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9人目、少尉 リヒャルト が参加しました。
少尉 リヒャルトは、落胤 を希望しました(他の人には見えません)。
―館:門前―
――――御立派な門だことで。
[どこか気品を感じさせる顔立ち。それとは反した些か粗暴な口ぶり。男は手の内の紙に碧い瞳を落とすと溜息をついた。かったるいな、全く。言葉にならないつぶやきも荒い。
何故か、上質な羊皮紙を掴む指は震えている。理由はその白の内側にあるのだが、それを男はどんなに親しい友人にも親族にも見せずにここまで来た。見せたくなかった。否、見せられなかった。]
迎えのひとつぐらい寄越せないのかい
[それに応えるように、男を見つめる鴉が一羽。その黒い瞳に気づいた男は、強く唇を噛んだ。全部お見通しみたいな顔しやがって。黒鳥は小さく囀ると屋敷の奥へと羽搏いていく。]
[錆びた門。]
[どこか寂れた庭。]
[古く大きな、館の扉。]
――……ちくしょう
[口の中に錆びた味が広がる。懐かしい恨めしい忌むべき記憶。男は頭を振り払うと、口角を少し上げ。扉に手をかけた*]
/*
半目怒りなのに照れて見える件(チップのおはなし)
というわけでこんにちは。
毎度おなじみの方はスルーしてくださいhamyです。
直前でCO票に名前をかくのもあれだったので匿名参加です(あとで書きに行かなきゃ)そんな感じで▼リアル中です。
本当は女の子で入ろうと思ってたんですけども、あまりにも女性率が高いので泣く泣くリヒャルト君になりました。のーぷらんのーぷらん。ぶっつけほんばんれっつごー。
/*
と思ったらクラリッサ同性だった。
なんや、可愛い部下に訳あり上司を狙ってたのに(勝手に)どちらにせよ縁故を結ぶ気満々であった
―玄関―
[軋んだ扉の音の割には、小奇麗で整った広い玄関ホール。この館の主がそこそこの権力か金の持ち主だということは察せられるぐらいには、壮大な。
扉を丁寧に閉めれば、先客たちに目をやる。どこか探るような視線の男。軍人らしき服装も相まって、少し威圧感を放ちすぎている、かもしれない。]
(少女やらおかしな青年やら――――まともな客もいないのか)
[毒づくのは、周囲に主人らしく人物が見当たらなかったから。男が用があるのはただひとり。他に深入りするようなそぶりは見せず、館の奥の方へと足を延ばす。声をかけられれば、少し足をとめ2、3言ぐらいなら交わしたかもしれないが。]
―玄関―
[軋んだ扉の音の割には、小奇麗で整った広い玄関ホール。この館の主がそこそこの権力か金の持ち主だということは察せられるぐらいには、壮大な。
扉を丁寧に閉めれば、先客たちに目をやる。どこか探るような視線の男。軍人らしき服装も相まって、少し威圧感を放ちすぎている、かもしれない。]
(少女やらおかしな青年やら――――まともな客もいないのか)
[毒づくのは、周囲に主人らしく人物が見当たらなかったから。男が用があるのはただひとり。他に深入りするようなそぶりは見せず、館の奥の方へと足を延ばす。が、]
[ちらりと。職業柄よく目にする服装が奥の方に見えて。]
…………。
[一瞬感じた焦燥を押し殺し、視線を交える。]
――――……君は、
[どこかで見覚えが、あっただろうか? 少なくとも、相手が纏うその服は自らのものと同じで。男は殺気を些かではあるが弱めて、問いかけた。]
[一瞬相手に焦りの表情が浮かんだ気がした、が。男の方も焦燥を押し殺した手前、咎めることもできず。こちらの階級が原因だろう、ということにして。目の前の“部下”に敬礼を返す。]
こちらリヒャルト・ラインハルト少尉だ。所属は参謀本部。
……休暇中だというなら、そこまで畏まることもないだろうに。
[別に嫌味、というつもりは本人にはなかっただろうが。訝し気にそう言った男の唇は薄く開く。]
君がここにいる理由を問いただす義理も義務もない。
自由にしてればいいんじゃないか?――――私用で軍服を着用してるのはいただけないけどな。
[自らへ詮索はよせ。言外の言及は強い。こちらが探らないのだから、そちらもこちらを探る必要はあるまい。それは、見る人が見れば――――何かを怖れているようにも見えたかもしれない。]
……まぁ。一応な。
[士官学校を卒業と同時に参謀本部。殆どが家柄のコネで得たものだというのは、言ってしまうのは簡単なことだが男は口に出そうとしなかった。]
生憎、休暇中で気の緩んだ部下をこき使うほど落ちぶれちゃいないんでな。
[どこかおかしな……といえばそれまでだが、ここまで気を張りつめていたのは逆の空気を感じて。口元を少しほころばせながら吐いたのは軽口らしきもの。小声でつぶやかれたその言葉も、男はしっかりと拾う]
それこそ――――決闘とやらに勝てば、なれるんじゃないか?
