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[ だから。
ひとまずは、彼女の提案に乗るつもり。>>343
分かりました、と無表情で頷いて、第四エリアに向かおうとするだろう。
何か 違和感 を感じたならば、遠慮なく問いただす。
感づいているくせに、問いただすのだ。
最悪の場合、捕縛は容易であると、考えていたから。
自分の感情を殺してでも、
"貴方達" を逃がす約束をした。
今のところは、
貴方達、という意味合いが、海賊、から人狼、に変わるのはそう遠くはない未来。
変わったそのときは……───
"裏切者" ならば
殺してしまっても良いのではないか?
そんな赤い思考が過った気がした。
想いを寄せている者がいるとは、>>0:283知る由もなく。 ]**
── 回想:兄を失った日 ──
[ ミーネと伴に、第四エリアへと向かったか。>>376
その最中、両瞳の藍玉。
神経をじりじりと焼くような、鈍い、それでいて刺すような痛みが伴う。
目を閉じて、やり過ごす。>>373
その瞳を失ったのは、静かな満月の夜だった。
兄を失った───夜だった。
海賊に誘拐されて。
もう限界だったのだ。ナネッテも、ジョエルも。
囲われ、闇雲に振るわれる暴力と、逃げ場のない状況。
精神は疲弊し、思考は散漫になってゆく。
寒い寒い甲板で、星空をぼんやりと眺めていると。
背後から聞こえる足音。酩酊した船員。
ナネッテへと絡む。
それは、それは、"下世話" な方向へと。
咄嗟に船員の腰のナイフを引き抜いた。 ]
[ 船員はにやにやと嗤う。
子供に自分は殺せないと分かっているから、本気で取り返そうともせず。
必死の抵抗ですら、"スパイス" にしようと。
けれど、見誤った。 その子供の覚悟を。 ]
ぐ、ぅ、ぁぁぁああ!!!
[ すっぱりと、横一線。
ナネッテは自らの瞳を 諦めた。
ちかちかと走る閃光も、焼き鏝をねじ込まれたような痛み。
最期に見たのは、満天の星空。
"見る"ことを、"詠む"ことを、全部、全部、諦めたのだ。>>0:135
自らの瞳が失われれば、"荷物" になる以上解放せざるを得ない、と。
幼心、そして、疲れ曇り切った思考で、考えた結果。
しかし、壊れたのは、兄だった。 ]
[ ウルズ星が閉鎖的な理由。
それは、50%の確率で、人狼が生まれる星であったから。>>38
双子の内どちらかは、遺伝子的に人狼に覚醒する可能性を秘めていた。
確率的に言えば、一人が助かる計算。
人間を増やすために、適応した結果。
覚醒せずに終わることもある。
そして覚醒すれば、秘密裏に処理されるということを知ったのは、
全てが終わってからのことであった。
両親が死んだ理由は、覚醒した母を父が庇い、双方が死んだからだった。
けれど10歳の子供。そんなことは知らない!
己が半身は死にかけ、それを聞かされたジョエルは。
理性を吹き飛ばし、覚醒する。
満月の夜。
兄は、一匹の獣になった。 ]
[ 結論から言えば、船は全滅した。
文字通り、生きている者がいなくなった。
真っ赤で、真っ暗な視界の中で、
力の入らない身体を、ゆたり、おこす。
ひた、ひた、
いつもの足音ではない、獣の歩み。
がちがちと、衝動を堪えられないと、歯の鳴る音。
荒い息、震える唸り声。 ]
……ジョエル、
[触れた肌は、厚い毛におおわれていた。
逃げて、と零した。
私はもう、無理そうだから。
貴方だけでも、逃げて、と。
しかし、はーっ、はーっ、と荒い息を零し。
首筋に掛かる温かい息遣いに、
皮膚を裂く、硬い骨の感触に、── 全てを悟る。
血を繋がった半身に
爪をたて牙をねじ込んで、
血をすすり、肉を喰らいたいのだと!!
それでもいいと思った。
けれど、ぽつり、ぽつり、
嗚咽とともに、肩口に、
あたたかな雨がふったから。 ]
………いっしょに、いこう、
ジョエル、
[ぐるぐると、喉の鳴る音がする。
べたべたに血に塗れたナイフを手に取って。
ジョエルを抱いた。
向かい合わせになるように。
力の入らない身体を支えてもらい、もたれかかって。
そうして。
ドツッ、
鈍い、音がした。
力の入らない腕を懸命に持ち上げて。
背中側、心臓の上から、一突き。 ]
[ ナネッテ、……そう呼ぶ声が聞こえて。
ジョエル、と呼び返したところで、
意識を失った、
これでよかったと、そう思った。
───ひとりじゃ、ない、
死んだ、筈だった。ふたりで
それなのに。それなのに……。 ]
[ 目を失ったナネッテを、星は追放した。
星を読み解けない者は必要なく、体裁を気にして。
事実を隠蔽しようとした。
気高きジョエルの覚悟を踏みにじられて、唾を吐き替えられた。
だから。
あんな星など滅べばいいと思っている。>>0:139
そこに、血のつながりがあったとしても。
出自を知って、アースガルドも、全部、全部!!
滅べばいいと思った。>>151
ナネッテの怒りに呼応したように、その瞳に、一瞬緋色が灯る。
見られてしまったかもしれないけれど、特に気にも留めずに。
その怒りは、誰に?
