565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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パン屋 オットー
ーー村内/回想：旅人とーー
残念。褒められても飲み物しか出せないよ。
[そう言いながら差し出すのは、ほのかに木苺の味がする果実水だ。
口の中が渇くだろうし、と差し出しているものだ。
ニコラスさんがその場で食べるので、店内に飲食スペースを設けたのだが、それを言って気を使われるのを避けたいし、わざわざ教えることでもないからと言ってない。
尤も、アンテナを張っているような彼相手にはぐらかしたところで、バレているような気もするけど。]
味見は複数人でした方がいいからね。
余計な偏見を持たずに済む。
[それに本当に美味しそうに食べてくれるのは嬉しいから。
それだけで焼いた甲斐もあるというもの。
食べるということは生きるということ。
“美味しい”と感じることは“生きている”ということなのだから。]
パン屋 オットー
それで納得しちゃうニコラスさん、僕は面白くて好きだなぁ。
[いつもよりは柔らかい雰囲気で笑っていることは伝わるだろうか。]
……本当にナッツが好きだとは思わなかったよ。
[リスのように頬袋にナッツを詰め込むのだろうかと想像してしまったからなんて言えないので人って見た目によるんだなぁ、と失礼なことを零した。]
パン屋 オットー
でも、そんなに好きなら旅に出る前にここに来なよ。
蜂蜜漬けのナッツの瓶、1つおまけしてあげるからさ。
よく利用してくれてるからね。そのお礼。
[手っ取り早い栄養補給になるし。
旅先の邪魔になるだろうからそこまで大きいものは渡せないけど。
多少のサイズなら問題ないだろうという考えだ。
受け取ってくれる場合、そして毎年来てくれる場合は、
少しずつ瓶を大きくしていって、いつバレるか試して遊んでるーーなんてことはないよ？*]
【独】 パン屋 オットー
/*
羊者はかなり狼設定決め込んでるみたいなので（決め打ち）
1狼削る話になっていたら辞退するつもりでしたけども、皆様に感謝感謝ですね。
いい村になるよう気負いすぎず頑張らねば。
パン屋 オットー
ーー村内/記憶ーー
[村で生まれ育った僕は父子家庭だった、というのは村で育った者たちなら知っているかもしれない。
母親のことは知らない。
村の老人曰く、村の外から来た人だったらしいが、父と僕を残してどこかへ行ってしまったらしい。
そのため僕の記憶の中に『母親』というものは存在しない。
村の人たちが色々と手助けしてくれたり、幼馴染とかは構ってくれたりしてくれたから、別にそれが寂しいとか思うことはない。
だから『母親がいなくて可哀想』とか言われても、昔らが表情を動かすのが苦手な僕は、理解できずに首を傾けるだけだった。
『ハティ』を営んでいた父の手伝いをしていたこともあり、18歳の頃からは父の手伝いとして仕事をするようになったりして。
たぶん父が死ぬまでこのまま何だろうな、と漠然と思っていた。
20歳になるまでは。]
パン屋 オットー
[20歳のある日、父は忽然と姿を消した。
真面目な人だったのに、朝の仕込みに起きてこなかったことを訝しみ、父の部屋を覗いてみたら誰もいなかった。
ベッドで寝た痕跡もなく、家の中に影もない。
そのまま村へ出て、誰かに『父は見なかったか？』と訪ねに言ったら、一緒に探してくれた人もいた。
もしかしたら、あまりにも淡々と状況を説明するから『もう少し焦ってくれ』と言ってくれた人もいたかもしれない。
それでも滅多なこと（例えば、美味しいものに会ったときとか、死んだと思っていたジムソンが五体満足で帰ってきた時とか>>1036。化けて出たのかと2度見した）では表情が変えられないし、そもそも誰かに話したときには既にリアクションを終えた後だったこともあり、やっぱり変わらないままだった。]
パン屋 オットー
[ーー結末を話すと、父は見付からなかった。
湖の畔で致死量の血痕があったぐらいで、目ぼしいものは見付からなかった。
その血も本当に父のものなのか、わからないまま。
それを知っても、やっぱり僕の表情も変わらないまま。
幸い、パンは焼けるし生活に困ることもなかったから、そのまま騒ぐこともないまま。
意図しない世代交代をした『ハティ』は、やっぱり淡々と煙突から煙を吐いている。**]
パン屋 オットー
自分で育てようと思ったんだけどさ。
ハーブの育て方がわからないから教えてほしいな。
[そう言って育て方を教えてもらったこともあったかもしれない。
まあ育ててみたはいいけど、緑の親指を持っている彼女程元気に育たなかったので、結局は教会で育てられているハーブを分けてもらうことに落ち着いたのだが。
ちなみにまだ栽培はしているが、商品に使用することはなく、私用で使うのみにしている。]
パン屋 オットー
[頼めば気前よく提供してくれるので助かっている。
その代わりにクッキー用の抜型や小麦粉を求められれば>>1033、断る理由もないので快く譲っている。
抜型に関しては、古い型を幾つか見せて譲ったかもしれない。
ちなみに、作られ始めたというクッキーのネーミングセンスに動揺した。
