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社会科教員 ジークムントは試験官の契約者 スノウに投票を委任しています。
社会科教員 ジークムント は 便利屋 ユーリエ に投票した
社会科教員 ジークムント は、図書館司書 シグルド を占った。
[気がつくと職員室ではない何処か違う所にいた。何だかボーッとする。しかし、頭が覚醒するにつれて次第に最後の記憶を思い出す。職員室を眺めていたら、白い猫がやってきて、自分のマギカジェムを持っていたのだ。つまり、マギカジェムは自分にとって新しい心臓だったのだ。]
私は死んでしまったのですね?
(そうだぜ。ざまあねぇな。だが、安心しろ。斎、お前は俺の中で生きるんだよ!!)
[ブランがそういうと斎の左胸に飛び込んでくる。そのまま自分の体の中に入ってきたと思うと同時に自分の意識は遠のいた。]
安心しろ、せめてもの情けだ。お前の意識は残してやるし、お前の仇も倒してやる。
[そこにはいつもの変身した後の姿の斎がいた。]
さてと、これで大きな体を手に入れたぜ。魔力も十分に扱える。
[ブランは両手をあげて伸びをすると雄叫びをあげた。]
そこの奴、出てきやがれー!!
[すると次元がひび割れ、そこからフードを被った女が現れた。]
「私に気づくとは貴方は何者かしら?それに、私に何の様?」
そんなの決まってるじゃねぇか、こいつの、斎の敵討ちに決まってんじゃねぇかよ!!
「貴方に私が倒せると?甘いわね。」
[フードを被った女が呪文を詠唱するとブランの周囲に突然槍の様な物が出現し、ブランを襲う。]
甘いぜ!!斎から話を聞いて予想済みなんだよ!!
[ブランは身を屈ませて、そのまま翼を広げて跳躍した。狙うはフードの女だ。]
「またね、貴方にお客さんがいる様だから引いてあげるわ。協力してこられても困るからね。」
[そう言って、再び次元の狭間へと姿を消した。]
何だ、お前は?
[いつの間にか現れた男>>+32に尋ねる。]
まぁ、いいか。俺は別にスノウを取って食おうなんざ思ってねぇんだ。今さっき取り逃がした奴が契約者様の仇のディアボロスでよ、そいつを倒そうとしてたんだよ。
[詳しい事ははしょり、事実だけをブランは述べた。]
それと俺様の名前はブランだ。契約者様は不知火 斎って言うんだ。
聞きたい事と言われると、まず俺様の契約者様は今は精神体なんだろ?だから、俺様か乗っ取れた訳だしな。
あとはシルヴェストリス、立会人らしいが、結局敵なのか?味方なのか?どっちだ?
[敵意がない事を見せる為に一先ず話に乗る事にした。>>+35]
ふん、お互い質問ばかりしていては話にならんからな、俺様の方から質問に答えてやるから、ありがたく思えよ?
[ブランは溜め息を一つ漏らして答える。]
1つ目、喰われた訳じゃねぇ、俺様の中で生きている。
要するに俺様が乗っ取ったんだ。
契約したのに、それに答えられなかった報いとしてな。
2つ目、あれはさっきも言ったが、契約者様の仇だ。昔、あいつに家族を殺されている。弟と両親をだ。
俺は超音波を使えるからな。それでここに来てから場所を調べる為に使ったら怪しい場所があってよ、それで今に至るって訳だ。
納得言ったか?シルヴェストリス?
[急いで仇を追いたいのを我慢して質問に答えた。]
[考えがあって乗っ取っているなんて言えるはずがない。話を先に進めたので好都合だと思い、そのまま次の話題の返事をする。]
あいつは恐らく前回開かれた、この試練の参加者だ。こいつの弟の死体は見つかっていない。そして、ここに奴がいたという事はこいつの弟が前回奴と契約して試練に挑んだが、無惨にも散り、ここでこいつの様に乗っ取られたという訳だ。
そして、力を手に入れた奴はここに別空間を作り隠れた。だから、ディアボロスというと語弊があるが知能の高い敵と言うのは的を射ている。
まぁ、俺様も全てを知っている訳じゃねぇから間違いもあるかもしれねぇけどな。
[質問に答えた。質問に答える為に頭を整理出来たおかげでブラン自身も理解出来てきた。>>+41]
そいつは出来ねぇ相談だな。俺様は悪者なんでな。
だから、奴は俺様が倒す。
[本当は自分が斎の代わりに命をかけて戦い、せめて斎だけは消滅しない様にしようという心配りで乗っ取ったのだが、そんな事はブランの口から言えるはずもない。まぁ、あのフードを被った女を倒せたら体を返して謝ってやるつもりではいる。>>+42]
[全ての説明を聞き終える。色々言われはしたが悪い奴ではないと理解した。]
色々とありがとうな。頼んじゃいねぇが、説明してもらったんだ、礼は言わせてもらうぜ。
そうなると奴を倒すのに時間がないからな、俺様は行かせてもらうぜ?
