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そういや死因知らなかったのか!!
なるほどなるほど。いいんじゃないかなw
めっちゃ病死とかローレルにも言ったわ…w
― 少し前/第二王子自室 ―
[近衛兵が出ていく前だったか後だったか。
傍らより聞こえた声>>163に、ウェルシュは振り返った。]
……………。そうだな。
[沈黙ののちに同意を示してみせたウェルシュには、怒りの色が強い。それでも言は入れたようで、以後同じ言葉が使われることはなかった。
とはいえ。兵はともかく、将の責は問わねばならぬ。
それは間違いがなく、目前の彼の危惧するところでもあるのやも知れなかったが、それを音にすることはウェルシュとてしなかった。
リーゼロッテが謝罪>>160をみせ、駆けていくのを止めることはしない。
自らの言葉が彼女に何の確信を与えたのか、ウェルシュは気付くことはなかった。死因が明かされていないことにも気が付いていない。
それ程に、今は民の目線との間には乖離がある。]
…───、兄上が 、
[可能性としては思わなかったわけではない。それを改めて示す言葉>>165に一度足が止まる。身体ごと振り返れば、真正面から彼と対する形。]
………。
軍を率いるのは、アイリ・フォールデン総督と聞く。
もし兄上がこれを動かしておられるのなら、あの兄上だ。
間違いなく先頭に立っておいでのはずだ。
[では近隣を扇動して回り、後からやって来る?
それはない。と、理性が瞬時に否定する。
兄の性格もある、けれど何より。]
兄上が先頭に立たれれば、王宮内の兵に動揺が走るも必定。
守りは緩み、城はすぐに落とせようし、私を捕らえるも殺すも容易となろう。
この手の蜂起は、時間を掛ければかけるだけ難しくなるもの。
国の動揺、民の不安も大きくなる。
ゆえに、兄上はこの件には関わっておられぬ。
恐らくは血気に逸った白狼騎士団、並びにそれに同調した兵らといったところだろう。
…───そうは思わないか?
[リヒャルトの目を見据え静かに告げれば、さてどうだったか。
それでも疑惑の残らないわけではない。扇動したわけじゃない。
けど、”敢えて止めなかった”ならどうなるか、と。
一部の跳ね返りが軍を起こし、事を成し遂げ、それを次は兄が制したならどうなるか。その危惧は、未だ音になることはなく。]
よって、今我らに出来ることは一刻も長くこの場を持たせること。
……私が落とされぬこと、であろうな。
時が長引けば、戻られた兄上が彼らを制してもくだされよう。
それまでは耐えるしかない。
[どちらにせよ、今の王宮内の兵力では白狼騎士団を打ち払うなど困難だ。ならば耐えるしかない。
兄の思惑がどこにあるにせよ、時間が経てば───人の目に触れ続ける時間が延びれば、彼は”軍を制止せざるを得ない”
傍らの幼馴染には辛かろうかとも思う。寄せ手の片方は婚約者であり(破棄の件は未だ知らなかった)対峙するかも知れない兄は、彼が心から敬愛していたはずの幼馴染だ。
だから、とん。と、彼の肩を叩いた。
心配性といった彼>>143を今は、こちらが気遣って。]
私も正門へ行ってくる。
王宮内の者を纏めねばならぬ。
[来い。とは言わなかった。
辛いのなら来なくてもいい。きっと彼は来るだろうけど。
彼が珍しく帯びた剣>>141、それは彼の決意の表れだろうか。]
………さっきはありがとう。
やっぱり、リヒャルトがいると助かるな。
[ふ。と、微かに眉を下げて口にしたのは先のこと。>>163
諫めてくれる人は貴重なのだ。きっとこの先、更に貴重となっていくのだろう。
唐突な礼は、どう響いたか。
共に来る彼へ仄かな笑みを向けて、走り出した。向こうへ*]
― 中庭 ―
ジュード、
[どう、こちらが以前と変わらずに呼びかけてみても。
彼の言葉遣いも態度>>175も変わるものではなく、それは以前、いつからかすっかり態度を改めてしまった絵描きの娘の姿をも思わせる。
胸をよぎるのは寂寥、けれどそれは今や馴染みのもので。
それで駄々をこねたり、泣き出すほどに子どもではなかったけど。]
名前では呼んでくれないのかい?
