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自分探し ヴェルザンディ は、少将 ベルガマスコ を占った。
自分探し ヴェルザンディは、霊薬師の娘 エレオノーレ を能力(占う)の対象に選びました。
投票を委任します。
自分探し ヴェルザンディは、霊薬師の娘 エレオノーレ に投票を委任しました。
[薬を飲んですぐに、身体が何かから開放された気がした。
寒くなくなった訳ではないけれど、
先ほどまでの痛いほどの冷たさがどこかへ行ってしまったようだ。]
エレオノーレの言った通りだわ。
[ほっとすると睡魔が襲ってきたけれど、
借りていた毛布を返さなくては。]
軍人さんも薬を飲んだろうけど、
眠るときは毛布が必要よね。
[クロイツを探しに避難所の中をうろうろした。]
軍人さん、ここにいらっしゃったのね。
毛布をお返ししたくて。
ありがとうございました。
[丸めた毛布をクロイツに手渡し、
一旦は広間まで戻ったものの、>>37>>43
眠る前にお手洗いへ行こうとして、]
まだ水は流れるかしら…。
[広間の入り口付近で品定めするように中を見ている青年を見つける>>45]
どうかなさったの?
[声をかけると、振り向いた彼の服には乾いた血の跡。
彼が平然としている様子をみると、当人が怪我している訳ではなさそうだ。
なんとなく嫌な予感がして、血の跡については触れないでおこうと思った。]
[青年から軽い自己紹介を受けて名前を知った。>>48]
マレンマさんね、どうぞよろしく。
私の名前を知ってくださっているとは、
ありがとうございます。
今、お手洗いに行こうとしていたのだけども、
ここに来ている人って少ないのね。
他にも避難所があるのかしら?
[マレンマとしばらく話していると、
地下室への扉の話が出た。]
そんなにすぐ凍結するなんて、変ね。
避難所が開いて暖房が強くなったから、
どこかの隙間から溶けた氷の水が流れ込んだのかも。
ストーブの上にお湯が沸いているし、
掛けてみましょうよ。
えぇ、お茶が飲めるようにストーブの上で
お湯が沸かしてあるわ。
[地下室に二人居る事を知って驚いたが、
それが誰なのかはまだ判っていない。
マレンマがポットを取りに行っている間に、
トイレの用具入れに雑巾を探しに行った。>>50]
[雑巾とバケツを取って戻ると、ドア周辺の水分を拭き取っていく。
マレンマが熱湯をかけた直後だと言うのに、お湯は水に戻りつつあって、早く拭かなければすぐに凍ってしまいそうだ。>>51]
どうかしら?
開けてみてくれる?
開いたわ!
えぇ、下へ行きましょう。
中の二人が無事かも気になるし。
[マレンマと一緒に下へ降りる事にした。
薄暗い階段の下から冷風が吹き上げてくる。]
[マレンマの後ろについて寝室へ入ると、
片方のベッドから少女がフラフラと立ち上がった。>>59]
この子は、昨日村外れでぶつかった子よね?
[マスクはしていないけれど髪型と声、右目の痣で確信した。>>60
明らかに様子が普通ではない。
少女の前に跪くと額に手を当てる。]
大変、熱があるじゃないの!
[薄暗い地下室の照明の中でも、目や舌が発熱で充血しているのが判る。]
この子、寝かせておいた方が良いわ。
様子をみていてあげて、私はすぐに戻るから。
[支えるマレンマに少女をベッドに戻すよう頼み、>>62
広間に残してきた鞄を取りに地下室を出た。]
広間に戻ると、ほとんどの人が寝静まっていて、
ゴウゴウと風の音だけが聞こえる。
先ほど地下への扉を開けるためにお湯を使ってしまったので、
新たにストーブに乗せておいたポットはまだ沸騰しておらず、
給湯室に置いてあったカップに白湯を注ぐと、
小脇に毛布を抱え、鞄と一緒に地下室へ持って降りた。
少女はマレンマの言う事を聞かずに部屋から出ようとしていたらしいが、>>65
説得してベッドに戻す。]
エレオノーレに会いたいの?
