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…ん、そう。なら良かった。
[肯定の言葉>>294には短く首肯を返し、花売り娘に声をかける背を見守る。世間話のように続く言葉は、きっと彼女の心からの言葉だろう。
いかに世慣れず見えるウェルシュとて、ここ最近の空気を感じていないわけではない。1カ月後、王位継承者となるのはどちらか。皆がそれを気にして声を潜め、取沙汰していることも知っている。
それでも。
…───いや。だからこそ。]
ああ。しないよ。
…… させやしない。
[最後、落とす言葉の色は静かに決意を沈めるように。
真剣な色に彼女の笑みが消えたなら、ごめんと再び少し眉を下げて柔らかく笑みを向けるのだが。
後の世から見たならば、大丈夫と、どうにか出来ると思うこそがやはり甘さであったと評されるのやも知れぬ。…それが、彼自身どれだけ真剣な思いであったのだとしてもだ。]
― 教会 ―
チェンバレン中佐?と、いうと……
[墓所を訪ねていく道行に、聞かれた名前に暫し記憶を辿る顔をした。中佐と言われると、やや曖昧だが。一つ思い当たる顔がある。……と言っても、随分幼い頃の記憶だけど。]
デズモンド?デズモンド・チェンバレンか?
[思い浮かぶのは、一つの名前と壮年の軍人の顔。
デズモンド・チェンバレン。かつて幼い王子に、馬の乗り方や剣の握り方を教えてくれた人だ。]
そう、か。退役したとは知っていたけど、…
[それもまた、随分と昔のこと。
15年も前であれば、ウェルシュは当時10にも満たない。]
亡くなっていたんだな。
…私も知らなかった。
[問われれば、ローレルに彼のことを語ろう。
とはいえ随分昔の、幼い日の思い出だ。面影はやや曖昧で、けれどがしりとした軍人らしい手の大きかったことを覚えてる。]
いや、私もここに来れて良かった。
…ありがとう、ローレル。
[同じく墓前に黙祷を捧げ。感謝の言葉>>296に、こちらは少し多くの意味を込めた感謝の言葉は受け取られたか。
心なしか、すっきりと晴れやかになった顔に目を細め、促す言葉に頷き返して、ウェルシュは王宮へと*足を向けた。*]
/*
めっちゃそこのアレクシスとリヒャルトのとこも楽しそうww
そしてついに!!!ちょびっとだけ1陣営の皆さんに、手が……とど…(くのかどうか)
届いてなくとも良いのかなあとは思いつつだね。
/*
ろーーーーれると、そまりには心底ありがとうを言っておこう。
ありがとう……
二人とも超絶可愛かった。
ありがとう…次は同陣営ともぼちぼち喋りたいよなーあ!
/*
ああ。最終日に共囁狼という残り方もある、か。
ドロシー以外と残るとカオスだなwwwこわい。
どっちと残るにしろ、ひえ…ッ ってなるから、やりたくねえ展開にしてしまったわ!!!w
[彼女が、ロロンドの本当の娘ではないことは当初から知っていた。では、画家の養女となる以前の彼女は、いかなる娘だったのか。
それをロロンドから聞いたことはない。彼女から聞いたこともなかったんじゃないか。だから戦いで両親を亡くしたようだという風の噂こそあれ、それ以上彼女の背景を耳にしたことはないように思う。
ウェルシュは彼女の過去を追求しようとは思わなかった。
彼女はロロンドの娘なのだ。ウェルシュが幼い頃より宮廷に出入りし、時に幼い王子を真剣に叱って雷を落としてくれる暖かい宮廷画家の娘。そしてまた、自身の古くからの友だち……昔馴染みだ。
大人になって、少しばかり以前よりも距離は開いてしまったけど、今もこうして外で会えば小言をくれ、笑いあってくれる人。そんな彼女に水から打ち明けられたならともかく、そうではないものを追求する気はウェルシュにはなかった。
それが本当に良かったのかは分からない。或いは聞くことで、彼女をもっと深く知れたのかも。
それでも過去を、…過去のつらい記憶を質すより、”今”の彼女を大切にしていたかった。その中に心があると、そう信じていた───*]
― 海の見える教会 ―
[墓前に花を供えに行く彼女の背を見守りながら思う。先の彼女の言葉>>326を、その真摯な響きを。
あの響きは、彼女の心からの言葉だったろう。