[少尉にでも、大佐にでも。俺に頼るよりよっぽど確実だろうに。半分笑い交じりに告げた言葉の裏には、『俺はそんなもの興味はないがな』なんて意がどこかに込められていて。]
それこそ、俺を蹴落とすことぐらい、な。
[いや。半分は完全にからかいの部類であったか。]
[持ちかけられた提案に、少し。眉間に皺を寄せたが口調は変わらない。男が嫌悪感を示したのは“決闘”に対してであって、目の前の彼に対してではないのだから。]
それぐらいなら、構わないが。
[自らが酒に強いのは敢えて言わないで。他愛のない、それこそ――娯楽を。楽しんでやろうと。“今ぐらいは勝つ気でいったって構わないだろう”と。]
イカサマは、なしだぞ?
[どこか使い慣れた、質の良さそうなダイスをテーブルの上に置いた。男の瞳は相手の方へ。先にどうぞ、とでもいいたげに。]
[叩く大口とは裏腹に、なかなか攻めた振りっぷりをみせる彼に目を細めた。]
じゃあクラリッサ。
参謀の本分とやらを見せてやろう
[楽しげな様子は……どこか、貴族然としたものからは離れていた。]
1ターン目
【 R 】【 E 】【 G 】【 G 】【 E 】【 E 】
750+$$$600+D100+G50=1500
ターンエンド。
[にやりと笑えば、もう一度ダイスを6つ手の中に。]
2ターン目。
【 $ 】【 G 】【 E 】【 E 】【 $ 】【 R 】
200+DD200=400
1500+400=1900
……ターンエンドだ。
どうだい?
[かたり、とダイスを置く手。彼が何か何かに書き込んでるのは見えず。にやりとした……楽しげな笑みを向けた。]
…………機会があったら、な
[覚えてろよ!なんて言葉に、男は少し目尻を下げてそう呟いた。その言葉が意味するところは、男自身と――館の主が知っているか、どうか。
はなから勝負の行方など興味が無いことなど
呂律が回らないほど酒に飲まれている他支部の部下を傍目に。口元を固く結べば、ひとまず自室の方へ向かった**]
―広間を去る少し前―
[何人かのギャラリーの目が離れた頃。社交辞令的な挨拶を交わした“館の主人”を再び瞳の端に捉えれば、数歩。さりげなく男は白髪の女性に歩み寄る。]
クロムウェル様
[小声で耳打ちを。果たして彼女は耳にとめてくれただろうか。]
後々、お伺いしたい。
“お聞きしたいことがあるもので”
[あたりの人物達を、(決して先程のように殺意に満ちたものではなくなっていたが)疎ましそうな視線で一瞥しながら、そう告げた。]
ここでは都合が悪いので。
[男が立ち去ったのは、そのすぐあと**]
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