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―回想:世界樹・待機場―
[レオと共に至った先、>>2束の間の癒しを得られる待機場でレントナーらに迎えられる。
>>5ふっきれたような相棒の笑顔には、試練に挑む前の危うさは感じられず。
るてぃる、という独特な呼び名には思わず笑みが零れ、試練の場から無事に戻ってくる事が出来たのだと思えた。
>>28帰ってきた自分の格好に目を白黒させる友人には心配はいらないと笑い掛けてみせ。
>>4魔力の回復の為に勧められた充填用の術式はありがたく使わせて頂く事にしようと。]
まぁ、お気遣い感謝致しますわ。
――それとその…連絡が滞ってしまい、申し訳ありませんでした。
[少女は感謝の言葉と共に軽く頭を下げ、彼に通じる連絡手段があったのに連絡をしなかった事を謝罪した。]
[そうしてレオの後に治療を受ける。
頬の切り傷に掛けられた治癒魔法は丁寧に重ね掛けされており、彼の癒者としての確かな実力を感じさせた。]
…これで大丈夫ですわね。
ありがとうございました。
[治療に感謝した後、用意して貰った紗幕の方へと向かった。]
[紗幕の中で汗を拭い、乱れた髪を梳いて衣類に付いた埃を払った。]
…気に入っていたのですけれど。
仕方がないですわね。
[領巾は破れてしまったので、この後の闘いでは使用できないだろう。
繕うには道具や手間がかかるし、時間も余裕はない。
虹色の光を放つ布地は畳んで荷物の中に入れてしまう。]
[いつも纏っている領巾がない事は寂しいが、あの瞬間、相棒の攻撃を受け止めた事に後悔はしていない。
これもやがて思い出の一つとなろう。
――この後に控える最終決戦を無事に乗り越える事が出来れば、だが。
集中せねば、と休息に専念する。]
[>>6揃いの藍晶石。
相棒が近くに自分を感じてくれる事に喜びを感じる。]
はい、いつだって見守っておりますわ。
[微笑んでしっかりと頷いてみせて、指輪の宝石に触れる。
共に根の領域へと赴くアイルリートに向かって掛ける言葉には思わず笑みが零れた。
>>28遠目にしょんぼりとしたミリアムの姿が見えれば、彼女にも加護あれと願いながら、根の領域へとつながる渦の中へと。*]**
/*
そうして領巾ロストへ。
>>+150>>+151
いつもあるものがないのは寂しいという感覚、割とある。
けど破れた領巾は装備できないしね。
真っ二つになったイメージ。
――はい!
[>>+153ステファンが提案を受け入れてくれた事に安堵しつつ、提案には目を瞬かせ]
分かりました。
やってみますわ。
[相剋の属性を持った魔法の後に追撃をすればどんな結果になるのかは想像が出来ない。
魔法を合わせる経験など滅多になかったからだ。
けれどこの場では試せるものは全て挑戦してみようと思い、頷いた。*]
[詠唱中に大地の加護が付与されたのを感じた。
身体の力を高める守りの力。
少女は心の中で疾風と大地の守護を与えてくれた仲間に感謝する。
混沌の王は心を合わせて対峙する勇者達に対抗するかのように攻撃の数を増加させていく。
大地と疾風の二重奏に、タイミングを合わせて流水と火炎の力が加わり、四重奏となる。
この世界における四つの力の祝福が絡み合い、互いを打ち消すのではなく高め合い、力を増幅させていく。]
――ッ!
[氷の魔法を放った後、移動した先。
更に水の魔法を重ねようと扇根を握り締めた少女は巨神の周囲の魔力の質が変わったのを見て顔色を変える。]
[感じられた力の種類は自分達の慣れ親しんできたものと同じ四つの力。
けれど加護の力ではなく、歪められ、生ある者を拒絶し――排除しようとするかの暴力的な力。]
…いけませんわ…。
[すぐに清めなければ――セイジが風を起こしたように、少女が急ぎ水の魔力を集めようとしたその時。]
アイルリート様!!
[>>+164黒く濃い霧が大地の守護者に吹き付けられる。
少女は姿が見えなくなってしまったアイルリートの名を叫ぶ。]
――ッ、
[少女は唇を噛みしめる。
どんな効果があるのかは分からない以上、あそこに行くのは得策ではない。
であるならば、やる事は一つ。]
清漣なる蒼き魂よ
我の求めに応え給え
疾く――疾く
[本能的にこの淀んだ魔力をそのままにしていてはまずいと悟る。あれは巨神に力を与えるものだ。
それに世界樹の事はバルタザール達に任せてはいるが、これだけの魔力を防ぎ続ける事は大きな負担となろう。
場を清めようと選択するのは奔流を呼び出す魔法。]
[短縮呪文を唱えながら、扇を閉じる。
そうして真っ直ぐに指し示す先には巨神がいた。]
猛る水よ、漲るその力で我の前に立ち塞がるものを打ち払え!
ヴァッサー・シュトローム!
[セイジが巨神の注意を引いた後、
荒れ狂う水が混沌の王が纏う歪んだ魔力を相殺せんと襲い掛かる。]
[三つの力によって、淀んだ魔力の幾分かは相殺させる事が出来た。
けれど巨神が怯む様子はなく、また淀んだ魔力を生み出そうとしてさえいる。
今はアイルリートとセイジから受けた加護の魔法で防げてはいるが――
早く決着を付けねば、と少女は表情を引き締める。]
ステファン!