そして同時に、国の民そのものの声であったようにも思う。]
…────
[胸に手を当てる。静かに。
海から教会の墓所を吹き抜ける風の中で、一人。小さな背を見つめながら静かなる誓いを込めて背筋を伸ばす。それは見る者には、祈り捧げるかのようにも見えただろうか。]
[そうして少し遅れて目指す墓所の前に立ち、その傍らで彼女の語る言葉>>296>>327を聞いた。亡き人と、彼女と彼女の養父との縁のこと。そうして先ほど出会ったというチェンバレンの孫のこと。
訥々とした響き。思い出と心を追う響きに耳傾ける。]
………、いや。
[その響きをウェルシュは遮ることをしなかった。素直に、───昔のように語ってくれる彼女と過ごす静かな時に彼自身が喜びを覚えていたから。控えている影が促さなければ、そのまま、まだ暫くその場に居たかも知れない。
だから続く申し出>>328には微笑んで首を横に振った。自分もまた、この時間を欲したのだからと。]
いいや。私も共に叱られるとしよう。
私も君の話を聞きたかったんだし……
元々、君を歌に誘ったのは私だからね。
[元凶はそこにあろう、と。片目を瞑って微笑んで、並んで一緒に叱られようと冗談めかして笑った。]
[返した言葉に、きょろりと動いた大きな瞳>>329
少しの間のあと返された響きは、暖かくて。
うん。と一層笑みを深くすると、彼女のあとを追うようにして王宮への道を辿った。心がほこりと優しく暖かくて、ふわりと吹いた帰り道の風は柔らかなものに*思えた*]
― 王宮 ―
[ローレルと別れれば、付き添いの近衛と二人。
出来ればあまり大げさにはしないで欲しいと彼へと頼み、静かに王宮内へと戻る。
次は最初からお連れ下さいと言われ、頭を下げた。
もう少し目立たないように追ってくるか、過剰に行先を止めないでくれれば連れていきやすいのになあ…と、思うのは内心のこと。何度か言って、改善しないのだから少し諦め顔だ。]
[王宮内を歩く。頭に巻いて髪を隠していた布は、逆に目立つので取ってしまった。それでも身軽なままの服装は、見る者が見ればまた外を歩いてきたのだろうとバレてしまうかも知れない。
新たな雷を拾う前に着替えようかと私室へと向かう途中、あちこちに繋がる中庭に出た。この道を曲がって行けば王子たちの私室へと繋がるし、斜めに行けば士官やその候補生らの寄宿舎か。
ふと、足を止める。
日差しが懐かしい思い出を運んできた。]
― 回想 ―
あにうえー!
けんのけいこ、おねがいします!
[中庭に幼い声が響く。当時、幼い少年の目に4つ年上の兄はずっと年上に見え、快活なその姿は彼の憧れだった。
剣を握り、自らを鍛え、子どもながらに次代の国を守らんとの意思に凛と立つ少年。自分もあんな風になりたいと憧れた。だから兄が剣の稽古に誘ってくれれば喜んで応じたし、稽古のあとは熱心に一人で剣の素振りすらした。次に見て貰う時に、上手くなったと褒めてもらいたかった。
大体そんな日の夜にはすぐ熱を出し、……それで母が兄を叱っていたなど、随分と後になって知ったことだったけど。>>75]
[一度は、兄に命を救われたことすらある。
未だ馬に乗り始めの頃。大人しい馬が選ばれたにも関わらず、危なっかしい乗り手は走り始めた馬の上でバランスを崩し、あわや落ちるかというところに同じく馬で駆け付けた兄が馬体を合わせ、弟を助けてくれたのだ。
少年二人の姿を見守っていた大人たちは青くなったことだったろう。その中には、在りし日のチェンバレンの顔もあったはずだ。どうにかその場は事なきを得て、ウェルシュの乗馬の訓練はまた少し先送りにされてしまった。
兄はその日から、幼い少年の中の
──── あれから、もう何年か。]
― 王宮・中庭/現在 ―
……、懐かしいな。
[この中庭は、幼い日々に剣を振るった場所。
少年たちの声が響いていたその場所は、今はただ人々の通り道で、時折庭を眺めて休む者のあるばかりの場所だ。その場に少し足をとどめて、また自室へと向かおうとした。
と、やって来た人影>>331がある。
特徴的な桃色の髪、なんだかついさっき聞いたばかりの人>>327に似ていて、思わずまじと見つめて足を止めた。]
― 王宮・中庭 ―
ああ、やっぱり。
[ぴしっとした最敬礼。>>343
