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[魚や芋が焼けるとこちらも手に取り、もくもくと食べ始める。
向かいにオズワルドを据えて、魚を食べたり芋を齧ったりしていると、今度は士官学校時代の事も思い出して何となく笑ってしまった。指摘されたら、昔の思い出やら暇つぶしがてらに話すのだろう。
そうして食事を終えれば早々に就寝する準備をする最中、>>0:172指摘にはぎくりと固まった。]
う、ぐっ…。
[それはそうなのだが、あえて避けていた所でもあって。改めて言われると言葉を詰まらせる。嫌だ。というのがありありと顔に出ていたが、教官の言う事はもっともでもあり…。]
わ、わかったわよ… っ、オズ教官!
[名前を短く呼ぶのは怒った時と決まっている。
今回もそう呼ぶと、さっさとテントに入りかけて。]
あっ、火の番は半分ずつだからね!
[そこは譲らないとでもいう様に言って、もう一度テントに入りこみ。睡眠を交代しながら、滞りなく朝を迎える事となるか*]
/*
これ宿舎ついてからは自炊しなくていいんだよ…ね?
ずっと自炊なのかなぁとかほやほや考えてしまっていたという…。
バンガローだしなぁ。。
― 野営地 ―
[噴きだすほど楽しそうな様子にこちらはむすっと睨んで、絶対終日教官つけてやると、よく解らない決意を胸に秘めて。見張り番折半には当然のように応じる様には、少し表情を緩めた。]
ありがと…って、
じゃあ教官呼びさせるんじゃないの!
[>>15乱用してるじゃないとむすっとしながら、襲うについては溜息一つ。]
はいはいそこは心配してませーん。
範疇外なのは解ってるし。
[オズワルドはたらしだけど、女を襲ったりするような奴じゃないし。
とは何となく言えずに心の中で呟いて。
意図は読めて、先にテントの中、寝袋に潜り込む。
寝つきは良く、程なく静かな呼吸だけがテントの中の音だった*]
[明け方、テントの中で報告書用のメモをいくつか書き終え出ると、最後に見張り番だったオズワルドの肩を揺り動かす。]
オズワルド、 …教官。
朝だよ、起きて。
片付けたら、早いところ移動しよ。
[さっそくうっかり忘れそうになった”教官”をかろうじてつけつつオズワルドを起こし、手早くテントなどを片付ける。早朝早い時間、オレンジを齧りながらの道のりは、存外早く宿舎の姿を見せるのだった**]
― 宿舎 ―
案外大きいね。
[中を覗いてワンルームタイプの宿舎を見分するように見る。水回りの設備は整っており、アパートに使うには不自由だが、想定していたよりは大きい印象を受けた。外には他の宿舎の屋根が見えたものの形が違うので、同一かどうかは解らないが。
部屋は一つだが心配はしていない。昨晩言った通り、範疇外だと思っている為。
たとえわりと近い位置にベッドが並んでいても、着替える場所に困ろうとも、きっとおそらく何もなく3日すごすのだろうええ、と。
士官学校時代からそうだったのだから。]
[電気も通っているようで、明かりを着けるスイッチがあった。窓は少し上方。獣対策かもしれない。
荷物は部屋の隅に置くと、さてという風にオズワルドを見て。]
で、オズワルド教官、次の課題何?
それとも、少し休憩でもする?
[野営があったとはいえまだ二日目。まだまだ元気な様子で教官に尋ねるのだった。]
[内装を見つつ、さすがに着替えるのは風呂場あたりにしようかなどとぼんやり考える。さすがに着替えを見せるサービスは行う予定はないし、向こうはともかくこっちは非常に恥ずかしい。]
(そもそもどうしてこうなったんだっけ…。)
[腐れ縁のようなこの関係。士官学校時代から始まったのはそうだが、何の切っ掛けがあってこうなったのか…と、オズワルドの返事を待つ間ソファー代わりにベッドに腰かけつつ考える。]
[同時期に入学してから数年間、やれ何かしらあると顔を合わせる事が多く、訓練で一緒する事も多く、学食で鉢合わせる事も多く…おかげで名前も顔はすぐに覚えた。
悪癖を知ったのはそのすぐ後だ。聞いた時の渋面は、後々ネタになる程酷い顔だったらしい。
友人がオズワルドに泣かされたのも知っている。抗議に行ったが周囲から話を聞く限りお互い様だったので逆に謝った事もある。流石に出合い頭にぐーは謝罪案件である。
ただこれ以後、オズワルドを紹介してくれという女友達へは慎重に対応するようになったのだが。]
[あんまりに慎重にしたため、一時期付き合っている噂も出た。全部に全力で否定しておいたので、噂の影は長引いたが、その最中オズワルドの方は相変わらずだったので自然に消えていった。]
(あーそうだ、私ばっかり否定して
何か馬鹿みたいだなーって思ったんだっけ…。)
[毛ほども感じてない様に見えたオズワルドに、何といえない感情を覚えたのはその時からだった。]
― 宿舎 ―
ん?
