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9人目、精霊師 バルタザール が参加しました。
精霊師 バルタザールは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 中庭 ―
[賑わいには未だ慣れないが疎ましいわけでもない。
だが少し大きめの息が出る。
季節に合わせて都合四度もある祭りは相変わらず賑やかだ。
そう思ってしまうのは辺境伯の次男だからだろう。
国境沿いに領地をもつが故に他国との最前線ということを意味し、自国が平和であろうと他国が不安定であればその影響は流れる血に量によって守られる地では、発展したことによる華やかな賑わいよりも、武断さを必要とし、居住まいを正してゆったり動くことよりも、即応して動くことを由とする故である。
最初は慣れないながらも、人見知りな現修練士として心配な騎竜師の卵の妹についていく形で、精霊師として学ぶ傍ら...は自分なりに事前の準備からして楽しんでいた。]
[そして今日はとある成果を見せる日だ。]
妹よ。これでいいか?
[人見知りな妹は同じ趣味の学友とは意志疎通ができるようになった。そんな成長を眩しく思いながら手を貸したくなるのは兄として仕方ないこと。それが別にお祭りとは別種のことであったとしてもだ。この日のために連携の訓練もした彼らの成果を見守り共に味わおう。
となったのは少し前のこと、そして現在―――特設ステージの客席にて]
― 中庭 客席 ―
「「「「ほわああああああああああああ!!!!」」」」
[ステージからの呼びかける主役>>25にこたえるファンたちの悲鳴?歓声?
綺麗に波打つように『LOVE ラブリーハンナ(>>55)』と一文字ずつ書かれたパネルがあがっていき、名前とともに声を合わせてあげるのも、パネルを精霊の力を借りて色とりどりにライトアップするのも連携の賜物。
盛り上げると同時に応援する。そんな中に妹が混じって手持ちライトを振っていた。
人が集まり生み出される熱狂というのは素晴らしいものだ。
そして次の曲>>25がはじまれば、また新たな連携を妹含むファンたちがするのだろう。]
威勢のいい声だ
[驚いている人間やおなじみだと思っているファンたちの反応とは別に場違いな感想>>58を述べたりして]
動きがキレてるぞ!いい筋肉だ!!
[場違いな応援を発するようにして参加していた。
そんな男の近くで妹はというと
『ふわぁぁぁ!!推しのお叱りの声が聴けるなんて』
[はぁはぁしている妹がいるが、だいたい正常通りなので心配はしない兄。
なお、妹はファン会員でもあれば一桁台に乗りそうな筋金入りのファンでありその辺りも詳しかったらしい*]
― 精霊師として ―
[人見知りの妹の付き添い。という形で入学をしたバルタザールであるが、新設された精霊師学科に通っている特定の精霊と盟約してその力を使うタイプの精霊師である。
ただそこは辺境の地ならでは、ともいうべき精霊だったというべきだろう。
世界最古といわれる言語を必要として扱える精霊なのだ。
術を使うとき彼は詠唱を必要としない。集中も多少は必要としても他よりも多くないだろう。
必要なのは鍛え上げられた体であり、修められた武術であり、唸る拳が振るわれる武具が、山を駆ける強靭な脚こそ精霊術を発動させるキーなのである。
人が声というものを覚えるよりも昔から存在した最古の言語《にくたいげんご》こそが術に繋がるのだ。
――――なんてちょっとばかり変わった術のせいで、色々悩ましいこと教師なんかはなったかもしれない*]
― 中庭 客席 ―
『親娘のやり取り!尊い!眩しい…!』
『同志!傷は浅いでござるよ!』
[あの人見知りな妹が…というか普段はほとんど変化ない気がするが、それでも好きなことに対してはこんなに懸命になれる妹へと成長したことに涙を禁じ得ない。ぐすん]
『ひゃぁぁぁぁ!!眩しすぎるぅぅ目が潰れるぅぅ!!』
『ファンサ、助かるでござる…ぐふっ』
[小首をかしげ上目遣い>>73を見せるヴェルザンディへと発狂するような声が近場で響くが、概ね楽しそうであるが]
しっかりしろ!修練を見せるときだろう!
