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ミステリアスな青年 セルウィン は ヒモ男 レト に投票した
― 昨日の朝から夜 ―
[ヴェルにきりたんぽ(生)が当たりそうで、つい笑ってしまった。
はっ、と人の不幸(実際未遂で終わったのだが)を笑いそうになった自分の醜い部分に気付き、あっと息を飲む。
指を自分の唇に当て、暫し黙り込めば、ふぅと息を大きく吐き、憂いを帯びる空気を纏う。
何だかんだ皆が騒がしくしているが、一人目立たぬ位置に移動し、物思いに耽る。
騒ぐ一同を眺めながら、昼、夕方を過ごせば、あっと言う間に夜の帳が下りていた。
そろそろ床に就こうか、と思っていたら。
此方の様子を見ながら、一晩共にしたいと言うリカ>>1。
心なしか疲れの様子を見せている彼を手放してあしらう事は出来ようか――答えはNO。]
いいよ、僕で良ければ……。
お供させて貰うよ。…おいで。
[そっとリカの背中を押して、自室へと入って行き、扉を閉めた。ぱたん*]
[一緒に寝ても良い?と尋ねるリカ>>@0>>@1。
二つ返事で了承の意を示せば、彼は安心すると思う。
パジャマに着替えれば、共に寝台の上に乗ろうか。]
今日は、色々とあったね……。
また明日、きっと良い事がある、きっとある。
[瞼を閉じ、子をあやす様に背中を撫ぜ、軽く叩く。
安心したのだろうか、暫くしてから安らかな吐息が聞こえれば。
ゆるりと瞼を開き、穏やかでまだあどけなさが残る寝顔を眺めて、目を細める。]
君が好きな人に嫉妬、なんて醜いよね。
それで、君に迷惑を掛けてしまうのも苦しめてしまえば……。
[考えただけで胸が苦しくなった。
だから、自分勝手な思いに引き摺られる事が無い様に、唯々リカの幸せを願い続けよう、と心に誓えば。
眠るリカの額に、ゆるりと、静かに唇を捺して、恋の呪(まじな)いを掛け。
此方もまた、金糸を撫で瞼を閉じれば、夢の世界へと*]
― 次の日の朝 ―
[目覚めてみれば、何ら普段と変わらない朝。
ゆるりと瞼を開け、身を起こしたら、昨晩寄り添って眠ってたリカの姿は何処にも無く。
彼が寝ていた所を、そっと撫でても返ってくるのは、温もりが消えたシーツの感覚。
誰も居なくなった場所を目を細めて眺めたら、一息ついて。]
さて、行こうか。
[ベットから降りて、身支度を整えたら、自分もまた会場へと向かって行く*]
― 翌朝の会場 ―
[ゆるりとマイペースに会場に入れば、微かに香るバニラの甘い匂い。
ふんふん、と鼻を鳴らし匂いの元を辿れば何やらパンケーキを作っているみたい。
興味と空腹に負けて一同に近付けば、リカが声を掛けてくれた>>30。
緩やかに微笑み、普段と変わらないペースで彼に応えていく。]
ううん、あれで良ければ、何時でもおいで。
[ぽふり、と金糸の髪を撫でてあげれば。
リカは何やらクリームが掛かったパンケーキを置いて、何処かへと行ってしまった様で。
礼を言う前に行ってしまった彼に心の中で感謝の言葉を言えば、改めてパンケーキに視線を向けた。]
……えっ?
[言葉を失った。]
[生クリームの白の他に、この白濁としたクリームが掛かってるのは何か。
練乳ともカルピスとも違う、何か白くて濁ったような色合い。
パンケーキの甘い匂いに混じって、何とも筆舌し難い匂い、臭いの方なのか。
流石の自分でも、ちょっと……いや、かなり驚いたのだが。]
――……。
いただき、ます。
[食べようか食べまいか4(10x1)分ぐらい迷った結果、リカが用意してくれた事を無碍にはしたくない、という結論を下す。
恐る恐る、パンケーキを一口サイズに切って口に入れたら。]
[やらないか。やらないか。やらないか。]
[やらないか。やらないか。やらないか。]
[やらないか。やらないか。やらないか。]
[脳内に響き渡るバリトンボイスの声。
ぞわりぞわりとした何かが身体を駆け巡り、身体を震わせて。
嗚呼、これは、これは――――これは。]
ふぉおおおおおおおお!!
[絶対出さない奇声を張り上げ、大地に引かれる様に、こてりと細い身体を倒させれば。
――――――その表情は*どこか恍惚としていて*]
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