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― 回想 ―
[入学する前の出会いでは、大きく印象に残っていたというわけでもなかった。
あちらからしても、ひゃーと奇声あげている妹>>0:134の壁ぐらいの認識で労う言葉をかけるだけの青年は印象に薄かったかもしれない。
そんな二人の再会は鍛錬場であった。
ちょうど新たな成長への活路を見出し、共に高め合う朋輩>>1:119 >>1:121も得たことでモチベーションも十分。筋肉は熱いうちに磨け!と夜間訓練の申請をしていた時のことである。
同じく訓練の申請をしていたのだろうが、やっていることは戦闘訓練だったか、歌や踊りの訓練だったか。後から入った自分は邪魔にならないようにしていたが、つい精がでる人に声をかけたのは、なんとなくあったことがあった気がしたからだろう。]
レディ、良い筋肉をしているな!
特に足腰が素晴らしい。
[柔軟性に富むおかげで緩急が使い分けられバランスが崩れない。そんなよい筋肉をしているのだ。褒めたたえるのは当然のことだろう。]
[なんでそこ!?>>1といわれても]
いや、普通だろう。
[自分のほうが普通だ。といわんばかりの態度だったりする]
だが上半身の筋肉が足りないように見える。そのせいで激しい動きのときの安定感が足りないようだ。君の足腰がそれを支えられているが、時々脚を痛めたりなどしていないか?
[だからこそ心配をするのもまた当然のことだった。]
倒立なんていいぞ。適切な重心操作も鍛えられる。
[なんて真面目にいって片手倒立をやってみせたりするのは、後に会場で変わった応援をするヴェルザンディの熱烈なファンの兄なのであった*]
― 中庭・観客席 ―
[鍛錬仲間>>0:95や、ひょんなことから同好会から逃げ回ることになった教官>>0:130や号をもらった騎竜師>>0:127の視線等々には気づかずに、キレのよい動きでライトを振り踊っていた。
なお、教官に関しては自分からは顧問を頼もうとはしなかった。
深奥を覗くには自らを鍛え上げることが先なのだろう。というようなことを筋トレ同好会には伝えたが、果たしてその効果はどうだったかはわからぬが、誤解だけはとけなかった気がする。]
しなやかな筋肉、ビューティフルだ!
スタミナ、肺活量!ともに素晴らしいぞ!
[なんていう声援を送る。周りとずれていようが当人は大真面目であった。
そうこうしているうちに最後の曲は終わったか。アンコールが行われるかもしれないが、その前に異変がおこるのが先か恙なく終わってからなのかどうかは今は知らぬこと**]
― 回想 ―
重心をしっかり意識することだ。
後は筋肉が解決してくれる。
最初は壁や誰かに足を支えてもらってもいい。
[コツ>>39を聞かれた。筋肉を鍛えるもの同士親身に答えながら倒立から元の姿勢にもどる。]
レディに名乗るのが遅れたな。初めまして。 私はバルタザール。精霊師学科の修練生だ。
[家名は名乗らなかった。ここは生まれとか関係なく学ぶ場所で家名は邪魔になるという認識でいたからだ。そうして相談に乗ったり手を貸すことに否はなくいるのだが]
ともに筋肉と語り合い自らを鍛えていこうではないか。
[鍛えていたのは種類が違った気がするが、それでも修練を積むもの激励を送りつつ]
そういえば先程(>>1)の小気味よい突っ込みとは随分様子が違うのだな。
[気づいたことをそのままいうのであった*]
― 中庭 観客席 ―
[歌>>43は最高潮に終わり、ライトを振るって踊る時間も終える。ふぅと額の汗を軽く拭う。
アンコールは今回はできない決まりになっているので妹たちは血の涙を流して我慢する。とりあえずハンカチを渡しておこう。
だが、まだ彼らの戦いは終わっていない。そう、この後はサイン会!握手会が待っている!
この日のために混雑を回避するための列整備等の準備は万端。
まだ終わっていないのだ。]
[そんな彼らに悲劇が起こる。
それはライブが終わったからではなく、空から何かが降ってきたからだ。
そして届く緊急連絡>>7。それすなわち]
わけのわからんものが出てきたな。
[精霊力の高い物質だ。それをお菓子であると認識するのが遅れたのは力のほうに目がいったためである。]
……催しものは一旦中止になりそうだな。
[予想ではあるが、これから更に何も起こらないという保障もないので妥当な言葉だっただろう。
そんなバルタザールの声に、妹含むファンの面々は両手と膝を地面につけるのであった。]
悲しんでいる暇はないぞ。妹よ。
「兄さんにはわからないんです」
そうだな、わからん。
ただ、推しを想う気持ちがあるのならば、膝をついている暇はないだろう。見てみろ。
[不用意に食べた観客たちが何名か倒れている。命に別状はなさそうだ。というか酩酊状態なのだろう。念のため傍で倒れていた観客の一人の状態を確認してみたが、そうだと思える]
このような終わりかたでいいのか?
