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―深夜→早朝―
[マレンマの身を抱えた際に聞こえた言葉>>12
狭い場所を好んで眠る癖は、まだ抜けていなかったらしい。
それでも、今聞こえる『駄目』に強い意志を感じられないのは
単純に彼が眠気に支配されつつある所為か、それとも、]
寝るときは、ベッドで寝るんだって。
[普通は、と。
誰にとっての普通なのかは、知らないけれど。
そうして世間というものに、彼はもっと順応すべきと思ったけれど
頭の良い彼のこと、案外自分で気づいているんだろうな、と感じつつ。
しがみつく腕をそっと剥がしてベッドへ寝かせ、毛布を掛け
眠る前の挨拶をその指へと残し、立ち去った]
[かといって他の皆がベッドで寝ている訳でもなく
何処ででも眠れてしまうのは、習性なのかもしれない気がし。
夜の散歩に出向いた面々を待つつもりだったけれど
結局、自分もそのまま窓辺で眠ってしまったようだ。
持ち上げられた頭の下に枕を押し込まれて夢現、
何故か使命感に満ちた表情のリヒャルトの姿がそこにあり。
きっとこれはリヒャルトの匂いなのだろう。
『ありがとう』礼を述べつつ、良い香りのする枕に頬を沈めた]
―起床後―
[甘い柑橘の香りに鼻腔を擽られ、意識は静かに浮上した。
台所に顔を出すと、鍋の前に立つルートやカスパルの姿があり
『おはよう』と挨拶を述べ、パンやサラダを運んで
簡単に食事を取った。
消沈した様子のファミル>>15に気づき、
手伝えなかった事に落ち込んでいるのだと
――それ以上の深い理由は察せぬまま、
その柔らかな白金を撫でただろう。
こういう場では各々、自分ができることをすればいい、
そう伝えたかった思いが届いたのかは、謎で。
朝食後、ローゼンに布団の場所を聞こうと彼の姿を探すが
ローゼン本人よりも先に、クローゼットに仕舞われた羽布団と
毛布たちを見つけた]
[陽光にたっぷりと当てるよう、布団と毛布を樹へと引っ掛け
干す作業。重くはないけれど、枚数が多いので
何度も小屋と庭を往復する羽目になったか。
誰かが手を貸してくれれば礼を述べ、
往復の途中でも、何の為に干しているのかと問われれば]
リビング、全部敷いて、…皆で、寝る。
[これなら、狭い場所好きのマレンマも隅っこで布団にくるまれるし
硬い椅子や床で身体を痛めることも無いだろう、と。
椅子で寝てしまい、痛む腰をさすりつつそう説明しただろう。
全てを干してしまえば、序とばかり自分も樹に登り
温かな日差しに身を委ねて日向ぼっこを。
うつらうつら、眠りに誘われた頃、烏の運んできた言葉>>#1に
思わず、双眸を瞠らせた]
ローゼン、……。
[信じがたい言葉だった。
けれど、この場へ誘ってくれたローゼン本人が
「オオカミ」に対する不安を、懸念を口にしていたわけで。
シェイがいなくなった事も関係があるのかもしれない。
真摯に受け止めるべきなのだろう。
この中に『オオカミに取り憑かれたウサギがいる』ということを――]
……、布団、……
[皆で眠ることは、ある種良い案なのかもしれない。
陽光が傾き掛けた頃、褐色のうさぎは布団と毛布を取り込んで
リビングの、ソファや椅子の邪魔にならぬ場所へ
全て拡げ、ごろりと眠れる場所を作った。
寝床には昨日、リヒャルトが持ってきてくれた枕と
干して良いにおいのする毛布や羽布団もそっと添えて。
陽が落ちるまでは薪を割り、
夕食の時間にはちゃっかりと席について食事にありつくだろう**]
―明けの明星―
[キャベツ畑そばの小さな小屋に
ローゼンハイムの姿を見つけた]
皆のところに行かないの?ローゼン。
[流暢に言葉を話す褐色を、ローゼンは
訝しげに見遣る。
一歩、後ずさりした彼の腰を抱き
オオカミのように尖った耳を、ねろりと舐めた]
旨そう…、ね、ローゼン。
味見してもいい?少しだけ、少しだけだから……
[柔らかく唇へ食んだ耳が、ぴくぴくと震えている。
ああ、なんて可愛らしいのだろう。
食べられる為に生まれてきたような――
こくり、喉奥を鳴らして牙で触れ、]
[うっとりとした眸で、
既に深い眠りについてしまったローゼンの耳を舐める。
シェイが眠っている頃合を見計らい、
そっとほらあなへローゼンを運び込んだ。
ローゼンの耳は思いの外多く食べてしまったから
当分目覚めないかもしれない。
寂しいだろうな、とは感じつつも、
