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仕立て屋さんはじぶんのおうちに帰ってるんじゃないかなー
熱烈なキスマークが残ったままだって……?
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あっ ありがとうありがとう
聖女さんバイバイ!
シスターちゃんさよなら…っ!看取れなくてごめんね!
[会話ができるのに、どこか通じてない感覚。
教会と言って、その中に避難した人々でなく建物を連想する思考。
逃げられた、と聖女は言ったんだ。シルキーというダンピールは彼女から逃げた。
正直言ってめちゃくちゃに怖かった。人とそうでないものの見分けは俺にはつかないんだ]
ん、ああ……もしそのシルキー?を見つけられたら、貴方が探していたと伝えるよ
役に立たなくてごめんなあ
[隠れていると言った彼女>>150と別れ、外へ出る。
迷ったけど、まだ年若い見習いシスターのことは振り返らなかった。
わからない、もし離れたせいであの子になにかあったりしたら、きっとすごく後悔する、けど。
あの子は聖女のことを呼んだ、聖女はあの子を助けた。
だから悪いようにはしないんじゃないかって、なんとなく]
[背後で閉まった扉から、鍵をかける気配がした。
空は白んで来ている。
もうすぐ朝だ]
……ああ、知らせないと
[もう走れるほど元気がない。けど、額にかいた汗を拭って歩き出した**]
[朝日の最初の一欠片のすぐ後、赤い流星雨を見た。
またか、と道端で頭を抱えて身を縮めたけど、今度は何かが壊れる音がしなかった。
矢も石もなにも降ってこなくて]
…あれ
[恐る恐る、首を伸ばし。それからまた立ち上がる]
……
[何か、空気が変わっている気がした。
もう死に絶えていた街から、また誰か達の気配がするような、そんな体温のある空気。
そのままふらふら、教会へ走って行く]
― 教会 ―
[人が。多い。
外に出ていた人間達以外にも。子供もいる。なんで?
殺さなかったんだろうか、と思うけど、そこにあの双子の吸血鬼や闘っていたメルヒオルの姿は見当たらず]
ええ……
[目の前にパン屋の倅がいた。
ひどく慌てた様子で、寝過ごしたって]
いやいや、お前さん
[もう開店時間過ぎてる、焼き窯も商品棚も壊れてるし大変なんだ、とそのまま走って行ってしまい]
店……?
ああーそう、
もしかして皆正気に戻ったのか。よかったなあ
[うんうんと頷いて、実際俺も何が起こったのかわからないって話]
旅
そうか
[続きを待って間が空く]
そ、それはさ
もしかしてシルキーの旦那さんは吸血鬼なの?
それか、いやいやいや。
いやいや、君が……シルキー本人って話?
[ダンピールのシルキー。聖女の口から聞いたことと状況が一致して]
……
待ってなんで言ってくれなかったんだ
俺、いやいやちょっと待って、可愛いとか初恋の相手とか言っちゃった!?本人に!?
[待っ、言ってないかもしれな──今言った!ああああああああああああああ*]
[ひとけのないところに連れ込まれた。アッー]
追い出されてたのか……
それは、なんというか、ごめんなあ
[彼女がいなくなった頃の経緯はほとんど覚えてなかった。不穏な空気だとか、怒った顔の父親の顔とかが断片的に幼い思い出に混じってある。
あれから、そうだ、シルキーのことを聞いたら怒られるようになった。そんな子はいませんって。
だけどあの子の家はそこにあったし、良く遊んだ道もそのままだった。ずっと、何十年も]
いやあ、今日は化け物みたいな人に随分たくさん会ったけど。一発芸見せろとか言われたり……
人それぞれなんじゃないかい?吸血鬼とかハーフとか言っても
[言えなかったと聞けば、なるほどそういうものかと思えてくるのが不思議。
たぶん色々あったんだろう。昨日まで安穏と生きてただけの俺には想像すら難しいようなこととか]
忘れてないもんだなあ
それにもう二度と忘れる気がしないなこれ
俺はもうこんなに、おっさんになってて
君は……
来年会ってもその姿のままかね
うん、まあ、そうだな
第一印象っていうのあるよなあ
[うんうん。頷いた]
旅が好きってわけじゃなくて、街に住めない?
同じとこにずっといたら……
[たしかに、変だといずれは誰にもわかるだろう。
だけどどうなんだろう。
ずっと同じところにいれば、大概の人間もシルキーのことを”よく知る”んじゃないか]
しかしなあ
シルキーはおばさんになっても可愛いだろうに、見る前に俺の寿命が来ちゃうのか
……俺も、この街、出ようかなあ
ずっと、思い出があったから離れ難かったけども
それはなんか、もう良いやって
[なんで、みんな生き返ってるのかはよくわからない、イタチにでもつままれた気分だけど]
今夜は嫌なもの、ずいぶん見ちゃったもんでさ
[何もなかったような顔で、あの仕立て屋や、鞭で叩いた人達と毎日挨拶し続けられるかって話]
……だからシルキーが今度この街に来た時、俺はいないかも
偶然ばったりってわけにもいかないし
どうだいここは一つ、取り決めしないかい
今度はいつどこで、でくわそうかって**
もう朝だもんなあ
俺は眠いけど
[パン屋はこれから仕込みなんだろうか]
……シルキーってどんなものが好き?血って美味いのかい
[人はともかく街はボロボロのままだ。
朝食を優雅に、ってのは難しいかもしれない]
俺の家なら、新しい卵とスープとチーズがあるよ
[おっさんの粗食だけど。
ああ、それに朝からいい酒を飲もうって約束だった。
メルヒオルはどこにいるだろう]
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卵が新しい、というのはたぶん大事なポイントだろう。知らんけど
シルキーおつかれさま
半目シルキーを見慣れ過ぎて、最後怒涛の半目じゃないシルキーの可愛らしさに普通にドキのムネムネする
シルキー可愛いよシルキー。ちょっとにぱー☆ってしてごらん!
[どの場面か、きっとそういうのは些細なことだ。
並んで歩いたり、向かい合って食事をしたり。
外から見たら親子みたいなんだろうなんて、気にもしなかった。もともと動じないタイプだし]
ん、鞘?
短剣なら革のシースか。職人はいるとも
──それか、木鞘でもいいなら俺が承けるよ、その仕事
[モノがあるなら見せてみて、とか。
少し眠そうな声で**]
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シルキーと旅したら、なんか武闘家とトルネコのパーティーみたいになってかわいいな??
って思ってから気づいたけどチョビおなか出てないから!!!ほんとだから!
覚えてるクチかい?
[声を潜めるようにして聞いた。
だいたい教会前で一通り話してわかったんだが、
生き残れなかったり、狂っちゃってた人たちはこの夜のことを何も覚えてないようだった。
それと……あの見習いシスターのことは、最初からそんな子知らないと皆、口を揃えた。僅かな生き残りの人たち以外は、誰も]
じゃあ、あの双子とやりあって生きてたんだな
……いやいや、たいしたもんだ
[眠たい目でメルヒオルを見て、はは、と笑った。
くしゃくしゃに頭を撫でてやるかわりに抱きついた。左腕は手当されてるけど痛いまんまだ]
皆のために戦ってくれてありがとうなあ
[よーし飲もうぜ!割れてないジョッキをもってくるから!*]
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