ベルフィは、変わらず私を
[かの翼が舞い降りたというのは、そういうことなのだろう。
穏やかな口調、言葉遣いは少し砕けたまま、低くある顔を見つめて首を傾げる。]
ねえ、ベルフィ?
[白い翼の主に呼びかけてみせれば、さて彼女はどうしたか。
彼には聞きたいことがある。
けれど、それを口にすることは少し恐ろしかった。
それが溝を決定的なものとするのかも知れなかったから。
懐かしいと感じてしまう心は本当、再会を喜びたく思う心とは裏腹に、会いたくはなかった……勘違いだったらどれ程良かったかとすら思う。
懐には銀のイトスギの装飾が今も忍ばせてある。
それを意識すれば、少し心が重くなった。]
/*
お疲れさまです……!
兄上の負荷が高すぎるのを、見つつ。見つつ。
殺害現場の工作拾えるのも、兄上しかいないんだよなあwwつらい。
どうにかサポート出来ないものかと脳内会議した結果、応援するしか思いつかなかったよ…許せ…
[守りますから、と。
その言葉>>185を、もっと真剣に聞いていたなら良かったのだろう。
けれどこの時、またウェルシュは自らの身の危険をさして強くは感じてなかった。
確かに王宮前に軍勢は押し寄せている。
けれど彼らがすぐに王宮に攻めかかって来るかは微妙なところで、更にはウェルシュの命をそのまま狙って来るかと言えば更に確率は低いだろうとも思えた。
あわよくば捕えて幽閉。更にその後に”病死”させられることはあるかも知れないが、差し当たり軍が第二王子を害するのはあまりにリスクが高すぎる。
だから。油断があったのかも知れなかった。
───父王が、無残に殺されていたというのに。]
では、互いに互いから学ぶことにしよう。
これからも、
[穏やかに向けるヘーゼルのまなざしは柔らかい。
彼とは本の趣味を共通にする為だろうか、或いは幼馴染として多くの時を過ごしたが為か、共にあれば心安らぐのを感じる。
『 …… 相棒は作ればいいさ。 』
かつて、そう言ってくれた人>>0:216がいた。
彼は白い翼を相棒と呼んでいたけど。
『 そこにウェルを思う人が居るのなら。 』
いつしかこうして、傍らに人がいる。
…───心通う人を、そんな風に呼ぶことも叶うだろうか。]
― 中庭 ―
[不思議なほど静かだった。
王宮内は緊張で満ちているというのに。
そこだけぽかりと、穴があいたように静かだ。]
………、
[彼は相変わらず片膝をついたまま>>189、けれど苦く笑う表情に、そして紡ぎ出される懐かしい言葉たちに、ウェルシュもまた少しほろ苦い表情で微笑んだ。]
私かい?そうだね、愛している。
私は愛しているよ、
………それが私そのものだから。
[胸に片手を当てて、問いに答える仕草は誓いにも似る。
傍らからの問い>>187、少し遅れてやって来た彼へ視線を流して笑み含んだ表情のまま頷きを返す。]
ああ。私の……、……古い友人だ。
[僅か言葉探す間を置き、返して再び視線をジュードへ戻す。
そうして問いへ彼が返すより早く、口を開いた。]
ジュード、頼みがある。
このままここを出て行ってはくれないか。
王宮から…この国から。
[そうして彼の前へと手を差し出した。
掌にあるのは銀のイトスギ、陽に繊細に輝くそれを彼へ差し出し。]
白隼一頭と黄金一塊、さてどちらを選ぶ?
