。もちろん、随一の靴屋を紹介しよう。
アデルの靴を作れると知れば、きっと大喜びだよ。
挙式にいらっしゃるときにでも、サイズを確認して、作らせよう。
靴は自分に合ったものがいちばんだから。
それから、巻貝をありがとう。
こういうささやかな心遣いが、アデルらしいなと思ったよ。
俺からは七領で作ったワインを贈る。
ぜひ、夫婦で飲んでくれ。
ディーター・ドゥカス
オズワルド様
こんにちは、お変わりありませんかって、目まぐるしくいろいろ変わっているときでしょうね。
実直? ほめているんですか? ほめても何も出ませんよー。
四領ではイカは干さないんですか。塩漬けを作ることもありますが、干物は腐らないし、おいしいですよ。
旅に持って行ってそのままかじってもいいですしね、硬いけど。
ええ、ぜひ貿易をしましょう。
船は危険も大きいけれど、成功した時の利益がバカでかいですからね。
と、まじめな領主様を見習って、仕事の話をしてしまいました。
海路のことは、現領主の伯父にも話しておきます。
……でも実際の作業をするときには、ベルティルデのほうが指揮をとっているかもしれませんね。
私と似合い? そんなことを言ってはベルティルデさんに失礼では? なんて、似合う男にならないと。
あ、アウスレーゼ領主と!??
違いますよね? その娘さん…シルキー嬢と噂で聞いています。
でこぼこかもしれませんが、世間的にはよくある組み合わせかと思いますよ。
若く可愛いお嬢さんをお嫁になんて、世の男性の憧れじゃないですか。
俺みたいな…なんて思わずに、堂々としていれば、充分、似合いの夫婦になると思います。
……プロポーズ?
「王都から命が下った」と向こうから来たから…、そうだね、と返しただけですね。
………必要、でしょうか。
決められた婚姻、であっても。
では、会ったときには言わないといけませんね。
オズワルドさんは、なんて言ったんです?
ディーター・ドゥカス
さて。
[いいアニキとして慕っているオズワルドへの手紙を書いて、最後に、ベルティルデからの手紙を開ける。
オズワルドの手紙の内容もあって、少し緊張した、が。
読み進めるうちに、自然と顔がほころぶ。]
ふふ、そっか。
だんだん、俺らのペースで仲良くなれば、いいよな。
[にこにこしながら手紙を指ではじく。
無理してしゃれたプロポーズなど……しなくていい、はず……と思いながら、返事を書こうと便箋を取り出す。]
ベルへ
手紙をありがとう。
初めのときより、ずいぶん打ち解けてくれた文章に感じて、とてもうれしい。
もっと、構えず接してくれて構わないからな。
早速、ベルと呼ばせていただきますね。
浮かれて変なこと? 書いてくれたら俺はもっとうれしい。
親しい友人からはディーと呼ばれたりもするが、君の好きにしてくれ、呼び方も、タイミングも。
婚儀の席では、確かに緊張するでしょう、俺も、きっと、あなたの美しい花嫁姿に我を忘れてしまうだろう。
少しくらいドジをしても、見とれていたということで、そのときは大目に見てほしい。
練習した笑顔は領民のためでいい。
俺には、素直な君を――ベルを、見せてほしい。
ベルの心からの笑顔が、きっと俺の幸せだから。
……ところで、聞いてもいいだろうか。
君の理想とする夫婦とは、どんなものだろう。
俺は漠然と、幸せであり続けること、だと思っているが。もし君に描いているものがあるなら、ぜひ、共有させてほしい。
ディーター・ドゥカス
……別に、いいよな?
[一通り書いてから、先週、ラートリーの手紙に書いてあったことを思いだして、書き足す。
聞いていけないことではないはず。
うん。
そう言い聞かせて、封を閉じる。
封をしてしまえば、もう、直さない。このまま、彼女に送られる。]
ディーダー・ドゥカス殿
やあ、ごきげんよう。
理想の夫婦については、きっと女同士だから伝えてくれた部分もあるのだろう。なんといっても、ベルティとは親しき友だからな。
気安くという言葉に笑ってしまった。
そうだな、私と違ってベルティは淑女だから、
最初は恥じらいもあるだろうし。
けれど凛として立派な女性だ。
すぐに、打ち解け、笑い合えるさ。
お祝いの言葉もありがとう。
アデル殿とのロマンスは、年の差ゆえのときめき、
……いや、書いていて恥ずかしくなってきた。
詳しくはいつか式典などで自慢しよう!
お会いできる日には、直接二人に祝福を贈ろう。
ラートリー・アンダースン
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