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[戦舞台となる浮島の頭上には召喚時の『異界門』のある小島が浮かび、浮島に薄っすらと影を投げかけている。
従華、『柊の護花』の環境変化。
群島は、自然溢れているが、この戦舞台も生命の息吹はあったろう。
霜付き、氷雪が何処からともなく、護花の周囲に満ちてゆく。
荘厳な戦舞台の上であっても、それは変わりなく。
地であろうが床であろうが、環境が変化する。
其れはさながら、凍柊の領域の縮図、或いは先の千年を思い出させる様な一端だったか。]
迫り上がれ、
[床を走る水の車輪は、霜付き始めた床の上を奔ったか。
突き上げる様に迫り出した
[同時、]
[護花を宙へと投げ出させる跳躍の台ともなった。]
[――――――]
[槍斧の切っ先は、空を切り裂き、大きな孤を描く軌道で、蓮魔の頭部へと振り下ろされる。]
ハッ!
[其れが防がれれば、穂先が防がれた点を基点とし、蓮魔の背後へと宙で転じ、背中合わせとなりながら、穂先を引き寄せ、短い声と共に再度蓮魔の背中へ突き出す一連の動きを。*]
/*
>>*10
一度車輪を放って消失確認をしてないなら、そこまで分からないって事あるのかなという疑問はあるけど、これは驚けっていう振りなのかな?
だがそれを感じる心は無いんですよねえ……。
[悪態>>*7で意識取られるならばそれも良し。
尤も、護花はその様な感情を持つ事は無いが。
氷柱が迫り出す勢いを利用して宙舞い放つ一撃に、その侭流れるばかりの背後からの一突き。
其れは奇襲にすら非ず、流れる侭の槍斧捌き。
その一突きを難なく交わし、交差する様に蓮魔が前方へと流れるよう回避すれば>>*9、それは先に氷塊を迫り出させた>>*3方向か否か?]
甘いのはどちらでしょう。
[頭上より迫り来る回転鋸めいた水車輪。
蓮魔に背を向けたその格好の侭、一歩前へと出ながら蓮魔へ半身反転しつ、槍斧も縦回転させれば穂先は頭上に。
キシリ。
環境変化に呑まれる様に、水車輪は凍り付き、槍が呆気無く二つに断ち切った。]
[そして、互いに位置を逆転させて再び顔を向け合い対峙する事になるだろうか。]
貴方の力と氷雪の力の相性は最悪。
手数の出し惜しみは、負けを引き寄せるだけですよ。
打つ手無くば、
今頃、貴方の従華も凍えていることでしょう。
[床から雪原に変貌した地を踏みしめながら戦の構えを取れば、二つに割れた氷車輪が両側に落ちる音がした。*]
我が主と共に四君子に並び立つ神魔が、
斯様な稚気の業で終わりますまい。
[水の車輪鋸による一の術は、小手調べと見做した様子。
問いめいた言葉>>*23にはそう言葉が返り。]
[蓮魔が、護花を中心に円を描いて移動すれば、無数の紅い蓮花>>*24が宙に浮かぶ。
雪原上に水走らせ滑る蓮魔は目で終えるが、穂先を下に斜めに構えた侭身動ぎせず。
群がる夏の紅蓮花は、冬を上書きせんとばかりに空間を掌握せんとしていた。
蓮鈴の音は四方より聞こえるように反響す。]
永遠に続く火は無く、
陽が地平に落ちるよう何時かは熱失い、
花が枯れゆき、冬の寒さに凍り付くもまた世の摂理。
[蓮魔が滑った後の水は飛沫も凍りついてゆく。]
[トン]
[槍斧の穂先を雪原に突き刺せば、
轟音と共に、文字通り地が吹き飛んだ。
雪原と化していた床から氷山めいて、四方に鋭利な切っ先を持つ氷塊と共に、雪が雪煙となって空高く舞い上がり、護花の姿も一時覆い隠した。
無数の紅い蓮花に鋭利な氷塊達は撃沈させるように触れ、雪煙も夏の陽光宿すそれに触れるが、溶かされるかそれとも蒸発するか、或いはどの様な影響が出たろうか?*]
[水滴叩く、蓮散る湖面の上に浮く護花がひとつ。
爪先はピンと伸び、水面には触れず。
四方に伸びる氷の結晶はまるで羽根のよう。
異形めいた氷を背を持つ、柊の護花。]
まさにこの様に。
貴方
[ビキリ。
丁度爪先の下にあった水面が凍りつく。
凍りつく音を立て続けに鳴り響かせて、水面は再度見る見るうちに氷に変貌してゆく。]
[すぅと目蓋を開き。]
氷雪の中、
全て凍り埋もれる