[>>76なんか今変な言葉を聞いた気がする。罰則とか何とか。
不穏な響きにじとーという目で見つつも、宿舎については同意する。]
ほんとほんと。
結構優遇されてるよね、1対1で、この設備だし…。
要人も使うなら納得だけど、一軍人にはちょっと豪華だね。
流石に一人1つは贅沢すぎるで…ん?
[なんか更に変な言葉を聞いた気がする。人の物とか何とか。
私って誰の物だっけ、などと一瞬間抜けな事を考えたが、言葉の意図する所を把握して。]
オズワルド、私が誰かと付き合ってるって―――
[と言いかけて。]
あっ、ううん、何でもない。
何でもないよあっと教官。
で、課題、課題、えっとどうしようか。
奪取、ダッシュね。
夜から、でもいいんだけど…
[何となく視線を逸らしながら早口で言って、どうしようかと悩むように首を傾げた。]
こういう時、同性ペアじゃないと面倒だな
……って思ったろ。
[揶揄するように言うが、今回に限っては同感だ。
苦手な相手ではない。むしろそこそこ気は合う方だと思う。
付き合いが長いということは長いだけの理由がある。]
[鬼の形相でつかつかと近づいてきたベルティルデに
思い切りぐーぱんを貰ったのは何時の事だったか。
士官学校入学後、女子生徒の名と顔は早々に一致させたため、
彼女のことは恐らく彼女が己を認識するより早くに知っていたが。
よもや声をかけるより早く綺麗な右フックを食らう羽目になるとは、
あの時のインパクトたるや今でも思い出す度に変な笑いが出る。]
『あのなァ……なんか誤解があるようだが、俺は!
相手が居ない子限定、且つ、互いに本気にならないと合意の上でじゃねぇと火遊びの相手はしねえよ!!』
[堂々と最低なポリシーを大真面目に叫んだ若かりし時分。
彼女の友人であったらしい女との関係についてどうやら理解は貰えたらしいが、その言葉を聞いた直後の彼女の表情もある意味忘れがたく―――
ともあれ、そんなことがあったがゆえに、最も印象の強い女生徒の一人として心に刻まれたのであった。時には謝罪を逆手にちょくちょくちょっかいを掛けるようになって、それが腐れ縁の切欠。]
[何時だったか、長い学校生活の中でか、その後か。
何がどうしてそうなったのか、交際疑惑が自分とベルティルデとの間に出た時には、流石に目を丸くした。
否定の代わりに一時的に遊びの頻度を増やしたのも今となっては懐かしい。
己は特に困ることもないが、ベルティルデはさぞ困るだろうと、
そのまま放っておく……というわけにもいかなかったのだ。
己との噂など、ベルティルデの真面目で清廉なイメージに傷が付くばかりで、百害あって一利なしであろうから。将来の進路にすら影響が出るやもしれぬ、と。
無言の行動が功を奏して……ではなく、
ベルティルデには本来の相手がいる、という新たな噂の出現によって
やがてほとぼりも冷めたようで今に至るのだが―――
未だにあの時の件に関しては、暗黙の了解のように、彼女との間では触れず触れられずになっている。]
― 宿舎 ―
うん、宿舎もいくつかあったしね。
訓練次第では会えるかも。
[まさか兄が来ているとは、こちらは知らないままなのだが。
外への興味も隠そうとしないまま、自然ソファー代わりにベッドに腰かけて。]
一緒に過ごすのも訓練なら、上の人の思惑次第じゃ
反目してる相手と強制的に、ってのもあるのかなぁ。
[あるいは仲を深めたい相手と来るなら、それも効果的かもしれない。とは口には出さずにそろっと視線を彷徨わせた。]
うっ…何でわかるのよ。
[図星を突かれると言葉を詰まらせながら、じとっと見上げる。
考えが読まれやすいのか思考が似ているのか、あるいはその両方か。付き合い長いから余計に悟られやすいのは理解しつつも、それがそんなに嫌いじゃないから少し困るのである。]
[>>82その視線がまたオズワルドへと戻ってから。己にとっては寝耳に水な噂話に目を丸くする。]
いっ え、エーヴァルトと!?