[厳しくも試すような言葉であった。
膝をついていた妹がぐっと睨みつけるようにこちらを見返し、ゆっくりと立ち上がった。]
[兄が兄なら妹も妹だ。
社交界にいけばタッパーをもって持ち帰るほうに長けていようとも彼女も立派な辺境伯のご令嬢だ。
庭の手入れをするよりも戦時には馬の飼い葉となるから、庭の草をむしらない古風な人間だ。
いわれなき侮辱をうければ、謝罪より祈りを述べることを許し身体を二つに別つことを選ぶ程度には奥ゆかしく。敵対するならば相手の出血の量と首元に突きつけた剣をもって和を結ぶ平和主義者だ。
そう、苦境に対しては立ちあがるべきなのだ。
推しのファンとして!!!]
[折角のコンサートが残念な最後を迎えさせるわけにはいかない。
元々やってきた人みなで楽しみたくて自分なりに騎竜師としての鍛錬を積み、お祭りの準備をこなし、かつ応援の準備を整えたのだ。ならばやるべきことは唯一つ!]
「倒れた人たちを救助して事態の収拾をがんばりましょう!恥じることなきファンとして!!!」
[こうして彼らは人命救助であり、お菓子回収に乗り出していくのであった。退場?*]
― 中庭 観客席 ―
[にしても、応援のために声をあげていたせいで、そのまま口に入ってしまったせいか倒れている人が多いきがする。
妹らは踊ったりとかしたのもあって定位置にいなかったのが幸いしたのか。
人ごみで人が倒れていくと大惨事になりかねないわけだし、そもそも頭から倒れるだけで結構な怪我になりそうだと考えれば注意の速さにも頷ける。]
落ち着いて行動すればなんとかなるだろう。
ここには幸か不幸か教官になれる騎竜師や精霊師が混ざっているからな。
[ステージという目立つところにいたヴェルザンディの無事は当然確認できるものとして、同じように周囲を落ち着かせようとしているアイリ>>80の姿をみて口の端をあげる]
ふむ、回収しろ。か。そうだな。
[何かの拍子で混ざって食べてしまうものもいるかもしれない。
そんな放送>>77を聞きつつ]
…魔法生物か。
[それが何者かいまいちわからないが、ひとまず近くに浮かんでいたお菓子を回収するように手を伸ばした]
ぬっ…
[虹色のお菓子を掌にのせて、まではよかったが。お菓子が逃げ出すというのは想定外。
乗せていた手を握ったときには霞を掴むように手の中からすり抜けていった]
見た目通りじゃないということか。
[誰がこのようなことをしたのか。騒動にしては緊張感に欠けるが悪戯にしては規模が大きく不可思議な思いをいだいていた*]
[いなくなった存在はさておき。今は倒れている面々が先か。と、我に返ったのはクリフの呼びかけ>>118によるもの。]
手を貸そう。とりあえず地面に倒れているものから最優先で運んでもらうほうがいいだろう。
[椅子に座っているようにして眠っている?ものはおそらく安全だが地面に倒れているものは怪我をおっている可能性がある。
とりあえず酩酊状態のものを二人ばかり担いでいった先には、アイリ>>125やアイドル>>129と混ざる形になったか]
[担いだ観客のお腹に楽し気に乗っている放送でいう魔法生物?と目があった。
お互い無言で見つめあった、見つめあった。]
…………
[両肩に一人ずつのっけている状態だ。落とすわけにはいかない。
それがわかっているからか動かないし、こっちも手を出さない。]
よし、ついてくるがいい。
[結果、なぜか救助者とともに運ばれていく魔法生物がいたようだ*]
『ほわぁぁぁぁぁ!そのようなこと、ハンナさんのファンなら当然のことです!!!』
[まさか推しから直接>>140声をかけてもらえるだなんて!そんな感動に打ち震える面々。
当然バルタザールの妹もそこにはいるわけだが]
『こちらのことは任せてハンナさんのお父様の心配をしてあげてください!』
[またここに戻って、そんなことに希望を抱いたファンたちであった*]
お、先輩やるな。
[機敏な動きで魔法生物>>150を捕まえるクリフへと言いながら、リスに翼が生えたような魔法生物を救助者とともに運びつつ、救助者たちの集積所へとそっと担いでいたものを横たえた。
救助者の邪魔しないようにここにいるように。とばかりに捕獲?されたリス型魔法生物は小脇に抱えたりしつつ、人の運び出しを行っていくのであった**]
[魔法生物を小脇に抱えながら、先輩とアイドルの交流>>163>>165を、うんうんと頷いて見守る。笑顔と言うのは武器になるのはあの頃>>127から変わらないな。と思うのだ。
そうして一通り観客席で倒れているものを運び終えたか。
その辺りは人海戦術でどうにかなったのだろう。自分も更に6(10x1)人ほど運んだ。
その場にいた面々らと医療班>>202へと引き渡しを終えたところで]
で・・・お前は本部に運べばいいのか?
