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10人目、深窓の令嬢 シルキー が参加しました。
深窓の令嬢 シルキーは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[集会場の前に、黒光りする高級車が横付けされた。
スモークの貼られた窓が下がり、運転手の男性はあたりの様子に目を走らせる]
「異常ありません、奥様」
[運転手の言葉に鷹揚に頷いて、派手な化粧をした中年の女性は、扇で口元を隠したまま口早に命令した]
「それならいいわ。早く! 小娘の目が覚めないうちに連れて行きなさい!」
「かしこまりました、奥様」
[車のドアが開く。
真っ黒なスーツに、黒いサングラスで表情を隠した使用人が、ぐっすりと眠っている金髪の少女を抱えて車を降りた。
そのまま、集会場の中へと向かう]
[ぐっすり眠っている少女は、そのまま、集会場の広間の隅のソファに寝かされた。
少女の目が覚めないことを確認し、使用人はそのまま集会場を後にする]
「出しなさい!」
[中年の女性の命令で、車は集会場を後にする。
まるで、逃げるようなスピードで]
[眠り続ける少女の肩に、ぴらぴらとした紙が貼られている。
■名前:シルキー(20歳・女性)
■職業:無職
□自己紹介:
何の役にも立たない世間知らず。
紹介文は悪意たっぷりで、姓は書かれていない。少女自身が書いたものではないことは容易に知れるだろう。
何も知らずに、少女はすやすやと幸せそうに眠っている]
/*
お見合い村は第三弾以来となります。お久しぶりですよろしくお願いいたします。
第三弾のマルグリットが割と気に入っていて、アレを超えるキャラをやれる気がしなくて遠ざかっていたのですが。
久しぶりに参加するキャラがこれってどうなんだろう。
[時間、とか声が聞こえた。>>90
時間なら、起きなくてはいけない]
わかり……ました……いま、起きますわ……。
……………………あら?
[夢うつつに返事をしながら、目を開けて。少女……シルキーは不思議そうに声を上げた。
ゆっくりと起き上がりながら、きょろきょろとあたりを見回し、その場にいる人々の顔を見回し、最後に真正面のウェルシュの顔を見上げて]
わたくし、確かお母様に、お茶に誘われて……。
[焼きたてのスコーンに、ロイヤルミルクティー。
一口飲んだところで、記憶は途切れていた]
ここは、どこですの?
嫁探しの会、ですの?
あら、でもわたくし、お嫁さんを探してはおりませんわ。
[まさか自分がもらわれる側だとは夢にも思わない。ナチュラルにシルキーは自分中心に物事を考えていた。
これまでの育ちが育ちなので、無理からぬことかもしれないが]
ええ、わたくしがシルキーです。
[呼ばれた名前にはにこりと微笑んで頷く]
黒ずくめの男性集団?
はて……確かに屋敷には、黒服の使用人が、たくさんおりますけれども。
[まるで心当たりがなくて、シルキーは不思議そうに首を傾げた。けれど飲み物のことを聞かれると、再び笑顔になって]
そう、わたくし、お茶をいただいている最中でしたのよ。
紅茶をいただきますわ。
まあ、アーヴァイン様の、嫁探しの会ですの?
[驚いて、思わず受け取った紅茶のティーカップを落としそうになった。
そんなことは無作法なので、実際に落としたりはしないが]
まあ、まあ……そんなところに、どうしてわたくし、おりますのかしら。
でも……そうですわね、手違いでしたら、きっとすぐに屋敷から迎えが来ると思いますわ。
そうでなければ……。
[ティーカップを手に、シルキーは考える。そして閃いた]
きっと、世間知らずなわたくしに、社会勉強をしろという意味なのですわね!
[弾んだ声で言って、笑みを浮かべたまま紅茶を口に運ぶ。
シルキーは、誰かに悪意を向けられる可能性があるなんて、これっぽっちも考えない。
ゆえに、超絶ポジティブだった]
[愉しそう、というウェルシュの言葉>>99に、うんうんと頷く]
わたくし、普段はあまり外に出してもらえませんの。
[シルキーは、先妻の産んだ唯一の娘。ゆえに、父親に溺愛されて育った。
超のつく過保護であり、学校すらも行かせてもらえず、勉強は家庭教師から教わった]
供もつけずに外出するなんて、初めてですわ。
とても、楽しみですの!