あばよ。
[ふっとシルヴェストリスの笑みに応える様に鼻息をならすと、また敵を追う為に何もない空間をかけていくのだった**]
[シルヴェストリスから離れてから、また超音波で索敵をする。だが、雲隠れしたのか見当たらない…。]
ったく、何処に消えやがった、あの女は?絶対に殺してやる…。
[うぅーと唸っていると、いきなり次元が避けて奴が現れた。]
「あら、随分な言われようね。貴方に私が倒せるかしら?」
倒してやるよ、命に変えてもな!!
[両手にトンファーを構えてフードを被った女に突っ込むのだった。]
「甘いわよ。私を誰だと思ってるのかしら?」
知らねぇよ、こいつの倒すべき相手だろ?
[少し手前で、殴ると見せ掛けて、トンファーを投げたが、当たらない…。そして、背中に何かがぶつかった音がして振り返ってみると投げたはずのトンファーだった。]
ぐあぁぁ…。
[トンファーの当たった痛みで思わず叫んでしまう。それでも何とか無事なのは自分の魔力で強化した武器だからだろう。]
「私には如何なる攻撃も当たらないし、攻撃に死角もないわ。観念なさい。」
まだ…だ…。まだやってやる!!
[先程の叫びで貯まった振動を投げていない方のトンファーから光線にして放つ。ただ撃つだけでは意味がないのはわかっているが、奴の能力を理解する為にあえて撃った。]
[光線はやはりというべきか、時空の狭間に消えて行った。爆発音も聞こえないのだから、きっと何処か遠くまで飛ばされたのだろう…。]
「無意味ね。無駄な事が好きなのかしら?」
はっ、そんな訳ねぇだろ!!
[能力は理解した。任意の場所に穴を開けられる。そして、そこに武器をしまっておけば、いつでも出し入れ出来るという寸法だ。武器は恐らく奴の服に仕込んであるのだろう。トンファーを両手に構えると今度は肉弾戦で挑んだ。]
「面倒ね…。」
[ブランが羽を使って跳躍し、猛スピードで近付くからだろうか?今までの様に穴から攻撃をしかけず、隠していた杖で攻撃を受け止める。そして、空かさず穴をブランの背後に開く。]
「これで終わりよ。死ぬといいわ。」
はっ、そいつはどうかな?
[穴から刃が出すよりも早くトンファーを頭上に投げ捨てて、横へ倒れる様に体を傾ける。背後から飛び出した刃はそのまま女に突き刺さった。]
「な、何だと…。この私が…こんな事に…なる…なんて…。」
とどめだ。
[雄叫びあげるといつの間にか構えていたトンファーに振動を送り込む。そして、最大出力で光線を女へと放った。女は消滅し、後には斎に似た男が倒れていた。]
ふん、やったか…。俺様もちょっと魔力を使いきっちまったぜ…。
仕方ねぇ、休まないといけないな。
[何処かわざとらしく言うと、体が金色に光だして、斎の姿に戻る。そして、目の前に倒れる弟の姿。]
う…ここは…私はブランに乗っ取られて…。
お前は…大丈夫ですか?
[肩を揺すってみると、息を吹き返したが、そう長くはなさそうだ。]
「貴方は…誰…ですか?…僕は…どうして…ここに…うぅ…。」
無理に喋らないで下さい。命にかかわります!
「その声は…兄さん…。ごめんね…僕が…騙された…ばっかりに…父さんと、母さんは…。」
大丈夫です。貴方の気持ちはわかっていますから!今は生きる事を考えて!
[今までにないくらいに必死に伝えるが、弟は死を悟っている様で思いを全て吐ききって息絶えた。死体は残らず塵となって消えて行った。最後にありがとうと一言残して。]
貴方まで亡くしたら、私はどうしたらいいのでしょうか?
(クヨクヨしてんじゃねぇ!!俺様が憎くないのか?お前の弟を殺したんだぞ?)
ブランが私の弟を?いいえ、違いますね。逆に貴方は私の弟をあの女から救ってくれた。体を乗っ取ったのは私が弟の体相手では躊躇うと思ったからでしょう?
ありがとうございます。おかげで弟は幸せでした。
ーー私には貴方がいる。それだけでまだ存在がある内は前を向いていられそうです。
(勝手にしろ!!仕方ねぇから最後まで見守ってやるよ!!頑張れよ、斎。)
[一人と一匹は時が来るまで話し続けた。**]
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