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8人目、社会科教員 ジークムント が参加しました。
社会科教員 ジークムントは、狂神官 を希望しました(他の人には見えません)。
ー職員室ー
おはようございます。
[ドアを開けると数名の同僚が出勤していた。とりあえず、挨拶を済ませ、自分の席へと移動する。]
さて、今日も頑張りますか。
[担当するクラスごとの進捗具合を確認する。]
特に追加で用意する物もありませんね。
[引き出しから古びた本を取り出した]
[先日古本屋で見つけ何故か惹かれてしまったは本を広げる。]
本当に何が書いてあるか、わかりませんね。読める文字も少ないですし…。
[ページをパラバラと捲ると、あるページで手が止まった]
これは魔法陣ですね。子供向けの本だったのでしょうか?
うぅ…目が…。
[急に目が熱くなる。反射で本を床に叩きつけ、目を閉じながら本とは反対側を向いた。]
ぐっ…はぁはぁ…。一体何だったのでしょうか?
[周りに一言すみませんと告げると本を拾い上げる。]
[すると本からもくもくと煙が上がる。周りを見渡すが、誰も反応しない。どうやら自分にしか見えていないようだ。]
何なのでしょうか、これ…。
[煙でいっぱいになった天上を見つめていると、次第に煙は一点に溜まり始め、握り拳一つ分の大きさになる。そして、そこから現れたのは…。]
(よぅ、お前が俺様を読んだのか?)
[一匹の喋る蝙蝠だった。**]
ーグラウンドの片隅ー
[突然現れた喋る蝙蝠を両手で捕まえて職員室から飛び出していた。]
すみません、あそこでは何かと都合が悪かったので。
恐らく、私が貴方を呼びました。
貴方は一体何者なんですか?
(おっと、自己紹介がまだだったな。俺様はブランだ。よろしくな?最初に言っておくが、俺様の声はお前以外には聞こえないからな。)
そうですか。
ちなみに私はこれからどうなるのですか?
[至って冷静にブランに尋ねる。]
(お前、俺様を見て驚かないのか?普通はもっと驚くんじゃねぇのか?まぁいい、どうなるかはお前が決めるんだ。)
私にしたら蝙蝠が喋っているだけですので、然程驚く事には思えませんでしたので。
それはそうと、私が決めるとはどういう事ですか?
[表情は変えず、首をかしげてブランに尋ねる。しかし、ここで1時間目の予鈴がなる。]
すみません。授業が始まりますので、この続きはまた昼休みにでも。
他の人に姿が見えないというなら着いてきてもいいですよ?
(よくわかったな。俺様の姿はお前以外には見えねぇ。することもないから着いて行ってやるぜ。)
[こうして、一人と一匹は授業のある教室へ向かった。**]
ー小学5年生の教室ー
皆さん、チャイムが鳴りましたよ。席について下さい。
[騒がしい教室に足を踏み入れると同時に大きな声で言う。]
(お前もそんな声が出せるんだな。あ、そうだ、心の中で俺様を思い浮かべて言いたい事を思うだけで俺と話す事が可能だからな。)
(こうですか?私としても大きな声は出したくありませんが、これも仕事ですから。)
[教壇の前に立つと教室が静まり返る。]
それでは、授業を始めます。
[昼休みまでいくつかのクラスで授業が行われた。]
ー昼休み屋上ー
さて、漸く落ち着きましたね。
[右肩に乗る蝙蝠こと、ブランに話しかける。]
(そうだな。やっと静かな所でゆっくり出来るぜ。)
おや?朝の続きはしないのですか?
(そうだったな。えーっと、まずお前の名前は何て言ったっけ?)
自己紹介がまだでしたね。
【不知火 斎】と言います。宜しくお願いしますね。
[ブランに笑みを浮かべて自己紹介をした。]
(それじゃ、斎って呼ばせてもらうぜ。早速だが、俺様と契約しないか?色んな事が出来る様になるぜ?)
[話が飛躍して思考が追い付かなくなるが、冷静に受け止めて分析する。]
また話が飛躍してますね。まず、契約とはどういう事ですか?
貴方は何者なのですか?
(俺は見てわからないか?知能の高い蝙蝠だ。吸血鬼と呼ばれる事もあるな。それで契約というのはだな、俺に少し血を吸わせるだけで魔女見習いになれるんだ。見習いとは言え魔力が与えられるからな、魔法が使える様になるぞ。)
[ブランがキキッと笑みを浮かべながら説明をする。斎は顔色を変えずに説明を聞く。]
なるほど。ちなみにその魔法で、どんな事でも出来る様になるのですか?
[少し考えながらブランに尋ねる。]
(それはお前次第だ。お前の素質や努力次第だな。)
[斎は考え込む。だが、あまり時が経たずして答えを出した。]
いいでしょう。契約しましょう。代償もあるのでしょうが、それも織り込み済みです。
[淡々とブランに告げるのだった。]
(わかった。それじゃあ、利き腕を前に出せ。)
わかりました。
[斎は右手を前に伸ばした。ブランはその右手の甲から血を数滴頂戴する。]
よし、契約完了だ。
[そう告げられると斎の体から金色の光が溢れ出し、左胸辺りで光は消滅した。左手薬指には金色の指輪がはめられていた。]
終わったんですか?変わった所は見うけられないのですが。
[ブランに怪訝そうに尋ねる。]
斎は確かに俺様と契約したぞ。まぁ、今にわかるさ。騙してないってな。
[キキッと再びブランは笑った。]
そうですか、それなら良いのですが。
[こうして昼休みを終えるのだった。**]
ー放課後の屋上ー
契約してから何も起きませんが、私の体の中で何かが溢れるのを感じます。
左胸にも何かありますね。
これは何ですか?
[ブランに昼休みから今まで思っていた事を口にする。]
(その体内で感じる力が魔力だ。左胸に感じるそれはマギカジェムだ。そいつは斎の新しい心臓だからな。壊れない様にしろよ?と言っても、かなり頑丈だから大丈夫だと思うけどな。あと、その指輪は何があっても抜けないからな。魔力を籠めると変身出来るぞ。)
[ブランは斎の肩に乗りながら説明をした。]
なるほど。
体の違和感については、わかりました。
それで、どうしたら私の願いは叶えられるんですか?
[違和感を残しつつも理解はしていくが、肝心な事がわからない。 ]
(全てが終われば叶うさ。とりあえず、日没まで待ってくれねぇか?そこから、全てが始まるからよ。)
わかりました。
それでは、帰るとしますか。貴方は何を食べるんですか?
[笑みを浮かべてブランに尋ねる。そして、一人と一匹は帰路に着いた。**]
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