血塗れた手で触れる事は叶わぬまま、
眠るシェイを一瞥し、ほらあなを出て行った**]
流民 ロー・シェンは、洞穴暮らしの マレンマ を能力(襲う)の対象に選びました。
[悲鳴にも似たカスパルの訴え。
そして、外へと出て行ってしまう彼を
声を発するよりも先、褐色のうさぎも追いかけた]
暗い、…そと、危ない。
[ルートと共に、闇雲に森を走るカスパルの後を追った]
[哀しみからなのか、或いは怒りか。
勢いのままに小屋を後にしたカスパルの手を
漸く、掴む事叶い]
……自分の身体も、だいじにして。
哀しむ、から。
[誰が?レトが。
ずっと小屋を空けていたレトが、限りなくオオカミに近い、
そう考えてはいたけれど。
自棄になっているように見えるカスパルを、
彼は見たくないはずだと、…合っているだろうかと
ルートに意見を求めるよう視線を向けた]
流民 ロー・シェンは、負けず嫌い レト を投票先に選びました。
[自分の拙い言葉、言いたかった事は、ルートが理解してくれた。
カスパルにも伝わるといい。
レトがどう考えているのかなんて、本当のところは
付き合いの浅い自分には、理解出来ていなかったけれど。
今はこうして、代弁してくれるルートが頼もしくも感じられた。
カスパルの思い、小屋を飛び出すほどの強い気持ちを
吐き出してくれる時を待ちながら。
やがて落ち着けば三人で小屋を目指す]
―小屋―
[小屋から戻り、リビングにファミルの姿が無い事に気づいた。
床一面に敷き詰めた、ふかふかの布団をじっと見つめ
日中の出来事へと思いを馳せる――
布団干しは、ファミルが手伝ってくれた。
重くはなくともかさばるものなので、干しやすいように
移動を手伝って貰えるだけで、充分助かった]
寝床。みんなで、ごろごろできる、場所。
[それに、一人で行うよりもずっと、二人の方が楽しい。
全て干し終え浴室へ向かったファミルとひととき別行動を取るが
取り込む際には此方から、手伝ってくれと
読書中の白金うさぎの顔を覗く]
てきたいしゃ…、って、なんだろう。
[小難しい本のタイトルを、たどたどしく読み上げる。
取り込んだふかふかの布団を積み上げた時、
ファミルの瞳がやけにキラキラと輝いている事に気づき――
布団とファミル、交互に比べるように眺めてから、]
――っ…、わふ…っ
[布団へダイヴしてみせた。きっと、これがやりたかったのだろう。
ファミルも後を追ってダイヴしてくれたような気がする]
―露天風呂―
[湯気の向こうにうさぎの姿を見つけるよりも早く、
耳に届いたのは、リヒャルトの声だった。
誰かと会話しているのかと首を捻るも、
どうやら、オオカミやオオカミを探す事についての
自論を纏めているようで。それを聞きながら衣服を脱いでいき]
――信じると、疑うは…おなじ?
[呟いた言葉は、更に捲くし立てられるリヒャルトの言葉>>109に
搔き消されてしまったかもしれない。むう、と頬を膨らませ]
…ローゼン、そんなこと、しない。
多分。そんなお茶目な性格ではなかったと。
けれど本当は、そうであればいいとさえ、感じていて。
考えがまとまらず、ざぶりと頭から湯を浴び、
ふるる、と頭を振って湯を散らす]
流民 ロー・シェンは、ぺたぺた ゲルト を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
白さと結託度と睡狼可能性を平均的に見て
ゲルトさんに。
睡狼可能性強くみてるのはリヒャさんマレさんなんだけど…(勘
オリジナル睡狼だけは、村インタだけど睡狼、って解ってるんだよね。
どうせならファミさんと一緒に落としてあげたいんだけど、ガチでいってみます。
ああ、…それなら、わかる。
知ってる、けど、…マレンマ。
でも、『オオカミじゃない』言えない。
[この中では、ローゼンに次いでマレンマが一番距離が近いと勝手に感じているけれど、けれど彼が狼では無いとは、
…例えば先のカスパルのように、強く訴える事は出来ない]
ローゼン…、腹減ると、ご飯つくってくれた。
いいひと。 ――それしか、しらない。
[それなのに、そんなことしない、と
そう断言してしまったのは、…カスパルと同じ心境だったのかもしれなくて、
ぐるぐると思案していた矢先、リヒャルトがぶくぶく沈んだ。
最初は遊んでいるのだと思ったのだけれど、不安になって傍へと近づき]
……おぼれたい?
