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11人目、車椅子の男 リエヴル が参加しました。
車椅子の男 リエヴルは、智狼 を希望しました(他の人には見えません)。
ー回想・十数年前ー
[薬師の先生や、自らより経験豊富な医師たちにまだ熱心に医者というものについて学んでいた頃。ふと薬師の先生について歩く少年が気になって]
先生、あの子は?
ーああ、私の息子のクレステッドといってね。私の手伝いもしてくれるし、将来は君のお世話になるかもしれない
[先生のその笑みがいかにその息子を愛しているかを物語っていた]
いいですね、私も子供が欲しくなります。
[そんなことをいって笑っていたあのときの私の左手の薬指にはシンプルな銀の指輪がしっかりと填まっていて]
ー中庭ー
[思い出す度に先生に似てきたなと彼のその横顔を見る。このEsに彼が来た日からきっとあの少年なのだろうと思ったが一度もそのことを彼に話したことはない。]
.....
[もう指輪の填まっていない左手を擦る。先生は悲しんでおられるのだろうなと思いながら、それでも彼が未だ薬師として研究を重ねているのがとても嬉しかった。]
ふふ、止めてくれてありがとう。
[>>459フェリクスにまだ口のなかに苦味が残るのか、苦笑を返しながら。
それにしてもギィにですら薦めるのに自分は止めるとはどこまで過保護なのだとため息をついて。足以外はどこだって悪くないのだからあまり心配はしてほしくないのだけれど、と少し気落ちして。
まさか、自分が二本の足で立っていたとしても止められるとは考えずどうすれば気を使わせずにすむのかうんうんと考えていた。**]
いや、個性的で私には合わないというだけだし、そんなに気にしなくとも
[>>481まさか飲んでまずかったから薦めて回ってるとは思いもせず純粋にオズに申し訳ないと
>>484尋ねるような視線にはわからないと肩を竦めた]
いや、なんでもないよ
[>>479クレステッドの問いにゆるく首をふって紅茶に口をつける。それからふとその空を見て]
荒れそうだな、引き上げるなら早い方がいいかもしれない。
[そう呟いて。それでもディークの手当てをするといったから彼が帰ってくるまではそこにいたか]
ー回想・五年前ー
[この時期はよく王子の私室に呼ばれた。内乱で信用のおけなくなっているEs達の中で、足が動かぬ、そしてとある理由で王子を裏切らぬと知れている私はEsが元の形を取り戻すまでの相手に丁度よかったのだろう]
......ぁ.....?
[毎日のように呼ばれ酷使された体を横たえながら微かな悲鳴を聞いた気がした。
お前は気にしなくていいと王子に抱かれ、蹂躙され、逃げることも叶わぬ体はただ痙攣をするだけ。
それから暫くして、自らも解放されたときに泉でジェフロイの姿を見たときには、あぁ彼だったのかと思った。何をされたかまでは知らないが近くにいて助けてやれなかったことに胸を痛めて、救ってやりたくて彼に近寄った
それはただの誰かを救いたいというエゴだったのかもしれない。
それでも私は彼を救うことができたのだろうか。]
[現れたオズとディークに悲しげにその目線を落として。だが直ぐにその顔を上げればディークを手招き]
体調は大丈夫かい?
[先程手当てをするといったが兄弟でまだ話したいこともあるだろう。そんなに酷くない様子ならオズに対処を教えてオズにしてもらいなさいと言おうと]
/*
モテキか。これがモテキという奴なのか(かつてない縁故のふられかたとその可愛がられように中身が吐血寸前)
[ふと、何か予感に導かれるようにうしろを振り返った。その黒と目があって彼の名前を問いかけるように口にした]
あぁ、そうだね。寒くはないよ、肘掛けがあるから。
[はっとしたようにディークの方をみれば、彼にかけてもらったそれを撫で、中に入ろうという言葉にはうなずく。
そうしてもう一度振りかえって友がいた方をみた]
[もう一度、振り返ったときには友はもう歩き去っていて。]
ギィ。
[今度はきちんと声に出して彼を呼ぶ。その声は誰にも届かず霧散した]
中に入ろう、ディーク。手当ては私がしていいのかな?
[車椅子を自然と押し始める彼にありがとう、とまた呟いて。]
それなら私の部屋にいこう。薬も道具も揃ってる
[自らの部屋の位置を教えればため息をほうと吐く。珍しく動き回って少し疲れていた
先程のギィの様子を思い出す。いつだって隣にいた友があんな風な姿を見せるのははじめてで、何かしてしまったのだろうかと不安げな顔を]
あぁ、彼にも色々と考えるところがあるのかもしれないね
[>>594後ろのディークを振り返って。それからふと微笑んでその瞳を見上げた]
オズとはもういいのかい?信じられる人がいるのだから近くにいなくてはダメだよ。大切な人というのは失ってからでは遅いのだから
[暫くして部屋につけば彼を招き入れて。ベッドにでも腰かけるよう促して低めに作られた棚などから手当てのための道具を取り出しただろう]
ー自室ー
....それがいい。
[なくしたものは取り戻せない。それは幼き日医師であった父に教わったこと。]
じゃあ上、脱いでもらえるかな?
[かすかに頬が赤くなっていることに熱でも出たのだろうかと心配しながら。この言葉に彼は更に赤くなったかもしれないが。]
......
[やはり王子にされたことを思い出して嫌なのだろうか、と息をのんでその赤い顔に苦笑を一つ]
嫌なら対処の仕方を教えよう。やってもらいたい人に治してもらいなさい。
[彼が止めなければ道具をいくつかまとめて渡そうと。とことん好意には気づけないこの男である]
.....
[謝って上を脱いだ彼にいいのか、と伺うような視線を向けるもその傷痕に直ぐに表情はくもり]
少し染みるけど我慢して
[そういって赤く擦れたそこに消毒液を湿らせた脱脂綿を滑らす。なるべく痛みを与えないようにと加減されたそれは慣れたもので]
ん、熱とかは出ていなそうだね。背中や腰は辛くない?
[その動きや口調は確かに診察といっていい手際だったか。最後に包帯をなるべく絞めすぎないように巻いてやった。]
そんな風にいってもらえると嬉しいが
[>>638彼の裏表のない言葉はとても真っ直ぐで。それでいてこんな場所で直ぐに心を許してしまうディークを心配してしまう。これではオズもあまり目を離せないだろうと]
.....ぁ!ディーク
[兄と会ったばかりの私とを並べてはいけないと、そんなことではここではいつか傷つくと言おうとしたがそれが言葉になる前に出ていってしまう。
何かあったならいつでもここへくればいいと思う。それでも私はそんなに気を許されるほど良い人間などではないと自嘲を浮かべて]
[ベッドに横になろうとその縁に手をかける。一度、試しに腕だけでベッドによじ登ろうとして床に倒れ、ガタンと大きな音をたてれば諦めたようにドール、と一言呼んだ]
...
[ドールにその体を持ち上げられ、ベッドに横になる。この作業はドール以外には王子とギィにしかさせたことはなかった。本当は身の回りのことをドールにはやらせたくないのだがそれ以上にこの行為を毎回誰かに頼むのが憚られて
窓辺、荒れる空を見上げる。まるで自らの心のようだと思った。]
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