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んん?
呼び出しておいて、話したいことの本題が帰るべき、とは?
自国ならまだしも、敵に?
えー。よくわからない。
返信難しいー
―会戦海域北東/第三艦隊 水雷母艦アストラ―
……そうですか?
姉と似ているとは、あまり言われたことがありませんけどね。
[>>173 懐かしむような表情で自分を見据える代将には、不思議そうな顔をして微笑んだ。
血が半分しか流れていないせいか、見た目もあまり似ていない。
そして性格もまた、活動的で快活な姉と、柔和で臆病な自分は、それほど似ているとは思わなかった。
>>175 姉との思い出話には、自然と顔が綻ぶし、同時に切ない気持ちが掻き立てられる。
叶うならば、時間の許す限り、思い出話を聞きたかったけれども。
残念ながら、降りしきる霧雨と、時間が許してくれない。]
[>>181 続く本題は、ウェルシュにとっては意外なものであった。]
あははっ、
わざわざ呼び出してくるから、何事かと思えば……
そんなことか。
[拍子抜けしてしまった。
軽く呆れたような表情を浮かべ、口調も僅かに砕ける。
然し、>>211 そんな自分の様子にも関わらず、彼は論ずることを辞めない。
冗談ではないことが、金の双眸から窺い知れる。]
そうだね、行くときも色んな人に心配かけたし。
今も、迷惑かけてしまっているよ。
出来る限り、足を引っ張らないようにはしているんだけどね。
[>>213 ウィズルカと、姉の生来の名を告げられれば悲しそうに眉尻を下げて。そうだね、と小さく同意しつつ、]
心配してくれてありがとう。
忠告は受け取っておくよ。
帝国の人に心配されちゃうとか、ちょっと意外だよ。
……そんなこと言うなら、いっそのこと、戦争なんてついでに辞めて欲しいんだけどな。
[>>211 自分を傷つけたくないという意志を見せた彼には、冗談めかしてそう返答して。
あははっ、と乾いた笑いを浮かべて。
ひとつ、間。そして顔を向ける。]
……それが本題なのかな?
わざわざ呼び出して……
僕なんかの心配をするくらいなら、
貴方こそ他にやるべきことがあるはずだよ。
[濡れた靴で甲板を踏む。
きゅ、と音が鳴って。ウェルシュは振り返る。]
時間の無駄だ。
―――……救助が要るんでしょう?
手伝ってくるよ。
[そして、呼び止められなければロー代将らの傍を離れ、救助を必要とする者たちのもとへ向かおうとしたか。
>>209 そして、会話の主導権をヴィクトリアへと譲っただろう。
やがて、それらの会話も終われば、ウェルシュは元の船へと戻ろうとしたか。*]
― 会戦海域北東/水雷母艦アストラ ―
[霧雨が降るなか、救助活動を求める乗組員のところへ向かおうとしたが。
>>225 ヴィクトリアに遮られ、脇腹を指し示された。表情には出さないようにしていたが、どうやら不調は、周りにも伝わるようなものだったらしい。然し、ウェルシュは跳ね付けるようにして、]
平気だよ。
[彼女に軽く手を上げて、]
せめて、
救助くらい、手伝わせてくれよ。
[語気をつい、強めてしまった。]
―――……ごめん。
でも、今は、
………動いていないと、気が、紛れなくて。
[それは決して、身体の痛みではない。
もっと奥の、心の柔らかいところが、]
[痛い。]
[そう暫く時を経ないうちに、一隻の連絡船が此方に近付く。
荒れた海にランチが降ろされ、>>191一人の男が下りてきた。
誰だろうか。]
―――……え、ぇと。
[何処かで会った気がする。
然し、直ぐには記憶のなかで、彼の名が思い出せずに。
咄嗟に言葉が思い浮かばない。]
ルートヴィヒ……
[>>229 ヴィクトリアへ向かって名乗りを上げた時に、漸く姓を聞き。ウェルシュは僅かに目を細めて―――]
