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レトが先に着いたから、偵察の必要なくなった、でもいいのか。そういえば。
とりあえず、さくっと開戦しちゃうのもいいかもねえ。
[ 司令官帰還の報せを受けると>>15、ナイジェルは副官を伴って、タイガの元へと足を向けた ]
草原の風はいかがでしたか?
[ 無事を寿ぐ言葉は口にせず、彼の見た景色を問う。
リンザール領主に先鋒を任せるとの話が出たなら、適材適所ですね、と、あっさり同意を返しただろう。 ]
こちらは概ね恙無く......ティルカンの使者も斥候も今の所見当たりませんが、このままということはないでしょう。
川向こうへ資材を運び、陣を整えるのでしたら、夜間を狙うべきかと。
兵は交代で休ませていますから、人手は揃います。
[ 宵闇に紛れれば、敵も正確には状況を把握できないはずだ。
レトがティルカン陣営への使節の役を果たしたなら、開戦は間近い。時を置く事なく動くべきとの状況判断を含めての進言だった。* ]
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ああ、うんうん、そういえば砦を使うって話だったっけ。
草原でぶつかってから、こちらから砦にちょっかいかけるでも、あちらから討って出て来るでもいいわけだね。なるほど。
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それにしても、レトくん、可愛いしかっこいいよねー。
こいつ自分が末っ子だから弟出来た感覚なんだろうなあ。
タイガは兄じゃないけど。なんだろう、理想なのかしら?
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浴槽分けたのは、お猿さん達が身内で自由に楽しめるようにっていうのは正解。
なんだけどwww楽しそうだなスライダー。
― 野営地 ―
[ 多くの言葉を費やさずとも、伝わるべきは伝わるものだ。
タイガからの短い労いの言葉と満足そうな笑みは>>78留守を預かったナイジェルにとって、それだけで数多の褒賞に値する。
進言についても諾を得れば、即座に副官が伝令兵へと必要な先への連絡を命じる。 ]
総大将、ですか。それはまた。
[ 次いで告げられたクリフ・ルヴェリエの消息には>>79さすがに驚きの色を浮かべたものの ]
...なるほど、領主を継がれたのですか。
ルヴァリエ卿は、ブリュノーの第一王子とも懇意の筈ですし、お若くとも、騎士としての研鑽も積まれ、人柄も確かな人物ですから人選としては頷けます。
[ 三年前のただ一度の邂逅、けれど、短いその交流の中にも、確かに伝わるものがあった。
敵国の将と言っていい相手にも壁を作らず、奇縁を喜んだ青年の笑顔を懐かしく思い出す。>>22 ]
私は、花を見に来たのです。
[ あの時、自らのブリュノー来訪の理由を、ナイジェルはそう告げた。
クリフのように、率直に告げる事が出来ず、謎かけのようになってしまったのは、その花が最初から手の届かぬ高嶺の花である上に、余計な噂で傷一つつけてはならない相手だったからだ。 ]
今を逃せば、二度とは見られないと思いましたから。元気に咲いているのを確かめる事が出来て、安心して国に帰れます。
[ そう、あの日、確かに幸福そうに...彼の花は美しく咲き誇っているように見えたのだ。 ]
名高きガルニエ騎士団領ですか、それはぜひ一度訪ねさせて頂きたいものです。
我が国においでになる事があれば、きっと私が御案内しましょう。
もし機会が巡れば、一手お手合わせ願えますか?
[ 別れ際、いつか自領へと誘う言葉は裏表ない本気のようで>>23ナイジェルも、その夢のような話に本音を返した。
あの時願った手合わせは、戦場での命の奪り合いではなかったけれど。 ]
しかし総大将殿とあっては、御挨拶に伺うのも骨ですね。
[ 少なくとも、すぐに前線に出て来ることはないであろう相手に再会するには、こちらがそれなりの威を示し引っ張り出すか、喉元まで攻め入るしかない。
しかし、それを苦労とは感じても、不可能とは思わぬ顔で、ナイジェルは楽しげに笑った。 ]
[
正直、彼が喜ぶ顔を見たいという贔屓の結果であるのは否めない。
もしかするとタイガが、将官用よりレトと一緒にそちらの浴槽を使いたいと言い出すかもしれない、とも、想定していたのだが。 ]
は?風呂で軍議をですか?
[ 貴婦人のような例えで呼ばれる事にも、だいぶ慣れてきたナイジェルだったが、今でもたまに、冗談か本気か分からぬタイガの物言いに首を傾げることはある。 ]
それは、私は構いませんが、年嵩の将官は、のぼせてしまうのでは......
[ 結果、真面目に進言してから冗談だと知り、苦笑した。 ]
私も、まだまだだな...
[ タイガを見送った後、副官に零すと『レト殿が羨ましいとか言い出さないでくださいよ?』と、真顔で言われ ]
...いつから私の心が読めるように?
[ こちらも真顔で返したら、副官の肩が、がっくりと落ちた。* ]
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連投しつつネタゴコロを放出する...
そして軍議が始まっているという。
えっとー...騎馬で包囲は、考えてたよなー。独自の動きをするべきか否か。
[ ぽくぽくぽく... ]
― 野営地/軍議の席 ―
[ やがて、改めて招集された軍議の場で、タイガから示される作戦を聞く>>98 ]
敢えて隙を作り、油断と功を焦る者を誘う、ですか。なるほど。
敵軍の撹乱は、元より
[ 先鋒を請け負うノーラの力強い宣>>107にナイジェルは笑みを向け ]
これまでの我が軍の戦法とは一線を画しますから、意図をすぐに読まれる危険も少ない、理に適った作戦だと思います。
[ しかし、と、ナイジェルは、広げられた地図の中央を見つめた ]
敵軍の分断を狙うのであれば、更にもう一手......こちらの意図を読み違える要素を加えてはいかがでしょう?
具体的には、投石器とそれを守る騎兵から成る一部隊を王都アマンダへ向けるのです。
[ す、と、指先が中央から王都の方へと動いた ]
無論、実際に王都を攻撃する意図はない。
ですが、我が軍が王都を獲りに動くことを懸念して引き寄せられる者もあるはずです。
[ あまり多くを引き寄せてしまっては、その部隊そのものが潰される可能性はある。しかし、囮とは、もともとそういう危険を負うべくして負うものだろう。 ]
お任せいただけるなら、私がそちらの指揮を執ります。
[ 蜂蜜色の瞳が、意志の光を湛えてタイガに向けられる。** ]
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ついつい、意図的にあぶないことをしようとしてしまう...
いや、多分、熱血村的には正しい行動、の、はず。
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