[ちなみに、屋敷のシルキーの部屋には、継母の捏造した書置きが用意されている。
家出する。連れ戻そうとしたら、いやそもそも探そうとしたら死ぬ、という内容だ。
迎えが来るはずがないのだが、そんなことシルキーは知る由もない]
着替えも、湯浴みも……食事、も……!?
[思わぬ言葉に、目を丸くする。
着替えと湯浴みは、まだいい。手伝ってもらっていたとはいえ、大体のことはわかる。
けれど、食事となると話は別だ。どうすればいいのか、見当もつかない]
チャレンジですわね。
でも、わたくしにできますかしら……?
[さすがにちょっと自信がなくて、困ったように眉を下げた]
失敗と諦めと大暴落?
[きょとりとウェルシュの顔を見つめた。どれもこれも経験したことがない]
まああ。そうですのね。
勉強になりますわ。
[ところで大暴落とはなんだろう。屋敷に帰ったら家庭教師に聞かなければ、と胸に刻みつつ]
ええ、ご親切にありがとうございます。
[紅茶のお代わりという話に頷いて、新たな客人の方へ向かうのを見送った]
─どこかの部屋─
まあ、ご丁寧にありがとうございます。
わたくし、確かに普段の服を着てお茶をしていたはずなのですけれど。
いつの間に着替えていたのかしら。
ミステリーですわね。
[自警団員に連れ出され、案内されるまま歩きながら、可笑しそうにくすくすと笑う]
気がつけばここにいたことといい、今日は不思議なことがたくさん起こりますの。
新鮮な驚きで満ちていますわ。
[危機感ゼロでのん気にそんなことを言いながら、自警団員に差し出され、手に取った服は、
1:ドレス
2:ごく普通のワンピース
3:メイド服
4:セーラー服
5:ゴスロリ
6:男装
6(6x1)だった]
これは……男性用の衣服、ですわね?
まああ、わたくし、男装するのは初めてですわ!
[ポジティブお嬢はそんなことでも嬉しいらしい。
顔を輝かせて叫ぶ]
……でも、これ、どうやって着たらいいのかしら?
[親切な自警団員と言えど、さすがに着替えは手伝ってはくれない。
15分ほど苦戦して着替えると、広間へ戻るのだった。
幼馴染みが来ていることはまだ知らない**]
[男装していても、男の振りをしているつもりは全くない。
にこにこと広間へと戻ってきて]
……あら?
アイリちゃん??
[幼馴染みの姿に瞬いた]
まあ、アイリちゃんも社会勉強?
まさか、こんなところで会うなんて。
[みるみる笑顔になって、満面の笑みで手を振る。
幼馴染みの期待を打ち砕いてるなんて思うわけがない]
わたくし?
わたくしね、目が覚めたらここにいたんですわ。
[それでなぜ危機感ゼロなのか。ひとえに育ちゆえのポジティブとしか言いようがない]
お父様ったら、今までアーヴァインを見たら目が腐るだなんて、会わせてすらくださらなかったのに。
きっと、もう会っても腐らなくなったって、わたくしのことを認めてくださったのね!
[目が腐るお姿ってどんなのかしら、なんて興味津々]
ききかん?
[アイリの言葉にキョトンとする。
なにそれ美味しいの? みたいな顔]
皆さんご親切で、飲み物をくださったり、服を用意してくださったりしたのよ?
その上アイリちゃんにも会えて、何を心配することがあるのかしら。
本当、アイリちゃんったら心配性で、お父様みたいなんだから。
[くすくすと可笑しそうに笑って]
アーヴァイン様に会ったら。
そうね、目が腐らないように、ちゃんと気をつけますわ。
[安心させるようにうんうんと頷いたが、きっとアイリは安心できなかっただろう]
ええ!
[アイリの言葉にこくりと頷く]
初めて供も連れずに社会勉強ですもの、わたくし、きっと立派にやり遂げてみせますわ!
でも、アイリちゃんがいてくれて嬉しいわ。
やっぱり、心強いですもの。
[アイリの手を両手で握って、嬉しそうに笑った]
ええ、頑張りますわ!
[力強くそう言い、シルキーはあたりを見回す]
皆さんも社会勉強なのかしら?
あら、でも、アーヴァイン様の嫁探し? とも聞きましたわね。
なんにしても、皆さんと仲良くしていただけたら嬉しいですわ。
[シルキーは、あくまでも楽しそうだった**]
[アイリに手を振った後、改めて広間を見回す]
ずいぶん色々な方がいらっしゃるんですのね。
ご機嫌が優れない方もいらっしゃるようですけれど。
[そんなことを呟きながら、きょろきょろ]
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