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大学生 コンスタンツェ は 中学生 サシャ に投票した
― 回想:北東ベランダにて ―
[記憶を辿る。
行き着いた記憶は、アヴェ戦後の一幕のもの。]
ええ、かすかにですが、見えました。
あの人が使っていたのは、人形のようなものだったと記憶しています。
[そう、はっきりと告げて。>>223
吹雪の術に巻き込まれたときの、うっすらとしか残っていない記憶。
だが確かに見えたのだ。あの人が術を使うときの一部始終が]*
― 回想:客室14号室 ―
[娘が恩恵を試した結果を聞いたジェフロイは、哀しげな表情を浮かべていた。>>238]
ジェフロイさん……
『そっとしておいてあげるのが一番なんでしょうけど……』
[彼が相当辛い経験をしたように思えて、傍によることしかできなかった。
慰めの言葉もかけられない自分がもどかしい]
[同じく居合わせていたツヴィンガーが、娘に頼みがあるという>>258]
頼み事? いったい何でしょうか?
[内容はこうだ。他人の心をコントロールするような恩恵の者がいるかもしれないから、もしその恩恵を持つ脱落者が出たら教えてほしいという]
――分かりました。その時は、きっと――
[そうして、頼まれごとを受けた後、ふわりと体が浮いて。
気が付けば、今度は42(48x1)にいた]
― 回想:了 ―
『さて、今度はサンデッキに飛ばされたわね。
もうすぐ脱落者の気を感知できるはずよ。
――と、その前に、ディアボロスに邪魔されないように注意してね。
この先奴らと遭遇するであろう回数は最大4(10x1)回。
ここサンデッキでは、敵が2(10x1)体ほど出るかもしれないから、警戒して。(遭遇率:9(10x1))』
― そして今、娘はサンデッキにいた ―
まさか、また脱落者が――
[舞台の変化とともにどこかに飛ばされたということは、おそらくそうなのだろう。
夕空の下、船は斜陽の光を受け、黄金色の輝きを放っていた。
舞台に満ちる金の気に呼応するように、娘の魔力も満ち足りていく。]
今度は誰が――
[脱落者の思念の感知を試みようとしたとき、伸びてくる二つの影。]
『コンスタンツェ、後ろ!』
[ポーシャに促されて振り向く。
そこにいたのは、幽霊型のディアボロス。]
どうして、邪魔ばっかり……!
まあいいわ、今は調子がいいから、手早く片付けるわよ。
[ベールを構え、魔力を注ぎ込んで]
ライトエレメンタル・ウェーブ!
[光波を発生させ、幽霊たちを吹き飛ばした]
[後に残ったジェム二つを拾い上げてから]
――魔女の世界に生きるというのも、大変なのね。
日々こうして、戦っているわけでしょう?
『その通りよ。魔女として生きるのも、命がけ。
今のあなたは試練に挑んでいる状態だけど、その大変さは正式な魔女と変わらない。
見習い魔女・正式な魔女いずれの場合も、戦いの途中で力尽きた場合は、辛い結末が待っている。
でもそれだけは、何としてでも回避しなければならない。気を引き締めて』
[ポーシャに叱咤されて、気を引き締める。
もうじき、脱落者の思念を感知できるはず。
娘は、恩恵行使の準備を開始した]**
もうすぐ、恩恵が発動するはずだわ。
[新たな脱落者の思念を探ろうとした、その時だった。]
『コンスタンツェ、階段の方を見て』
[ポーシャが、東階段側に人影を見たという。
階段側を見ると、そこには他の魔女候補がいた。
その姿には、見覚えがあった。]
あなた、もしかして――
[彼はこちらを発見するや否や、吹雪の術を唱えてきた。]
(まずい……!)
[凍てつく雪風が、こちらに向かって吹いてくる。
が、咄嗟の判断によりその場を離れ、何とか回避することに成功した]
私にも、為すべきことがあるのに……。
どうして、こうも邪魔ばっかり……。
『コンスタンツェ、どうするの?
