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ホントは、気になる男のところへ行ったんじゃ。
ふふふふ、脆い友情じゃったのう!
ん? 霊峰富士か!
[窓の外を見てはしゃぐ好葉と顔を並べて眺めんと、好葉の太腿の上に身を乗り出す。]
[穂積好葉は、クラスの中では不思議ちゃんとか電波系とか、遅れてきた中二病とか認識されている。
それはたとえば]
ちょっと!
ほんとにそんなことしてたらただじゃおかないからね!
[何もないところへ向かって、いきなり拳を振り上げたりするから。]
いいんだもん。ふーんだ。
私は駒王のせいで一人さみしい高校生活送るんだもーん。
[なんて愚痴も富士山が見えれば引っ込んでいたのだけれど]
きゃっ!
ちょっと、どこ触ってんのよ!
[太ももあたりに乗り出してきたモノめがけて、思わず握りこぶしを振り下ろしていた。]**
[好葉がなにやら諦観しているようだ。>>39]
心配するには及ばん。
好葉のことは、わしが一生、面倒を見てやる。
[好葉の目を見て告げた。
至極、真面目に言っているつもりなのだが、なにせ態勢がアレである。
すごく顔が近い。]
[拳を叩き付けられ、転げ落ちる。
前の座席との隙間。]
痛いじゃないか。
[起き上がろうと、好葉の膝に手をかけて左右に開くのは、もはやお約束。]
[膝(の上の駒王)に叩きつけた拳は、だいぶいい手応えがあった。
転がった駒王を踏みつけるのはさすがに自粛して、代わりにぷうと頬を膨らませる。]
わたしだってね、人並みに高校生活エンジョイしたいの!
友達とおしゃれなカフェ行ったり可愛い店行ったり、
───素敵な人とデートしたり
…とか、したいんだから!
[などと乙女の憧れを力説していると、なぜかぐいいと膝が開く。]
駒王のバカーーっ!
変態すけべエロ狐ーーーっ!
[クラスメイトの「ああまたやってるよ」的な視線を浴びつつ大声を上げて、膝の間からこんにちはしている駒王に向かって蹴る殴るの暴行に及んだ。
駒王の姿が他の人に見えないのは多分幸い……なんだと思う。]
[ひとしきり大暴れして息切れして、ぜえはあ肩を上下させて、
はっとして周りを見回せばそっと目を逸らすクラスメイトたち。]
うわぁ……またやっちゃった…
[頭を抱えるも、逸れない視線を見つけた。>>42
亜梨沙と目が合って、思わず微妙な苦笑になる。
なんでもないよー、なんて手なんか振っちゃったりして。
隣の玲緒も目を逸らしている>>91 けど、見てたんだろうなあと思う。]
[クラスの中では、もっぱら仲が良くないと言われている彼女たちだけれども、違うんじゃないかなぁと思っている。
なんていうか、よく似てる、感じ?
今だって、隣同士の席で嫌な雰囲気してないんだから。
素直になればいいのに、なんてのは彼女たちの背景を知らないからの感想だった。]**
ひゃ!
や、やや、なんでもないよー。
う、うん。
ちょっとなんかね、いた気がしてさぁ。
[聖前くんから声を掛けられて>>115 ちょっと跳びあがった。
足元への攻撃を中断して、あははと笑う。]
あー、うん。
もう大丈夫。
たぶん気のせいだったんじゃないかなー。
[心配してくれたらしき様子>>125 はありがたいけれども、先生にはとても言えない。
頼れるやつ…なら、またあとで亜梨沙ちゃんか玲緒ちゃんに相談してみようかなぁ、なんて思っていたら]
[聖前が向こうの方へ行ってしまってから、うわぁ、とほっぺたを両手で挟む。]
聖前くんってああいうの似合うなー。
絵になるっていうかになんていうか
かっこよくておちゃめで顔もいいとか
犯罪クラスよ、ほんとにもう。
うわー、うわー、良いもの見たー!
[小声で言いながら、しばらく悶えていた。]**
[好葉の激しいボディランゲージが中断したと思ったら、通路に男が立っていた。>>253>>115]
ああーん?
[床から目線で縄張り主張をしてみるも、相手には見えてないので意味がなかった。]
男子生徒の分際で、好葉のスマイルを引き出すとはちょこざいな。
[「良いもの見たー」とジタジタしている好葉の前で手をブンブン。>>156]
わしだって、格好良さ犯罪クラスじゃろう?
[アピールアピール。]
えー。
駒王と違って優しいしー、
駒王みたいにえろくないしー、
駒王と比べたら断然紳士だしー。
駒王よりずっと落ち着いてるしー、
聖前くんの方がかっこいいもんねー。
[そっぽ向いて指折り数えてから、ちらと狐神の様子を窺ってみる。]**
[そっぽを向いた好葉が指折り数え上げるナニカ。>>164]
なんだとぉ、
渡辺綱や安倍晴明と比べるならまだしもっ
そんな半径100メートル視野を打破するために、
修学旅行で1300年の歴史の重みをば──
[と、車内販売とやらが近づいてくる模様。>>128
食べ物の匂いにくんかくんか。]
好葉は何か買わんのか?
[お供えさせようという魂胆をありありと顔に浮かべて、好葉の太腿にポフと顎を乗せた。
Yes,いまだに床の上。]
わた……は知らないけどさ、
晴明さまと比べるとか、ちょっとありえなくない?
ほらー。晴明神社も行くんだからさあ。
駒王も、もうちょっとなんていうの?
神様の威厳ってのを見習った方がいいって。
[さりげなくひどい台詞で、足元のなにかと会話中。]
[そこへ車内販売が近づいてきて、あ、という顔になる。
ぺしぺしと膝の上のものを邪険に払ってから手を挙げた。]
すいませーん。冷凍ミカンくださいなー。
…えー!無いんですか!?
じゃ、じゃあなにかアイスとか…
あと、飴玉ってありますか?
[向こう>>160から回ってきた車内販売のお姉さんを呼び止めて、おやつ購入。しめて280円なり。]
駒王、飴食べる?
[床の上の狐に餌付けしつつ、目に入るのはうろうろしている外国人の女の子>>168]
あれ。
あの子、ちょっと前くらいに近所に越して来た子だよね。
ほら、角の氏子さんの、あれ。佐藤さんだっけ。
あのおばちゃんが、この間アメリカのひとに部屋貸したとかいう…
なんて言ったっけ。たしかえーと、リリ…エンベルグさん?
[残念。いろいろ違う。]
ほう、この旅行で安倍晴明の屋敷跡に行くのか?
巫女服で?
あれは好葉に似合うぞ♪
[なんと! 好葉が車内販売を呼び止めてお菓子を購入する。]
食う! くれ! ください!
[飴玉を出されれば、三段活用(?)で、飴を摘んだ好葉の指に、はむっ]
巫女服なんて着るわけないでしょー。
あんなん、持ってきてないよ。かさばるもん。
[音符のついてる駒王の台詞をにべもなく切り捨てながら、駒王のために飴玉の包装を剥いてやる。]
[ぺろんと出てきた飴玉は、はたから見たらいきなり消えたように見えるんじゃないかな。]
あっ!
もう、駒王ってば、
そういう、犬みたいな食べ方やめてよー。
[ぷるぷる、と指を振ってみたり。]
[そうこうしているうちにアナウンス>>#4 が流れて]
ああほら、もうすぐ着くって。
荷物下ろすからちょっとそこどいて。
[降りる準備を始めるのだった]
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