[脇に手を差し入れ、引き上げ膝へ乗せようと画策してみる]
―ほらあな―
[ローゼンの耳の出血は、直ぐに止まっただろう。
自分だって元々はウサギだ。
舐める事で傷を癒すことが出来る――否、
こうなってしまった今、それが出来るのかは謎だった。
ローゼンハイムは、流れウサギの自分にとても優しくしてくれた。
マレンマの洞穴から自立し、漸く新しい棲家を見つけたローだったが
如何せん、料理が下手で。
温かいものを食べられるのは、ローゼンのお陰だったとも言えた。
そのローゼンの耳を――
はじめて、ウサギの耳を、食料にした]
ごめ…ん
ごめんなさい、ごめんなさい、ああ……
[がくり、入口で膝を落として頭を抱える。
ウサギのローは、同胞の耳を喰らった罪悪感に押し潰されそうになっていて。
その記憶を喰らってから表に出るのが、オオカミのローの最初の仕事だった]
弱いモノは淘汰される。
「お前」も、そのひとつでしか無いんだよ、ロー・シェン。
[昏いほらあなの奥で、赤い眸が細まった]
[それでも、赤い眸にも――罪悪感はあるのかもしれない。
同胞の血で汚れた手で、唇で、
弟のように愛らしいシェイに触れることは叶わぬまま。
それでも、傍によることなく、声を掛ける]
他に、足りないものは?シェイ。
ああ、大丈夫だよ。
小屋では「オオカミがローゼンハイムを襲った」って
大騒ぎになったけれど…、
ここなら、命までは取られないだろう、って事になったんだ。
[嘘だ。
嘘を嘘で塗り固めていく。
どうせ明日になれば、新たな来訪者が訪れて、
――自分の正体など、ばれてしまうかもしれないというのに。
ルートヴィヒの作ったマーマレードとジェノヴェーゼ、
そっとそれを差し出し、彼に触れることなくほらあなを後にした**]
[ざぶり。
大きな音と共に、茹でうさぎを掬い上げた。
咳き込んでいる辺りを見れば、彼が何と言おうと
「自爆していた」ようにしか見えずに。
「普段と違うもの」との言葉に半ば呆れるように溜息をひとつ]
見えた?
[見たかった世界は、そこにあったのだろうか、と。
後ろから抱きかかえつつ、濡れた彼の前髪を指の腹で搔き上げた]
――わからない。けれど…
レトがオオカミさんと、思ってる。
違ったら、カスパルはウサギ…かな、って。
[カスパルが狼なら、仲間ではないレトを庇わず
そのままタクマの意見に同意したのではないかと、
浅知恵を捻っていた]
見えたら、おしえて。
[違う世界が。少しだけ、興味が湧いたらしい。
少し苦しそうに見えるリヒャの様子を横から覗き込む。
茹でうさぎが完成してしまったのだろうか。
――褐色は逆上せるという単語を知らなかった]
……そう、なのか…、
[彼の言うように疑わずして狼を見つけるのは難しいようだと、悟る。
何を手掛かりに疑い、何を手掛かりに信じれば良いのか――]
信じてないけど、…リルを信じたい、な…、
[感情論を別にして、公平に相手を見定める眼を持っている気がした。
…そう感じ始めている自分の感覚を信じていいのかさえ、未だ解らなかったけれど]
出よう。…茹でうさぎに、なってる。
[ざぶり。そのまま横抱きに茹でうさぎを持ち上げて。
立てるようであれば、浴槽外の石畳の上へ下ろそうと]
[返答を受け「やっぱりそうなのか」と、別の世界の恐ろしさを知る。
否、彼ならば生命の限界に挑戦し、現世に戻って来れるかも…
とは、敢えて口にはせぬままに。
「羨ましい」と言われて驚きに双眸を瞠らせる。
単純に、目前の相手を信じる事が出来たなら、
そして、彼が狼ではなかったとしたら、
遠回りせずに狼を見つけ、平穏な日々を取り戻せるのではという
――単純なる甘え、だったのかもしれない]
上がるよ、俺も。
[そこそこ身体も温まったし、汗も流せたとばかり。
よろよろ歩む彼を時折腕で支えつつ、衣服を羽織り、
彼がそのまま小屋へ戻るなら、「一緒に寝て」とお強請りを。
拒絶されれば一人、敷き詰めた布団の中心で丸くなって眠り
通り掛った輩を抱き締め眠る暴挙へ出るか。
了承を貰えれば、今夜はリヒャルトを抱きしめ
眠りへと誘われるだろう**]
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