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仕方ないな。
[あそこで第二王子に狙いを絞ったところで、どうこうできたかといえば疑問だ。
そもそも、そこにいる。なんていう認識をしていなかったのだ。]
…前にもこンなことあった気がすンな。
[具体的には二年ほど前、わからないまま襲ったらそこに王族がいた。変な偶然だと苦笑を浮かべながら、山の近くまでたどり着いたところで小休止をとる。]
― ハールト南西の山のふもと ―
[近くの木に鎖ごと捕えた人間を縛り付けておきながら糧食を取り、山から流れる水でのどを潤す。
しばらくして山に一旦置き去りにした伝書蝙蝠がこちらへとやってくる。
自分たちの連絡は届いたか。まだ帰ってきてはいないが、追加で送ることにする
『カトワール方面から来たであろう賊軍の中に、ペガサスにのった第二王子と力の強い魔術師がいた。少しだけ被害を与え合った後、離脱した。』
伝書蝙蝠二号が魔王様のもとへと飛んでいった]
あの金きらな王子を捕えるンなら…こいつら利用できねーかなぁー
[賊行為でよくやる手法。人質である。
無事に返してほしかったら一人でこい。とかいう手紙を投げつける方法だが]
来なくても失うものはなンもねーからいいンだが……来るかな?
[狙いを第二王子に絞る場合は、という限定で考えながら一応手段として頭の中にいれておく。実行するならば手紙とかを弓に括りつけて賊軍に配るとかしなきゃならないからどちらにしてもすぐできるものではなかった。]
― ハールト南西の山のふもと ―
[伝書蝙蝠二号を飛ばし、前回の伝書蝙蝠を受け取る頃、人質案で進めよう。そう考えていたのだが]
は、マジかよ
[その案が人質たちに聞こえていたのがまずかった。
「王子の足手纏いにはならん!」そう叫ぶ騎士が舌を噛み切って死んだのだ。そしてそれに続くように、他のものたちも皆、体を縛られながらにして、自害した。]
なンなンだよ。あいつらがいう希望ってのはよ
[否定ではなく肯定ではない。ただ未知への疑問と、そしてその未知なるものが起こした彼らの自害という行動。
久しく感じなかった恐怖を覚える。あの魔術師や金きらな手練れと相対したときでも感じなかったというのに―――そして同時に苛立ちを覚えていた。]
「ボス!」
あン?
[不機嫌そうな声をあげながら、北のほう…魔軍の偵察にいっていた部下が現れる。
軍>>123>>124が動き出したとのこと。]
さっきのができりゃー、よかったが、もうこっちは単独じゃ動けねーンだ。いくぞ。
[正式に所属したとはいえ横のつながりは皆無。だからこそ味方の軍の動きにも注意をしなければならない。少なくともハールトを奪還などできぬし、手練れがないならば民兵など好き放題襲えるが、邪魔ものがいる。
とはいえ民兵だから仕方ないとはいえ指揮系統はお粗末であるように見えたため、ある意味そこはほっとしていた。
所詮一人や二人。1000を超えるものが指揮されて戦うほうが...には脅威なのだ]
[そして馬賊――ではなく騎馬隊は忠告するような紅い人の伝書蝙蝠>>126を受け取ることなく山に入って再度東へと向かった。
偵察したもの>>137がここにたどりつけば、木にぐったりともたれかかり、舌を噛み切って自害したものたちの姿が見えるだろう]
― 山中移動 ―
[そもそも彼らが正式に加入したなどというのを知る人物がいるのかすら定かではないが、友軍ともいえる存在の偵察>>167には気づかずに東に進む
先は奇襲ともいえぬほどの地鳴りを響かせて騎馬隊は突撃をした。
その威容と山から突然出てくるという状況に民兵ならば動きがとれぬ、あるいは散を乱して逃げると思ったからだ。
それに印象付いたはずだろう。その音が今回は一切なかった
騎士目亜(ナイトメア)の持つ短時間の浮遊能力。
それを、脚が地に着く一瞬のタイミングで行使していたため…音がないことによる警戒をするタイミングのずれをもってのこと。
ちらちらと林の隙間から、軍勢同士>>198 >>199がぶつかり合うように構えているのが見える中、残りの伝書蝙蝠たちに伝言を出す。
それは紅い人あてではなく、アジトに残った部下へと向けてのもの]
[合図>>207>>215のように音が轟き、
馬賊は方向を急転換して山を下り急加速をとった
音なき禍き黒を宿した騎馬隊が幽鬼の如く、開戦をし喊声や金属音が響く中、賊軍の後背を突かんと突撃を開始した]
― → ハールト近郊南 ―
[既に進軍>>201を知られているとは知らなかったかもしれないが...はざっと賊軍を見渡す。
小隊の指揮官らしきものはえてして声をあげるものだ。それを狙い撃てと指示を受けていた部下たちは弓を構えて矢を番え]
死風連弾
[短いワードを口にすると指輪が薄く光、魔力が起こる
不可視なる空気の塊が六つ同時に生まれでる]
おお
[ヴェルザンディに鑑定をしてもらい自分がつかうことにした、短いワードで起動して魔法が発動するが回数制限がある消耗品。
それに感心の声をあげるが、その間の抜けた声とは違い凶悪に渦をまいて、賊軍の密集地帯に風の塊が解き放たれた]
[くすんだ金の髪。淀んだ蒼の瞳。そして罪人の証(ピアス)
王族と共通していながら違いすぎる。そんな対照的すぎる頭目が率いるのは、ある意味で平等な状態を維持され統率がされている、魔物と人混じりの混成部隊。
魔王がおさめるよりも前からシェーンバルトに巣食い続け、魔王がおさめて尚、シェーンバルトにて弱肉強食を体現して在り続けてきた集団。
一度威力偵察をした賊軍へと――今度は偵察ではなく本格的に牙を剥いた**]
― ハールト近郊 南 ―
[薄桜色の壁>>226に風の塊が一つ阻まれる。
だがほかの風はその壁の横をすり抜けて、人だまりを狙い賊の密集地で破裂し、その衝撃をうけ体を陥没させる屍と流血が飛び散り、余波が大地を抉り]
放て!!