[世の廻る摂理>>*38の言葉の続き。
王華の選にて勝ち、全てを冬で留めんが如くの言葉だろうか。]
冬神の前に凍えゆく、か弱き蓮花の神。
[雪煙と水蒸気が氷霧となり消えゆけば、護花の背後の頭上に在ったのは無数の氷の造形物。
どれもこれも鋭い先端を持ち、氷柱の様にも投擲に相応しい分厚い片刃の槍の様にも見えたか。]
征け。
[槍斧の穂先を蓮魔へと向けた。
其れらは氷の矢の様に飛び立ち、蓮魔が滑る様に回避するならば、その一瞬前まで居た雪原へと深く連続して突き刺さってゆくだろうが、さて如何に応じたか。
同時、蓮魔の動きによっては、護花も凍りゆく水面を滑空し蓮魔に飛び込むか回り込むかも行うだろうか。*]
[同じだと含む言葉と柔らかき微笑>>*50に応えは無かった。
ただ、蓮魔も恐らくは何かを感じたであろう>>1:266、全てが凍りついた色も感情も無い視線を向けるばかり。
躰だけではなく、心まで凍りついたものと思しきと理解は出来ようか。
辺りに陽光が未だ残っているならば、環境変化した氷雪の世界に浮かぶ生命に妙なき光となり、残っていなければ生命の香り無き世界となっていたか。
仮に残っていれば、どのような作用を齎すかは護花の理解の範囲外。]
[蓮魔が滑りゆき、水が氷になった直後に、氷の矢は深く穿っていった。
蓮魔の動き>>*51は、やがて軌道の見え易い円環ではなく、内側へと変ずる。
迎え討たんとするは、護花。
蓮花浮かぶ湖面を、触れずして滑空、湖面の飛沫ごと凍り付かせ、氷の矢に追い立てられる様な蓮魔に正面から向かう。
護花と平行し飛翔するは四つの氷の矢。護花を中央に、上下左右に配された。
片手は長柄をギリギリまで後方へ引き寄せ、もう片手で柄を緩く持つ輪を作れば、蓮魔が槍斧の攻撃範囲に入った瞬間、手の輪を利用し、槍斧を強く回転を加えて突き出す!]
/*
もっと夏の陽光の力をもって、どんどん来られるものだと思っていたのですが違うのでしょうか(´・ω・`)
ゼロ距離紅の蓮とか期待しちゃっていいですか?(ちらっ
/*
あ、こちらの動き…真っ直ぐ向かうとか、逆螺旋軌道とか、動きの描写を忘れてました…すみません、マレンマ。
[氷結した湖面の下に陽光の光が朧な光となって在る>>*65ならば、護花も気付こう。
氷の下ならば幻想的な光を氷雪の世界に、下から投げかけていただろうか。
護花の一撃が、蓮魔の肩を抉れば>>*66>>*67、人の身ならば大砲よりも尚強い衝撃を受けたろうが、流石は
同時に飛翔した四つの氷の矢は捻じくれ、蓮魔の額・下腹部・両の肩へと、槍斧の一撃と同時に着弾しただろうが、
ハァッ!!!
[掴んだ手を意に留めず、槍斧の穂先を肩に突き刺した侭、蓮魔の体を槍斧で持ち上げ、270度回転させ地に叩きつけ串刺しにしようとする。
小さな水刃による負傷よりも、蓮魔への強い一撃を優先した。*]
[痛みすら凍結し感じない
[四方八方から切り裂く小さな水の刃は、血すら流さずその身を切り裂く。
腕を胸を足を切り裂かれ、躰は無残になり果てながらも動くは、人より変貌した凍った身。
襟元が水刃で裂かれれば、そこに現れたのは、白い徴>>1:222。
柊の花の徴が、鎖骨の下に
[丁度頭上へと持ち上げた瞬間だろうか。
蓮鈴がリーンと鳴り、護花の足元から水が噴き出した。
穂先に感じていた重みは消え、一時水流にて蓮魔の姿は掻き消え、気づいた時には遥か頭上で呼び出した水流を滑るよう移動していた。]
逃すか!
[切り裂かれた傷跡はその侭、最短距離で滑空すれば、
蓮鈴の柔らかき響きの中、言霊が紡がれ氷雪の世界に異郷が現出する。
護花の環境変化の裡より芽生え、咲き乱れる、百花繚乱、
[凍った湖面を罅割れさせ、茎を葉を茂らせる。
それは、蓮魔の命水を得て活気づき、或いは化身ともなっていたか。]
凍れる冬を氷華の名の元に!!!
[其処には激しい攻防があったか。
然し、最後に飛び出たは柊の従華。
乱れ狂う蓮の檻を抜け、左腕は肘辺りで砕け、両の足はそれぞれ、太腿と足首で砕け、それでも止まらぬは護花。]
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