―海域北東:第三艦隊 水雷母艦アストラ―
あはは……
僕は、どうだろう。
[>>244 大きくなったという言葉には僅かに顔を歪める。
領主になるということは、生まれたときから決められていた運命なのだ。
ウェルシュが考えていたよりかは、随分と早くにその役に就いてしまったが。
いずれにせよ、自分の力ではない。
身体なんて、以ての他だ。
相変わらず、自分は子供っぽい。
年下だというのに、自分よりもずっと大人びている彼と自分の差は、未だに埋まっていない。
否、広がってしまっているかもしれない。]
夢は、
[瞼の裏に蘇る群青色。]
夢は……
[ 僕はね、いつか戦艦だけじゃなくって―――― …… …… ]
――――………まだ、
[―――……大きな豪華客船を造りたいんだ。
世界一周しても平気なくらい、とても、とても大きな ]
………。 叶えられていないよ。
[ いつかこの海峡内だけじゃなくってさ。
海を越えて、世界中の海に僕の船が浮かんでいたらさ、凄く素敵じゃないか。
そして僕もその船に乗って、色んな国を眺めたいんだよね。]
[>>246 ルートヴィヒの声で、意識を群青色から今に戻す。
当然の疑問を問われれば、苦笑を浮かべて、]
ま、色々あったんだよ。
[肩を竦めた。
今は攻撃の手を休めているとはいえ、相手は敵だ。
新型巡洋艦ヴァイスメーヴェのことを鑑みると、語ることは出来ない。
……事実、色んなことがあって今に至るのは、本当だ。]
[>>247 もう一つの質問には、]
―――……。
[今度は瞼の奥に、美しくも気高かった、チコリの花が蘇った。]
……帝国に海峡を開き、停戦するようカルボナードに働きかけろと。
[>>2:178 命を賭してまで自分に会いに来て。
最期の言葉を伝えたあの凛とした声を思い出しながら。伝えた。]
― 海域北東:第三艦隊 水雷母艦アストラ ―
そうですね、
[>>268 続く問いには、僅かな間瞼を閉じ。考えを纏める。
そして再び目を開き、眼鏡の奥の瞳を見つめる。その双眸は揺蕩うように、静かに此方を見据えていた。]
早晩、アンディーヴさんの遺言通り、カルボナードに向かい、説得をするつもりです。停戦は、僕の望むことでもありますから。
[しかし、と言葉を区切り。]
いくら諸侯とは言えど、僕だけの力では難しいでしょう。何か交渉の材料は必要となってくるでしょう。
例えば、帝国側の賠償金。
例えば、モルトガット皇帝の束縛。
………ファミル・アンディーヴを罰することはもう出来ませんからね。
[>>2:197 あの時と同じ言葉を繰り返す。]
そもそも帝国側、……貴方がたが、停戦に際し、どこまで妥協してくれるかも鍵となってくるでしょうね。
― 海域北東:第三艦隊 水雷母艦アストラ ―
[>>278 その反応には軽く首を傾げる。]
可笑しなことを言うんだね。
そちらが仕掛けてきた戦争でしょ。
積極的なほうが、好ましいんじゃないのかい?
[然し、続く言葉でその理由は理解する。
相変わらず、差しだすべき交渉の材料は引き出せないが。]
まぁ、……その先のことは。
そうだね、僕が頑張るべきところなのだろう。
[各々が収まるべき立場で、戦えと。
つまり、ウェルシュが居るべき場所は、やはり此処ではないのだろう。もう充分、己の我儘は果たせただろう。]
うん、
……ルートヴィヒさんも、夢を叶えられるように、ね。
[>>279 そう言いながら、笑う。
あのときの少年の夢はなんだっけ。
>>1:568 自分とそう変わらぬ夢を語っていた、彼は。
もしかして。]
いや、もう夢を叶えたのかな?
なら―――…羨ましいことだ。
[あるいは夢を果たし。
今は違う夢を追いかけているのかもしれないが。]
[続く、姉に関する話には、振り返り、]
姉さんは―――……
そうだね、家に連れて帰ることにするよ。良いかな?