代わりに探してきてあげるから、今は動いちゃだめよ。
ほら、これを飲むといいわ。甘くて落ち着くと思うの。
[少女に蜂蜜を入れた白湯を渡す。]
[施術道具と言っても衛生が管理できない場所で鍼を打つのは難しいので、気休め程度の数しか持ってこなかった。
鍼はツボを刺激して治療するだけではなく、停滞している氣の流れを正常に動かす事で回復させる効果がある。
患者と鍼師の信頼関係も重要になってくるから、
詳しい診断をしないまま刺激の強い鍼を打つわけにもいかない。
顔の痣を見る限り、身体にも無数の傷があるならば、
無理に薄着にして暴いてしまっては逆効果になる場合も。
少女を座らせるとケースからいくつかお灸を取り出し、
頭頂部、首の後ろ、肩、足…解熱に作用するツボに乗せ、火を点ける。]
大丈夫、このお灸は跡が残らないから。
少し赤くなるけど、1日もしない間に消えるわ。
[横に座ってしばらく様子を見ていると、
少女がウトウトし始めたので、>>72
お灸を外しそっと横たえる。]
これで少しは回復すると良いけど。
そう言えば、まだ名前を聞いてなかったわね。
[眠る少女に向かって呟いた。]
[少女が眠るのを見届ける>>72
残ったお灸が勿体ないので>>77
自分に使った。
一つの緊張が解け、身体が温まると強烈な睡魔が襲ってくる。
お灸を消し、部屋の角にある椅子で毛布を被って、
眠り始めた。]
[少女とエレオノーレの会話が聞こえて目が覚めた。>>115]
(エレオノーレ、いつの間に…。)
[さっき避難所の中をくまなく探したつもりだったのに、
見つからなかった。一体どこへ居たのか?
寝たふりを続けながら二人の会話に耳を向ける。
広間で聞いたラジオ放送の絶望的な内容。
飾り物の役人、食べ物をめぐる騒動。]
(…4日後。
それまであいつと閉じ込められるなんて、ゾッとするわね。
他に何か打つ手はないのかしら?)
[母親の安否を聞き泣き伏せる少女を不憫に思いながら、
先の事を考えていた。]
(うーん、…とりあえず、お腹が空いた。)
(コンスタンツェにもらった缶詰があったわね。)
[エレオノーレが部屋を出て行き、
少女の嗚咽が収まってきた頃に起きるフリをした。]
うーん、よく寝た。
お腹が空いたわねぇー。
[鞄からゴソゴソと缶詰を取り出し、
ベッドに伏せている少女に話しかける。>>118]
ねぇ、貴女も半分食べる?
[パカッ!
缶切りがなくても開くイージーオープンエンドの缶詰はありがたい。中には黄桃がシロップに漬かっている。
鮮やかなオレンジ色が陰気な気持ちを少し和らげてくれるようだ。]
そこのカップを貸して。
[夕べ白湯を入れていたカップを指差す。
手渡されたカップに半分移し、少女に渡す。>>131]
スプーンが小さくて食べ辛いと思うけど、ごめんね。
[そう言って自分は指でつまんで桃を齧った。]
ところで、まだ名前を聞いてなかったわね。
私はヴェルザンディ。
貴女は?
さて、この後なんだけど、
どうしようかしら?
[缶詰を食べながら考える。
エレオノーレを探している間に>>126
地下室の奥に違和感を感じた。
備蓄庫とは反対の方向に細い通路があって、
通路沿いに数枚に鉄の扉が並んでいた。
物が置いてある訳でもなく、ただそれだけの空間。
照明もないから奥まで見えなかったし、
気にはなったけれどしっかりとは確認はせずに、
エレオノーレの捜索を優先した。]
通路自体が何の目的で作られているのかしら?
後日地下室を拡張する為とか?
そう、シュテルン。
良い名前だわ、よろしくね。>>134
ところで、私はこの建物に来るのは初めてなんだけど、
誰か設備に詳しい人って居るのかな?
あら、あの人がここの持ち主だったの。>>138
まだ寝顔しか見てないんだけど。
丁度良いわ、持ち主なら知ってそうね。
ここの奥に通路があってね、
どこに繋がってるのか聞きたかったのよ。
[地上からの入り口とは対角線上にあるドアを指差す。]
食べ終わったら探しに行こうかな。
[カークを探しに地下室を出たが、会う事はできなかった。]
そんなに広くもないのに、どうして人を見失うのかしら?