[そして混乱をおさめようとする指揮官級をねらって弓騎兵は狙撃を敢行
馬は魔法を放ち空いた穴へと突っ込めば、槌をもったゴブリンが前衛にでていた薄皮をはぎ取るように民兵へと容赦なく振るわれる]
― ハールト近郊 南 ―
[薄桜色の壁>>226に風の塊が一つ阻まれる。
だがほかの風はその壁の横をすり抜けて、人だまりを狙い賊の密集地で破裂し、その衝撃をうけ体を陥没させる屍と流血が飛び散り、余波が大地を抉り]
放て!!
[そして混乱をおさめようとする指揮官級をねらって弓騎兵は狙撃を敢行
馬は僅かは魔法を放ち空いた穴へと突っ込めば、槌をもったゴブリンが前衛にでていた薄皮をはぎ取るように民兵へと容赦なく振るわれる]
[そこに風斬り音>>232が響く。一足早くそれを察した耳がいいコボルト君が雄叫びのように声をあげる。
各々がそれ以上は指示もなく対応する。移動しながら戦う騎馬隊に届くことなく空を切る矢。その中で届いた矢を撃ち払う、あるいは、馬を巧みに捌いて避ける等行っていく
中にはうちはらえず体に矢が突き立つもの、当たり所が悪く、そのまま落馬し絶命するものもいるが]
棒きれが突っ立っただけだ。続けるぞ。
[空いた穴に飛び込んだ先にいた、声を上げ近くの兵へと指示をだす賊へとショーテールが振るわれ、剣で受けた騎士を引きずるようにして、鎌状になった刃が首を撥ね飛ばした]
[ここまで露骨にすればわかるだろう。指揮官級を狙い。そして統率のとれなくなった民兵を弓で槌で刃で馬で蹂躙する。
ただ武力での制圧が主体である魔軍の中で、ある意味人間らしい効率的な戦いを馬賊――じゃなくて騎馬隊は実行していた]
/*
なんとなく強いロールしてしまっているが、民兵まみれの場所に騎馬隊が戦いにいって苦戦するようだったら、多分二年前に魔物が王都にせめいったとき、陥落しないだろうしな(民兵で追い返せる)
[耳のいいコボルトが、指揮の声をあげる賊をみつけ、人間である彼らはそのコボルトがみつけた指揮官級のものを狙い撃ちし、力の強いゴブリンたちが乱れた賊兵をなぎ倒し、進路を決める頭目は空いた穴に強引に突入し行がけの駄賃とばかりに、死神の如く鎌剣を振るい、ローラーをするように賊兵を黒の牙が飲み込んでいく。人、馬、魔物が一体となった襲撃。
仮に一人の猛者がいたとしても、所詮は一人。団体の強みをしっている...は団体の強みを弱みへと追い落とす効率のよい狩り]
[だがトップを叩かないと完全なる瓦解をしないのが現状の事実のようだ。
抵抗するような文字通りの横槍に脱落者もでてきている。
そしてその賊軍のトップは空にあり、ヴェルザンディの隊が狙っていたように思えていたが、今やいつのまにか後方>>283で声を上げている]
死風連弾
[この期に及んで出し惜しみは不要とばかりに、消耗品である魔道具をもう一度起動させる。ピシリと音をたて砕け散る指輪。二度が限度だったらしい。
短いワードに応え五つの風の塊がを周囲の賊兵へと解き放ち、粉砕する。]
変わらず、続けろ。
[命じた言葉に、王子の近くにいた騎馬兵は、そちらに刃をむけることなく。取りこぼすような民兵を、取りまとめようとする指揮官を狙い討つように動かしながら、右に回転するように馬を走らせた]
[闇を厭わないものだけが乗れる騎士目亜(ナイトメア)を王子が乗りこなせたかどうかはわからぬが、民兵を抉るように叩きながも上から見れば時計周りのように騎馬隊は動き、後方に出たトップであるあの金きらを叩くのを選んだ動きであった*]
/*
ナイトメア乗れるの・・・かよ。えぇー。魔物の支配打破とかいいつつそれでいいのかよ。
とちょっと思ったというな
[なんで自分はこのようなことをしているのだろう。
それは弱肉強食のためだ。