[姉が出て行った家。今は父も居ない家に、無言の帰宅をさせることは、もしかしたら姉は望んでいないかもしれないが。その身を引き取ると、申し出た。
義理の母に、何か贈って欲しいという言葉には是と頷き、]
うん。
―――……出来れば、戦場以外で会いたいよ。
[>>281 別れ間際にそう、彼に伝え。
皇帝陛下の船に関する思わぬ言葉を聴けば、]
!! ――――……そう、なんだ。
[再び暗い空を仰ぐ。
霧雨のなかに浮かぶ堅牢は、実はストンプの図面から生まれたものだったのか。
とすれば、父が描いた図面を参考にしたのだろうか。
しかし、自分がよく見てきた戦艦とはやはり造りが違うように思えるが。
ストンプで図面を手に入れ、帝国の手によって手直しを入れられたのだろうか。]
いつか、また、帝国の船に乗せて欲しいよ。
………妹さんにも、宜しく伝えておいて。
不甲斐ない男でごめん、とも。
[扶翼官にそう言うと、ウェルシュはヴァイスメーヴェへと戻った。
ヴィクトリアはどうしただろうか。
もし彼女がまだローやルートヴィヒと話すというならば、先に戻って行っただろう。*]
[やがて、ウェルシュはゲオルグに呼ばれて、>>169 旗艦ヴァンダーファルケへと呼ばれただろう。丁度その頃には、ヴァイスメーヴェはリオレ港へと到着していたか。>>179]
――――……あはは、殴られるのかな。
[笑って首を振り、今行くと伝えようとして身を起こしかけたが。]
あれ、
[あゝ、身体が思うように動かない。
上着を軽くめくると、横腹部分の皮膚が青黒くなっていた。
触ると、やたらと熱を持っていて、熱い。炎症を起こしているようだ。
嫌な汗が流れる。]
……うーん、これは絶対おじさんに怒られるなぁ。
[憂鬱な気持ちで益々身体が動かなくなりかけたが。
震える身体を奮い立たせ、ゲオルグの待つ旗艦へと向かったことだろう。
やがてゲオルグから、>>206 戦線離脱を命ぜられるが、きっとウェルシュは抵抗しただろう。それでも怪我のことや、>>253 タクマとの約束のことを盾にされれば、反論は出来なかった。]
ゲオルグおじさん…
[>>331 久振りに見たおじさんの顔は、この激戦のなかでも、疲れの色がまだ見えないように映った。いや、本当は数多くの死を目の当たりにしているが、その悲しみを押し殺しているだけかもしれないが。]
大丈夫だよ、このくらい。
[いつものように、ハグはしない。
その代わり、汗を浮かべたままの様子で首を振り、強がりを見せた。
>>333>>334 やがて、心配するような口調のまま、窘められる。]
……まだ僕はなにも出来ていない。
でも……
皆の邪魔になるようなら、帰るというのが約束だったからね。これ以上はいられないや。
[そう弱々しく言って、小さく、]
ごめんね。
[呟いた。]
[人はあるべきところに収まり、戦わねばならない。
ウェルシュは領主であり、軍人ではない。……領主なんて望んでなったわけでもないのだが。
それでも、姉も父もいない今、ストンプの領主を代わりに務められる者は他にはない。
自分がやるしかないのだ。]
うん……
そうだね、帝国の国勢を正しく知らないまま、カルボナードは帝国の欲求を跳ね付けたのかもしれないね。
[カルボナードが海峡の開放に当たり、突きつけた要求は帝国ですら払えないほどの、莫大な資金であったという。ゲオルグの戦斧だけを拠り所とするには、随分と横暴な態度のように思えた。]
分かった……
カルボナードに、行ってくるよ。
[今まで領主として、カルボナードになにか働きかけたことはない。未だに帝国から明瞭な回答は得られていない。
ストンプだけの説得だけではどこまで通用するか、怪しいところであった。だから、]
あと他の領主にも会ってきて……
力を得られないか、掛け合ってくるよ。
声が大きくなれば、カルボナードだって無視はできないと思うよ。
[そのように提案してみた。
>>338 アンディーヴ卿に尋ねられれば、知らないと首を振り。人物評を聞けば、]
分かった。
カルボナードへ行って見たら会ってみるよ。ありがとう。
[頷き、御礼を告げた。]
分かった……
カルボナードに、行ってくるよ。
[今まで領主として、カルボナードになにか働きかけたことはない。未だに帝国から明瞭な回答は得られていない。
ストンプだけの説得だけではどこまで通用するか、怪しいところであった。だから、]
あと他の領主にも会ってきて……
力を得られないか、掛け合ってくるよ。
声が大きくなれば、カルボナードだって無視はできないと思うよ。
[そのように提案してみた。
>>338 アンディーヴ卿に尋ねられれば、知らないと首を振り。人物評を聞けば、]
アンディーヴ卿か……
カルボナードへ行って見たら会ってみるよ。ありがとう。
[頷き、御礼を告げた。]
[肩に手を置かれ、ウェルシュは彼の方を見上げ。強い炎を抱いた双眸を真っ直ぐ見つめて、告げる。]
ゲオルグおじさんも………
これからまた戦わねばならないのかもしれないし。
辛い状況も沢山あると思うけど、
……この戦いをウルケル中の国民が待っているんだ。
戦って、
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