もう一度二人で同時攻撃を!
[声を張り上げて同時攻撃を仕掛ける要請を投げかけた。]
/*
闇堕ちの危機かと思ったけどアイルリートさんなら大丈夫だろうと思ってました。
そろそろ終わりのターンかな?
[>>+182ステファンの応じる声を受けて、指を滑らせて扇を開き魔力を集め始める。
そうしている内に>>+180黒い霧が晴れており、アイルリートの姿が現れていた。
信じてはいたものの、幼馴染の、今まで勇者達の支えに徹してきた彼の目に見える無事は少女の心を勇気づけてくれる。
大地の力が作用した事で、急速に淀んだ魔力の浄化が早まっていくのを感じる。
そうして大地の力が守護者の元に集い、地に根を張る世界樹すらも助力して、強固な封印術式が混沌の王の身体を覆いだす。
その力強さは一度破られた障壁の比ではなかった。]
畏まりました!
[>>+183>>+185アイルリートとセイジの声には声を張り上げて応じる。]
蒼き精霊よ、命に恵みをもたらすその力を凍てつく無数の氷刃へと変え
我の前に立ちはだかる敵を切り裂け
フリーレン・シュベルト!
[呼び出した氷刃はセイジの呼び出した風の助力を受け、ステファンの聖焔の槍と共に混沌の王の右半身に突き刺さる。]
…ッ…。
[少女は其処では止まらない。
確実に混沌の王を打ち砕くべく、更に一手を仕掛けるべく。
ふらつきそうになるブーツの足で地面を踏みしめ、扇を掲げて精神を研ぎ澄ませた。]
蒼き魂よ、その荒ぶる力を以て、
悪しき魂を在るべき場所へと誘い給え
[少女は指輪に嵌った藍晶石に意識を向ける。
枝組は――相棒達は今も自分達と同じように現身と戦い続けているのだろうか。
自分達は此処で負けるわけにはいかない。
生命を温かく育む愛しいこの世界を、愛しい人達を。
異界の友人達と新たな縁を結んでくれたこの世界を――絶対に失わせたりなどしない。
その強い意志でもって魔力を縒り、魔法を紡ぐ。]
[大地が混沌の王を戒め、
疾風が巨神の力を散らし、
火炎は流水と共に、混沌の王に更なる傷を加えてくれた。
――もう一歩のところまで来ている。
流水の守護者たる少女は氷刃の魔法を経て、戦いの最中で作ったばかりの魔法を形成する。
いつのまにか、領巾を纏っていないのに白花色のヴェールが少女の身体を包んでいた。
それは氷となった清らな水の気が形成した羽衣。]
勇ましき戦乙女よ、我に世界の敵を打ち砕く力を!
[未だ聖なる焔の槍に苦しむ巨神に向かって凛と響く声で呼び出したのは、槍持つ聖なる乙女――混沌の王とは逆の性質を持った魔法。
力強い力で戒められた巨神の胸に、少女に呼び出された銀の戦乙女が渾身の一撃を加える。
混沌の王の断末魔、大地を揺るがすような重低音が根の領域全体に響き渡った。*]
/*
あ、色コードは青背景でもちゃんと見えてますね。
良かったー。
大地=中黄
疾風=白緑(翡翠と迷いましたが、緑濃いと青背景に紛れてしまうので)
火炎=紅
流水=瑠璃紺(墓下では空色)
色を決めた理由は――パッションです。
/*
聖焔の槍に対して、こちらは聖なる氷の槍、ですかね。
最後はこれで来ると思って合わせて下さったのかな。
戦乙女の槍はラスト向けに作ってたんですが、
セイジくんが格好良く止めを刺してくれると思っていたので先出ししてしまったのでした。
まさか、順調だったダイスが狂うとは思いませんでしt
/*
今の内に埋めとこう。
今回、美人扱いされて、チップ補正って怖いなと思ってました。
異世界の住民っぽくしたかったんでいいのですが。
短縮呪文を使うようになってから、舞踊要素が殆ど消えてしまったのが残念過ぎる。
浄化の泡の魔法のリズムは、禹歩みたいなイメージでした。
/*
もうじきエピ入りで離れてた皆とも会えるのですね。
無事に走りきれたーと言えるのかな。
至らないところ沢山あったかと思いますが、どうもありがとうございました。
トオルさんとお話し出来なかったの残念。アイルリートさんとこでちょい触れたくらいだ…。
[最後のあがきのように地面を揺るがしていた重低音が消えたのは、
時を同じくして枝の上でミリアムが止めを刺し、現身を保てなくなったからか。
深い傷を負った混沌の王が、出現した時と同じ渦の中に消えていくのを目に収め、少女はぺしゃりとその場に座り込む。
少女の身を覆っていた白花のヴェールは、戦乙女と同じように空気に溶けて消えた。]
……った…
やりました、のね…。
――あぁ…。
[少女は目頭が熱くなるのを感じながら、口元で両手の指を組み、そっと息を吐き出した。*]
/*
合体魔法を提案していて、参考になるの無いかとペ〇ソナ2の魔法表を昨夜見ていたんですが、水と火はなくてね。
幻〇シリーズもなくって。
相剋属性だとやっぱり難しいのでしょうかね。
タワーインフェルノは元ネタ?が「そびえ立つ地獄」らしいし、
ハイドロブーストは訳してみたけどうーんとなってしまい。
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