何でまた――
[とそこまで言って、むぐぐと口を手を抑え、その格好のまま目だけがちらとオズワルドを伺った。
その格好のままで、何で3年も前からそんな事になってるのかとぐるんぐるん考える。正直数える程しか会ったことの無い相手で、友人より意識が低い間柄だと思っていたので余計にだ。気質的には真面目が似たところもあるので、訓練を一緒した際には息が合ったのも確かだが…。]
に、24時間やるなら、
どこから始めたって同じだよ!
[さぁやろう今すぐやろう的な素振りは見せたものの、狼への懸念は御尤もであるし今は教官の指示は絶対だ。
むぐむぐしながらも、大人しくその提案に従う事になるか。]
…――その反応ってェことは、
もしかして、 …的外れ?
[声のトーンは割と真面目だ。
確認の意図もあるが、どう受け答えるべきかの逡巡も滲む。
やりにくい。己らしくない。]
だとしたら昔の俺は、
一寸勿体無いことしたかも、な?
[出来るかどうかは別として。
特に言及はせずに来たが、別に対象外ではなかったのだと、
暗に軽口に混ぜて、口端を上げた。]
[>>87顔に出る発言に、そんな事ないと睨みつつ、突き付けられた指を掴むとぐぎぎと折りかねない勢いで向う側に曲げて。]
聞きたくもなるよ、だって無いよ!
そもそもエーヴァルトってたしかお兄…
[と大声でしていい話じゃないことまで言いかけたので、慌てて首を振って先を散らしつつ。>>88逆にオズワルドが言い澱んだ言葉には一瞬、何の事かと瞬いてから――思い当たる昔の噂話に極微妙な顔をし気まずそうに視線を逸らした。]
なぜなにで悪かったね。
大変勘違いですー。フリーだもん。
[微妙な内心を誤魔化すように、つっ込みに口を尖らせるように言う。オズワルドの区長が真面目なのが、何となく居心地悪さを覚えて。
軽口が聞こえると、きょとんとしたようにオズワルドの方を見て、瞬いて、その後くすりと噴き出すように。]
…やだなぁ。
そういう気の使い方しなくっていいよ。
[気まずいせいか、変な気を使われたようでと、苦笑じみた笑みで言った。]
ちょっと、追いかけっこがしたいわけじゃないよ。
報告書のためでしょ!
…まぁでも訓練の一環って意味で、
本気でやるのは悪くないけど…。
[どちらが上か、というわけではないが。
久しくやってなかったそういう訓練も悪くない、などと思うのは真面目故か。
話し合い、休憩の選択肢を選んだものの、先ほどまでのうるささは急になりを潜めて、何となく沈黙し座ったまま頬杖をついて、何となし床の隅っこを見つめていた*]
痛ってェなーもう……
[思いきりひん曲げられた指を摩りつつ眉を潜めた。
苦笑を見れば暫く言葉を捜すように視線を上向けたが、
やがて椅子に深く腰掛け直して、脚を組んだ]
別に気は使っちゃいないが。
[ベルティルデが引け目を感じているなど思いもしないから、
椅子の後ろ足に重心をかけてぐらぐらと前後に揺れながら]
っても、ま、半分は冗談だな。
遊びで手を出せる女とは思ってない。
[ただしい意味で伝わらない可能性もあるが、
敢えて意味を明瞭にせず含みを持たせておく。
―――「遊びで手を出したい女じゃない」と
過去、例の噂が蔓延った時に、真偽を確かめに来た友人に告げたことがある。それもどのように受け取られたかは分からないが……
範疇外ではない、それは本心。
それなりに気の合う相手ではある、それも確かなこと。
だが、そもそも住む世界が違う相手であるような、そんな感覚は常に付き纏っていたから]
多分、どっちの為にもならんだろ。
[なぁ?と、肩を竦めた。
それにしても、やたらに軋む椅子だ。
自分が重すぎるのか、それとも古いものなのだろうか。
体重の掛け方を間違えてしまえば、折れそうで怖い。]
……。
………つーか、何でこんな話してるんだっけ? 俺の所為か。
……もう一度言うが、俺の所為なので、
んな畏まって座らなくてもいいから、
風呂とか身支度とか適当にドーゾ。
[空気を変えようと努めてはみるが、効果はあるやら。]
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