不思議ね!
[夕べエレオノーレが発見できなかった事を思い出す。
地下室に戻る時、毛布を貸してくれた軍人が出てくるのが見えた。
挨拶を交わして部屋に入ると、
鞄から小さなLEDのペンライトを取り出し、ポケットに入れた。
通路へ入る事に驚くシュテルンを宥め、>>143]
エレオノーレを探すときに少し覗いてみたけど、
扉に鍵は掛かってなかったわ。>>142
大丈夫、ちょっと調べてくるだけよ。
外に出る訳じゃないから。
[扉を開く。
中の冷気は強かったけれどもエレオノーレにもらった薬のおかげで
耐えられない程ではなかった。
ペンライトで奥を照らしてみるが、全く光は届かない。
街中に住んでいた時と違って、街灯が少ないからいつも鞄に入れているのだけれども、
鍵を開ける時に利用する程度の明るさしかないのだから仕方ない。
左側の壁沿いにいくつか鉄製で緑色の扉が並んでいる。
それぞれ取っ手を下げてみたが、鍵がかかっているのか、ビクともしない。
扉に聞き耳を立ててはみたものの、向こうは詰まっている感じだった。
一番奥の扉まで試してみたけれど同じで、
戻ろうとした時にさらに冷たい空気の流れと、
風の巻く音が聞こえた。]
あの風は一体どこから?
給排気口にしては変な場所よね。
[突き当たりの壁を触ると壁材ではない感触。]
ん、ここも金属ね。
ペンライトで照らしてみたが
真っ暗な場所に直径30cmほどの青白い丸が浮かんでいるだけだ。
弄りながら上下にライトを振ると、ここにも取っ手がある。
どうやら、扉共々真っ黒に塗られているらしい。
力を込めて取っ手を下げると、ガコンと音がして、扉が開いた。
覗き込むと不思議な事に中は真っ暗ではなかった。
しばらくすると目が慣れて一面苔のようなものに覆われた岩肌の通路が細く続いているのが見える。
この寒さで苔はないだろうけど、薄く光っているのはそれらしい。]
本格的にここに入るならば念のためにエレオノーレにもらった薬をもう1錠飲んでおいた方が良さそう。
[一旦地下室へ戻る事にした。]
[地下室へ戻るとシュテルンがベッドに腰掛けて、心配そうに扉を見ていた。]
中には何も居なかったわ。
特に危ない事はなさそう。
もう少し奥まで見て来ようと思うの。
[鞄から残った1錠を取り出すと口に放り込む。
今度は失敗なく飲み込めた。]
ねぇ、シュテルン。
もし、もしもの話だけれど。
私が夜になっても戻らなかったら、この扉は完全に閉鎖した方が安全だと思うの。
誰かに伝えてちょうだい。
それと貴女とエレオノーレのお話をちょっとだけ聞いちゃった。
この情況だもの、ご両親といつ再会できるかわからないけれど、気をしっかり持ってね。
どんなに辛い事があっても、一人ってそれだけで完璧なのよ。
[シュテルンの頭を撫でながらそう言い残し、再び通路へ入って行った。]
[ヒュオオォォ…。
岩肌の通路に入ると風の巻く音が耳障りだ。
一体どこに繋がっているのか…。
突然首を絞められたように息苦しくなる。]
ガッ、ハッ…ッ!くっ、苦しい…っ。
なぜ?誰も居ないハズなのに…。
[絞め付ける何かから逃れようと必死に腕を振り回してみても、当たるのは冷たい岩肌だけ。]
ダメ!この通路は何かおかし…っ。
[振り向き、元来た道へ戻ろうとする。
冷たい壁に爪を立て必死に藻掻いたが、
足は重くて数歩も歩けず、力なく通路に倒れ込む。]
嘘…ここで終るの?
[段々と薄くなる意識の中で思い出すのはどうして自分がここに居るのかであって、
…誰の事でもなかった。]
「寂しい」って気持ちは最期までわからなかったわね…。
私はそれが知りたくてここまで来たのに…。
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