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あのね、私は初手吊希望なのです。
本日は避難所へ行こうと思っています。
街の中には詳しくないので、
できれば誰か呼びに来てもらおうかと思っているのですが、
吊希望の旨はメモに具体的に書いても良いのでしょうか?
はい、構いませんよ。
ありがとうございます。
いちお、吊襲はないという事になっていますので(呪殺による自殺のみ)、
「ヴェルルのここ、薬ゼロですよ」
みたいに書いて頂けると分かりやすいかと思います。
寒い…。
[真夜中に目が覚めた。]
ホットミルクを飲んで、準備万全にして眠ったハズなのに、
この寒さは何かしら?
[遮光カーテンを捲ると、窓が真っ白で何も見えない。]
あぁ、風向きで雪が吹き付けられているのね。
[反対側の窓を見ても同じ状態。]
何がどうなっているのかしら?
[時計を見ると夜明けはまだ遠い。
暖房を点け、部屋が暖まるまでにお湯を沸かそうと
キッチンの水道を捻ったが水は出てこない。]
ヤダ、凍結してる…。夕べ水を落とすのを忘れちゃった。
朝になって水道管が破裂していませんように…。
このままじゃ眠れそうもないし、
ちょっともったいないけどいいや。
[冷蔵庫からミネラルウォーターの瓶を取り出し、
カップ1杯分を温める。
少量のウィスキーとお湯をカップに注ぐと、凍えながら寝室へ戻る。]
…全然暖まってないわね。
サイドテーブルにカップを置くと、もそもそとベッドへ潜り込んだ。
おはようございますぅー。
すみません、吊襲はなかったですよね。
wikiに「システム上どうしても1日1人は死ななければいけない」とあったので、序盤で消えるつもりにしていました。
なぜならばエンディングを纏められる技量がない…(泣
本日配布されるお薬を1個貰うか、
ランダムで貰うかを迷ってます。
残数あって誰かに与えるかどうか…。
いえいえ、大丈夫ですよ。
お好きなタイミングで死ねるのがこの村の特徴ですので、その辺りはご都合の良いようにやっちゃってくださいな。
さてさて、その辺りは他の方との関係もありますね。
迷ってしまうのであれば、他の方とお話してみればどうでしょうか?
憎む、愛する、羨む、等々、何かの感情が生まれるかもしれませんよ。
[明け方までウトウトはするものの、やはり寒さで目が覚める。
いくら暖房を強くしても効果がないので、
ヨモギ蒸し用の鍋を部屋に持ち込んで加湿したが、
窓ガラスについた蒸気がシャーベット状になり、
時々パシャンと小さな音を立てて床に落ちる。]
あぁ、床を拭かないと…。面倒くさいわ…。
[しばらくして電話が鳴った。
こんな早朝にかけてくるのは母しか居ない。
手を伸ばし、子機を取ると布団で半分顔を覆いながら出る。]
もしもし、母さん?元気にしてる?
うん、うん、こっちはすごく寒いよ。
[家族とは仲が悪くて離れている訳じゃない。
でも、もう故郷を離れてから一度も会っていない。
最初は週1回位のペースで電話をしていた。
2週間になり、3週間になり、今では数ヶ月に1度連絡するかどうかだ。便りのないのは元気の証拠ってね。]
[ペースは6人目の恋人も同じだった。
最初の間は
「寂しいよ、早く戻ってきて」だったけど、
段々と疎遠になり、最後に電話した時は
他の女性と結婚が決まったと告白された。
まぁ、子供ができちゃったら仕方ないわよね。
そこでも辛いとか、悲しいとは全く感じなかったのだから、
縁がなかっただけなのよ。]
[母の話では大寒波で広域に避難勧告が出ているとニュースが流れているとか。
確かに随分な寒さではあるけれど、雪国育ちではない私が馴染めないだけなのかと思っていた。
テレビを点けると、どのチャンネルもそのニュースで持ちきりだ。
相変わらずのんきねぇ、と母は呆れた声で言うけれど、
そちらとこちらでは時差があって、まだ早朝の5時半よ?]
さっき水道が出なかったのよ。
流石にこのまま家に居るのは危ないそうだし、公共の避難所へ行くわ。
しばらく電話は使えないかも知れないけど、寒波だってそう長くは続かないでしょ。家に戻ったら連絡するね。
[そう言って電話を切った。]
さて、避難所ってどこにあったっけ?
誰かに聞こうにもこの早朝じゃぁ電話もできないし、
どうしたものかしら?
貴重品と、少しの施術道具。
あとは蜂蜜。
避難所の情況がわからないし、
食料があったとしても甘い物は期待できないから、
これがあれば多少の気晴らしになるかな。
[背中・お腹・靴底に使い捨てカイロを仕込み、
分厚いコートの上からマフラーをグルグル巻きにして、目深に帽子を被る。
バッグを抱えると勇気を出して極寒の外へ出た。]
[夜は明けたハズなのに、空を覆う真っ黒な雲で薄暗い。
そのくせに視界は驚くくらいに真っ白で、
明るいのか暗いのかわからない。
広場にある行き先案内板も雪で覆われている。
手袋をした手で叩き落としてはみるものの、
即座に叩きつけられる雪で文字を読む余裕がない。]
困ったわね…避難所の場所がわからないわ…。
[広場周辺の商店もすべて閉まっていて、
ゴウゴウと鳴る風の音しか聞こえない。
まるで誰も住んでいないみたいに人の気配が全くない。]
家に戻った方がマシかしら…?
[振り向いた時、吹雪の向こうに人影が見えた。]
幻、じゃないわよね?
…牧師様だわ!