調子がいい今は、積極的に戦うことも可能だけど――』
(でもこれでは恩恵の発動もできないわ。
まずは身の安全を確保しなくちゃ。)
[恩恵の発動を邪魔されたことへの怒りよりも、「今の自分にしかできないことをしなければ」という思いの方が強かった。
このため、身の安全の確保を優先させる。
東階段は通れない。ならば――]
― →3階西階段 ―
[かの魔女>>51の術から逃れるため、なおかつ身の安全を確保するため、戦略的撤退を開始した。]
(とは考えたものの、安全を確保できそうなのはどのあたりかしら……)
[かの魔女がこちらを追ってくるかどうかまでは予測できなかった。
しかし、恩恵発動の機会は逃したくない。
知らなければ。新たな脱落者の願いや力を。
伝えなければ。他の魔女たちにも]**
『ともかく今は、自分にできることをやるべきよ。
でもディアボロスが出たら、ちゃんと戦いなさいよ、コンスタンツェ。』
(遭遇率6(10x1)・6(10x1)体出現予定)
[あの魔女は追跡してこないようだ。
何とか身の安全は確保できたか。]
『そろそろ恩恵が発動しそうね。準備はできてる?』
[準備――そう、例の儀式のだ。
気を落ち着かせ、ベールを広げて掲げた。]
あちらの世界に渡りし者、その思念をここに――
[どこからか、橙色の光が娘の手元に集まってきた。
娘の予想通り、脱落者は出ていた。
おそらく今度は、シメオンがサシャと呼んでいたあのミニドレスの魔女が……
橙色の光――彼女の思念の象徴を捉え、それに秘められた想いを探る。]
(どうやらこの子は、かつて海での事故に巻き込まれたものの、奇跡的に生還したのね。
でも、あの日以降、お父様の様子が変わってしまって……)
[彼女の願いは、それにまつわるものなのだろうか。
思念を探って見えてきたのは、複雑な想いを持つ彼女の姿だった]
[かつてのような幸せを望みながらも、それがもう戻らないかもしれないと考えているかのような状況。
過酷な試練に挑む見習い魔女でありながら、人狼と通じ合える力。
彼女が持つ恩恵も、ある種の複雑さを持つものだった]
サシャちゃんと呼ばれていたあの子……
辛い思いを抱きながらも、頑張ってたのね……
[彼女はあちら側でも元気にしているだろうか。
そう思っていた矢先――]
[舞台の様相が変わりつつあり、気温も上昇し始めた時、娘は特別室側の様子をうかがっていた。
戦闘を済ませたら、自らが得た情報を皆に開示していこうか。それなら、まずは声がした方向>>191から――
そう考えながら、ジェムを消費して体力と魔力を回復させる。
戦闘準備をしていた頃、シメオンがこちらに向かっていた。>>198
負傷しているようだが、まさか2階でも戦っていたのだろうか>>257]
ちょ、シメオンさん!? ちょっと待って――
[手を掴まれ、娘はそのまま特別室へと引きずり込まれた]
― 特別室にて ―
いったい何のつもりで――
[シメオンに引きずり込まれた先は、娘が未だ足を踏み入れていない場所。
広い室内、その床には精巧な人形が転がっていた。
シメオンが、援護を要請してきた>>261]
な、何とかやってみます。
[部屋の中には工具のディアボロス。
しっかり撃退したいところだが、部屋中の人形を壊してしまってはさすがにまずいか。
細心の注意を払い、ベールを構えた]
[今の娘は舞台が持つ火の気の影響により、本来の力を発揮できない状態だった。
だが、この最悪な状況を嘆いているわけにはいかなかった。
光波の術でシメオンを援護し、ディアボロスを撃退した。
それから自らも手持ちのジェムを使い、魔力を回復させた。
シメオンが人形を片付けながら、恩恵の発動状況を問うてきた>>267]
ええ、もちろん発動しています。
サシャと呼ばれていた、あのミニドレスの魔女の子。
人狼と通じ合う力を持っていたようで……
[得た情報を開示した。
残っている者の正体を知れない以上、相手が誰であれ、情報を開示すべき時は開示すべきだろう、という考えだった]
(ジル君――ああ、時羽流のことね)
ええ、両親もいますが、今回の旅行には参加していません。
折り合いを見て帰省したいとは思っているのですが……。
[現に、現実世界における娘は独り暮らし中の身。
一度帰省したいという思いはあるものの、なかなか予定がつかない状態である。
だが――もし両親も旅行に参加し、なおかつ試練に挑んでいたら、どうなっていただろう?]