海賊に?
ああ赦さない、殺してやりたい。
でも本当は分かっている。
一人だけ助かってしまった自分を、
一番殺したくて!!
ころされ、たくて…… ]**
── Nルーム ──
[ 彼女が心中で安堵の表情を浮かべたことは知り得ないけれど。>>400
ミーネ・クレミニオウスと名乗られ、所属を聞くことが叶ったならば。
先ほど出会ったディークと同じ部署かと思う。
パーソナルデータベースにアクセスするほどのことではないし。>>0:463
ディークに聞けば、在籍の有無程度は分かるだろうと、頭の片隅に留めておくだけ。
現に、彼女の声色からは真偽が分からない。>>401
疑わしきは罰せず、……今のところは。 ]
失礼しました、ミーネ。
私は、名乗る必要はなさそうですね。
………どうされましたか?
[ 何かを察したかのように、急に後ずさるミーネ。
威圧したつもりはない。
表情を窺えばどこか、後ろめたいような顔をする。
その表情に、ナネッテの記憶が繋がった。 ]
[ 「わ、私
道に迷っちゃって……」
まさか、そんな悪戯をごまかすような子供の言い訳>>403をするとは思わなかった。
資料データを届けに来た、だの、計器類のメンテナンスに来た、だの。
尤もらしく"聞こえる"言い訳はあったにも関わらず。
しかし、それゆえに、ナネッテは見逃したのだということもつけ添えておく。
主任である以上、下から上がっていない
泣き出した彼女に、小さくため息を吐いて。 ]
…………いいでしょう、行きなさい。
[ 大半のデータはセキュリティで保護されている。
仮に見られたとしても、末端の情報であろう。
そう結論付けたナネッテは、ハンカチを取り出して手渡し。
離れるように言ったのだったか。
たしか、そのときにも……──── ]
疑われる行動は
慎んだほうがよろしいですよ?
ミーネ。
[ 明確な警告。
過去にも、同じ言葉を言った。
半ば確信めいた響きにも、聞こえただろうか。
しかし、そう言いながらも、捕縛の構えは見せず。
・・……問いただすまでもなかった。
そして、問いただせば、 "裏切り" は明確な言葉になってしまうから。
知っているぞ、と匂わせるだけ。
殺す、ときに、使うかもしれないことは、胸の裡のひみつごと。 ]
[ 第四エリアで、倒れていたのは、一人の少女。
Nルームにすでに二人。
ドロイドの暴走に巻き込まれたのだと知ったか。
覚束ない様子に、思わず手を貸して。>>406
ドロイドが襲ってきたならば、撃退しよう。
アンドロイドの鳥は、その場に飛んでいただろうか。
本物のように動くその鳥を、コクーンの蓋へと止まらせて。
優しい手でその羽を擽った。──動物には、優しい。
安らかな眠りを祈った後のミーネが、ありがとうございました!と立ち去ろうとする。>>408
だから、少し、気が抜けた 抜いてしまった
─── その途端。
痛む瞳、赤くなる視界。>>392]
/*
あっぶね、適当にことわざをつくるとこだった。
噂に角は立てられぬってなんか、なかったかな?
なんか、聞いたことがある、ような……
ガートルード……副艦長ですね。
………海賊に誘拐されたという経緯を
伺っていますが、
………グルトップ号だったのですか?
[ 暫く黙して聞いていたものの。
知っている名が出れば、反応を示した。
そして同時に、殺してしまえばよかった、という聲を聞き。
あの人は、"殺していいのだ"と、思う。
けれど、聞けば、因縁のある関係のようだ。だから。
彼女に手を出さずにいよう、そう心に決めて。 ]**
[ けたたましい音を立て、ロッカーを力任せにひっくり返す。
火薬も刃物も銃も、ぐちゃぐちゃに、ばらばらに。
重なり塗れ挟まり……引っ張り出すのは一苦労。
とはいえ、処分は出来ないから。
注視すれば、使えるものも見つかるだろう。
想像以上に響いた音。戦闘音に紛れればいいが……。
誰かに見られるわけにはいかない、から。
終えたナネッテは、そっとその場を後にした。
きっと誰にも、見られちゃいない。
この武器庫を見たときに、
皆はどう、思うだろうか。
しっかりと装備を終えた二人組、>>504>>505
j疑念の瞳が向かうだろうか。
疑心暗鬼の船の中。
そうなったとき、武装した人間を信じられるものだろうか。 ]**
/*
負縁故……になるのか、そうか!←今気づいたやつ。
( ,,`・ω・´)ンンン?
………多分、戦いを挑んだら殺して、くれる……のか?
けど、多分殺される気はなさげ??なのかな???
(読解力の欠如である。)
ふぅむ、殺してもらうのも、なかなか大変やなぁ……。
[ ふ、と聞こえた赤い聲。
旨い、とうっとりと陶酔するかのような声に。
どうしてだろう。
耳を塞ぎたくなったのは。
殺したくなかった、潰したくなかったと泣いたあの子供。
もう一度、抱きしめてあげたかった、のに。]
[ ナネッテは沈黙する。
聲の震えを察知されないように。]
武器庫を壊したことは言わない。
必要がないと、そう思ったから。 ]**
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