そしてあのように自害をするような要因である第二王子がいてはこれからの行動に差しさわりがある。あのように無駄で無為な死へと突き進ませ人を殺す第二王子がいるとやりづらい。]
[戦いにどこか私情を挟んでいる節がある魔軍の連中が理解できない。
名誉のために戦うライナーや、第二王子を執拗に狙う他の面々のことも理解できない。
同時に、賊軍がなぜ戦っているのかも理解できない。
正統な血筋だとか。魔物の支配脱却だとか。聞こえはしたが、その血筋がなにをくれるのか、魔物がいないほうがなにがいいのか理解できない。
そして自害したものたちの思いもまた理解できない。]
(そういや―――あんな風に褒められたの、初めてじゃなかったっけ?)
[自分を引き入れる前に受けた言葉>>1:256を思い返す]
(そもそも―――王と名の付く人と面と向かって話せるなんてなかったよな)
[出会ってすぐ、平伏した自分に顔を見せろといった光景>>0:204]
[戦いに理由などない。
殺しに理由などない。
いちいちそんなことを口にしなければ戦えない殺せないようなやつらは、初めから戦わず殺し合わなければいいのだ
そんな余裕のある言葉など、ばかばかしいにもほどがあるというのに。
だから、自分とは違う煌めく金の髪>>303の持ち主を探していたのは、今後のことだけでありながら不可思議にざわめく]
アンタが生きてると、大勢死ぬンだよ。
[魔物の支配を打破といいながら、魔物に乗る滑稽な王子を見つけながら、大腿だけで馬に乗り、彼の兄の剣を抜き放ち、漆黒の馬は駆け、王子の右側を駆け抜けんとする
右手のショーテールは大きく横薙ぎに、ハルバードを狙いひっかける。あわよくば鎌状の刃がその身を貫かせようと。それが叶わぬとも次に待つのは、鋭い彼の兄がもっていた剣による胸への刺突という連撃を放った]
決まり事に反したンならしかたねーだろうが!
[ハルバードを退けることはできたが、剣の刺突は成功させることはできずに、むしろ腕>>321が封じられる不意に力が抜けたのを背後から聞こえる風斬り音の前に、あまりにも慣れ親しんた弓の音を聞き過ごすはずもなく]
死ね。
[力が抜けた瞬間。身体を半身にずらすようにして肩をかすめるように矢が飛んでいくなか。左手にある剣をもつ腕を引きぬくと、首を切り取らんと横薙ぎに振るう]
[そもそも自分は自分のルールを間違えていたのが毒が体を回る熱の中気付けていない。
だがその身を押して、埒外に振る舞って殺しにいくだろうが、徐々に体は鈍くなっていく。王子の手で死んだのか。周りの兵によって死んだのか]
(弱いやつが…死ぬンだよ)
[...には大した違いはない]
[弱肉強食でいうならば、狙うべきではなかった。今更のように理解ができなかった。
馬賊の集団も含めて全てがそうだったのだろう。
自分たちは変わらず、いつも通りだと。
...が王国軍を、賊軍と、口にした時。
...は騎馬隊は、無意識のうちに、あの紅い人を、王と認識していたのだ。]
[自分が倒れると同時に、馬賊は西へと逃げ出した。交戦を避け、追うものがいれば走射をして散らし王都南西のアジトへと帰るためだ。
山に入り、騎兵は強行をするだろう。
ここに来る前に、飛ばした伝書蝙蝠>>216
別に自分の死期を悟ったわけではない。ただ、
『自分が死んだ後、あの紅い人をトップに据えたままでいいか、聞いた後、弱肉強食をしろ』
その伝言に従って、残った馬賊。そしてここに未練もなく逃げていく馬賊たちは行動するだろう**]
[心をわずか、ざわつかせるのみの気持ち
いずれ気づけたかもしれない想いはもはや遠く。誰にも届かず、希望も絶望も忠義も功名心も、何一つうつすことができない淀んだ蒼は、最初から最後まで淀んだまま
...には理解できないことがこの世に多すぎた**]
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