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― 天上宮 ―
………それにしても、蜃に続いて現れたのが鳴蛇とは、ね。
[それからしばらくの後。
視線をゆるりと治療院の天上にめぐらせて、思案気に呟く。
陰気辿って出くわした妖なるものが、
どちらも蛇の特徴を持ち合わせていたのがどうにも気にかかるのだ。
単なる偶然で片付けられない感じがしているので、
他の、蛇の特徴持つ妖なるものの、知りうる限りの情報を頭の中から引き出そうとしているところ]
………、む。
[そっと、寝台を抜け出し歩き出す。
考え事をするなら動きながらの方が、いい]
[治療院に誰かが新たに運ばれてきたのはその時。>>+12
近付く金気に自然、道を開けながら、
誰が運ばれたのかを、確認する]
バルタザールさん……。
[訊きたいことの一部は顔に出ていたかもしれない。
こっちの方の心配はいらない、という佇まいを見せつつ、
心配そうな眼差しがバルタザールへと向く]
……あなたは、
えぇと確かノトカー様、とお見受けしますけれど……。
[それからバルタザールを運んできた青年へと話しかける。
はて、前にちらりと見かけた時とは佇まいが違うような。纏う金気も濃いし]
ほ、他に弱った者は?
[しかしその辺りを気にしている余裕には少々、欠けていたので、
気になる点を素早く問いかけるのだった**]
― 天上宮・治療院 ―
消耗が激しいのでも充分一大事ですっ、……が。
深手を負わなかったのは、何より。
[霊亀神の依代たる青年とバルタザールと、両者からの返答を聞けば、>>+20>>+25
表情にはひとまず安堵が滲む。
蜃、鳴蛇――に続いて化蛇まで出てきた点、
やはり、偶然とは思えない何かが働いているのでは――と思わずにいられないのは、さておいて]
他にはいない。では……、
[ノトカーが己の身体を明け渡す相手といえばただの一神しか思い浮かばず、
意識して背筋を伸ばす。>>+16
告げられた言葉から、他の者は無事討伐の行を続けているということを確認すれば安堵も深まり]
マリエッタも、帰ったら自慢することが出来たようね。
[青年の身体を借りて現界せし霊亀神に恭しく一礼すると、
改めてバルタザールへと、向き直る]
私は、あの場で私にできる最善を示しただけですから。
[だから謝ることもないし礼には及ばないのだと。>>+26
今この場で謝罪と感謝を伝える意味――あの場では金気が障るだろうと気を遣ってくれたことも分かっているから、
どこか真摯な顔つきで、告げた後。
もうひとつ、なされた頼みごとを耳にしても、迷うことなく頷いて]
承知しました。
ですから、私達に気兼ねせず充分休んでください……!
[霊亀神にも今一度頼んだと言いたげな目配せを送って、その場を立ち去った*]
………これは…、
[治療院を離れてすぐのこと。
身に伝わるこの場所の変化に眉をひそめる――穏やかな時間が流れている、とは言い難く。
この変化を、遠き地にいる朱雀神や蒼龍神なども感じ取っているのだろうか。
今頃はより陰気の源に近付いているであろう彼らに、
要らぬ心配をかけたくない、そのために]
……!
[天に七星の煌めく中、槍を握りしめ、>>+16
現れた妖なるものを迎え撃つかのごとき気の高まりを見せる場へと、走る]
― 天上宮・楼閣 ―
[天に朱色の焔華舞うと、カサンドラがその場所に辿り着いたのは、ほぼ、同時。>>+41
現状この場を一人で守護しきっている彼の持つ力に、
なんとも言えずただため息をつく、が]
討伐隊が一人、カサンドラです。
僭越ながら助太刀に参りましたわ、カスパル様。
[すぐに真顔に戻って名乗る。
玄武神が気を回したことはなんとなく、言わずにおいて。
言葉を継ぐ前に一度、天を飛び回る妖なるものを見据え]
私は木気司る者。
風を起こし火気をより高める点においてお役に立つでしょう。
[そう。
蒼穹をかける翼を持たなくとも、この槍が届かなくとも。
巻き起こせし風くらいなら届くだろう、と。
告げて、もう一歩前へと踏み出した。力強い足取りで**]
/*
すっかり地上の神でない面々の成長を見守るターン
どこまでかっこいいセリフを言わせていいか、という点で迷いが生じているこのカサンドラである かわいいセリフについても同様
一応最近のあかつきさん組に比べて乙女回路が起動してる方なんだけどね……!
― 天上宮・楼閣 ―
……流石、ですね。
[天を飛び回る妖なるもの、そのうちの一体が、
カスパルによって一太刀のもとに斬り伏せられるのを見て呟く。>>+45>>+46
いつでも助太刀できるよう身構えていたがその必要はなく。
カスパルが楼閣に降り立つ頃には、ゆるく笑みさえ浮かべていた]
では、決まりですわね。
正直助けなどいらぬと言われてしまったらどうしようかと思っていたところでしたよ!
[おどけたような声音だが本気でそう思っていた度合は案外高い。>>+47
無茶をして飛び出す誰かを引き止めた経験などないなりに引き止める術を考えた結果、
殴るより具象化した蔦で縛る方が手っ取り早いという結論に達しもしたが。
そんな手段に訴える必要じたい、ないのが一番である]
大丈夫、きっと為せますわ、その掃除。
[なぜなら、大仕事を成し遂げ帰ってきた者達を、
何事もなく出迎えたいと思うのは、一人だけではないから。>>+48
端的に状況を確認する。
気は充分、相対すべき数にはやや難有り――といったところか]
それでも……
[再度身構え、妖なる者の群を外れて下を向いた槍の穂先が、
床面へと小さく円を描く――幾つもの]
そう簡単に――、
―――やられてたまるかってのよ!!
[全て描き終えた槍を再度上向けたと同時、
円から竜巻のごとき風の柱が現れて宙を突っ切り始める。
群れる妖なるものの飛来を押しとどめるくらいの力しか持たないが、
それだけでも充分だという確信は、あった**]
― 天上宮・楼閣 ―
………凄い…。
[空を――空にある陰りもたらすものを焼き尽くさん勢いで在る火焔の嵐を見上げ一言。>>+62
この風の柱、一度発動させてしまえば位置調整など全くできないから、
全部まとめて焼き尽くせるかどうかは最終的には時の運、である。
数をそれなりに揃えたのがせめてもの策というやつ]
こういう小物ばかりなら楽なんだけどねえっ……。
[妖のものの中には水気操るのもいるようだが、
焔の勢いに押されまくっているのかはたまた、風すなわち木気が効いているのか、
手出し及ばす焼け落ちていっている]
――まだ、
[空に、赤混じる蒼に視線を向けながら、ほんのわずか、下がる。
そんなつもりはなかったのに大盤振る舞いしてしまったかと、
カスパルに見えないように苦笑する。
それでもここで警戒を解くのも、ましてや座り込むのもしたくはなく。
ややうつむき気味の視界に水の蛇が映ったのはその時。>>+65
あ、と声をあげる間もなくそれはそれは清浄なる水気となって散り]
…………、
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