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8人目、特務部軍曹 ハンス が参加しました。
特務部軍曹 ハンスは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 基地イベント会場 ―
おー、盛況盛況。
こーいう賑やかなんはやっぱいいなぁ。
前ん時は戻ってこれんかったし、報告様々ってな。
[交流イベントに沸く会場を、感嘆の声をあげて眺める。
男というより未だ少年と呼ぶ方がしっくり来る見た目の青年はこの基地に属する軍人だが、基地内に居るより各地を回る時間の方が長い。
今回は定期報告に戻ってきたらたまたまイベントとかちあっただけで、イベント準備や設営運営には全く関わり無い。
何事か起これば軍属として動くことになるだろうが、現状は一般客と変わらぬ心持で居られる訳だ]
[どこを見ても楽しげな喧騒に目を細めていたら、ふと、同僚が慌てて駆け寄ってきたのに気付いた]
ん?どした…あぁ、パーヴェル少尉?
隊長殿ならサシャんとこ行くっつって走ってった。
そうそう、少尉の妹。こないだ此処に配属になったんだと。
定時連絡までは俺らも自由時間っつーことでよろしくっつってた。
って、何、あの人皆に伝えていかんかったん?
あー…そりゃ悪かったな、すまん。
[同僚から上官の所在を問われ答えると、脱力し溜息をつく様子に悪いことしたと頬をかいた。
ことのほか妹想いの隊長殿は今年から軍に属した妹が心配過ぎて気が逸ってしまったらしい。
他の隊員達にもこのことを伝えると言って離れる同僚に謝罪と感謝を込めて振った手は、気にするなと振り返された]
[そのまま来た道を戻ろうとする同僚が、ふと足を止めてこちらを振り返り]
お、どした?
俺も行くとこあるやろって…あー…まぁ、そうだけどなぁ。
今あいつ忙しいやろし、後で顔出そうと思てるとこ。
いや、流石に持ち場抜けれんやろ。こんだけの人手やし。
[投げられた問いは、元同級生で現在上官である彼女の所に行かないのかというものだった。
派遣部隊に属した当初、わざわざ忙しい所を邪魔するのもと思って基地に戻っても顔を出さなかったことがある。
その時彼女の方から首根っこ掴みに来た挙句戻ってきたなら顔見せぇと怒られたのが未だ印象強く残ってるらしく、基地に戻る度誰彼と彼女に顔を見せたかと問われるのは毎度のことになっていた。
また首根っこ掴まれるぞという茶化しには笑って手を振ると、同僚も笑顔で踵を返しこの場を後にしていった]
[程なく同僚から一斉送信で自由行動の指示が端末に届いたのを確認し]
…さて、と。
とりあえず、定時連絡まではまだまだ時間あるし久々の基地を堪能せんと勿体ないよなぁ。
こっち居てる間にロレッタ兄ちゃん達やうさっこの顔も見にいきたいし、体力温存しとかんとやけど。
[とはいえラヴはともかくシェットラントは此処に来てるかもしれないと思いつつ、改めて賑わう会場を軽く見回す。
何時かの式典の時もこんな賑やかさだったな、なんてどこか懐かしく思いながら喧騒へと歩を進めた彼のデータは以下の通り**]
■氏名:ヨハン=ブロデリック Johan=Broderick
■年齢:20歳
■職業:統合宇宙軍軍曹
■経歴:情報部特務部派遣部隊に所属、年の半分以上は各地方を転々と回っている。
周囲からは愛称のハンスで呼ばれる方が多く、ゾフィヤ・シェットラントとは既知の仲。
彼らと共に遭遇した5年半前の騒動が切欠で顕現した電磁能力はコントロール・威力ともに向上中。
暴発することは少なくなったが、意図せぬ能力行使を避ける為普段は絶縁手袋を装着している。
ついでに身長も当時より10cm程伸びたが周囲と比べればやっぱり低めなので未だ密かなコンプレックス。
― イベント会場 ―
おぅ、今朝こっち着いたとこでな。
って、や、お前もか。
言われんでもちゃんと顔出しはするっつーか何で皆同じ事聞くかな。
[鉄板を前にして顔を赤くしている同期の友人を見つけ差し入れを渡せば、返ってきたのは礼とやはり恒例の問いかけ。
久方振りの帰還なのだからもっと聞くことあるだろうと若干げんなりした顔を向けると、友人からは仕方ないだろと笑われた]
仕方ないて…まぁいーけど。
それよりそっちこそどーよ、なんや変わりとかあるん?
[良くも悪くもゾフィヤは注目を集める存在だとは、軍に入ってから知ったことだ。
とりたてて目立つ所の無い自分より彼女に比重が傾くのは確かに仕方なかろう。
実際はハンスも入隊の切欠やら何やらで一部からは目をつけられていたりするのだがその辺り気付かないのは生来の鈍さからとは余談だが、ともかく会話は他愛ない世間話に移行していった]
― イベント会場 ―
へー、そんな事あったんか。
やっぱ基地おらんと解らんことって出るなぁ。
あ、そういや今日の模擬戦のパイロットの…ケルナー少尉?って前どこ居たん?
ん、元々特務部やったって前見たこと無…あぁ、民間戻ってたんに復帰っつーことか。
[友人との世間話に興じる中、話題にあげたのは始まりを告げられたイベントの主役の一方。
見慣れぬ名に首を傾げていたのだが、友人から理由を聞けば納得してバトルフィールドの方へと視線を向け]
それで模擬戦のパイロット務めてってなるとやっぱすげぇパイロットなんだろな。
…なぁ、今から裏からこっそり見るんって大丈夫かな。
[一般客に混ざって観るのはどうだろうと遠慮はしていたが、話を聞けば聞く程興味に駆られてしまう。
地を駆け回る方が性に合っているけれど、機体を駆る彼らに憧れる気持ちは今も変わらずある。
そんな思いが表に出た顔に友人は苦笑し、スタッフ待機口から覗けるか行ってみてみろと背を押してくれて。
感謝を込めて手を振ると、すぐさまバトルフィールドの方へと駆け出していった。
中に入れたならスタッフ達の後ろからひそりと、止められれば外から中の熱気、空気だけでも感じようと空を見上げた*]
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