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ええ、ありましたよ。
あの凍柊の領域みたいな冬は、平地ではありませんが。
[氷華が考えている事>>3:+66を肯定する様な言葉。]
冬があるからこそ、生まれた文化も多いんです。
過ごし方や、暖かくする為の工夫や、美味しい食べ物や保存食も。
耐え忍ぶ為の冬でも、楽しみだって生まれてゆくんです。
まだ氷の結晶は、融けきってはいないんですよ?
[上目遣いに元に戻った訳では無いと含み告げて。
冬の神様が>>3:+67生み出した、氷の柊の花は、何時か空から舞い降りた白い花>>1:54の様に、静かにリリの掌に触れた。
融ける事は無い、氷の華。]
[そして、雷華と桜の決着は付いた頃。]
蓮の神様、
ハルト君、
行ってらっしゃい。
私達に勝ったんだから、次も勝って来るようにね。
負けたら、拳骨だから!
[冗談を混じえ、白蓮の上で蓮魔とハルトを見送った。**]
沢山、沢山あります。
神様だからよく見通せるかもしれないけれど、
何が起こっているのかは、近寄らないと見え難いですんですよ。
[リリは氷華>>+10に何か伝わるようにと言葉を重ねる。]
それでこそ、冬の神様です。
[何となく、格好つけ>>+11だなんて言葉も過ぎったけれども、リリは言葉をそう置いた。]
[溜息を吐いた後、リリも視線合わそうとする氷華>>+12へと視線を合わせ。]
ちゃんと謝って頂けるのは嬉しいです。
一歩前進…ですね?
[にこりと微笑んで見せ、]
心と体を元に戻してくれる為に頑張ってくれるのも、嬉しいです。
[そうも続けたが、]
でも、大事なものは元に戻せません。
良いですか?
人間にとっての、その…
特に初めてのキスっていうのは、大事なものなんです。
好きな人とするものなんだから。
[最後の一言は、ごにょごにょと小声だったか。*]
― 観覧場 ―
[ハルトが元気良く力強い頷きと拳のポーズ>>8、蓮魔の言葉と笑み、そして蓮鈴の音>>12>>13が、リリと氷華に向けられる。
リリは、直接触れる訳では無いが、ハルトの握った拳に合わせる様に拳を向ける。距離はあるが、健闘を願う動作だ。]
是非
見ていますから。
[そうして、蓮魔の主従は戦舞台へと立つ。]
[どれ程の間、二人を見送り見守っていただろうか。
氷華から>>+37声を掛けられれば、]
はい。
[応えは短く。
同意の声と共に、新たに造られた観戦の場へと移った。*]
― 少し前 ―
その、親愛の印だとか挨拶でキスする事だってありますが、…その、……まで入れるのは、……
[氷華>>+58に聞こえるかどうかの声で、ごにょごにょと。
思い出しながら、凍った躰である筈なのに頬が赤くなっているのではという錯覚を覚える。
心で幾ら焦っても赤味が差していないのであれば、今はとても助かっているのだけれど。]
(悪気は無い。悪気は無いって分かってるし、知らないだけっていうのも分かってるけど…けど……ッ!)
[心は切り離せないものである。]
う〜……、無効だと考えることなんて、直ぐには出来ませんよ……
[確かに朦朧とはしていたし、ノーカンだと考える事だって出来るのかもしれないけれども、それにしては前後の事が印象深すぎて、リリは一人悶えるのだった。**]
― 少し前 ―
たっ、
[そこまで氷華>>+62は分かるものかと驚く。
口を閉じ、むぅと思案げにしたのち、]
ふ、調ではありませんので、大丈夫です。
[そう伝える。
その後に、氷華が提案した言葉>>+63には暫し沈黙をした。記憶を消すこと、狙った記憶を封じ、生きること。
きっとそれは悪い事では無い。ひとつの選択だ。]
…………いえ。
[緩く首を振る。]
記憶は封じなくて構いません。
それって、無かった事になるんですよね。
私はそんなのは嫌だな、
だって、寒い思いも痛い思いもしたけど、
氷華様との酷いやりとりでも、無かった事にはしたくないって思います。
[巧く言えないながらも、封印する事へは断りを返した。*]
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