何なら金狼様とセイラ様ってそんな関係だったっけ？ と本気で脳内の伝話を思い返した。
結局思い出せなかったのでディーターさんに聞きに行こうかなとたっぷり開いた間で巡る程度には。
とはいえ、慣れた頃に一人では手が回らなくなったからと製作依頼をされれば、こちらも快く手伝っただろうが。
まあ手伝う前に製作方法は聞きに行っただろうが。]
…………念の為、何を使っているのか聞いてもいいかな？
ハーブの組み合わせでそうなるわけじゃないよね？
後、食べ合わせが悪いものがあったら、後学のために教えてほしいな。
[ハーブだけでそんな効果が出てしまうなら、是非知っておかねばならないだろう。
なんせ教会の収入なのだ。こちらで盗むわけにはいかない。そんな理由で、だ。]
パン屋 オットー
ーー村内/現在：パン屋『ハティ』ーー
[奇声？ 聞こえてないよ。
年頃の娘がそんな声を上げるはずないし、もし仮に上げていたとしても、そんなことを指摘する方が野暮じゃないか。
だから至って普通に対応するだけだ。
荷物になりたいと思ってる彼女が、その態度をどう思うかは知らないが>>1152。]
追加発注ね。わかった。どのぐらいほしい？
ああ、こんなところで立ち話も何だから、中に入らない？
[ぎこち無い言葉に少しだけ首を傾けるが、一先ず依頼を先に聞くとしよう。
その流れで店内へ案内しようとするのだが、なかなか動かないリーザに、本格的に心配になってきた。よく見ると、顔が赤いような？]
【独】 パン屋 オットー
/*
ペーター様を崇めつつ…
天然キャラというか、口説くタイプのキャラはだいたいダイス酷いんだけど、オットーはどうだろう？
18(100x1)
パン屋 オットー
ーー村内/パン屋『ハティ』ーー
[気遣い？ さて、なんのことやら>>1216。
まさか僕の一挙手一投足に、混沌へ陥れるよう効果があるとは思わないから、ただただ心配になるだけだった。
だから熱を測ろうとしたわけだけど。]
……少し熱い、かな？
体調が優れないようなら、少し休んでいく？
[少し上がってきてるような？
父のベッド、まだ使えたっけ。そもそも僕一人暮らしだしなぁ……。
なんて手を離してズレた方へぼんやり考えていたが、見事なデクレジェンドを奏でられ、手を押し返されれば>>1218、少しだけ眉根を寄せた。
そのまま発注数を伝えられるなら頷いて。]
パン屋 オットー
うん、わかった。
後でそっちに持っていくよ。
今持ってる荷物も置いていっていいよ。
一緒に持っていくからさ。
[完全に体調が悪いと思いこんでいるものだから、そう付け加えるものの、どんな反応が返ってきたか。
リーザが自分で荷物を運ぶにせよ、ここに置いていくにせよ、戻るというのなら心配そうに『気を付けてね？』と声を掛けるだけに留めるだろうけど。*]
パン屋 オットー
ーー村内/少し先の未来：儀式ーー
[レジーナさんの宿への追加分を作って運んだり、供物用のフォカッチャを作成していれば時間というものはあっという間に過ぎていく。
満月のように丸く作ったそれを持てば、儀式に選ばれた僕は月狼山へと向かう。
特筆するようなこともなく、双頭の狼を彷彿させる模様のある岩へたどり着けば、粛々と儀式に沿って動くだろう。
『還りたい』と願う金狼様への祈りを捧げて。
金狼様とセイラ様の安息を願って。
村の繁栄を祈って。
いつも通り、淡々と。唄を歌って。]
パン屋 オットー
[ーー……次に意識を取り戻したのは、ゲルトに声をかけられてからだった>>1204。
そうして語られる内容に耳を傾けるが、やっぱり表情は変わらないまま。
良いとは言えない顔色のゲルトが紡ぐ、警告のようなそれに『還れない金狼様の祟りだったりして』なんていうのは流石に憚られたから、奥底にしまい込んだまま。]
…………。
[考えるように口元に手を当てて居たが。
ジムゾンの声が響けば>>1233、そちらへ意識を戻すのだった。]
わかった。手伝うよ>>1234。
[彼の言うとおり、考えるより先に今は倒れたゲルトをどうにかする方が先だろう。
同い年の幼馴染に手を貸して。]
パン屋 オットー
とりあえず、寝かせないとね。
女性陣の何人か、先に行ってベッドの用意してくれないかな？
残る人はもう暗いからさ。
先導して灯りを掲げてくれないかな。
[そんなことを言う前に、みんな動き出してくれたかもしれないけど。*]
パン屋 オットー
ーー村内/回想：旅人とーー
[最初はニコラスさんにゆっくり寛いでほしい、という理由で作ったのだけれど、結果的に村人たちにも利用してもらえているので作ってよかったなと思っている。
そういうこともあって、非常に一方的にではあるけれど恩を感じていたりもする>>1041。]
そう。それならよかった。
[交互に口にする姿を楽しそうに眺めている。
味見については方便混じりではあったが、特に気にならなかったらしい。
そういうところも気に入っていたりする。
でもやっぱり同意しちゃうんだな、と思った>>1041。
しかし仕草もリスっぽいのでやっぱり撤回もできない。
だから告白返しされたこともあって、やっぱり面白そうに笑う（当社比）のだった。]
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