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よっと。
[抜き身のままの剣を背中に戻し、お手玉のように舞った元第一王子の生首をキャッチする]
貢物はこれでいいンだよな。よろしく
[王国に住む人間でありながら、王族を手にかけたことへの罪悪なんてものを微塵も出すことなく、今後の縁を選ぶと、ダークエルフへと短く告げた]
― 王都陥落の日:王都近郊 ―
あ、堂々と入城していいンだ。
[先に述べられた小難しい講釈>>137についてより、首だけ渡して門前で済まされる程度に思っていた...は城に来いという言葉のほうに驚く。賊精神が抜けきっていないのだ]
ヴェルザンディな。わーった。ところで首から下は好きにしていいンだよな?
[血で濡れてしまったが剥げるものは剥いでしまう。後の利も目の前の利も得られるものは得る。欲望に素直さを晒す。
木陰に消えゆくダークエルフの背に向けた言葉への返答がなければ、とりあえずアジトに持って帰っておくだろう]
セーギとかセートー。とかコーテーとかなンなンだろな。
[ダークエルフが去った後、首を傾げ部下を見るが、「えーっと、それはー。」とか言いながら答えに窮して、ごまかしたまま戦利品をもって帰ろうとされた。仕方がないことだ。
王国に真正面から楯突かなかった。自分たちにはそれだけの力がないからだ。だが王国の影響下から逃れながら生活はできた。
もし国に騎士に囚われたら殺されていただろうが、それは当然のことだ。悪事を働いたからではない、身柄を確保できるほど捕えた側が強かったからだ。ならば強いやつに好き勝手されるのは至極当然のことだ。
その至極当然により、難民を攫い行商人を襲う。それは自分よりも弱者だからだ。
王国は強いから好きに治世を行い。魔物が強くなったから好きに治世を行う。その治世の内容、そこに掲げられる正義であるとか正当さ肯定されるものなど差はあれ、どれだけそこに大きな隔たりがあるか心底わからなかった。
彼らにとって、弱肉強食の理など、産まれた時から始まっているものだと魂に刻まれていたからだ]
[真っ当な道を歩んでいたらその、変化や隔たりに気づけたかもしれないが、ただ頭痛がするだけの謎かけ(馬賊たちはそう受け取った)は横に置く]
いってくる。これ以上商売がんばって不興買うわけにもいかねえからアジトに戻っておけ。
[胴体も必要だといわれていたらもう二人ばかり伴うこととしながら、首を片手に血と煙の臭いが漂う王都へと向かった]
― 王都陥落の日:王都 ―
本当に入っちまったよ。こりゃ夢か。
[馬上にて犯罪者の子であるというピアスを揺らしながら元は壮大な門であったものを潜って入ったことに自分で驚く。
白亜の都と謳われた王都が陰惨な影を落とし廃墟然としていることに驚くのはその次で]
ふはっ…ハハっ!ハハハハハハっっ!!!!
[綺麗だったものが、自分が生まれた場所のように醜悪に破壊されているのが、ツボに入ったのかゲラゲラと馬上で腹を抱えて笑う声が、大規模な戦闘が終了した王都に木霊した]
おっと、失礼、やばいやばい。
[その声に気づいたのが、武装したオークがワラワラと現われる。
目がぎらついている。どうみても獲物とみられている目だ。]
ヴェルザンディって人に取り次いでもらいてーンだよ。オレはその人の取引相手、だぜ。頼まれてくれねーかい?