[放っておいたらどっかいきそうである。小脇に抱えていたリス型魔法生物を両手でつかんでみるが、首を傾げられた。なかなか太々しいやつだ。
ひとまずその生物をもったまま他のも捕獲などできないので本部まで歩いていった*]
お、おう。
[凄い逃げ足?でやってきたドーナツを持ち前の反射神経で手に取りつつ、驚いて声が漏れた。
そしてその後から走って現れる修練士たち。どうやらこのドーナツは追い立てられていたようだ。
それは気配を教えてくれる騎竜師>>203の存在のおかげで現場が加速しているのもあったかもしれない]
悪いな。キャッチさせてもらった。
[残念そうな様子だ。疲れてもいるのだろう。肩で息をしている。
そういえばゲームでもあったのだろうが譲る気もない。]
良い鍛錬になったようだな。
[筋肉もきっと喜んでいる。というと、そうじゃない。といわれた。解せぬ*]
― 本部 ―
[道中追い立てられたのかたまたまなのか。お菓子や魔法生物を発見したが捕まえるに至らずない。追いかけなかったというのもあるが]
もしかして警戒されているか?
[小脇に抱えたリス型魔法生物を目の前に持ち上げてみて、聞くが、わからなーいというような態度でいられた。奇遇だ、俺もわからない。
次は精霊術も行使するか。等と考えながら本部にたどり着く。]
お、ミヒャエルか。不用意に食べずに無事だったようだな。
こっちはそれなりだな。そっちはどうだ?
[鍛錬場で会う中で知り合った騎竜師学科>>277のミヒャエルだ。確か剣の鍛錬をしている姿がよく見えた。重心がぶれずに振るう力を身に着けていっている良い筋肉仲間である。
そんな彼にドーナツと、リス型魔法生物を一つずつと、こっちの成果を見せてみて]
そういえばだが、こんな事態だが屋台のほうはやっているのか?
[だとすると、お菓子がまぎれる可能性も考えると大変そうだが、知っているか?と聞きつつ、自分は精霊師としての感知を考えてそちらにいくのもありか。とは考えていた]
― 本部 ―
ああ、これでも精霊師だからな。流石にこれを口にしようとは思わん。赤子に酒を飲ませるようなものだからな。
やったな。ここに来るまで逃げられているのをよく見ていたからな、捕まえられるだけでも十分だろう。慣れるまで時間がかかりそうだ。
[数よりもミヒャエルが袋>>296に詰めていたのをみて、素直に便利だと思った。小脇に抱えたりするよりは随分マシだ。申請したら本部でももらえるだろうか。なんてミヒャエルの>>295の成果をみつつ思う。]
― 本部 ―
ああ、これでも精霊師だからな。流石にこれを口にしようとは思わん。赤子に酒を飲ませるようなものだからな。
やったな。ここに来るまで逃げられているのをよく見ていたからな、捕まえられるだけでも十分だろう。慣れるまで時間がかかりそうだ。
[数よりもミヒャエルが袋>>295に詰めていたのをみて、素直に便利だと思った。小脇に抱えたりするよりは随分マシだ。申請したら本部でももらえるだろうか。なんてミヒャエルの成果をみつつ思う。]
懸命だな。飲食物は特に大変だ。
こいつらはいきなり現れたからな、急に食べ物の中に入っていたとしても私は驚かん。
[流石にやめているという言葉>>298をきいてほっとする。全体でどうなっているかはわからないが不用意に口にいれたことで倒れる人を増やし、追加で人手がとられたくもない。
判別が可能かどうかについては頷いて返すが]
とはいえある程度近くじゃなきゃわからんぞ。
例えば……そこの繁みに隠れているのがいるな。
[目が細め声を潜めミヒャエルへという。
互いに魔法生物を本部に預けあうことで手ぶらになったところだ。質問>>300は聞こえていたが、それより先にと、意味ありげに視線の合図をミヒャエルへと向けながら、慣らすように右手を軽く握ったり開いたりした後、ぴっと右手の親指と人差し指を開き人差し指だけを繁みの側面のほうを指して、反動を受けるように右手が揺れると、繁みを指した側とは反対方の側面方向へと術が放たれる。
術は衝撃破のように繁みを揺らし、驚いた魔法生物が飛び出てくるだろう*]
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