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─ 西五区 ─
[私の推測に肯定を返す青年>>1の視線を受けて、頷く。
それから続けた問いの答えを聞いて]
AクラスとAAクラスのハンター、ですね。
成る程、この規模のミッションならば妥当の人員といった所でしょうか。
[面識の有無を問わず、任務を共にする可能性のあるクラスのハンターの情報は出来る限り把握している。
特に、琥珀の風刃と呼ばれる彼は恋人の同僚でもあった人だから。仮に面識が無かったとしてもその名を一度と無く聞いたことはあっただろう。
そこに、丁度名の挙がったその人の声>>5が聞こえた]
ジェフロイ殿。
丁度良かった。こちらへ。
[ディーク>>7と同じ様に是を返した後、ジェフロイ>>10とも情報の交換をして。
ディークからの提案に、束の間思考を入れた後]
そうですね。
発生している異形の対処を含めても、その方が効率は良いでしょう。
[言いながらタイピンを模した通信機に指を添わせる。
ディークの出した結論>>13にも頷いた後、連絡についても同意を返して]
解りました。
では、また後程に。
[ガートルードへの連絡も含め、ディークを頼りに思いながら了承する。
ジェフロイからの声かけ>>15には、「そちらも気をつけて」と答えてから踵を返そうとしたが。
続いた言葉>>16に、足が止まって]
/*
でもってガートルードさんからは苦手意識か。
七光りとかなんとかで嫌われてそうとか思ってたので、ここ貰ってもらえたの嬉しいな。
今日はあんま遅くまで起きてられないので早めに頑張ろう。
─ 回想 ─
[私が協会に所属する様になったのは、両親の影響が大きかった。
引退したとはいえAクラスまでいった母と、Sクラスの父。
成長するにつれ二人の背中を追いたいと願う様になったのは、自然の成り行きだっただろう。
けれど、そうすると決めて進んだ道の上で。
両親の名は誇りであると同時に、重圧でもあることに気付き。
周りから、そして私からも。
いつの間にか見えない壁のようなものが、出来ていた。
厭われている訳ではない、けれど好かれている訳でもない。
人付き合いは今でも上手くないけれど、この頃はもっと下手で。
どうすれば良いかもわからなくて、とにかく仕事で成果を上げれば信頼を得られるかと足掻いていた。
彼>>22に出逢ったのは、丁度そんな時だった]
─ 回想 ─
[初めて任務を共にした時の私が彼に抱いたのは羨望。
前に出て戦うだけしか能の無い私と違い、探索の術に長けるその人。
ないものねだりと解っていても、羨ましかった。
確実に見つけ出せるということは、無用な戦いを避けられるということ。
傷つけるだけの力より、きっとずっと、尊いと。
そんな思いを抱きながら、何度となく彼と同じ任務に就いた。
最初はただの羨望だったそれが、自分に出来ない事をしてくれる彼への感謝に変わって。
私も出来る事を頑張ろう、そう思うようになった頃。
それ>>23は、起きた]
───… っ !?
[いつも通りクレステッドの見つけた憑依体の活動を停止させ、引き上げの合図を待っている時だった。
私達が片付けた憑依体が最後の一体だと思い意識が緩んでいた為か、彼に名を呼ばれるまで、私はそれに気付かなかった]
─ 回想 ─
[突き飛ばされた衝撃と、目に映る光景。
その両方に、目を瞠る。
咄嗟、手にした銃を毒液を放ったばかりの異形獣へ向け、引鉄を何度も引いて。
無駄弾など考えもせず、ありったけの弾を撃ち込み動きが止まったのを確認したと同時、私の身代わりになってくれた人の傍に駆け寄って]
クレステッド殿、謝らないで下さい。
今すぐ救護を呼ぶから──クレステッド殿、
だから、お願い… 死なないで…!
[朦朧としている様子に、必死で呼びかけながら通信を繋げる。
無事で良かったというその声が弱まっていくのを聞きながら、ただ只管無力を悔いて。
近場のハンターの助力を得られたお陰で大事までは至らなかったものの、入院した彼の元へ訪れたのは、謝罪と、質問の為だった]
─ 回想 ─
…申し訳ありません。
私が及ばなかったせいで、貴方を危険に晒してしまいました。
けれど、どうしてあんな対処をされたのですか。
助けて下さったのは、感謝しています。
ですが、あの場では私が時間を稼ぎ、貴方が付近へ救援を頼むべきでした。
それが解らない貴方ではないでしょう。
[何度も共に任務をこなした中で知った彼の冷静さと、今回の対処はあまりにもかけ離れていた。
だからこそ、どうして、と。またこんな事があったらと思う不安で、問い質さざるを得なくて。
返された答え>>25は、思いも寄らないもの、だった]
─ 回想 ─
───… え
[窮した様子の彼の顔と、声。
大切だからというその言葉に、私の顔にも、熱が宿る。
湧き上がる嬉しさと、酷く不安だったその理由に気付き、目を伏せて]
─ 回想 ─
…私も。貴方が大切なんです。
だからもう、こんな無茶は、しないで下さい。
お願いです ───クレス。
[顔を上げ、願い伸ばした私の手を取ってくれた、あの人の手の温もりは今もまだ、覚えている。
私はまた、あの温もりに触れることが出来るだろうか**]
― 西五区 ―
[ディークとジェフロイから離れ、自分が割り振られた方向へと足を進める。
サイレンサー付きの機関銃を手にしているのは、『舞踏場』ある所には異形種も多く在るから。
いつかのような失敗は、もう出来ない]
…あれに対応出来ないなんて、本当に未熟だったな。
[呟きは、唇だけで落として]
― 西五区 ―
[矢先、空から飛来する何かが視界に映った]
─── ・・・っ !