[堂々と門を潜るなど、なかった経験のせいで一瞬自分の立場に疑問形が出そうになったのを寸前で防ぎ、取引相手と口にして、オークへと話しかけてみた。
告げた名前はオークもしっていたのだろう。槍は向けられたままであるが、後方で何人?何匹?かが走っていくのが見えた]
おっと、失礼、やべぇやべぇ
[その声に気づいたのが、武装したオークがワラワラと現われる。
目がぎらついている。どうみても獲物とみられている目だ。]
ヴェルザンディって人に取り次いでもらいてーンだよ。オレはその人の取引相手、だぜ。
[堂々と門を潜るなど、なかった経験のせいで一瞬自分の立場に疑問形が出そうになったのを寸前で防ぎ、取引相手と口にして、オークへと話しかけてみた]
― 王都陥落の日:城内 ―
うぉっっっと。
[急な浮遊感とともにいきなりの居場所が変わったことに変な声を上げる。目の前で長椅子に座り肘をつくダークエルフ―先程あったダークエルフが同朋といっていたわりに肌が白い。まあそんなものか――を前に両膝を着いて床に座る。この領域においてはこのダークエルフが上だと理解した上での行動]
オレらと取引する相手の紹介。そんな伝手をオレは望む。
[問い>>153には簡潔に答える。
魔物の治世となるということでの差が根本的に理解できていない...は、身の安全や取り立ててもらおうという野心もない。ただ今後の生活を継続する手段を求めたことを口にする]
― 王都陥落の日:城内 ―
[両膝をついたはいいが、もっている生首の居場所に少し困り、結果手の置き場所がわりにつかう奇妙な光景な中]
取引相手の望むものは奪ってくる。それだけってやつよ。じゃねーとそっぽ向かれちまうからな。
[できるできないではなく、金になるものを奪いにいく。今までと狙う対象を変えるだけ]
今のとこ、人間はオレらの商売道具の一つだが、触媒や魔法の品の需要は少なかったンで、アジトにいくつか眠らせているものがあるだけだな。
[とはいえ意気込みだけを口にする通じるかわからないので、実績として所有している戦利品を品定めするダークエルフ>>171へと伝えた]
― 王都陥落の日:城内 ―
わかった。
[いや、わかった。っていいの?だめなの?
結論がいまいち見えぬまま立ち上がる
城の中がどのような構図かなどしらないためそれがどこに通じるかなどしら明らかに正式な使いかたをしていなかった生首を手にダークエルフ>>192についていき]
― 王都陥落の日:玉座の間 ―
[流石に王と名のつくかたに会うなど今までの人生で考えてもいなかった。あるとしたらあのように落ち延びたものを狩るぐらいで、このように城で対面するなど想定外もいいところ。
驚きに声に出さなかったのを褒めよう。生首を見えるように両手で持ちながら、王と呼ばれた相手を視界に入れることなく。平伏する。
虫けらは虫けららしく。このような近くで王の尊顔など直接拝さず、たとえ床が熱せられた鉄の板であろうとも、その姿は変えないだろう。]
これを、捧げます。
[とりあえず短く。それっぽいことを口にしておけ。と、じとりと汗をかきながら、背の上を通る声と視線の圧>>197に床と対面するように伏していた顔を僅かに顰め]
ここいら一帯に根を張る馬賊。シェットラントです。
[そして身分を偽ることもなく。短い問い>>197に職業と名前を答えた]
ここいら一帯に根を張る馬賊の頭目。シェットラントです。
[そして身分を偽ることもなく。短い問い>>197に職業と名前を答えた]
― 王都陥落の日:玉座の間 ―
あー、いえ、何分。こういうとき、どうすれば、いいか。わからンので。
それと強い人には従う主義なンでそこは気にせずに。
[できれば平伏中に落ち着きたかったが無理だった。脚を着いたままで顔を上げ、まだ混乱に陥っている...は鷹揚な言葉の中に潜む意志に対してあっさりと答えつつ]
そーですね。ただ弱きを助け強きを挫くような牙じゃないンですがね
[強きに服従し、弱きを虐げる。雄々しい牙ではなく、毒を孕んだ牙であると重ねるように紅い魔の王>>204を見上げ答えた]
― 王都陥落の日:玉座の間 ―
……それもそうか。
[成程と納得したが、ちょっと足がしびれたので、胡坐をかくようにして座り直す。