大学生 コンスタンツェは、あかねさす ツヴィンガー を投票先に選びました。
『過去にも魔女をやっていた……>>280
まさか――』
まさか、あなた――
『目の前にいる彼が、人狼……』
(いきなり私をここに連れ込んだのは、私を攻撃するなり説得するなりして、降りさせるのが狙いだったわけね)
[そう考えていたとき、ジェフロイが特別室の扉を開けた>>281
が、シメオンが術を唱え、ジェフロイが中に入るのを妨害しようとしていた>>281
娘がシメオンを落ち着かせようとしている最中、ポーシャはというと]
『こちらが罠にかかった形になったわね……
もしここで脱落を免れても、逃げ切るのは難しいでしょうね……
人狼は意地でもあなたを脱落させに来るわ。
遅かれ早かれ、もはや脱落は回避できそうにない状態ね……』
魔女を目指すのが正しいかどうかは、普遍的な判断基準が存在しない以上、分からない。
けれど、私は己の意思により、この試練に挑んだ。>>294
もし私たち姉弟のいずれかもしくは両方が、魔女になって。万が一力尽きた場合。
無論、両親は悲しむでしょうけれど、私たちのことを忘れずにいてくれるはず。
[血のつながった存在だからこそ、と]
魔女も常人も、遅かれ早かれ、いずれ死を迎える。
その死者たちの想いを知り、伝えても、信じてもらえるかどうかは分からない。
けれど、そうすることで、今を生きている人たちを慰め、元気づけることができるなら。
自分にできることを為せるなら――と考えていたわ。
それゆえ、試練を乗り越えようと思っていたけれど。
[視線をシメオンに向けて]
あなたは――人狼は、たとえ私がここで脱落を免れたとしても、意地でも私を落としにかかるでしょうね。
[それぞれの立場上、仕方がないことかもしれないが]
エゴだと思われても仕方ないでしょうね。>>311
そもそも、人間の心には何らかのエゴが宿っているのだから。
[苦笑いを浮かべつつ、周囲の魔女候補を見やった。
シメオンの術が、娘に向けて放たれる]
為したいこともあったんだけど……
どうやら潮時のようね。
『どうやら、潮時ね。
ごめんなさい、コンスタンツェ。最後までサポートできずに……』
[闇の手が娘を捉えようとするが、娘は動じず。]
弟に、時羽流にも、よろしく伝えておいて。
[居合わせた魔女たちにそう告げた。
ポーシャには、ジェムを引きはがせるなら剥がしてほしいと頼んだ。]
『いや、マギカジェムは簡単には引きはがせるものではない。
そもそも、それを引きはがすのは危険な行為よ』
(ごめんなさい、ポーシャ。無理なことを頼んでしまって)
現実世界に戻っても、幸せに生きられるかどうかは分からないけれど。
見つけ出すわ。私の生きる道。>>328
[はっきりとそう告げた]
[それ以降は、自らが脱落するのを待つ他なかった。
果たして、自身のジェムは残るのか、それとも破壊されてしまうのか。
行く末が決まるのは、ほんの一瞬]**
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