[視線を動かし、何時か見たような翼を持つ異形獣の姿を視認すると同時。
元々構えていた銃だけでなく、更にもう一挺構え]
─── 逃がさない。
[女性が構えるには不釣合いな大きさの銃を羽のように軽く扱い、両の翼へと的確に風穴を開けた]
[どこに異形獣が潜んでいるかわからない現状、派手に音を立てるのは得策ではない。
短期集中で倒し、更に最低限の騒音に留めるべきだと判断で動く。
サイレンサー特有の軽い音が、微かに空気を震わせると同時に駆け出し、欠損した翼を羽ばたかせる獣との距離を詰めて]
─ は、っ !
[息を吐くと同時、獣の脳天へと飛び蹴りを食らわす。
一撃では倒すまではいかないから、着地の勢いを借りてもう一度跳び。
今度は後頭部目掛けて蹴りを入れて、バランスを崩させる]
[そのタイミングに合わせて足払いをかければ、私より巨体であっても耐えられる訳がない。
仰向けに倒れた所に圧し掛かると、腰から取り出したアーミーナイフで首を一閃し。
出来たその傷へとナイフを深く突き刺すと、獣が活動を止めるまで押さえつけ]
…時間をかけ過ぎたな。
急がないと。
[「核」を壊し、残弾の確認とアーミーナイフの拭掃を終えるとまた、探索へと戻った**]
/*
あ。
後で見返したらおかんのクラスAになってる。
AAクラスです。AAクラスです。
表で訂正入れたほうがいいじゃろか。
でも別に進行に関係ないと思うしなぁ。
聞かれたら訂正入れるでいいか。
/*
あと、全く関係ないけど
今回のテーマソングは「恋人を射ち堕とした日」ですが(わかりやすい
シュテラ自身のテーマソングは「人魚」かな、古いけどもいい歌です。
/*
ヴェルザンディさん、私多分斬撃の翼言われてもわかんないよ(
クレスさんって知ってる?って聞かれたなら動揺…するかなどうかな。
微かに強張るくらいはすると思うけど。
─ 西五区 ─
[その音>>50が聴こえたのは、倒した異形獣の核を壊した直後。
避難していった住人達の生活臭だけ残された、物悲しくすらあるこの光景には酷く不釣合いで、けれどこの上無く馴染む旋律に、眉を顰める]
確か…『銀月の奏者』、だったか。
──…厄介だな。
[個々の核の位置までは察知できないが、音色が聴こえた方角から一度に気配が消えたのは流石に感知出来る。
これは異能ではなく、銃の腕同様にい経験の内で育てたものだ。
最も今の場合は気配が解らずとも音で相手の位置の推測も出来ただろうが]
─ 西五区 ─
彼の相手は、…ディーク殿に任せるべきか。
[『銀月の奏者』の実力は音に聞こえたもの。
Sクラスと言っても名ばかりの私よりも、経験豊富な彼の判断に従った方が良い。
補佐が必要なら彼から連絡も来るだろうし、来ないなら必要ないという事だと判じ、『舞踏場』の探索を続けた。
それから暫く後に届いた通信>>92に、現在位置と聞かされたその場所の距離を内心で測って]
了解。
すぐに向かいます。
[端的に声を返すと、進む方向を切り替えた。
程無く新たな通信>>102が耳に届いて]
─ 西五区 ─
ジェフロイ殿。
相手は一体ですか?必要なら、そちらに…
[聞こえた内容に、補佐が要るかと問いかけて。
最後添えられた情報に声を失った。
そのまま切られた通信の音ですぐに我には返ったけれど]
…クレス。
本当に、クレスが。ここに。
[この半年、ずっと望んでいた事なのに。
呟く声は上滑りするように響き、そして]
─ 西五区 ─
───…優先すべきは、『舞踏場』への、到達。
ジェフロイ殿が戦闘に入らない限り、向かうべきでは、無い。
[今すぐ向かいたい気持ちを抑え、自分に言い聞かせる様に優先事項を口にする。
ジェフロイが戦闘回避出来なかった場合はすぐ駆けていける様注意を払いながら、道を違える事無く進み]
ディーク殿。何か。
[何匹目かの異形獣をアーミーナイフで仕留めながら、届いた通信に声を返す。
告げられた言葉はこちらの推測通りのものだったから、それに含まれたものを特に感じることも無く]
解りました。
こちらはもう少しで『舞踏場』に到達出来るかと。
[了承と、こちらの位置の報告を済ませて通信を切った]
[『舞踏場』がどれ程の大きさか解るまでは、と。
出来る限り銃を使わず、手足とアーミーナイフを駆使して異形獣を仕留めながら移動する。
一度に何体も出てきたなら銃を使わざるを得なかっただろうが、幸い同時に二体以上襲われることも無く]
…あれは。
[通りの先、銀に覆われた区画が映った目を細める。
少し視線を動かせば、屋根の上に居る人>>149の姿も見えて]
流石、早いな。
ジェフロイ殿と、ガートルード殿ももう着いているだろうか。
[ディークへと手を挙げながら、更に視線を動かす]
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