[吹雪の中、身をすくめるようにして風に向かって歩いている牧師に駆け寄る。
牧師の黒いコートは雪に覆われ、すっかり白くなっていて、
顔を覆うマフラーの隙間から見える目だけでも疲弊の色が伺える。
一体どれだけの時間吹雪の中を歩いて来たのだろう?>>57]
おはようございます、牧師様。
こんな日にどちらへ向かわれますの?
[牧師は危険を知らせに家を回っているのだと言い、
私にも避難所の場所を教えてくれた。]
し、白い…。
[牧師に教えてもらった通りに歩いているのに、
視界はすべてが真っ白で、不安になってくる。
不思議なのは、他に避難していく人の姿が少ない事。
牧師が家を廻って勧告しているみたいだけど、
途中で誰の姿を見る事もない。]
すでに皆は避難を済ませているのかしら?
[目を開けているのも辛いほどの向かい風と戦いながら、
ようやく避難所にたどり着いた。
豪雪地特有の二重になった入り口の引き戸を引く。]
んぐ…開かないじゃないの…。
[中は灯りがついているし、人の気配はあるから、
吹き付ける雪でどうやら凍結しているらしい。
ガァン!ガァン!
2〜3発蹴り飛ばすとドアが揺れて氷の割れた気配があったので、思いっきり引くとようやく開いて、中に入る事ができた。]
[避難所の中へ入ると、数人が毛布に包まり暖房のそばに座っている。]
あぁ、やはり中は暖かいわね。
[吐く息は白く、広間の室温は低いはずなのに、外との温度差で今だけは暖かく感じた。>>48
ひとまず自分の場所を確保しなくては。
周囲を見渡すと軍人が寄ってきて、毛布を手渡してくれた。>>110]
ありがとう。
思っていたより人が少ないのね。
[できれば暖房の近くに行きたかったけれども、
面倒くさそうな人が陣取っているので、>>111
少し離れた壁際に鞄を抱くようにして、座り込んだ。]
予想はしていたけど…寒いわね。
[しばらく室内に居ると身体が慣れてきたのか、
本来の室温の低さが身に染みる。
温暖な地域出身なだけに、寒さにはあまり強くない方だ。]
毛布が余ってないか聞いてみよう。
[立ち上がると、頭から毛布を被り直し、
さきほど軍人が居た玄関へ向かうと、エレオノーレに出会った。]
良かった、貴女も居たのね。
…ねぇ、そんな格好で寒くないの?
[普段店で見るのと変わらぬ薄着な彼女に驚く。
するとエレオノーレの差し出された手には
2(3x1)つの白い錠剤が乗っている。]
[小さな声で用法・容量を説明すると、>>1
次があるからと、消えて行った。
信じるも何も、彼女が薄着で平然と歩いている姿を見ると、信じざるを得ない。
寝る前にとは言われたけれども、この寒さから逃れられるなら、今すぐ飲みたい。
誘惑をぐっと我慢し、施術道具の入ったケースに薬を閉まった。]
振り向くとさっきの軍人がエレオノーレと話しており、
どうやら同じ薬を受け取っているようだ。>>126
彼女の話が本当だとしても、夜まではこの寒さと戦わなくてはならない。]
あの…、軍人さん。
もう1枚毛布をお借りできないかしら?
寒くてたまらないの。
貴方の毛布をですか…。
(ありがたいけど、申し訳ないような…。
でも、今は使わないって言ってるし、借りちゃおうっかな。
夜には返さなくちゃだけど、軍の援軍が来るなり情況が変わってるかも知れない。
それに、あの薬がエレオノーレの言う通りならば、効けば寒さ強くなれるみたいだし。とにかく今の寒さを乗り切らないと、先が見えないわ。)
[少し考えた後、クロイツの申し出を受ける事にした。>>131]
ありがとうございます。
皆の為に働いてくださる軍人さんの毛布を温めておきますね。
[差し出された毛布を受け取ると広間に戻る。
隅で座り込むコンスタンツェにエレオノーレが話しかけているのが見えた。
どうやら彼女にも薬を渡しているようだ]
[エレオノーレがコンスタンツェから離れるのを待って、近寄る。]
こんにちは。貴女はたしか教会に居るコンスタンツェさんよね?
お話するのは始めましてだけど、お名前だけは牧師様から聞いているの。
ここまでの道程を牧師様に教えていただいて辿りつけたのだけれども、
牧師様はどうなさっているの?
まだ街で家を廻っていらっしゃるのかしら?
そうだったの…。
[コンスタンツェの沈鬱な表情を見て、>>146
こんな話をするべきではなかったと後悔した。]
牧師様は余所者の私にも親切にしてくださる、素敵な方だわ。
これから牧師様がこちらに来られるかも知れないし、
心を強く持って一緒に待ちましょうね!
[悪い予感を振り払い、過去形では言わないよう注意しながら、
クロイツに借りた毛布を重ねてコンスタンツェから少し離れた場所に座る。]
ありがとう、でもそんなつもりでは…。
[申し訳なく思いながらも、この情況ではまともな食事は期待できなさそうだし、
なにより彼女の方がブリザードにはずっと慣れているようなので、
コンスタンツェの助言はありがたく缶詰と共に受け取った>>148]
[夜になり、寒さはますます深刻になってきた。
クロイツから借りた毛布を重ねても、
耐えられる室温ではない。]
…も、もう薬を飲んでも良いわよね?
どの道このままでは寒くて眠れないし、
眠れた所で明日が迎えられるとも限らないもの。
[バッグからケースを取り出し、1錠を口に放り込む。]
うわっ、苦い…。
[錠剤を飲み込むのが苦手なので、
つい舌の上でで転がしてしまい、
口の中が悲惨な事になった。]
あぁ、蜂蜜を持ってきて良かったわ。
[瓶の淵から蜂蜜を指で掬い上げて舐めた。]
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