情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[ きっとこれきり会えない相手、けれどその明るさには随分と心が安らいだ。その礼もこめて別れを告げたつもりだったが、彼女にとって、その別れ方は不満らしいと、表情で知れた>>15 ]
(また、やったかな?)
[ 苦笑が浮かぶのは、勝手に要らぬ責を被って、勝手に死んだ、と、怒った弟の一人の顔を思い出したから。
どうやら一度死んだくらいでは、本質は改善されないらしい ]
ああ、分かった。それじゃまた、後で。
[ だからジルの言葉には、彼女の望み通り、そう返した。赤い髪の男とその連れには軽く会釈を送ったが、銀の髪の男には、なんだか妙に値踏みするような目で見られている気がして、内心首を傾げる。
しかしまさか食事候補と見られているとは>>2:62さすがに気付けなかった* ]
なにかというと、さくさく身を引こうとするのが悪い癖のにいちゃんです。
ヴィンセントに美味しそうだと思われてるのにさっき気づいたww食えるのだろうか、幽霊www
御婦人を守るのは騎士の役目ですから。
[ 若干険しさが成りを潜めたギィの謝意を示す言葉に>>28そう応じて、微笑む。
正確には、自分の身分は騎士ではないけれど、騎士道精神を持てと散々に教えられてきた身だ、少しばかりの見栄は許してもらおう ]
それじゃ...
[ ジルにも笑顔を向けて、離れようとした時、ふいに、ギィの様子がおかしくなる ]
え...おい?
[ まさに別人になったかのような豹変ぶりに、対応しきれず目を丸くしていたが、手は腰の剣の柄に自然にかかっていた。
剣が具現化していることには、今、気づいたのだが ]
.........
[ 正体不明の存在にもジルは臆せず対峙し、堂々と応答している。これなら自分の出番は無いか、と暫し黙って成り行きを見守った ]
どうやら、貴女も、これで帰れそうだな。よかった。
[ そうして、道しるべと言われた花を手にしたジルに、安堵の笑みを向ける ]
ジル、貴女に会えて、嬉しかった。
俺は、もしかすると...誰かに名を呼んでもらうために、ここに来たのかもしれない。
[ 死して後も、現世で名を呼んでくれる人たちは居た。けれど、誰にも、答えることは出来ず、手を差し伸べることも叶わず、長い時の間に、男の魂の奥底は、知らず知らずのうち軋んで痛みを覚えていたから ]
おかげで、きっと、まだ、守ってやれる。
[ 死せる魂の持つ、ほんの僅かの力、けれど、約束したから、最後まで見届け、守り続けると...それを果たす力を、花の乙女がくれたのだ、と、幽霊は笑う ]
どうか、貴女の
[ 琥珀の羽根がゆっくりと男の身を繭のように包む、それはだんだんと小さくなって、小指の先程の琥珀そのものとなって、最後にジルの手のひらに転がった。
そこから人の気配はもうしない。ただ琥珀に封じ込められた小さな種からは、微かに遠い草原の香りが感じられたかもしれない** ]
他に消えようが考えつかなかったので、勝手にジルさんちに便乗して消える幽霊でした。
琥珀持って帰ってね。幽霊のお土産だけど。
挨拶...
多分今年も、微妙にハズしつつ、のらくらと生きていくと思いますが、どこかの村でお会いしたら構ってやってくださいませです。(ぺこりん)
― いつか、橋のたもと ―
[ 白い小さな、けれど凛々しく咲く花に、ふわりと風が触れて揺らす。
ありがとう、と、微かな声が聞こえたのは、誰かの夢だったろうか?** ]
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新