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9人目、元首 カナン が参加しました。
元首 カナンは、夜兎 を希望しました(他の人には見えません)。
― ゲレンデ ―
[目の前に、若者が白いものを散らしながら止まる。
どうやら、短い板の上に乗っているようだ。]
驚かせたならすまない。
撮影?というものではないと思うが、
私にもよくわからないのだ。
ここはどこだろうか?
あと、そう。うん。
……寒いな。
[若者は落ち着きなく周囲を見回しているが、別に兵など伏せていないし、襲撃の気配もない。
落ち着いて欲しい、との気持ちを込めて、彼の肩に手を伸ばした。*]
― ゲレンデ ―
[若者に心配そうな顔をされた。
なかなかに人のいい人物であるらしい。]
誘拐だとしたら相当手が込んでいるな。
誰かに連れ去られたわけではない。
…と思うが、自信はない。
[なにしろ、気が付いたらここにいたのだ。
断言はちょっとできない。]
しかし誘拐なら犯人が放っておかないだろう。
事故の類だと思うが、よくは分からないな。
[どちらにせよ、すぐには危険もなさそうだ。
なので、特に慌てもせずにいた。]
[若者が地名を口にするが、やはり記憶にない。
彼の肩を叩いた手をそのまま置いて、少し考える。]
そうだな。
そうしてもらえると助かる。
[暖かい場所に案内してくれると言うなら、有難く受けよう。
それにもう一つ、彼には聞きたいことがある。]
ところで、その板はなんだ?
先ほどのは、見事な動きだったな。
[彼が足から外した板を見る視線は、わくわく、という擬音がついていそうなものだった。]
― ゲレンデ ―
[どうやら若者の方も落ち着いてきたようだ。
案内をしながら、いろいろ話してくれる。
話の中に、若干意味不明な単語もあったが、鷹揚に頷きながら聞いていた。
電話とやらでなにかできるらしい、とだけ心に留めておく。
板のことについて聞けば、たいそう驚かれた。]
スノボ、か。
いや、初めて見るな。
雪の上で使うものか。なるほど。
…実は雪を見るのも初めてでな。
そのスノボ、すぐに乗りこなせるものなのか?
[興味津々に解説を聞いては頷き、質問したりする。]
[話の合間に、若者が名乗る。
名前の後の肩書は、最高学府所属という意味に聞こえた。
己の世界では、数えるほどもない高等教育の場だ。]
ほう。優秀なんだな。
ディークか。なるほど。
カナンだ。
君と出会えた幸運を神に感謝しよう。
[優秀な上に、一人で旅ができるほど裕福らしい。
己の常識に従って、彼への眼差しは感嘆の色を帯びた。**]
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