顔には緊張の色が見える。良く見慣れた光景だ。
ここは自分を知らぬ人々の暮らす街中ではなく、王宮だから。]
大丈夫。楽にして構わないよ。
リーゼロッテ・チェンバレン…デズモンド・チェンバレンのお孫さんだね?さっきね、聞いてきたんだ。そこで。
[笑って人差し指を振れば、彼女はどう思ったか。
推測であまり不安にさせてしまわぬよう、言葉を継いだ。]
ローレル・ロロンドにね。
今、ちょうど彼女とデズモンドの墓所に行ってきたんだ。
彼には昔、私もお世話になったんだよ。
[にこりと柔らかに笑みを向ける。
硬い雰囲気を和らげようと、少しだけ口を滑らせてしまったけど。]
あっ…、と。……墓参りの話は、内緒ね。
ここだけの話。
[あんまり抜け出しだのと広まるのも、喜ばしくない。
だから、しい。と、口の前に人差し指を立てて片目を瞑った。]
あっ…、と。……墓参りの話は、内緒ね。
ここだけの話。
[あんまり抜け出しだのと広まるのも、喜ばしくない。ましてやそれが、ローレルに誘われて行っただのとなれば彼女に迷惑も掛けかねないから。
だから、しい。と、口の前に人差し指を立てて、内緒話の態で片目を瞑った。]
だといいんだけど。
君のお祖父さまの世話になったのは私が随分小さな頃の話だから、少しは成長したと思われているといいなと思うよ。
[本当に亡き人が喜んだかは分からない。
けど、それが彼のひとの孫と繋がり縁となるなら、きっと悪くは思わないんじゃないかとも、少し綻んだ彼女の表情を見ながら思うのだ。]
ん、……まあ。そっと、ね。
あまり皆を騒がせるのは好きじゃないから。
それに私は、民の自然な姿を見てみたいんだ。
王子。なんてものに対するものじゃなくてね。
[それを突き詰めると、結局は抜け出してしまう羽目になるのだが。とはいえそろそろ限界だろうかと、僅かな苦笑を頬に落として。]
……そうだ。
今度、機会があったら君が案内してくれないか?
私の知らない人々の暮らしを教えて欲しい。
[と、付け加えたのはささやかな思い付き。
抜け出せば心配を掛けるなら、堂々と出掛けてしまえばいい。…けれど護衛はなるべく少なく、目立たぬように。彼女くらいの若い軍人となら、それも叶うのではあるまいか。*]
/*
王宮に出入りする士官候補生がどれくらいのものか、あまり良く分かっていないけれどね…!!実は物凄くかわいそうな提案をしているんじゃないかという気持ちもしないではないww
士官。では、まだないから、なあ…!
/*
兄上がめっちゃ仕事をしている……えらい……
こっちは歌を聞いて墓参りして、女の子と喋っているだけ(New!)だ…
― 王宮・中庭 ―
[リーゼロッテの硬い表情が次第に和らぐのに、嬉しい思いがしてまた自分の表情も綻ぶのだ。彼女に彼女の祖父の面影は……当然のようにないのだけど。
結ばれた縁は、心を温かくしてくれる。ローレルが、小さな囁きと一緒にくれた微笑みのように。]
っふふ…
[ただ。視察にお礼>>352を言われたのには、ほんの一瞬目を見開いて。それから思わず笑み零れてしまった。思えば王宮の中で、こんな風に言われることなど本当に珍しいから。]
ふふっ、…ああ、いや。ごめん。
何だか少し、嬉しくて。
……いや。私たちが民のことを思うのは当然だよ。
皆が、王と王家を思ってくれる。
そんな皆を守るために、私たちはいるのだから。
[ひとしきり笑顔を見せたのちに見せたのは、王の血の顔。
続く思い付きに、目を大きく見開くのに少し笑って。]
でも、出掛ける時にはもうちょっと自然にしないとダメだよ。
他にはなるべく、それと分からないようにしないと、…ね?
良かった、嫌だと言われなくて。
じゃあ今度、本当にお願いしてみようかな。
楽しみにしているよ。リーゼロッテ・チェンバレン…ああ。
リーゼロッテと呼んでしまって構わないかな?
チェンバレンというと、やっぱり貴方の祖父君の面影が抜けなくて。
[笑顔で問えば、どう帰ったろう。どうあれ彼女の応えに頷いて、ウェルシュはその場をあとにするだろう。彼女には最後、呼び止めたことへの軽い詫びを添えて。*]
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