[トランスしかけていた妹とその同志たちは、我にかえる。騒がしい戦場でも届かせる声は彼らの心にも響いたのだ。
妹を含む彼らは、どのタイミングで合いの手をいれて、曲にあわせて掛け声をかけ、ライトの色を変えて振るのか。
血のにじむような努力とともに、今日を迎えたのだ。その成果を出さぬまま終わるなぞ、他の誰が許しても自分が許す気はない。
最後の曲>>74にむけて、鍛え上げられた連携により他の観客に邪魔にならないように桃色と栗色のライトを振りながら歌に合わせて輪を描くように踊るのである。
なお、人員の一人としてライトをもって踊る輪の中にはちゃんと手伝っていたバルタザールも混じっていた**]
― ファン心理(妹)―
[推しと出会えたことで多少なりとも順風満帆になったのだがそこで問題が生じた。
なんと、推しと同じ空気を吸えるのだ(同じクラスという意味である)]
『ふわ…ぁぁ。私めに話しかけていただけるなんて恐れおおいことでございますです』
[アイドルとの距離をしっかりと保つタイプのファンな妹はプライバシーのヴェルザンディに対して基本逃げ腰であった**]
― 精霊師として ―
[妹の付き添いでという形で入学したというものの、バルタザールにも問題はないわけではなかった。
それは当人の性格とは別種のことで、最古の言語《にくたいげんご》を操ることで使用する精霊というのは、ちょっと…ほとんど…いや、まったく…周りにいなかったのだ。
その件については将来入学を果たした先でも周り>>84に驚かれてしまったりする点からみても解消されることはなかったがそれはそれ。
入学前、当人は気にせずに鍛錬に励み相応の成長をみせていたので大きな問題ではなかったが、それでも一応一度勉学にいってこい。という思惑という名の丸投げが込められてもいたのだ。
そんな事情とはバルタザール当人も露知らずに入学を果たし、見事丸投げ先とされたヒッツェシュライアー教官>>86の苦悩したことだろうが、この頃のバルタザールは気づくことはできなかった。それは自身に伸び悩みを感じていたからだ。
強さ、速さは鍛え上げられる。
だが細かい制御が伸び悩み、応用がきかなさは改善できる目途もたっていなかったからだ]
[その頃違う意味で頭を抱えていたヒッツェシュライアー教官はバルタザールの教育に一つの答えを導き出していたようだ。
それが他の精霊師の生徒たちが瞑想をしているときに行われる筋トレであり滝行である。基礎を疎かにした覚えはないが、同時に深く見つめあうほど根を詰めてもいなかった。
見つめるべきは己自身。
精神を落ち着かせ盟約した精霊と向き合い、最古の言語を発するには如何にすべきかを知り語りかける時間。―――筋肉から答えがかえってきた。
そうか、これを教官は知っていたのか!
細かいことはともかく、筋肉には多くの可能性が隠されているのだと知ったのだ。
同時に、教官は肉体の神秘を知る人と認識され多大の誤解を抱くことになったり、そのせいで筋トレ同好会>>95なるものから顧問になってほしいという話がいったらしいが、大きい問題ではないだろう?*]
― 回想 ―
[精霊師として身体を鍛えるのは至極当然のことである。
―――なんていうのは自分だけである。いや、そりゃ精霊師だって体力がいるからまったく無関係ではいられないが、前線で武技を振るうほどの力が必要かといえば否とこたえるものが多いだろう。
むしろ身体を鍛えるという傾向が強いのは騎竜師となるものが多いだろう。だから意外と繋がりは変わったものとなった。
その中では鍛錬の盟友とも言える、筋トレ同好会なるものも存在しており、鍛錬方法や食事についてなど熱く語りあったものだ。
筋肉の声を聞く。未だすべての言葉を介したことはないが、それが目指す究極点だ。とは筋トレ同好会の面々と見解の一致があったとか、その時にぽろっとヒッツェシュライアー教官について喋ってしまったが、一ミリの悪気もない。*]
[そしてそんな自分たちを見習わなければならない。といっていた妹と同世代であろう修練士>>102>>103の姿もあった]
私などまだまだだ。教官のように目指している先が見えているとは言い難い。
だが共に努力する朋輩がいれば苦労も少しは和らぐだろう。その先には昨日よりも強くなった自分が生まれる…。
だから良かったらもうワンセット。やってみないか?
[レディを誘うにはどうかな内容だが鍛錬の同志として声をかけたりしたような過去があったらしい*]
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