…白隼は、王貴族にしか献上されないのだったね。
[視線は
ほんの短い間漂う視線は、再びその主へと戻り。]
…────ジュード。頼む。
[彼が何も知らぬ鷹匠ならば、さぞや唐突な願いであろう。また、彼が想像するほどの屈託を
それを承知で願いを紡いだ。
[油断があった。と、謗られても仕方ないだろう。
ウェルシュは帯剣してはいなかった。
理由のないわけではない。
一つには、正門へ赴くとはいえ自ら前線に立とうとは考えていなかった為である。自らリヒャルトに語ったように、現時点で、王宮に攻め寄せた者らへの対抗手段のうちの一つはウェルシュ自身の身の安全だ。
ウェルシュには、軍事向きの才能があまりない。
だからこそ”邪魔にならぬこと”に関する振舞いについては、それなりに長けてきたものがあった。
剣振るう者らの邪魔にならぬこと。
そして、可能ならば別の面から彼らの助けとなること。]
[───その頃。
正門には、ウェルシュの命を受けた兵らが詰めかけている。
彼らは訓練された動きで小隊を組み、ある者はシュナウザーら監査局の者らを援けるべく動き、ある者らは監査局長の命>>199を受け、裏へと回るべく場を離れた。
そしてもう一隊。それらがウェルシュの命を実行すべく動く。
それは何気ない、戦力にもならぬかの動きであった。
門の脇、旗掲げるための小部屋に駆け込んだ彼らはラメールの旗を取り出す。
それを、王城の門に掲げた。
するすると登る旗は暁に陽の登るが如く、空に翻って威風を示す。
それはラメールそのもの、ラメールの誇りの象徴そのものだった。
王宮に寄せ来る者の目にも、王宮を守る者らの目にも等しくそれは映っただろう。ささやかな、ただそれだけのこと。
けれど、王国に忠誠誓う者ら>>220の心動かす一助には、なるのかも知れなかった。*]
― 中庭 ―
そうか──…
[出て行ってくれ、と。
その言葉の裏を読み取れぬ者ではないとは知ってた。
何を知り、何のために口にしたかが分からない程の者ではないと。
……驕り、であったのだろう。もしくは甘さか。
その言葉の意味を彼がどう捉え、どう動くかの予想がまるでなかったかと言えば嘘になる。
それでも。……それでも、受け入れてくれるのではないかと思った。
それが思い違いであったこと、無情なまでに思い知らされることになるのだけど。>>204]
………っ、
[上体を跳ね起こすようにして抜かれるのはカットラス>>205
煌めく銀刃に少し遅れて引いた身の前に、飛び込んできた影>>206があった。思わず地面に倒れ込む形で、その影を見上げる。]
───── リヒャルト!
[空には白雪が舞う。
それはウェルシュではなく、リヒャルトのみを狙う様子だった。>>224
地面に倒れながら、何か武器になる者はないものかと探り、咄嗟に肩に掛けた儀礼用のマントを剥ぎ取る。乱暴な仕草に少し飾りが取れてしまったが、気に掛ける余裕はなかった。
ジュードの問い。>>223
リヒャルトの応え。>>236
それらを耳にするウェルシュの身体が微かに震えた。
怯えの為ではない。これは怒りだ。
ヘーゼルの双眸に怒りと悲しみの色を湛えて、古き友を見遣る。]
……やめろ……、
…──── やめろ!!!
[叫んだのは、白鷹連れた古き友へ向け。
強く歯を食い縛り、睨む眼差しにどれだけ力があるかは分からないけど。]
私はそのようなことを望んでいない。
この国が沈むというなら、それを最後まで止めてみせる。
────
誰が見離したり降りたりするものか!!
[ばさりと羽ばたきが舞う。
白雪がリヒャルトの頭上を狙うなら、ウェルシュは手にしたマントで彼の頭上を払った。鋭い爪が、彼を傷つけぬよう。
同時に声を放つ。]
…───── 誰か!!!!
[それは第二王子の姿を求める者らの耳に届くだろうか>>247]
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