あっけないほどあっさりとしたのは、その場の強者である紅い人>>213の許しがあったからだ]
あー、どうなンでしょうね。
弱いものは死ぬ。死にたくなければ強くなればいいしシンプルなほうが頭悪いオレにはいンですが、強いやつが弱い奴を好きにしていいンで、強い奴がどう振る舞いたいかは強者が決めればいいンですよ。
例え、今、貴方がオレを殺したい気分になっても、それはオレが貴方より弱いだけだもンな。
[今までも弱肉強食をしてきたのだ、死にたくはないがさりとて文句もない。
例え話で自分の死を口にしながら、おびえることもなく、品定めするような視線を受け止める]
ま、オレら賊からしたら無闇に殺すと収入先が減っちまうンでね。弱いやつが弱いまま、狩られ続けてくれるぶンにはなンも不満はないってだけですね。
っと、褒美ですか。斬っといてよかった。
[もらえるものはもらう...はあっけらかんとした態度で王族を殺しといて、よかったと息をつく]
さっきそこのダークエルフにも話したンですが、人間相手の商売はしてても魔の国を相手の商売はしたことないンですよ。
とはいってもやることは変わらないンですが人脈が減ってるンで、オレたちが生活できるように取引相手がほしいンですよ
[王が、変わるというのに、平然と、魔の国へと変わった後の話をしているのが、まぎれもない人間であることを彼らにはどう映ったか。
気に留めることなく、前と同じ日々を過ごすと口にして必要な取引相手がほしい。と王に褒美の内容を口にした]
[王という強者が秩序を望めば、秩序が生まれる。
王という強者が混沌を望めば、混沌が生まれる。
根本的に頂点に立つものが望むものが反映されるだけで、現状何一つ変わっていない。というのが馬賊の頭目の認識であった。
ただその望むことによって、各々の在り方が変わるのは仕方ない。この紅の人が強者だからだ。
悪くない>>237という感想に、そういわれ慣れてない賊はちょっと間の抜けた顔になりながら、現実的な話になると、心持ちキリッとする。
コボルトやゴブリンはそういった商売の対象ともなれるだけの性質をもっているのかとうなずく。そして魔物の中でもオークは強いようだ。という情報も聞き入れて]
[今度は声をあげなかった。王>>238が直接取引相手になると考えてなかったが、ちょっとだけ驚くのに慣れていた。同時に奇妙な感情が生まれるが今はその自覚はなく]
了解。とりあえずアジト帰って確認してまたこっちくることにするンで。その時取引の内容は具体的にきめましょーか。
[人を長い間管理するには手間も金もかかる。流せるところは流したい。
襲撃の後目的以外のもので奪った武器やその他の品々も流せるならば流してしまおうと考えたところで、ついでのように告げられたことには、は?と理解するのに時間がかかり、ああ、とうなずく]
狩られるのも怪我するのも、弱いのが悪いンだよ。
[それは自分たちが怪我をし死ぬのも、相手が狩られるのも。
シンプルな弱肉強食の理による結末でしかなく今更でしかない。
昔から適応してしきってしまっている馬賊の頭目は冷淡な笑みを浮かべ、話は終わりというように手を振る魔王へと軽く頭を下げ、その場を辞した**]
………どうやって出るンだよ。ここは
[玉座の間を辞したはいいが、城の中のことはよくわかっていなかった。
適当に外に抜ければいいが、一応案内してくれたダークエルフがまだいないか。いたら聞こうかと。軽く見回すのであった**]
― 王都陥落の日:城内 ―
[何一つ遮るもののない平原でお宝物件を探すときに働く嗅覚も、隔たりの多い建物の中、嗅覚が反応してもとっちゃいけないものだらけと思うと、急に方向感覚が崩れる]
お、おお!その口ぶりはこの城の人間……だよな?
いや、オレも好きでうろついているわけじゃねえンだよ。ただ…ダークエルフに連れてこられたのはいいが帰り道覚えてなくてよ、迷っちまって……
[今はあの紅い人のものだから紅い人の何かだろう。なんで人間の軍人が?>>248とか深くは考えない。声をかけられたことを幸いなこととして扱う]
― 王城陥落の日、城内 ―
あンだよ!教えねーンなら話しかけてくンなよ!
[皮肉られ笑われたこと>>259よりも無駄な時間をとったことに憤慨する。
不親切な軍人と自分勝手な賊は魔に属していても、性格までは似通っていなかった。]
別にいーよ。
[窓の一つも見つければ外にでれる。外にさえ出れば後はなんとかなるだろう。わざわざ買うほどの情報>>260でもないというのが今のところの見解]
王族なわけねーだろ
[確かに髪の色や瞳の色は王族と似ているが。あのように光りを宿した髪ではないくすんだ金。
空や海を彷彿とさせる蒼ではなく、濁った湖面の青。
その輝きにこそ魅せられるものたちにとって、偽りとすら思われぬほどの格差がそこにある]
商人じゃねぇンだから防具ぐらいつけるさ。なぁ、それで意味わかンだろ?
[取引相手といったのに防具だけじゃなく背中に武器もしょってるのが不可思議におもったのかもしれない。
だがこれが普通だ。それが普通であるということが真っ当なものでないことは暗に察せれるだろうと淡々と尋ねる言葉>>260に投げ返した]
そりゃどうも。
おう、なンだかンだだでこっち来るしな。またオークに囲まれたら叶わんしな、仲良くしようぜ。
[囲まれたらめんどくさい。そんな態度であった。略奪は構わないといった。この兵たちだって自分にするときもあれば、自分が略奪をすることもあるだろう。するしないはともかくとして、そんな状態で仲良くもなにもあるのかはわからないが、互いにわかった上でのことだろう。
勝手にそう理解しておく]
おお、結局親切してくれるのな。そいつぁありがたい。
[いきなり襲うことをしなかったならやっぱり話し合いが通じるのだな。呑気に考える。]
オレはシェットラント。おたくは?
[目の前の軍人>>326が合図とともに示された案内役を確認しながら、一応程度に名前を聞く。
先程紅い人の名前を聞くのをすっかり忘れていたのを反省したからであった]
それもそうだな。
ライナーな。おーけーおーけー。
あ、何か欲しいもので手に入るものなら持ってきてやるよ。当然もらうものはもらうけどな。
[彼がどのような地位のものか知らないが、こうして誰かを率いている以上相応の何かなのだろう。利害の一致は間違いはない。とライナー>>314に倣って笑みを零す]
そンじゃーまたな。
[その時彼が探していたものを自分が討っていたとは知りもせず、案内役に従って城を出ていく。
最も自分は魔軍の中であってもあくまで取引相手、競争相手という意味では外れた存在であったのが彼にとって不幸であったか幸福であったのかは定かではない*]
― 王都陥落の日:アジト ―
[案内役によって無事外にでて、馬に乗り複数あるアジトの内の一つ、王都の南の山間部へと戻る。
今日は色々あった。色々…色々…]
あれ、いつもとあンまかわらねー?
[ただ狩の対象が変わったり顧客が変わったりしたが、根本的な変化を見いだせてはいないが、まあいい]
新しく生活できそうなンだぜ。とりあえず今飼ってる人間は全部詰め込んでつれていけ、後オレらにとっていらない武器防具や、ついでに奪っちまったものの中に色々あったろう。売りさばく。
[今まで足が着くだとかで奪ったはいいが、持ち出せなかったものなどを放てる先ができたのだから気楽なものだ]
[自分たちが賊活動をしていたことは知っていることだろう。だから捕えた難民はすぐに吐き出す必要はあるが――]
それと、おそらく難民がまだどっかにいるとおもうンだよ。
ここらでよ、人が潜んでくらせそーな場所。探せ。
[そちらはまだすぐには売らない。使い道があるかもしれないからだ]
探すだけだ。捕まえなくていい。
後、ゴブリンとコボルト。あれをひとまず攫うぞ。
[狩るではなく攫う。と方針を着々と決める]
そういや、第一王子さンが身に着けていた鎧あったな・・・あれは置いとけ。しょーじき売れるかわからンしな。ハールト辺りで捌くか
[あの鎧を身に着けたら、めった刺しにされそうだもの。そんなもの好き好んで買わないだろう。そんな視点しかもっていない...はとりあえず蔵におく。
剣は鋭いだけだし鞘に紋があるし鞘だけ変えればいいか?などなど考える。
新しい王が生まれようとも、彼ら馬賊には大した変化はなく
そして翌日には、ボロ馬車に拘束された人間や売れそうな品々を積んだ馬車とともに王都へといまいちど向かうのであった**]
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